韓国
アンニョンハセヨ!
2002年・8/12〜8/15の4日間韓国を訪れました。成田から韓国までは約2時間。で
もこの日は飛
行機が2時間半遅れの出発でホテルへの到着は夜中の12時でした。
8/13。ソウル
駅近くの「乙
支路1街」という駅広場でSISAYの演奏があります。「さて、どうやって行
こうかしら?」
と不安でしたがガイドブックを読んでいると東京の地下鉄よりずっと判りやすく
全ての駅に番
号がついているので乗り継ぎも便利です。
しかしホテルを出て地下鉄駅までにも う迷ってしま い現地の人に案内していただきました。江南駅で困ったのが切符です。料金はw 600とw700の 2種類だけなのですが何回お金を入れても戻ってくるのです。料金を先に押して からお金を入れ ることに気付くまでに?分かかりました。 1時間近く乗っても日本円で60円、70円は安いですね。電車内では若者がお年寄 りにすぐに席 を譲っています。私達にも荷物を膝にと言っていただいたり親切にしていただき ました。
儒教 の教えが国や各家庭で教育されている事を感じました。軍服を着ている男子もい ました。20歳 になると26ヶ月間の徴兵制度があると聞きました。災害や開拓など一番大変な仕 事をしている そうです。
さて、この日は朝から強い雨が降っていました。突然、男性が傘をケ
ースに入れて
車内で売り歩いているのです。必要な人は買っているのですがこのアイデアはい
い!と思いま
した。・・が国では禁止されているようです。車内では目上の人を大切にする
事、そしてたく
ましさを感じました。
「乙支路1街」駅に到着。どこで演奏をしているのだろう・・・。6年前SISA
Yと出会った
頃、ケーナの音が遠くで聴こえてくるとはやる気持ちを抑えて一目散に駆け出し
ていた事を想
い出しました。少し歩いていると人だかりが見えました。
もしかして・・・。な
つかしい元気
な顔が見えました!マルセロさん、ロランドさんとは初めてお会いしました。S
ISAYの韓
国活動の為に支援をしてくださっている人達がいます。女性のセラさん。そして
男性のシャー
リンさんです。13日、セラさんとはお目にかかれませんでしたがシャーリンさん
にとても親切
にしていただきました。お互い言葉は通じないのですが気持ちがよく伝わってき
てSISAY
をこよなく愛している事が分ります。幸せな気持ちになれました。いつの間にか
お客様が増え
ています。韓国でもファンの人達が多勢いてうれしいですね。さあっ!エネルギ
ッシュな演奏
の始まりです。
が機材のトラブルが発生して演奏開始の13:00を過ぎても始まりません。エクト
ルさんが「皆
さんに申し訳ない。恥ずかしいです・・・。」と言っていました。ファンの皆さんは席を立た
ないで待っています。さあっ、少し遅れてしまいましたが演奏開始です!!エク
トルさんの「
アンニョンハセヨ!」の挨拶で大きな拍手です。エクトルさん、ホセさんは韓国
語で曲目の紹
介をしています。メンバーは行く国々の言葉を勉強して大変だと思いますが羨ま
しいですね。
演奏はアップテンポのタキラリ、ルンバ・ランバダ、アマソナスなどノリの良い
曲が多かった
です。ちょっと驚いたのが演奏中、メンバーがお客様の目の前まで行ったり来た
りしていた事
です。お客様は大喜びです!メンバーもお客様に乗せられてパワフルな演奏をし
ています。私
の横にいた中学生ぐらいの男の子からはコンドル〜の演奏が始まると「☆△×
○!(韓国語)
」と大きな掛け声と拍手です。近くの男性からも声が掛かります。韓国の人達が
楽しそうに演
奏を聴いている姿を見て情熱的で何事にも一生懸命な人柄を感じました。日本を
はじめアジア
、アメリカ、ヨーロッパなど多くの国の人達に感動を与えているSISAY音楽に改
めて感謝の気
持ちで一杯です
8/14.京畿道龍市にある李氏朝鮮王朝時代(1392〜1910)の「韓国民族村」に行
きました。宿泊
先の江南から車で一時間半位の所にあります。一番最初に目に入ってきたのが大
きな瓶です。
キムチを作ったり味噌、醤油などの保存食を作る為の瓶です。家の床には油紙が
敷いてありま
す。外のかまどを使った時に熱風が床下を通り抜けるように工夫がされていま
す。「オンドル
」と言われている床暖房だそうです。寒い地域ならではのアイデアですね・・。
その他に釜焼
き場、農家・貴族の住居、竹の工芸品作りの実演など伝統に触れる機会を持つ事
ができました
。移動中にビニールハウスを見掛けました。作物は白菜、ゴマを作っているそう
ですがほとん
ど中国から輸入されているそうです。国産の方が美味しいですが高いそうです。
高麗人参の畑
もありました。3年から6年かけて作ったものが良いそうです。この日はガイド
さんに無理を
言って小学校の見学をさせてもらいました。教育現場を見るとその国の様子が見
えてきます。
学校は休みの為子供達はほとんどいませんでした。教室にはパソコンがびっしり 置いてありま した。教育に力を入れていることが分ります。校庭も広く遊具はあまりなかったのですがのび のびと運動ができる環境でした。今まで何回か海外の子供達の様子を見て来まし たが教育の大 切さを感じます。教育社会のひずみを考えるとバランスの取り方が難しいと思い ますがルイス さんが言っていたように子供達の豊かな未来には教育は必要だと思います。韓国 ではいろいろ と勉強させていただきました。