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【ダンジョン日報】 第3号 06年02月11日

『敵か味方か、謎のパンク魔術師』


 「試練場」から冒険者達が帰還した。彼らは口々に、「危ないところをパンクロッカーな魔術師に助けられた」と証言しているが、その説明ではとても魔術師とは思えない。
 そしてその魔術師を連れたパーティは、ダンジョンのさらなる奥へ消えていったという。彼らの話が事実かどうか、誰も知らない。




今回のトピック 『ヒーホー属性魔術師あらわる』

 魔術師のゴーストを倒し、付近に大昔『試練場』と呼ばれる洞窟があることを知った一同。
 新メンバーを加え、新たなダンジョンに挑む!
 しかし酒場で勧誘した新メンバーの魔術師は……?

ヒー・ヘイト・ミー : 「ヤバい? ヤバい? ヤバいぜこいつぁ! ヘイッ!」

ジーナ : 「危機感を募らせているのは、私だけではないはずね」


今回の参加メンバー


テオ
戦士/レベル2


セニア
盗賊/レベル2

ジーナ
戦士/レベル2


ヒー・ヘイト・ミー
魔法使い/レベル2
   



◆新キャラクター登場! まずは自己紹介◆
GM : 今回、急遽遙さんが魔法使いやってくださる事になりました(笑)
遙遠志 : こんばんはー。なんか参加することに(笑)。イリーナにむりやり(筋力25で)拉致されて来てみればこんな体にされて……(よよよ)
遙遠志 : 名前はヒー・ヘイト・ミーで(笑)
GM : 嫌ってるんですか(爆)
遙遠志 : 「嫌われ者」と訳すのが正しい(笑)。T&TとかWIZベースのゲームなら、この手の冗談ネーミングのほうがよかろうと(笑)。年齢不詳の男ということで。
GM : 皆さんも簡単に自己紹介おねがいしますね。
セニア : こんばんは。昨日2レベルになった時のMPを間違ってた盗賊セニアでぇっす。すいません修正して5に減りました(笑)
テオ : 「テオ、ファイター男」(本当に簡単)
ジーナ : 「私はジーナ。年齢のことは聞かないでほしい女戦士よ」(爆)

ジーナ : て、ホントに簡単な自己紹介ね(笑)
セニア : 簡単RPGだしぃ(笑)




◆試練場へ◆
GM : んではー。皆様。パーティメンバー戦士戦士盗賊魔法使いでダンジョンに潜っていただきます(笑)
GM : 皆さんは、前回の魔術師のゴーストを倒してから、彼の居住区のすぐ近くに迷宮があることを突き止めます。大昔「試練場」と呼ばれていたとかいなかったとか。
ヒー・ヘイト・ミー : リル○ミン?
GM : リリガ○ンかもしれませんね(笑)
ジーナ : 「あーあ、試練なんて今時流行らないわね」
GM : で、今回は地下2階を探索していただきます。「シナリオ2・PL用」にマップの白地図ありますんで参考までに(笑)

 PLに配られたのは白地図だが、ここに載せるのはイベント解説入りのものである。




テオ : 扉開けるごとになんか出そうなMAPが!
セニア : 「扉の数だけ出番がある!」(きらーん)(←盗賊)




◆入口の玄室◆ 砂の小船か泥舟か
ジーナ : 「いただくものだけさっさといただいてしまいましょう。セニアさん、期待してますよ」
セニア : 「おまかせー。泥舟に乗ったつもりでどーんとどうよ?」
ジーナ : 「……私に沈めと?(絶対零度の視線)」
テオ : 「それはシャレにならねーぞ? 前自分が溺れかけただろう、毒で」
ヒー・ヘイト・ミー : うむ。砂の小船というのもあることだし。
GM : GM註:前回のミッションでセニアは、うっかり《七つ道具》を使い忘れてトラップに引っかかったことがあるのだ!(笑)

【盗賊の技】 1レベル 《七つ道具》 盗賊判定のダイスを1個追加する。


セニア : 「えへ☆」
ジーナ : 「…距離を取っておいた方がよさそうね」(ぼそ)

 最初の部屋は特に何もなく。


ヒー・ヘイト・ミー : 「んー、この壁の模様が好き」(ぜんぜん関係ないところの壁をいじっている)
GM : なんか、昔の試練場の名残なのか、「輪怒南参上」とか落書きしてある(何)

