第3回(番外)

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(2001.5)

ウォーターワールド_USJ

- 昼食後、「ウォーターワールド」に並びました。ここはショーなので時間が決まっています。入場前にも簡単なアトラクションで楽しませてくれるのですが、並んだ位置が悪くセットの陰になってしまい十分楽しめませんでした。そして入場。映画自体は舞台を海にしただけのパクリ映画にしか思えず、見たことはないのですが、ショーはとても上手くできていて、パーク内1,2の面白さです。ここも水が飛んでくるのでカッパが必要。後ろに座れば大丈夫だけど絶対前のほうが楽しいです。他のブースもそうなのですが、観客と一体となって盛り上げようとするアトラクションが多いのがこのパークの特徴です。各アトラクションには必ずナビゲーターがいて、彼等の演技がとても重要な位置をしめています。アメリカののりを上手く日本的にアレンジした進行で楽しませてくれます。皆さんとても上手ですよ。引いちゃってる人もいたけど、そういう人はここに来たことが間違いってもんでしょう。30分ほどの水と炎のショーを堪能して出てくるとよいよ入場者が多くなってきて、人気ブースの待ち時間は1時間以上になっていました。そして「E.T.アドベンチャー」の予約券を入手して、やっと落ち着いて場内見物へ。

USJ

- 待ち時間の少ないブースを回りつつ、町並みを楽しんでいると、途中ブルース・ブラザースがパトカーに、チャップリンが自転車に乗って愛想を振りまいて通り過ぎていきます。ストリート・パフォーマンスも多く、それなりに楽しいのですが、映画と関係のないものも多いのでその辺は少し残念です。もっといろいろな映画のキャラクターがうろうろしていてくれたらすごく楽しいのに。なんて思いつつ、ふとメインどおりから外れ、地味な裏路地に入ると金のプレートが目に付きました。見ると映画の題名と舞台名が書いてあるではありませんか。いろいろ事前に情報を得てしまうと楽しさが半減すると思い、ほとんど情報収集しなかったのが悪かったのか、パークすべての建物が映画に使われた舞台のミニチュアだとは知りませんでした(あとでガイドを見たら書いてありましたけどね)。さあ俄然街歩きに熱が入って来ました。が、気づいたときは少し遅く、すべての建物のチェックはできる時間がありませんでした。とても残念です。お時間のある方は、ぜひ散歩も楽しんでみるといいかと思います。セットはユニバーサル映画に関係ないものも多いので、きっとお気に入り映画のセットが見つかると思いますよ。そして、もうひとつ後悔があります。それは一番最初に「ユニバーサル・スタジオ・モーション・ピクチャー・マジック」を観なかったこと。ここは絶対に一番最初に見るべきです。ユニバーサルの創始者の話題から映画の歴史を数々の映画のシーンとともに紹介しつつ、ユニバーサルスタジオへと案内する演出はとても感動的です。本当にここをスタートにしたかった。平日の午前中はかなり余裕があるので、一番行きたいアトラクションの予約券を確保して、ぜひここから行くべきです。実際はなかなか難しいことでしょうが・・。

アメリカン・グラフィティ_USJ

- その他に今回行くことが出来たブースの紹介をしましょう。「ステージ22」では映画に実際に使われた小道具大道具が展示されているというので、楽しみにしていったら「フリントストーン」のセットで、しかも無愛想に並べてあるだけでがっかり。きっと一定期間ごとに入れ替わるんでしょうが、お気に入り映画に会えるかどうかは時の運ってとこでしょうか。僕はついてなかったということですね。あと「モンスター・メーキャップ」は店頭チラシが「ザ・フライ」だったので、期待していったらマジックショー(?)だったのでちょっと肩透かし。それなりに楽しかったけど、何かの映画と絡めてほしかったような気がします。

- そして締めは「E.T.アドベンチャー」。・・なのですが、お子様向けアトラクションになっていたのにはびっくり。自転車に乗り込むまでの雰囲気はいいし、地球を飛び立つ時は感激しました。ただ、その後出てくるキャラクターたちは気持ち悪いし(たぶんかわいいつもり)、ノリが「イッツアスモールワールド」みたいになってしまっているし、どうも個人的には後味が悪くなってしまいました。E.T.の故郷があんなに気持ち悪いところだったなんて・・。「E.T.」が子供向きかというと疑問ではありますが、「E.T.」が好きな子供にはいいのかもしれません。アトラクションは映画の続編的な構成だし、最後に名前も呼んでくれるし、結構受けるかもしれません。

- といったところで、今回は終了。見逃したアトラクションとセットは次回のお楽しみ。ユニバーサルがどんどん人気映画を作って、このテーマパークもどんどん充実していくことを願いましょう。

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