マイセンとリチャードジノリのカップこぼれ話

2004年 我儘、気ままな独り言の欄で取り上げたカップの話です。
マイセンとリチャードジノリ 二つのメーカーです。

マイセン 日本語ホームページ


インドの華(緑) マイセン インドの華(ピンク) マイセン

インドの華(緑)(ピンク)  マイセン(ドイツ)

ヘレンドの「インドの華」の方が有名ですが、こちらはマイセンの「インドの華」です。東洋調の柄は東インド会社によってもたらされたので「インド文様」と呼ばれているそうです。
この柄は19世紀に誕生し、繊細な文様はマイセンならではです。発色もマイセンならではですが、「ピンク色」は特別に「マイセンローズ」と名付けられています。

ブルーオニオン・ソーサー マイセン(ドイツ) ブルーオニオン マイセン(ドイツ)

ブルーオニオン マイセン(ドイツ)

日本で「マイセン」と言えばこの「ブルーオニオン」と言うぐらい有名なカップです。
中国の染付磁器の「柘榴」や「桃」「芍薬」をお手本にしていますが、「玉葱」と勘違いした為に この名前が付いています。
他のメーカーもこの絵柄のカップを作っていますが、茎の根元に「マイセンの青い剣」のマークの付いているものが「マイセンのブルーオニオン」です。

アーモンドの木 マイセン(ドイツ) アーモンドの木(ソーサー) マイセン(ドイツ)

アーモンドの木 マイセン(ドイツ)

マイセンの中では 比較的新しい形(チューリップの花のような形)です。
桜を思わせる柄ですが、「アーモンド」です。日本では「アーモンド」より「桜」と名づけられた方がしっくりくると思うのですが、如何なものでしょうか?まるで墨絵を思わせるような柄で、よくお客様から「日本のカップですか?」と訊ねられます。
色絵柿右衛門写し 花卉文 マイセン(ドイツ)

色絵柿右衛門写し 花卉文 マイセン(ドイツ)

有田の柿右衛門の意匠とロココ文化が融合してマイセンのカップとして生まれた逸品です。
日本では「おめでたい」象徴の「松」「竹」「梅」をあしらっています。(昨年の年賀状にも使ったので、御覧になられた方もいらっしゃるかも・・・?)「けんもつ」には柿右衛門写しのカップはこの他に「黄色獅子」(私には「虎」に見えます)が有ります。2世紀以上世界の人々に愛され続けています。
マスターお気に入りの一品です。

カポ・デ・モンテ(ジノリ) カポ・デ・モンテ(ジノリ)

カポ・デ・モンテ  リチャード・ジノリ(イタリア)

2000年ミレニアムの年にイタリア旅行しました。「フィレンツェ」の「ジノリ・ショップ」で見つけた時は是非とも欲しいカップだったので、二人で大興奮しました。値段も現在 店に並べているカップの中では一番高価なものなので、買う段階で非常に迷いました。しかし店員さんの「カップ一つ一つに「ギリシャ神話」の物語が描かれています」と言う言葉に二個も買ってしまいました。フルセット揃えて皆様に見ていただければ良いのですが、何分予算の都合上ご容赦下さい。
珈琲カップの大きさで店のカップの中では小振りです。ハンドル(取っ手)も華奢で「持ちにくい」と値段の割りに皆さんの評価は低いカップですが、私達に取っては「イタリアの思い出」「ジノリ本店」と沢山の思いのこもったカップです。

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