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患者から見た骨盤臓器脱とは

「骨盤臓器*1」が下垂したり飛び出したりします。
最近は新聞でとりあげられたり、「女性外来」などが出来てきた事もあって、当事者でなくとも「骨盤臓器脱」という言葉を耳にした事があるという方もいらっしゃるかと思います。

「骨盤臓器脱」は膣を持つ女性のみに起こるそうです。
昔、あるおばあさんから、夕方になると「なすびの様な物がでてくる」という相談をされたという医師の話を聞きたことがあります。「なすび」は子宮か膀胱か直腸です。最初は何か「違和感」を感じますが、この症状が病気なのかどうかの判断に迷います。
立っている時間が長くなってくると段々辛くなってきて横になりたい程になります。
固いところに座ると何かが当たる様な感じを持つ事もあります。「違和感」という自身の感覚の範囲のうちはよいのですが、排泄が関わってくると日常生活の中でも問題となってきます。
直腸が問題であると、毎日の排便に困難が生ずるのはもちろん、下着が汚れたり出血があったりととても心配になります。膀胱が問題であると、排尿が困難になったり、尿漏れになったりしてこれも心配です。

この様な「骨盤臓器脱」の症状が改善されずに続くと気分も沈みがちになり、外出などがとても不安になります。

  • *1 骨盤臓器
    骨盤の中にある臓器のこと。
    尿道・膀胱・子宮・直腸・膣などのこと。
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