![]() なんぼハマってるとはいえまさか8回も見に行く(12/02/17現在)とはさすがに思わなかったよ… TV版だってほとんど見返してないのにナンダコレ。いやもういい。イイものはイイ。 とにもかくにも映画見て思ったことを可能な限りまとめてみたます。 呆れた奴はほっといてくれ。嫌いじゃないなら暇つぶしに読んでくれ。 ハイハイけいおん大好き。ああもう大好きだコノヤロウヽ(*`∀´*)ノ あ。サブタイトルはだいたい釣りです。追加はあるかもないかも。 01;オカルト研シーンの恐るべき「情報量」 02;改めて思い知る田井中律の「魅力」 03;りっぱなぶちょう田井中とけなげなこうはい中野の「マッハの闘い」 04;お馴染み白目表現の「激減」 05;議事進行に求められる提案の「具体性」 06;天然おバカに見える平沢唯の意外な「自意識」 07;ここぞというところで発揮される澪の「真価」 08;ツムギ・THE・沢庵アクセル「全開!」 09;二期を経て映画に見る梓の「開放感」 10;ラストシーンの「謎」 11;ここが「変」だよ SUSHI-BAR! ![]() ↑ ここまで増えると思わなかったパート1。 ![]() ↑ あらゆる閲覧者をぶっちぎってパート2に突入。 ![]() ↑ エゥーゴティータイム。 ![]() ↑ 勢いでfigmaで五人揃えて写真撮ってたら どんどん病状が手遅れに!手遅れに! |
01;オカルト研シーンの恐るべき「情報量」 TV版にもちょろっと出演した「オカルト研」の二人。映画でもほんのちょろっと出てるんですが、 関連シーンの「情報量」がハンパねぇ。 ![]() 怪しいマントに怪しい挙動。一見して異様ですが、これに唯が親しげに話しかけることで ・「オカルト研」という呼び名&「宇宙との交信」→ああ、そういう人達なのね ・どうやら唯とは知り合いらしい ということが解ります。これだけで「彼女達が何者なのかという必要最低限の説明」が完璧に済んでます。 ![]() 「…ネッシーの写真を…プププ」と笑いをこらえます。 何故笑う?&オカルト研なのにネッシーを笑うのか? などが気になりますが、とりあえずこのシーンでは ・二人の親密度がとても高い ・一言発するだけで盛り上がってしまうほど 情報とセンスを共有している ということが解ります。 ![]() 「ネッシーの写真」発言の意図がどうあれ、少なくとも唯に対して騙す、引っかけるといった悪意的な意図は 全く持っていなかったことが解ります。 ![]() ネス湖を旅行計画に組み入れられるか検討している場面でさわちゃんが言います。 ネッシーの存在をどう考えるかというのは、世代や所属領域、ハマり具合などでかなり温度差が違ってきます。 そこを言い出すとキリがないので、ここでさわちゃんを通じて「けいおん劇中で一般的にネッシーが現在どう捉えられているか」という基準を示しておくわけです。 さわちゃん発言の根拠は恐らく、最も有名なネッシー写真である通称「外科医の写真」が、1994年に(うわぁもう20年近く前かよ;'A`)撮影者の知人によって捏造写真と明かされた事を受けたものだと思われます。これによってまず、 ・先のオカ研の発言がどうやらジョークだった ということが規定されます。 ![]() 「オカルト研究会を名乗る者がネッシーなんかいねーのにプププという態度をとった」事が判明することによって、オカ研のオカルト的なものへのスタンスがなんとなくわかる気がするのですよ。 つまり「ネタはネタとして楽しむ」。 あるかないかで言えばないよねーと頭では思いつつ、娯楽として気軽にオカルトを楽しんでる子たちなのでは? 本気度が足りないとも言えますが(笑) こういう話って肯定派であれ否定派であれ真剣であればあるほどあっというまにガチ論争じみたことになって面倒になりがちです(;´∀`) その辺多分オカ研は姿勢が軽そうで、「ねーねースカイフィッシュってなんなの?スパゲティモンスターって?」というちょっとした疑問に対し、真偽は別にしてとりあえずの最新情報と、与太話としての粋な落とし所をいい感じに教えてくれる子たちではないかと想像するのです。 校内での奇行や独特のしゃべり方、学祭での展示なども実は半ば笑いを取りにいってるんじゃないか?(笑) ![]() ・ちょっとオタクっぽい人にありがちな、狭い範囲での共通語を日常に出してしまう失敗 というのもあると思うんですが、もうちょっと深読みすると、 ・自分たち二人の間で説明不要のギャグが唯にも当然通じると思ってしまった →そのくらい二人は唯をとても自分たちに近しい存在だと思っている という想像も成り立つわけです。 ![]() さわちゃんの言葉を聞いて唯はとても悔しそうに言います。ここからは ・オカ研の二人が彼女ら独自の世界や言葉を持っていることを唯なりに理解している ・その世界について行けなかった事が悔しいと思う程度にオカ研をとても自分に近しい存在だと思っている ということを読みとることが可能なわけです。 ![]() ここでさらっと「律ちゃんのお墓だ!」「オカルト研のも再現度高いな!」などいい感じに気になるセリフが。オカ研との繋がりが唯のみならず軽音部全員にあるらしいことが示されてます。 ![]() 絵が小さかったり一瞬だったりでちょっとわかりにくいんですが、二人で何か大きな石か板のようなものを抱えてライブ会場に持ち込みます。初見でも勘のいい人は「ああ、これがオカ研特製ロゼッタストーンレプリカか」と気付くでしょうし、これが唯や軽音部(正確には軽音部と言うより3年2組なんですが)とオカ研を繋ぐキーアイテムなんだなと類推することが可能なわけです。 余談ですが、オカ研が手で作る人差し指を立ててるサイン、初登場時に窓の外を見てるときは親指も立ててるんですが、教室ライブの時は親指は畳んでた気がします。この辺も何か意味があるのかなーなどと思ってしまいます。宇宙との交信にはパワーが必要だからアンテナ=指が二本必要だけど、ライブの唯たちは目の前にいるからアンテナ一本でいいとか、そういう無駄な設定があってもフシギじゃない(笑) そもそも全体にファンサービス色の強い作りではある映画なので、これをして「初見にも親切な作り」とまでは言いませんが、映画でけいおんを初めて見た人がもしTV版を溯ることがあればいいフックになるだろうし、TV既見の人が映画をきっかけにTVを見返すときも楽しい再確認材料になると思うんですよね。 何よりオカ研の二人が「ちょっと変わってるけどとてもいい子たち」であることが、短い出番の中で十二分に表現されています。こういう丁寧な作り込みがマジすげーなーと見るたび思うのです。 ネッシー「外科医の写真」捏造判明直後に、同じその写真を使って「それでもネッシーは、いる。」と書いたとしまえんの新聞全面広告を数年間ポスターのように部屋に貼っていた俺としては、オカ研の二人にちょっと説教してやりたいところもないことはないんですけどね(笑) ↑これが「面倒くさい人」の実例だ!( ゚Д゚)y─┛~~ |
02;改めて思い知る田井中律の「魅力」![]() 端から端までりっちゃんを堪能できる映画でしたが、やはり肝は映画でもひっそりと発揮される「見守り目線」でしょう。 ![]() ![]() 「U&I」のラストのサビ、「笑わないで どうか聞いて」のところで、唯は梓の方を向いて歌います。「U&I」の歌詞に込めたメッセージ(そもそもこの曲は唯作詞)を、今まさに梓に送ってるんですね。 ![]()
とまぁここは基本的には唯と梓がメインのシーンなんですが、
問題はこの次の瞬間の一瞬のカット。 ![]() こいつ唯の動きの意味と梓の反応を全部解ってるよ!! これだから怖いんだよこのアニメ!!!!! 他にもOPでさりげなく梓の頭をなでる・空港ではしゃぐ澪に呆れつつつきあう・観覧車を嫌がっていた澪が乗ってみたら超喜んでるのを嬉しそうに見る・屋上で鳩を見上げる唯に気付く・同じく屋上で空を見上げる唯を暖かい目線で見るなどなど、映画にはりっちゃんのあったか目線が山盛りです。 基本「唯」と「唯梓」が好きな俺ですが、こういうことがあるから事あるごとに繰り返し言うのですスナワチ 田井中の魅力が 解らない奴は シロウト ( ゚Д゚)y─┛~~ そうそう、Aパートの教室で唯が卒業旅行に行こうと言ったときにふむふむと頷くりっちゃんと、Dパートの教室ライブ「U&I」最後の「想いよ届け」を歌う唯の直後のりっちゃんがどえらい美人さんで思わずドキッとします。目がすっごい綺麗なんですよこの2カ所のりっちゃん。A/Dパートの作画監督はキャラデザ/総作監の堀口悠紀子氏。気合い入れたんだろうなぁ。 あと屋上で四人が肩を組むシーン、りっちゃんの背中が大きくて頼もしい。ブレザーの前のボタンを掛けないためではあるんですが、とても立派な部長の背中でした。 あああそれとそれと鳥獣戯画の唯のあしらい方とかアイラブスシとかでもこれはレンジが無いと食べられないーとかホテルドアの覗き窓に背伸びする姿とかとかとかとかえーいキリがないので梓巻き込んでりっちゃん編もう一個いくぜ! ヽ(`∀´)ノ |