劇場版『シュシュッとTHE MOVIE』

謎のマシンに襲われ、遂には撃墜されてしまった天空神ヘリを追い、ハリケンジャー達は謎のマシンが墜落した森の中へ。そこで鷹介は一人の美少女と出会う。
だが、彼女を狙う謎の宇宙忍猿・ヒザールとブリザールが鷹介達に襲いかかる。からくもそれを退けたハリケンジャーは、彼女・ライーナ姫に気に入られ、疾風流忍びの里までつきまとわれてしまう。

忍びの里でわがままな振る舞いをするライーナ姫に、鷹介は遂に怒りをぶつける。それを期に、ライーナ姫は里を飛び出していく。後を追おうとしたライーナ姫の従者ロボ・ナックルの口から、鷹介達はライーナ姫の哀しい身上を知り、探しに出る。
その夜、ライーナ姫の前に現われた一甲・一鍬だが、その目の前でライーナ姫はヒザール達にさらわれてしまう。一甲・一鍬は、ライーナ姫を追って駆けつけた鷹介達と協力して、ライーナ姫救出を決意。

おぼろとナックルにより、ライーナ姫が囚われている場所が分かった。急行する鷹介達の前に、ヒザールに操られているジャカンジャ暗黒七本槍が立ちはだかる。ゴウライジャー、シュリケンジャーが応戦するその間隙を縫い、鷹介達はヒザール達の元へ。囚われのライーナ姫は、ヒザール達により爆薬の中央に磔にされていた。もう爆発まで時間が無い。
ギリギリのところで鷹介達はライーナ姫を磔から解放、脱出に成功する。

ライーナ姫を救出した鷹介達は、ヒザール達と戦う。ヒザール達の力は暗黒七本槍にも匹敵し、苦戦を強いられるが、不屈の魂でこれを撃破する。
最後の力でヒザールとブリザールは合体・巨大化してアシュラザールとなる。旋風神も轟雷神も、天空神も一矢報いることが出来ない。そこに、ライーナ姫のトライコンドルが現われ、銀河超越三神合体・天雷旋風神を顕現する。
その圧倒的なパワーの前に、アシュラザールは豪快に爆発四散する。

自分の故郷の星・アストラム第四惑星に戻るというライーナ姫。そこには、鷹介達と出会ったことで、宿命に立ち向かう勇気を得た少女の姿があった。飛翔するトライコンドルをじっと見つめる鷹介。


■外伝的な作品

つっ・・・詰め込んだなあ、これまた(笑)
でも、おそらくこれ以上長くやると、逆にダレる気がするね。うん、絶妙とは言わないけど、悪くないね。「テレビで前後編でやってもいいんじゃないか?」という意見もありそうだけど、テレビだと後半の怒涛の展開だけで後編が潰れてしまうし、前編にアクションが全くない(笑)。駄目じゃん。

メインになってたのはライーナ姫と鷹介。台詞では『親友』とかになってるけど、ありゃもう恋愛感情がはっきり見え隠れしてるよな。そのわかりやすさがまた良いんだけどな。
その戦いに、どうやってゴウライジャーとシュリケンジャーを混ぜようか、というのがあの冒頭のドッグファイトであり、一杯食わされた霞兄弟であったわけ。
最後はライーナ姫の持つペンダントがトライコンドルとなり、天雷旋風神が登場し、圧倒的なパワーを見せ付ける。そして別れのシーンは笑顔で。定番。

今回、ジャカンジャは立場が凄く悪い。
何といっても、傭兵であった筈のヒザールに、タウ・ザント様含めて全員が氷づけにされてしまった上、良い様に操られちゃうんだから。おかげで折角のアクションも、その能力を十分に発揮できず、思いっきりザコ中忍と同じ扱いだし。ヒザール達メインで展開するからって、ちょっと酷いよ(笑)
そこから解放された為か、エンドロールでは仲良しこよし。タウ・ザント様までゴキゲン(死語)だったようだ。このエンドロールが一番インパクトがあったな(笑)


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