 そんな魔術師ヒーを尻目に次の部屋の扉を盗賊判定で調べるセニア。


セニア : 達成値7でっす。
GM : フーム。では、罠はなさそうだけど、扉の向こうに何かいる気配がした。
セニア : 「なんか居るよ♪」
ジーナ : 「そう。なら私達の出番ね」>テオ
テオ : 「そうそう、罠がないならこっちが扉を開けてもいいしな…若干不安だけど」
ジーナ : 「じゃあ、開けるわ」


◆玄室A◆ モヤシ人間対パンクロッカー魔術師
GM : では、バーンと扉を開けると、不健康そうな顔をした、手に刀を持った人間たちが5人いて、何がしか言いながら襲ってきた!
GM : という訳でー。早速ですがフォモール×5と戦闘でっす(笑) 肉弾戦に参加するか、魔法を打つか決めて下さいね。

フォモール    ZL2  MR8 堕落した人間。
  2〜6:なし 7〜9:現金70G 10〜:魔の塊(200G)


ヒー・ヘイト・ミー : 「ひゃっほう。眠っちまえクソ野郎どもー」《眠りの雲》

【古代語魔法】 1レベル 《眠りの雲》 敵1グループを1ターン眠らせる。


GM : なんてパンクロッカーな魔法使いだ(笑)
ジーナ : 「実は遺失魔法だったなんてオチはなしにしてね」
セニア : 「あたしはタコ殴りに加わるわ! 多勢に!」
テオ : 「『たたかう』のみだもんなー俺」、つって前へ(笑)
GM : では、まずヒーさんの魔法から。魔術判定をどーぞ。
ヒー・ヘイト・ミー : 「臆病者のケツにキスをしろ死神どもー」てい。(達成値13)
GM : 1匹寝ました(ころん)

ヒー・ヘイト・ミー : なんか魔法がルール説明と違うー(笑) 1グループを眠らせるって書いてあるのに(笑)
GM : 達成値次第で最大そんだけ眠らせられますよって事なのです。フォモールのMRは8なんで、13だと1匹しか寝ません(笑)



 なお、ルールの記述がわかりにくいということで、後に記述は改められているのであしからず。


GM : では、肉弾戦開始! 皆さん戦闘判定ダイスをどうぞ。こっちのフォモールは全員肉弾戦参加でっす。
ジーナ : 「不健康そうなモヤシ人間どもね。こんなところにひきこもってるからそうなるのよ」、と肉弾戦で挑みます。
テオ : 「部屋の隅でガタガタお祈りする準備はOK?」っとつられてGO。
セニア : 達成値11よん。
ジーナ : 達成値、13ね。
テオ : 11。ジーナに負けてんなー。
GM : 35かー。うみ。こっちは32だから、4匹とも一瞬で吹き飛んだ(笑)

 雑魚は相手のMR合計を上回れば、勝利の扱いとなるのである。


GM : フォモールは残り1匹です。まあ、次のターンで間違いなく壊滅でしょう(笑)
ジーナ : 「やっぱりブランクがあるといまいち奮わないわ。テオ、任せるから殲滅しちゃって」
テオ : 「何い!? それは俺に『カマーン』とやれということか!」
GM : じゃあ、ダイス振るまでもなく残った1匹は吹き飛びます。皆さんの勝ち(笑)


◆玄室A◆ 6のルールで宝物ランクアップ
GM : では、宝物判定をお願いします。フォモール×5なんで、おそらく盗賊のセニアが2回で、後の皆さんが1回ずつ。

 モンスターを倒すと発生するのが宝物判定。ダイスを振って何を発見したかを決めるのだ。通常の職業では2Dを振って判定する。盗賊だけは3Dを振ることができる。高い目の方が良い宝物を発見できるのは言うまでもない。



セニア : 「物色物色ぅ!」(コロコロ)12と12。
ヒー・ヘイト・ミー : (コロコロ)8。
ジーナ : (コロコロ)7。標準ね。
テオ : (コロコロ)っと、7だ。
ヒー・ヘイト・ミー : 全員平均値を振っている(笑)



 盗賊のセニアは3Dで12、他の面々は2Dで7と8(笑)


GM : 魔の塊(200G)が2つ。現金が210G手に入りました。
ジーナ : 「モヤシっ子のわりになかなか金回りがいいじゃない」
テオ : 「やった、借金が返せるくらいはもらったぞ」(笑)

 このときは全員忘れていたのだ。各種判定では6が出た時に振り足しができるルールになっていたことを。それに気がついたのは次の部屋。セニアが盗賊判定で6を出した時だった。
 結局6の分を振り足し直し、魔の塊が2個増量したのだった。多分、後から気になって戻って探し直したのだろう(笑)




