5日目
バルバドス島内観光
また今日も日の出と共に起床。 今日はそれまでと違い、朝からビーチに出た。
前日の様子だと1、2時間なら海にいても多分 大丈夫だろうと解釈し、朝日が燦々の中で 2時間程、日光浴。 これがこの旅2番目の失敗。1番はわかるよね。
部屋に戻ってシャワーを浴びると、もう既に 皮膚が超敏感状態。 お湯に体がはうあう言っている。 それでもその時はまだ日焼けして皮膚がぴりぴりすんのは久し振りだな。 等と気楽に構えてた。バカだった。

黒人なので少し暗いと顔写りませーん。 とりあえず公営バスで町へ。
この国にはマクドナルドがない事はすでに お伝えしたと思うが、KFCは夕食用なので、 試しに地場系と思われるバーガー屋「CHEFFETE」に入ってみる(綴り適当。)
バーガーセットを頼んだが、結構いいやん。 ポテトは俺の好きなカリカリ系。 (反対語:皮付系またはホクホク系)
バーガーも牛肉味がしっかりしてるし、量も ばかでかくなく最適、ソースも適量だった。

少し幸せになって、タクシー乗り場へ。
前日の失敗は2度と犯さない。
運転手にバルバドスが世界に誇るラムブランド 「MOUNT GAY RUM」の工場に行ってくれと、 そして見学するので、2時間後位に迎えに来て くれと依頼。

MOUNT GAY RUM 工場に到着すると見学者ツアーの申込みを 済ませ、時間が来るまで直営ショップに。
ここのお姉さん達はホテルの人達と同じ位、 かつ、バルバドスで1、2を争う、黄色人種に 優しい人達だった。
ここで台湾・マレーシア編でおなじみ?である 会社の同期KとSへの土産にここオリジナルの Tシャツを購入した。 本当はこのTシャツ、俺が日本で着ようかと 思ったのだが、「GAY」という文字が前日の 事件を連想させるので自粛した。

業務連絡:
お姉さんの話によると、世界中ここでしか手に 入らないらしいので、ありがたがって着ろ。
確かに町の店にも空港にも土産用のTシャツが 溢れかえっていたが、このラム印のTシャツは 見かけなかった。 (見なかっただけかもしれんが。)

時間が来て、夫婦または恋人同士2組と家族 1組と俺の工場見学ツアーが始まった。 ここは風車よりメジャーな観光名所らしい。
敷地内に入ると、俺には何故かとても身近に 感じられる匂いがした。 酒を造る工場の匂いは世界共通かもしれない。
ラムの歴史、ブランドの歴史、製造工程等を ガイド君がとても丁寧に説明してくれた。 そしてその後は説明を補足するように映像でも 説明があった。
ミニ情報:
バルバドスはラム酒発祥の地らしい。

最後にラムそのままとカクテルの試飲。 (飲み放題。といってもそんなに飲める奴は いないだろうが。度数は43度。)
バルバドスに行く事があったら、ここを訪れる 事をお勧めする。 滅多に行った所をお勧めしない俺が勧める。 バルバドスには海とここしか勧めるとこがないという噂はある。

鍾乳洞 工場見学を終えて町に戻って来た。
とりあえず一息ついた後、タクシーを乗り換え 次は鍾乳洞へ行ってみる事にする。

鍾乳洞は、風車に行く道の途中にあった。 だから通る道は前日を思い出させる道・・・。
ラム工場へ行ったタクシーの運転手は結構高齢かつ左手薬指に指輪があったので安心 していたが、今度の運転手は指輪無し、年齢若め、体型がっちりめだったので、少し 不安になった。
だがタクシーの運転手にはまだナンパされた 事はない。という根拠のない自信(お願い) と共に車はひた走る。 運転手はノーマルな人だったようだ。
鍾乳洞に着くと、見学が終わったら声かけて と運転手に言われ、入口に向かう。

鍾乳洞列車トーマス えらい早口のお姉さんに入場料を払うと、 (ちなみにここまで3ヶ所の観光地の入場料は 日本の観光地並み、さすが高級リゾート。) 遊園地のアトラクションのような乗り物に 乗り込む。

ここも風車とは違い、メジャーな観光地らしく 20名程の白人達と一緒に観光スタート。
洞窟に入るといきなり急な下り坂。 壁と乗り物ののりしろは約10cm。 危険、乗り出すと危険。しかも結構スピード 乗ってる。
乗り物からはみ出さないように注意を払って いると、辺りが少し開けてきて、あちこちに ライトアップされた鍾乳石が見え始めた。

日本の鍾乳洞なら、観音様のような名前の 岩があると思うが、ここは元英国領なので、 あるのはマリア岩とかパイプオルガン岩。 それと日本でもあるような名前のちんこ岩や 親子岩とかはあった。

