● バルバドスの場所

日本からの直行便はなく、今回は成田→ニューヨーク→バルバドス。

出国:05.02.05
帰国:05.02.13

● 行った所
バルバドス島

● 航空会社
日本航空
アメリカン航空

● 目的
今回の目的地は当初「ガイアナ」だった。
それも検討に検討を重ねて決めて、既に航空券も取り終えていた。
ところが出発1週間前に何の気なしにのぞいた現地の新聞HPを見てみると そこには水浸しになったガイアナの首都の写真が・・・。
記事によると豪雨があって首都全体が冠水したとか。あーあ。
一度はそのまま行こうと思ったのだが、記事には復旧までにかなり時間がかかる という事、蚊が大量発生する可能性が高いので注意してね。というような事が載っていた。
蚊イコール色んな病気?会社の上司の渋ーい顔も頭の片隅に浮かび、仕方なく断念する事にした。
しかし成田−ニューヨークの航空券まで変更するとなると結構な金額がかかるので、 ニューヨークから毎日便があり、時間もそんなにかからない所って事でカリブ海ガイドを購入。 その中の印象でバルバドスに行ってみる事にした。


1日目
成田−ニューヨーク
成田のニューヨーク行き出発ゲートには 俺が全く好きでねー、ス○ー○ッ○ス とかで寒くても暑くても外で英字新聞読みながらコーヒー でも飲んでそうなすかした方々が多い。 俺みたいにどこの田舎者やねん丸出しの 服装の人はまずいない。

しつこいがあゆはブレない しかもリピーターらしく、ツレ同士で現地の最新情報などしたり顔でしゃべってる。 しかも友人同士ではないようで、妙に敬語なのが何故かムカつく。
ニューヨーク迄の飛行機は俺の大好きな2階席だったので、こういう奴らをあんまし見なくて済む事にほっとする。

飛行機が無事飛び立った後、席に付いている 個人用テレビの内容を確認してみた。
プログラムの中に韓国映画が1本あった。しかし結構な韓国映画好きの俺が これだけは全く観る気のなかった作品、「誰にでも秘密がある」。

他の映画を観て時間が残ったら観ようと、とりあえず後回しにして、最初はハリウッド映画の 「セルラー」から。
日本でも公開されたので詳しく説明しないが、アイデアは斬新だった。 ただしストーリー展開はというと、ハリウッド映画は いつまでも全く変わらないね。という映画。

今回は俺もブレない 無事ニューヨークに到着。
今日の課題はまだ持っているニューヨーク−ガイアナ間の航空券を キャンセルする事。
まずは、空港にあると思われるその航空 会社のカウンターに向かう。 ターミナルを周回する空港内電車に乗ってそのターミナルを探し、 その航空会社のカウンターを発見したが、カウンターには誰もいない。
今日は土曜日だけど、時間は午前11時。 人・・・いない時間か?
隣りの航空会社のカウンターにいた おばはんに聞いてみると、サービスの かけらもない口調で、そこの人達は夜の 8時にならないと来ないわよ。と言う。 問題が解決しなかったが、夜また空港に出直して来るか どうかは一旦棚上げにしてまずはホテルに。

ホテル前に着いて周りのビルにハングル・漢字が あまりにも多い事に驚いた。 どうやらこの付近は韓国人街らしい。
チェックイン後、部屋に入り喫煙すると 早速有料映画をチェック。 見たいと思っていた「ターミナル」がリスト に入ってる。 今日の夜はこれに決まり。と決めていた。 決めていたのだが・・・。
落ち着いたら腹が減っている事に気付いた ので外に出た。 韓国料理でも食おうかと思ったが、まずは この為にここの近所のホテルに決めた エンパイアステートビルに行ってみた。

・・・大行列。ビルの外まで大行列。 土曜日だったからか、お前ら絶対に ニューヨーカーじゃねー、と見てわかる人々が大行列。 断念しようかと思ったが、行きたいところも他に特に なかったので、出直す事にして、本場のマクドナルドで 昼食を購入してホテルに帰った。

アメリカらしーな。 部屋に戻って考え始めた。
航空券をキャンセルする為に1日費やすか、 6万円程を捨ててNY観光を取るか。
そこで戯れにホテル案内なんぞに目を通したのが 敗因だった。 コンシェルジュサービスのページに航空券 のアレンジも承ります。と書いてあった。 詳しくは<旅の出来事>に書くけれど、 そんな話は全く嘘、ここのコンシェルジュ はどうしようもなく使えねえ。役立たずは死ね。

とりあえず気分を切り替えようと外に出る。 少々並んでもいいかと割り切って、再度エンパイア ステートビルへと向う。
外には人が並んでなかったので、では 100万ドルの夜景を堪能しようと中に入る。 中はそこそこ行列だった。 色んな言葉が飛び交っていたが、やはり絶対に お前らニューヨーカーじゃねえだろという 田舎臭い人達の群れ。 ダサさ加減では人には負けない俺が全然違和感なく溶け込んでいる。 ここでは今世界おのぼりさん選手権開催中。
日本代表は、俺と日本から出張で来ている らしい会社員とその会社の現地勤務の人 みたいな2人連れ。各々頑張ってはいるが優勝は絶対無理だろう。