◆中央の玄室◆ どっちの扉ショー

 さて、次の部屋へ。


ジーナ : 警戒しつつ部屋に踏み込みます。「地図によれば、ここで道が分かれているはず」
GM : んでは、左右に扉がある部屋です。床には沢山の足跡があります。
ジーナ : 「ん? 足跡?」 どんな具合? どちらかに向かっているとか、争ったような跡とか。
GM : 一旦左側の扉に向かっているのが、右側に方向転換してる人間の足跡です。
ジーナ : 扉に近づくだけで危険を感じたのかしら。
GM : あ、いや、扉の向こうにも足跡は続いてるけど、引き返したってこと。
ジーナ : 「行ってから戻ったということね」
テオ : 「そっちやばそうじゃないか?」>一端左
セニア : 一応、調べてみよう。左側。
GM : 左側の扉は鍵はかかってないけど…盗賊判定をどうぞ。
セニア : (コロコロ)あ、6ゾロ。2個振り足して19。
GM : 完璧に分かりますね。向こうの部屋にはゴーレムが3体いる(笑) 盗賊判定の達成値高いから、扉の向こうにいるのがブロンズゴーレムであることも分かった事にしていいや(笑)
セニア : 「ごっついのがレッツゴー3匹いるよ♪」

ブロンズゴーレム    ZL3 MR14 【魔法に弱い】
 2〜6:なし 7〜9:宝石(50G) 10〜:チェインメイル

※【魔法に弱い】……魔法生物。《眠りの雲》《睡眠》無効。魔法ダメージを2倍受ける。


ヒー・ヘイト・ミー : ダメージ魔法のダメージ2倍になってもなあ。2D+4じゃ平均11。MRにちょっと足りん。
テオ : 「…やるにしても、もう片方になんかいたら挟み撃ちだな、先にもう一方の扉調べてくれないか?」
セニア : (コロコロ)達成値6だった。<右側
GM : えーと、セニアが右の扉をちょっと調べると、鍵がかかっているね。罠らしきものは見つからない。
ジーナ : 「地図を見ると、右の扉の先は一部屋しかないわね。この足跡の人物は、戻って来れなかったということ…?」
テオ : 「奥にいるかもなー、敵か味方かはわからないけど」
ヒー・ヘイト・ミー : 「ひきこもり?」
セニア : 「どうしよ?」
ヒー・ヘイト・ミー : 「へい! へい! ヘイイイイィィッ! そこのヒッキーども、大魔術師ヒー・ヘイト・ミーさまのお出ましだぜヘイっ! このドアあけやがれえええぇっ!」(右のドアをボコボコ殴ってみる)
テオ : 「…右から行くの決定っぽいぞー、みんなー」


◆玄室B◆ うらぶれ冒険者VSヒーホー魔術師
GM : では、扉の向こうから…「畜生! よく分からんがやばそうな奴がやってきちまったぞ!」とか声が聞こえる。
ヒー・ヘイト・ミー : 「ヤバい? ヤバい? ヤバいぜこいつぁ! ヘイッ!」(右のドアに向けて怒鳴ってみる)
ジーナ : 「あら、あちらさんにはもう見つかったようね。…まあ、当然よね」(ジト目)
セニア : 「ヒッキーを脅しちゃダメだよヒーちゃん」