鍾乳洞2 ふと気付くと、前の白人の広い背中が濡れて いる。
デブはすぐ発汗か? しかしその隣りの痩せた奥さんの背中も濡れてる。 ???
ぽた。ぽた。 犯人はお前か。 鍾乳洞なので天井から水が垂れていた。
何で俺のところには垂れて来ないんだろうと 疑問が湧いた。

答:そこまでただ単に運がよかっただけ。
段々天井から垂れてくる水の量は増え始め、 しまいには、雨降ってまーす。と言える位の 水量。 周りのきれいな岩達よりもデジカメの安否が 気にかかるようになって来たので、早く地上 に帰りたかった。

しばらくした後、地上に戻ってきて鍾乳洞は 終了した。
どんな雨の中走って来てんと思うほど みんな濡れぼそっていた。 この鍾乳洞に行く人は傘かカッパ(死語)は 持って行こう。

町に戻って来た後は、色んな人達への土産探しを開始した。
この国の定番土産はTシャツ。
土産物屋のメインもTシャツ。
色んな柄のTシャツが山ほど並ぶ。 しかも店によって微妙に色・デザイン・値段が 違っていた。
ほとんどがジャマイカ製との表示で厳密に これはバルバドス土産か、と少し悩んだが、他の名物は、砂糖・ラム・コーヒー。 どれもずっしりと重いんだって。
という事で、Tシャツを大量購入。

何軒かまわっている内に、訳がわからんく なっていたらしく、同じ店に2度行っていた。 今日この町を歩いている黄色人種は俺1人 だろうという状態だから、当然店員は俺の事を 覚えていて怪訝そうな顔をする。
明るく、今度は何にする?なんてバルバドス なのにアメリカンジョークを投げてくれる 店員もいた。

しかも自分のサイズに合うTシャツを聞くのに それより小さいTシャツを買うから、どこの 店員達もそこでも怪訝そうな顔。 その都度友人への土産なのでと断る。
どれも自分のサイズが一律「L」だったら簡単 でいいのだが、モノによって「S」だったり、 「M」だったり「L」だったり、ジャマイカ人! サイズはみんな統一しろ!

業務連絡:
俺がTシャツをあげた皆さん、もしサイズが 合わなかったら、ネットオークションに出すと 売れる可能性あり鱒。 そのTシャツを日本で持ってる人は少ない というか、日本でそのTシャツを持ってる 人はあなただけかも知れないのだ!
超レアもの。
・・・ジャマイカ製Tシャツマニアでも いればだけど。

そんな感じで両手に袋いっぱいになった俺、 今日は最後の日なのでのんびりしようと、 これ以上のんびりしようがない生活だった くせに町の「CHEFFETTE」で最後の晩餐を 済ませバスでなくタクシーでホテルに戻る。
もう金遣っちゃっても平気だもーん。
旅に出ると普段より自分に厳しくなる人、逆に 自分に甘くなる人がいるが、俺は完全に後者。

今回は雨なし ホテルに戻ってまた夕日と音楽とビール。 でもそれももうごちそうさま。
部屋を一歩出るとこんなに大変な国は、もう いいです。 日本に帰ります。
最終日なので荷物を整理する。 常夏の国なので荷物は少なかったのだが、 さすがにTシャツを20枚近く購入すると カバンはぎりぎりチャックが閉まる位にまで 膨れ上がっていて、しかも会社の人達への 土産にと買ったラムケーキは嵩高。
これは別袋。
という事でスポーツバッグとリュックと怪しい ビニール袋姿。
買い物は計画的にね。
青子(韓国編3を参照)への土産の砂糖 が結構荷物の重量にしめる比率が高かった 事はアピールしておく。

6日目
最終日
目が覚めるとというか、夜から体がむずむず して熱くてあまり眠れなかった。
性的な事を想像した人、あなたは欲求不満。
完全に皮膚の日焼け後の身体反応が開始 したせいだった。
前日の夕方、念の為にと日焼け後使用用の ジェルをホテルの売店で買って塗ったのだが、 日焼けは予防が大事だった。 焼けてからじゃ遅えーんだよ。
なのに、日本人根性で最後だからとまたビーチに出た。
これで負けが決定した。

こんな爽やかな場所なのに。 空港行きのタクシーが来るまで時間が余ったので、道沿いの花の写真を撮りながら最後の KFC訪問。今回は店内で食事を取った。
すると最後になって、店内で食ってる奴らは飲みものが飲み放題だった事が判明した。 元を取り返そうと、コーラ3杯飲んだった。

空港へのタクシーの迎えが来る時間まで少しあったので、写真の場所で爽やかに休憩した。
今なら言えるが、ここでも少しアンニュイになる出来事が実はあった。

そしてここんとこ帰りの空港では危険な状態が続いていたので、出発3時間前に到着し、安心していた。
と、ところが。と、ところが!(この後は<旅の出来事>に続く。)


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