7月構造動作 骨格バランストレーニングのレポート前編
はじめに前回のトレーニングをバージョンアップ。
1.擦ることで骨の存在を感じる
手から脇、鎖骨に至るまで、橈骨・尺骨・上腕骨など、それぞれの骨に意識を向けて擦っていきます。筋肉がやさしくゆるみ、骨格の位置が整うと、不思議なことに「腕が長くなったような」感覚が生まれます。仙骨や脊柱にも軽く刺激を与えると、骨そのものの存在感がじわじわと浮かび上がってきました。
2.足裏アーチを呼び起こす
①足の前側の横アーチと内側縦アーチ(土踏まず)の交差点、第1趾と2趾の間の肉球
②内側縦アーチの中心
③踵中央あたり
土踏まずのこの3点に軽い刺激を入れると、足裏全体が床にぴったりフィットしてきます。アーチ構造が目覚め、地面に対する安心感と、重心の安定が生まれました。
ここから下肢のトレーニングへ。
1.足をいたわるように擦る
まずは、足全体をやさしく擦ることから。ほんの数分でも変化はありますが、15分ほど続けると、手と同じくしっとりとしてきます。
2. 脛骨への意識と刺激
脛骨を「体重を支えてくれる大黒柱」として捉え、軽いノックのような刺激を与えると、骨の存在感が際立ちます。さらに、立った状態で反対の足裏で脛骨をなぞるように擦ると、周辺の筋肉がゆるみ、力感なく骨に委ねて立つ感覚が生まれました。
3.大転子からの揺らぎ
股関節幅に立ち、大転子を左右に揺らしたり、回転させたりすると、足裏の圧の移動が鮮明に感じられます。
4.ミドルバランスで、骨盤から大腿骨を優しく擦る
骨盤〜大腿骨にかけて優しく擦ることで、脚全体が驚くほど軽くなり、自然と歩幅も広がりました。
骨とのつながりが、動きの可能性を広げてくれます。


後編へ続きます!