 セニアが開錠で高い目を出し、鍵を外すことには成功。


ヒー・ヘイト・ミー : (すかさずドアをぶちあけて)「こーこな愛すべきファッキンひきこもりどもおっ! 大魔術師ヒー・ヘイト・ミー様が貴様ら哀れな子羊どもに救いの手を差し伸べにやってきたぜー!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「わかったら崇め奉れヒッキーどもおっ。はっはっはー」
テオ : 「…どうどう、ストップストップ」>ヒー
GM : えー、中には、顔色の悪い戦士と、疲れきった様子の盗賊と僧侶がいます。
僧侶@GM : 「くっ…何だ。よく見たら同業者か。っていうか絶対属性『悪』だろうそこの魔術師!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「なにいっ!? 良くぞ見まちがえたそこのファッキン糞坊主! 偉大なるこのヒー・ヘイト・ミー様の属性が、常人と同じハズねえだろがっ!(爆笑)」
テオ : 「じゃあなんだよ属性!!」(爆笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 「聞いて慌てふためけ! この俺様は[属性:ヒーホー]だあああぁっ!」(核爆)
セニア : 「黙ってれ(ごめっ)」
ヒー・ヘイト・ミー : 「へいっ!?」(ばったり)
テオ : 「……ちょっとイっちゃってるけど人畜無害だ、多分おそらくそんな気分」
セニア : 「…ところでなんでこんなところに居るの?」
僧侶@GM : 「この迷宮の奥まで進んだんだが、ゴーレムにボコられるは、うちの魔法使いは殺されるわで。ここに閉じこもるのが精一杯だったんだ。出口から逃げようにもフォモールどもが帰ってきてしまっていて出られなかったし」
テオ : 「じゃあもう逃げられるようにはなってるぞ」
ジーナ : 「そのモヤシっ子どもなら私達が片付けたわ」
盗賊@GM : 「しかも、うちの戦士が麻痺しちゃってるんだ」
僧侶@GM : 「わたしのMPが残っていればすぐに癒せるんだが…ところで、君たちMPポーションか毒消し持ってないか?」
ジーナ : 「私はHPポーションしか持ってないわ」
テオ : 「俺は薬なんか買う金はないっ!」←借金まみれ
セニア : 「セニアは買い物しない人」
ジーナ : 「ということは…(おそるおそるヒーを見る)持ってる? 何か?」
ヒー・ヘイト・ミー : (セニアはヒーのバッグの中にMPポーションが6本入っているのを知っている(笑))
セニア : 「さっさと出せカスが(ごすっ)」
ヒー・ヘイト・ミー : 「へいっ!?」(ばったり)


◆玄室B◆ ウサギには気をつけろ!
ジーナ : 「……さて、そんなわけで私達はMPポーションを持っているわけだけれど」
僧侶@GM : 「おお、って、タダでくれるのか?」
ジーナ : 「そちらに何か取引材料はあるのかしら?」
ヒー・ヘイト・ミー : (がばあっ!)「このチンケなダンジョンについて知ってることがあったらさっさと全部ウタいやがれファッキンパーティーどもおおぉっ!」
テオ : 「とう。」>手刀>ヒー
ヒー・ヘイト・ミー : 「Σへいっ!?」(ばったり)
僧侶@GM : 「それなりの礼はする。奥にいる怪物の情報を…うちのジョニーを殺したヤツのことを教えるぞ」
僧侶@GM : 「あと、私はこう見えても3レベルなんで、もし奥に進んで困ったことになったら、ここに戻ってきてくれれば3レベルまでの治療呪文をかけて差し上げてもいい」
ジーナ : 「なるほど。悪くないわね」

 交渉、成立。そして麻痺した戦士を回復させた僧侶が語るダンジョンの情報とは……。


セニア : 「うさぎさん?」
僧侶@GM : 「ゴーレムも厄介だが、それより何より…ウサギに気をつけろ。うちのジョニーはウサギに殺されてしまった。恥ずかしい話だが…」

テオ : (うううううウサギっ!? くびちょんぱでぃすかー!?)
GM : いろんなゲームでウサギは侮れない存在と化してますね(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : こんなこともあろうかと、ここに「1・2・5!」と数えると爆発する「聖なる手榴弾」がっ!
テオ : 3と4はァァァっ!?
GM : * のろわれている *<手榴弾
ヒー・ヘイト・ミー : * わらわれている *


ジーナ : 「ちなみにその場所はどこ?」>地図を示して
僧侶@GM : 「ウサギに出くわしたのは、ここから南東の部屋(玄室E)だな」
テオ : 「一番奥じゃないのか…」
ヒー・ヘイト・ミー : 「で、そのラビット野郎は何羽いたんだか教えやがれこのファッキン坊主!」(ラビットには「臆病者」という意味もあるのである)
僧侶@GM : 「出会ったのは1匹だけだ。盗賊どもがペットとして飼いならしていたようだ。まさかあんな恐ろしい怪物だったとは…」
ジーナ : 「そんなに油断してたってことは、ちっちゃいの? かわいいの?」(わくわく)
僧侶@GM : 「敵を見た目で判断してはいけない」(遠い目)
ジーナ : 何か違う期待をしながらルンルン気分で行きましょうか。(何)


