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コラム「前向きに暮らしましょう」
記事03 骨盤底って一体何処?(2007.12)
「骨盤底筋体操」をしましょうと言いつつ、私自身それが正しくできているのかとても不安でした。
そこで、改めて「骨盤底筋体操」について指導を受けてきました。指導の中で「骨盤底筋体操」のDVDを観て感じた点をお伝えします。
図1
図1の丸い部分を骨盤底と考えて下さい。(横になった状態)
意識の問題ですが、私は今まで、グレーの矢印の方向に力を入れようとしていたようでした。ところがDVDを観ると力の方向は、ピンクの矢印でした。 バイオフィードバック(ある筋肉の運動を視覚的あるいは聴覚的に患者に認識させて筋運動をコントロールする方法を習得させる理学療法の手段)ができればよいのですが、なんと言っても骨盤底筋の筋肉の動きを直接とらえる事は困難です。
そこで、内診にて骨盤底筋を確認してきました。
私の場合は、直腸診では、肛門はしっかり意識してしめることができました。膣となると、感覚がよくわからずわずかに動いたかもしれないという程でしたが、力の入れ方に関して確認はできたつもりです。確認したことによって作ったのが下の図2です。
図2
「骨盤底筋」はブルーの所全体です。そこに肛門、膣、尿道があります。
この様に考えると、下の図の基本動作の説明「肛門、膣、尿道を胃の方へ吸い上げる」つまり、図1ではピンクの矢印方向になることが解ると思います。
基本の動作
息を吸う動作に合わせて、肛門、膣、尿道を胃の方へ吸い上げる。
コツがつかめるよういなったら、基本動作を一分毎に繰り返し、1回十分一日数回ずつこないます。骨盤底筋の動きを自覚できる姿勢で行うのが、効果的です。
・入浴中に浴槽の中で一差し指を中指の第一関節まで膣内に入れ、確かめながら収縮させてみる。
・後片付けがおわったら、足を肩幅に開き、両手をテーブルなどにつき、上半身の体重をここにかけて収縮させてみる。
・または、寝る前に仰向けにねて膝を立て、お腹に上に手をのせてお腹に力が入っていない事を確かめて収縮させる。
・テレビをみながら、あるいは外出中に電車やバスのつり革につかまりながら。
そして、毎日続ければ、2、3ヶ月で効果が実感できるようになるそうです。
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