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■「1/35 シュペルター」 塗装編・そのに

さて、マスキング地獄に続く後編は、筆塗り地獄ならぬ、
描きこみ地獄が待っておりました…そんな感じで画像が延々と続きます。

まずは肩のマーキングですが、
最初の3枚はミラージュマークとその縁取り、
キルマーク?っぽい描きこみをやってます。

マーク本体はスカーレット(ガイア)、
縁取りがなぜか黒と金の斑になっていたり。
…だれだ、こんな風にしたのは(苦笑。

前後に付く装甲パーツとか。

この部分のみ、
飾りボルトの塗り分けが集中しています。

…理由は特にありませんが。

何となくバックショット。

昨今は足の後ろ側も装甲色と同じ色になっていたりしますが、
この造型ではフレームないしそれに準じる部分、
という解釈になっているので、
こんな感じの塗り分けになってます。

背面側からですが、イラストの配置は同じになります。

1/100クラスでは省略されるものですが、
基本的に塗り分けていくだけでこうなるので…。
(原作者側も無理して描くものじゃないよ、と仰っておられるみたいですし、
赤一色のほうが映える、なんてコメントもあったかと)


やらないわけには行かないよなと(滝汗。

余談ですがこの作業、実態としてはマスキング終了前でして、
乾燥時間待ちの平日も含めて作業していたり。

更に柄っぽく見せるために、
グランプリホワイトで模様みたいなのを描いてます。

意外とお気に入りのショット。

主に足首関節のゴチャつき具合が、
妙にツボを突いていたり。

●『いいだろう、後ろを向きな!』

設定画は左正面で描かれる事が多いので、
こちらの方がしっくり来るかも。

間持たせ画像をいくつか。

右側面もいい雰囲気かなと。

頭頂部の様子。

文様が集中する部分はファティマハッチですが、
…どう可動するのか、今尚不明ですね…。

裏設定?では更にここにも「I」マークが描かれているそうですが、
モールドもないし、デカールで済ますには大きすぎなので、
今回はオミットしております(ぇ。

光源の関係で不鮮明な部分が多いですが、
頭頂高で70cm弱、ホーンも含めて全高80cm、
左右は60cm弱、
(テールが伸びた格好なので)奥行きも45cm近くあります。


その重量も含め、そのままだと非常に怖い
(主に地震とか)ので、数日後には再び分解されて、
箱に仕舞われていたりしますが…。

はしょってしまいましたが、
全部のパーツが付いた所です。


…っていうかね、前後編に分けたのに、
この画像枚数なので…(汗。

モノがでかいため、仕上がったパーツの最終組み立ては、
別の部屋(リビングのテーブル上)でやってます。

腰プレートと胸部が載った所ですね。

肩内側プレート。
肩フレームと勘合する分は、
割とそのままになってますけど…(汗。

金パーツの裏側、結構悩みましたが、
フレーム色にしておいて良かったかなと(ぉ。

ディテールがスミ入れでハッキリした所で、
アップ画像を撮ってみたり。

これまた左右で刻印が違っていたりするので、
…完成後は殆ど見えなくなるのに、
えらい拘りようだなと(汗。

こんな感じでモールド部分に描きこみ、
場所によっては毛細管現象を使って、
本当に流していく事も併用してます。

これは左側の裏面イメージになるものですね…。

お次は上半身。

まずは胴体のフレームから。

ディティールをハッキリさせると、
こんな風になる、という例かと。

…っていうか、これがあれば、

撮影編でディティール写真とか
要らない
んじゃね?

…と思ったり。

チラ見えしかしませんが、
下半身は人間でもロボットでも重要部分なので、
ガッチリ装甲で囲われてますね…。

作業の効率アップ用にPC用の回転テーブルを
敷いてその上に乗せてますが、
…これは結構便利だなと(笑。

膝パッド?とバラストアーマーが付いた所。

とりあえずこれで下半身は終了です。

2009年にはボークスからもSAV版がリリースされましたので、
それとの解釈の違いだとか、
或いはMMキット、果てはWSCの傑作キット
(当方が所有する造形物としてはこれが一番古い)、
…とかと比べてみるのも面白いかと。

次いで太腿。
胴体部との接合が結構きつい為、
頂部の擦動面っぽい所の塗装は剥がしてあります。

この画像でも、向かって左、
奥側のパーツがまだ未処理ですね。

スネ。
…この時点で既に画像に納めきれなく…。

見ての通りですが、
右と左でイラストの構図が違います(汗。

今度は天使と女神の羽根部分。

シャドウ及びベースの色としてタンを塗ってます。

で、さらにグランプリホワイトでブレンディング。

(多分小鳥とかもこの時に塗っているかと)

次は女神のローブです。

元イラストでは白いローブなのですが、
遠目だと羽根部分の白もあって雰囲気がイマイチだったため、
急遽シスターっぽい青に変更してます(ぇ。

赤の次は青…というか、
左半分の背景となる空ですね。

下地にはなんかの残りっぽい青を使ってます(ぇ。

スカーレット。

ここからはナイトマスターマークの塗り分けです。
「DESIGNS」とかを見ると、KOGのそれがでてますが、
本編中に出てきたカイエン騎の絵柄を元に、
2種類のレリーフが描かれてます(左右ないし前後で違う)。

