■メンツが大事なゴウライジャー

無理矢理話にねじ込まれた、という感じだったなあ。おかげで、一甲や一鍬としての演出は殆どなされていない。ま、主役はハリケンジャーだから仕方ないか。

最初のシーンは、ライーナと出会った鷹介達を見つめているシーン。何故お前達がそんなところに?と首をかしげたくもなるが、ここはメインキャストの顔見せでもあるから、ま、愛敬愛敬。
その次のシーンがいきなりライーナの背後。ライーナに気付かれてはいなかったようだが、またも何故お前達がそんなところに・・・?というシーン。でも、ここでライーナの能力(枯れた草花を蘇生させた)を見ないと、次の夜のシーンがイマイチ繋がらないから仕方が無い。なんか、仕方が無いのが多い気がするな。

「お前は自分の星に帰るべきだ」
と一甲がライーナに言う、夜のシーン。ちょっと当惑気味のライーナが駆け出したところにヒザール達が姿を現し、目の前でライーナを拉致して去っていく。それを屈辱と感じた霞兄弟が、鷹介達と共闘することになる。なるほど、ライーナはさておき、自分達のメンツを立てようとしているわけか。微妙に霞兄弟らしい。

後はアクションパートになるんだよな。必要以上にドラマに関わろうとしないのが、『影』を受け入れたゴウライジャーらしいけど、ゴウライジャー好きには少し物足りなさが残ったかな?

■いい迷惑のシュリケンジャー

何故か冒頭でヒザールの駆るトライコンドルに狙われるシュリケンジャーの天空ヘリ。別にヒザールは、シュリケンジャーだから狙ったわけじゃない。これが普通のジャンボジェットじゃあいけない理由がある。
それは、『シュリケンジャーが話に参加できない』からだ(笑)

いや、だってシュリケンジャーがこの戦いに積極的に介入してくる為には、こういう風に巻き込まれないと無理だろ。前振りなしにあの島に姿を現し「ここはミーに任せて先に行くんだ」じゃあ・・・いや、それはそれでシュリケンジャーらしい(笑)
全く扱いに困る奴だ。

で、シュリケンジャーは最後まであのカッコのまま。うむー、謎な奴。

■酷い扱いのジャカンジャ

今回のメイン悪役・宇宙忍猿ヒザールとブリザールはジャカンジャに雇われた、いわば格下連中。そんな連中に一発で氷づけにされた挙げ句、自在に操られるなんてなあ。

でも、操られているとはいえ、なかなかの出番が用意されていた。
特にマンマルバは専用バイクまで作ってもらっている。破格とはこういう事だな。ノリが悪いくせに。
姉様とフラびぃも、一鍬を追いつめた、ように見えるシーンをもらった上、仲良くはしゃぐシーンまである。ホントに操られてるのか疑いたくなるが、らしいので善しとしよう。
サタラクラは、復活怪人を操ってシュリケンジャーを一度だけ苦しめる。その後は一撃で退治される。
一番酷いのがサーガイン。まるっきり活躍してないのにサタラクラと一緒に屠られる。ああいう、相手を苦しめるシーンで一番カッコ良く決まるのがサーガインだというのに・・・やはり東映は何もわかってないな。

タウ・ザント様は、何もしない・・・いつもと変わらんな(笑)
でも、たかがサルに氷づけにされた屈辱はどうだ?解放されて嬉しいなっ、と歌まで歌ってるとこを見ると、深刻に受け止めてはいないらしい(笑)

■久々の親子対面だったのに(笑)

ライーナの能力のお陰か、元の姿に戻ることが出来た館長。久々にその姿が本編内で見られて実に嬉しい。
「おとうちゃん!」
「おぼろ!」
感動に思わず抱擁の館長とおぼろ。というか、一応いつも一緒にいるんだけどなあ・・・まるで暫く離れ離れになってたかのようなこの喜び様。それだけ嬉しかったんだろうなあ。
・・・ってそりゃそうか。なんせ、父といってもハムスターだもんなあ(死)

で、折角久々の無限斎モードも、ライーナが帰ると同時に元どおり。というか、この2シーンしか出番が無いじゃねーか馬鹿野郎。ハムスターは「はむはー!」で見ろということか!?(違います)
しかし、その直前のシーン・・・無限斎モードでもひまわりの種をバクバクと食う館長の姿がモロ愉快。出番が少なくてもこれだけで割と満足。ここも結構、場内で笑いが起きたシーンだ。

でも・・・館長は結局、自分のミスのせいで元に戻れなくなってるんだから、ジャカンジャを倒しても元には戻らないんだよな(笑)
どーなるんだろー、今から気になるー♪


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あらすじ/概略
ライーナ/ハリケンジャー
【ゴウライジャー/シュリケンジャー/ジャカンジャ/日向親子】
アクションパート
エンディング/まとめ