8月構造動作  骨格バランストレーニングのレポート後編

8月骨格バランストレーニングのレポート 後編です。

★️骨盤を起こす=胸郭を開く体操
椅子に座って、以下の動きをゆっくり丁寧に行います。呼吸とともに、自分の身体の状態を観察しました。

ステップ1〜3:胸郭を開く
1. 両腕をゆっくり上げる。手刀で空気を切り裂くように
2. 上にあげたまま、頭蓋骨を何度かうなづくように動かす
3. うなづいた状態で、両腕をゆっくり下ろす
できるだけ遠くを切り裂くように
→ 自分の座っている感覚を観察
→ 後頭骨の際を優しくすりすり

ステップ4〜7:骨格をなぞる
4. 大胸筋と鎖骨を水平にすりすり
5. 胸骨の両際を縦にすりすり
6. 腸骨を人差し指と親指で開いて、床と並行にすりすり
7. 仙骨を縦にすりすり
8. 再び座っている感覚を観察
→ 骨盤の自然な起き上がりを感じる

この一連の流れを繰り返すことで、骨盤を「立てよう」としなくても、自然と坐骨の平らな部分で座れるようになります。センターが浮いているような感覚→骨盤が起きている状態です。


★ダンスへの応用
「骨盤の起きた状態」は、ダンスにおいても非常に重要です。
特に、中心軸を保ちながら身体の左右の圧縮と伸張を使うことで、動きに立体感が生まれます。

3Dで踊るためのヒント
→中心軸はそのままに、身体の左右の圧縮と伸張を利用

日本の伝統的な身体技法「なんば歩き」の技法をスローフォックストロットへ応用

ステップ構成
• 予備歩
• フェザーステップ
• リバースターン
• スリーステップ

1234-124〜1234 124〜 12 3
(4で準備 → 1で足を出す → 2で上半身を下ろす)

★まとめ:
• 骨盤を起こすことは、力で姿勢を作ることではなく、身体の構造に寄り添うこと
• 骨格をなぞることで、自然な座り方・立ち方が身つく
• 中心軸を保ちつつ、身体の圧縮と伸張を活かすことで3Dに踊ることができる


次回は9/27㈯開催です!

2025年08月28日