まずは右側の赤いグラデーションと、
上側の瞳マークの赤を塗っています。

最初はキャラクターピンクから。

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これは背面側の画像ですね。
ミラージュマークはナナメ対称に入ってます。

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背面アップ。

後頭部から背中に繋がるチューブですが、
これが造型された時点では設定がなかったらしく、
2009年のSAV版とは形状が異なりますね…。

ふぅ、…。長い、長い作業でしたね…。塗装作業は09年の12月半ばにはスタートしていたのですが、
予想以上の作業量で、終ってみたら2月も半分過ぎてましたわ…ここまで見ていたら、
納得していただけるとは思いますがっ。

次はいよいよ撮影編ですね…さて、シュペルターの初登場シーンと言えば…!?

頭部フレーム。

長期放置の歪みもあって、
フェイスマスクがすぐ落ちる為、
マスク部分は位置決め後、0.5mm真鍮棒で
固定してあります。
(若干上下しますが目の位置調節のみです)

チンガードは何とか位置を保持できています(ぉ。

ついでに表側も。

スミ入れで、まつげっぽい部分も色が付きました。

肩外装パーツの裏。

塗り分けラインが連続していないのですが、
完成後、チラ見えした時に(…をぉ?)と思わせるため、
…そのためだけにやってます。

肩飾り、10個勢揃いの図。
但し裏面ですが。

…表側はいつでも見えるんで…。

次は下腕部です。

ナゼここが先かというと、
肩飾りパーツに肘関節が隠れてしまうため、
組み立て上はこっちが先、という理由からです。

スミ入れも上半身パーツに入ってきました。
胸部と上腕パーツです。

…っていうかね、関節・フレーム色が終った時点で、
思い切り接合しているので、

実はこれで1パーツ

…って事で、これがスミ入れ最大の難所だったり。

…記憶が正しければ、このパーツのスミ入れ、
2時間はゆうにかかっていたかと(滝汗。

で、綿棒で余分をひたすら落として…
完成となります。

…綿棒は汚れたらすぐ次のを…
ってことで徳用っぽいのが何袋消費されたっけかと。

記憶どおりなら、50本入りを3〜4袋だったかな…?

ここでも処理前と処理後のパーツが写ってますが、

以下の画像でスミ入れの状況を画像に収めてます。

腰プレート。

これも向かって左が処理前、
右が処理後のものですね。

終ったパーツから順繰りに組上げていきます。

塗装は最終段階、スミ入れに入ります。

ものがデカイ事と、ふき取りの手間を考え、
面相筆で描きこんで余分をふき取る、
という事をやっているのですが、
でかいわディティールはあるわ、で1個当り30分以上かかることも…。

この足裏画像では向かって左が処理前、
向かって右がスミ入れ処理後の画像になりますね。

という感じで、ほぼ一日をかけた作業になってますが、
一番面倒な所がこれで終了です。

左半分から右下にかけては、
普通に金色で塗ってます。

三度、タンを使用して少しトーンを上げてます。

今度はマークの縁取りです。

全部金色にしても良かったのですが、
先に出たKOGのイラストを見ると、
右上の鳥部分、グリースの国鳥?があしらわれているとかで、
ブラウン系の色で描かれていました(汗。

…という事で、まずはレッドブラウンです。

という所で、
内側の絵柄が完成です。

…だが、作業はまだまだ続きます。

今度は天使の髪の毛(金髪)です。

RLM04イエロー下地に、
タンのブレンディング。

女神と天使の肌露出部分です。

ここはキャラクターフレッシュ1と2のブレンディング。

要は外側部分に濃い色が残れば良し、というものです。

ベース色はキャラクターブルー、
ハイライトにラベンダーをかけ、
純色バイオレットでブレンディングをかけてます。

…裾部分がやや明るい色合いになってますが。

「…アレ?」な状況になってますが、
当初先の2色のみだった所、
非常に地味な色合いになったので、
後でこの工程を追加(割り込み)している訳で。

月桂樹?っぽい葉っぱとか。

濃緑色、松葉色、ハイライトにエメラルドクリーン(ガイア)、
という感じでやってます。

たなびく雲?に見えるように、
グランプリホワイトでちょいちょいと描きこみ。

青のハイライトっぽいライトブルー。

下地の第2陣としてエアスペリオリティブルー。

むぅ、、この画像でどこまで伝わっているか…。

瞳部分は「天照の真っ赤な目」というのをイメージしているため、
設定画に有ったライトブルーの縁取りはやめて、
赤系統の色で変化をつけて目に見えるように…

というイメージで進めています。

最後に純色マゼンタ(ガイア)。

溶剤で軽く延ばしつつグラデーションをかけていってます。

プレミアムレッド(ガイア)。

RLM23レッド。

今更ですが、本来ならブレンディングに適した塗料を使うべき所、
慣れたもの、という事でラッカー系で塗ってます。

作業的には各色を4箇所に塗っていきますが、
1周する間に適度に乾きますので、割とやりやすかったかも(ぇ。

次いでシャアピンク(ぇ。