訳の分からないルートに設定された順路を くるくる回るおのぼりさん達。頂上にたどり着くまで30分弱、でも歩いた 距離は何kmやねん、疲れた。 外は大強風、でも晴れてて結構遠くまで 見渡す事ができた。 その後もこの日はまだ色々あるが、今は 思い出したくないのでカット。
ちなみにこんな事もあった。

2日目
ニューヨーク−バルバドス
アメリカン航空は前にも乗った事があり、 いい印象は全くなかったが、他の航空会社は条件が 合わなかったので渋々乗った。 案の定、フライトアテンダントはなかなかなバカ野郎。 でも4時間ちょっとと時間が短かったので 我慢できた。もう大人だもん。

現地到着。 暑ぃーーーーー!
とりあえず半パン・サンダル・水着は手に 入れなきゃなと思いながら、クーラーが入ってないタクシーで ホテルに向かう。 この後もクーラーの効いてる車には一度も 会えなかった。 来る途中にリゾーティなホテル・店そして ビーチがちらほら見え始め、カリブ海に 来たねーと実感は湧いてきた。

そしてつつがなくホテルに到着。 部屋の鍵をもらって最上階の部屋に向う。
ドアを開けた瞬間、まずいなと思った。 窓は何ヶ所かあるのだが、窓ガラスがない。 あるのは、フラップの付いた木窓だけ。 蚊がいっぱい入って来るんちゃうーん。 と思いながら、バルコニーにつながる ドアを開けた途端、全部吹っ飛んだ。

これは衝撃 目の前に広がるブルーの海、そして人気の まばらなビーチ、そこには理想のビーチ リゾートの画が広がっていた。 ま、実際は甘くなかったが。

とりあえず腹が減った。 でも、欧米リゾートピープル達と優雅に ビーチサイドでちょっとお洒落して夕食なんて 絶対ごめんだった。 とりあえずこの国の価格体系を知ろうと、 フロントでもらった周辺地図に載っていた スーパーマーケットに向ったが、日が沈んでもないのに既に 本日の営業は終了。
もっと働けよ。

仕方がないので、ホテルに来る時に見えた KFC(ケンタッキーフライドチキン) に行ってみる事にする。
徒歩10分と思ったより遠かったのだが、 道沿いには色とりどりの花が咲いていたし、 夕暮れの海岸も見ながらだったので楽しい道のりだった。 歩道は途切れ途切れやし、車の運転が皆乱暴でいつ轢かれても おかしくないなという程度には怖かったが。

KFCでバルバドス限定メニューを探してると、 「フライングフィッシュバーガー」ってのと 「ハニーバーベキューチキン」という見知らぬものがある。 気分がハニーではなかったのでまずは フライングフィッシュバーガーセットと ホットウィングを注文。値段は日本円で約千円。日本とあんま 変わらんな。 飲み物はセルフでどうぞと言われ、飲み物出し機械のところに行くと、 いくつかの選択肢の中で1つだけ見慣れない名前の ジュースがある。

コーラ・シャンパーニュ。
何っすかこれは?
好奇心がむくむく湧き出てきて、ぽちっと その飲料のボタンを押してみた。
・・・大失敗。
機械から出てきたのは、赤色何号ですか? と思わず確かめたくなる位毒々しい赤色の 液体だった。炭酸の泡まで心なしか、いやかなりのピンク色。 これがうまいって事はまずないな。 でも俺の意思には反して、すごい勢いで その液体はコップにもりもり注がれた。

俺がよく撮る感じの夕日 ホテルに戻って早速夕食。
フライングフィッシュバーガーは、その名前 の通り、とびうおバーガー。 バルバドスではとびうおのフライは名物 らしい。 でけー。 長さ20cmはあるぞ、これ。
無理してセットとか買わずにこれ1つで全く 事足りたな。 まずは、後に残したら間違いなく食えない ポテトからスタート、そしてホットウィング。 ここまでは全くもって余裕だった。

フライングフィッシュバーガーは、フィッシュ だけじゃなくて、バーガーも強敵だった。 フィッシュ自体は普通の魚フライで美味かったのだが、 パンが非常に分厚くてかすかす。
ボリューム満点のパンを食い始めると、先の ホットウィングの影響もあり、喉が渇く。

でも俺の傍らにあるのは、健康志向の高まる 日本では絶対にヒットし得ない深紅の液体。 おいっ!掛け声と共に一口。 ・・・すみません、これは何味ですか? ひょっとして着色料の味そのままですか? というケミカルな味。匂いも同様。

バルバドスは水道水が飲める世界では数少ない国の1つ。
という事で、今日の飲み物は水、ひたすら水。 部屋にはテレビがない。
そして腹いっぱい。 外からはホテルのレストランで行われている カリビアンの軽快なティンパニー?のリズムが響いてる。
おそらく7時には眠っていたと思われる。


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