■エンディング

最後の締めは、良い意味でも悪い意味でも(おそらく圧倒的に前者)印象に残っているんじゃないかと思えるほど、実に愉快な代物となっている。
映画の締めは普通スタッフロールを流すのだが、これが普通のスタッフロールじゃない。メインキャスト総出演な上に全員が必ず1フレーズ以上歌う。そのメンバーも、ヒザール・ブリザールを除いた全キャラ!俺は気付かなかったが、なんとタウ・ザント様も参加あそばされておられたらしい。これだ!ジャカンジャのノリはタザやんからだな!よっしゃー!今後のテレビシリーズにも大期待!

ジャカンジャの面々も参加しているけど、場内で意外と反応が良かったのは一甲・一鍬だったな。ジャカンジャが出てきた時はなんか、「仲良いじゃん」とか不満的雰囲気がチラホラ。フッ、ガキにゃジャカンジャのなんたるかというものが全く分かってない様だな(貴様だバカタレ)
ライーナとナックルもちゃっかり参加。勿論、おぼろさんと館長もいた・・・と思う。ちょっとうろ覚え。ただ、ヒザールとブリザールはさすがにいなかったような・・・。ま、今回やられちゃったからな。

ちょっと酷いかな?と思ったのはシュリケンジャー(笑)。キーがいきなりガクンと落ちちゃうんだよね。場内でもちょっと笑われてた。

■まとめ

ポイントを押さえるとすれば以下の4つかな?
1.愉快なエンディング
2.「ぁストライ〜〜ぃク!」
3.ひまわりの種バリバリの日向無限斎館長
4.吉野紗香の装束

エンディングは上述の通りなので割愛して、ファイヤーモードについて。
劇場版より先に登場したこの『ファイヤーモード』、8/17時点では、まだ対キラ・コローネでしか発動していない。お陰で楽しく見させてもらったんだが、もしこれが対オモ・カルの後だったら、素直に楽しめなかったかもしれない。
TVでは「Just Now!怒りの封印が、今、解かれる!」という、『怒り』によって発動するシステムだが、対キラ・コローネと対オモ・カルではその質がまるっきり違う。対オモ・カルを観て、「これなら劇場版の方がイカスぞ・・・」とげんなりきたものだ。
この劇場版のノリでモードチェンジするシーンを、是非TVでも見たいものだ。

3については、そりゃもう凄い勢いでバリバリ食ってるんだもん、そりゃ笑ってしまうよな。普段のハムスター姿でなく、無限斎モードでやってくれちゃうんだからサイコーにおかしいんだよな。やってくれるぜ全く。
そんでもって、ライーナが去ったということは・・・?でまたハムスターに戻って場内も騒然・・・というか笑ってたな、明らかに(笑)

ライーナ・吉野紗香については、事前にTVCMで観ていたからその装束に期待してた。それだけに期待先行で、実際にはそこそこって印象のまま終わっちゃった感じがある。ちょっと惜しい。
しかしいい装束にしてくれたものだな。「姫=ドレス」なんて貧困なイメージしかわかない俺(死)には、まぶしすぎる大腿部およびへそ周りだ。白いブーツも高得点。ものを分かっている奴がデザインしているな、東映の根性・底力を見せ付けられた。こんな奴がいる限り、東映も捨てたものではない(捨てる気だったんかコラ)

なんだかんだで怒涛の勢いの40分(くらい?)、割かし楽しめて良かった。
お約束すぎる展開・演出・映像は、それを誰もが期待していると承知の上で作っているからだし、この点で文句を言うのはお門違いな気がするので言及したくはない。そもそも子供向けの作品を、いい歳した俺がああだこうだ言うのもアレなんだが、そこはちとご容赦願いたい(自滅)。
その『子供達』も、さすがにエンディングの「一緒に歌おう!」で歌うほどの英傑は見掛けなかったが(笑)、アクションの連続で飽きさせない工夫が為されたこの作品、多少の差はあっても十分に満足したと思う。そういう意味では成功した作品だろう。絶賛、とはちょっと言えないけど。
ちょっと気になるのは、「じゃあテレビでは天雷旋風神は出ないの?」ということだけど・・・どうなるんだろうなあ。劇場版専用ってことはないと思うけど、そこんとこどうなるかが『楽しみ』になるっていうのは、結構巧妙なのかも(笑)


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