8月構造動作 骨格バランストレーニングのレポート前編
今回は、「骨で動く」ことを軸に、身体との新しい関係性についてトレーニングしました。
各部位の役割は、
骨 →身体を支える。骨で立つ。
関節 →重心を運ぶ。
筋肉 →骨格位置を調節する。
★関節
骨と骨の間にある空間であり、骨が動いた結果として屈曲や、伸展します。
例えば、
膝関節 → 大腿骨(太ももの骨)と脛骨(スネの骨)の空間
股関節 → 大腿骨と骨盤の空間
肘関節 → 上腕骨と前腕骨の空間
手首 → 橈骨(腕の骨)と手根骨の空間
★筋肉
アウターマッスルとインナーマッスルにわかれ、
アウターマッスルの力みが無い⇒インナーマッスルが稼働出来る⇒動きやすい
という好循環を生みます
ダンスにおける実感として、
・足で踏ん張らない
・アームに力を入れ無い
⇒動きやすい⇒スムーズに動く、動きが軽い⇒無駄な力が不要
⇒更に動きやすい⇒切れが良い動き、バランスが良い、音楽に乗れる
また、力まないことで精神(気持ち)的にも好循環が生まれます。
・力んでない状態⇒余裕ができる⇒ 自分にも人にも優しくなれる⇒感謝出来る⇒元気になる、幸福感⇒さらに脱力できる
逆に、力みが続くと悪循環に陥りやすく、だからこそ力みに気づくことが第一歩です。
★力みを手放すためのアプローチ
・力みに気づく
・評価せず、ただ「ある」と認める
・「よしよし」と受け入れる
・コントロールしようとしない
• 「脱力しよう」と頑張らない(←これが逆効果)
まとめ
1.アウターマッスルを徹底的に脱力すること
筋肉に“効いてる感覚”を求めない、伸ばされる“気持ちよさ”を追わない、
2. 骨の意識を高めること
骨で立つ、骨で座る
3.骨格を扱う意識を持つこと
動かすのは骨
「骨で動く」ことは、身体との対話であり、ダンスだけでなく、日常の動作や心の在り方にも深く関わってきます。