◆玄室C◆ ブロンズゴーレムVS暴走魔術師

 一行は中央の部屋に引き返し、ブロンズゴーレムが待ち受ける玄室Cへ。



ブロンズゴーレム    ZL3 MR14 【魔法に弱い】
 2〜6:なし 7〜9:宝石(50G) 10〜:チェインメイル

※【魔法に弱い】……魔法生物。《眠りの雲》《睡眠》無効。魔法ダメージを2倍受ける。


GM : んではー、さっそく東側真ん中の部屋に行くと、ブロンズゴーレム3体が侵入者に反応して動き出すデス。
ジーナ : では、ゴーレムの部屋になだれ込んで戦闘隊形! 「行くわよみんな」
セニア : 戦闘ですな。「おら撃てヒーすけ」
ヒー・ヘイト・ミー : 「えー? やだ」(笑)
テオ : 「こいつの最初の一発に色んな運命がかかってるのはなんかすごい不安だけどなー」(笑)
ジーナ : 「敵側に配置して殲滅してやろうかしら…」
ヒー・ヘイト・ミー : つーか、冷静に考えて効きそうな気がしないのだが……
GM : そこでTPを使用ですよ(笑)
セニア : トンデモポイント!
テオ : LV2の魔法って《魔力付与》とあと…もう一個は《浮遊》ー?
ジーナ : いや、今浮かべられても…(汗)
ヒー・ヘイト・ミー : 《魔力付与》してもダイス1個増えるだけで焼け石に水だし。ここは《光の矢》TP+1Dだしょ。

【古代語魔法】 1レベル 《光の矢》 敵1体に1D6+Lのダメージを与える。


GM : ブロンズゴーレムは【魔法に弱い】ですから実質TP1で2個追加効果になるですね(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : (コロコロ)んー、出目悪い……でも20だ。
GM : ゴーレムが1体吹っ飛んだ(笑)
ジーナ : 「性格に難があっても、役に立つから侮れないのよねぇ」
ヒー・ヘイト・ミー : (実は欠席者の穴を埋めようとして冒険者の酒場にいったら、魔術師はこいつしかいなかったという罠(笑))
GM : 肉弾戦ドゾー。まあ、勝ったも同然でしょうけど(笑)

 その通りだった。




◆玄室D◆ 盗賊は爆発だ!

 宝物判定。セニアが手に入れたのは戦士達がすでに着用しているチェインメイル。その脇ではテオが、


テオ : (コロコロ)…2…orz

 1ゾロでは何も手に入るわけもなく。落ち込むテオはさておき次の部屋へ。


GM : また左右に扉がありますね。左の扉はなんかゴテゴテしてる。
ジーナ : この、左の扉って気になるわね…
テオ : 宝物庫とかじゃないか? ゴーレムは番人でさ。
セニア : えーと、じゃあ扉を調べる?
ジーナ : ええ。調べて。
セニア : (コロコロ)10。
GM : 鍵かかってる。罠は見つからない。っていうか…そろそろ《七つ道具》くらい使えというか…(苦笑)
セニア : じゃあ、《七つ道具》使うか(笑/しゃきこーん

【盗賊の技】 1レベル 《七つ道具》盗賊判定のダイスを1個追加する。


セニア : (コロコロ)えーと、24のすばらしい鍵開け(笑)
GM : はい。鍵は開きました。鍵は…
テオ : 「罠はーーー!?」
GM : (ぶごーん)
GM : * おおっと ばくだん *
テオ : 「前それで毒喰らっただろぉぉぉ!?」
GM : ダメージは2D6です。防具は有効。死ぬかもね…(遠い目)
セニア : (コロコロ)死んだよ!?
ジーナ : ……(溜息)
GM : TP使えば、今のダメージなしにできるよ(笑)

・1点消費することで、HPが0になるようなダメージを無効にできる(1セッションにつき1回のみ)。


セニア : 使う使う使う!

 そして、無論他のメンバーも一様にダメージを受けたのだった。


ヒー・ヘイト・ミー : 生きてはいる、生きては(笑)。って鍵明けするなら盗賊以外は別の部屋に移動するだろフツー!?
GM : そんな宣言聞いてませんよ?(笑)<移動
GM : 扉に爆弾の罠あったんですって。発見の目標値12だったんです…
ヒー・ヘイト・ミー : 扉に爆発する罠なんか仕掛けたら、扉自体が吹き飛ぶと思います先生(笑)
GM : うん。なんでだろう…扉も吹き飛んだし宝も一緒に吹き飛んだ(笑)
セニア : ごめん(笑)
GM : えと、粉々になった宝箱の中に、煤だらけの防具とポーションの残骸を発見(笑)
ジーナ : 踏みつける(げしげし)
GM : ちなみに防具はどうにか使えそう。胸当てです。

★胸当て   負傷軽減−3  1500G★



セニア : 「ほしい」(笑)
テオ : 「よしセニア使え」
セニア : 「もらったもらった〜」
ジーナ : 人を巻き込んどいて自分だけ得してる…(笑)




◆玄室B◆ 僧侶大感謝祭
セニア : 「戻って回復してもらおか?」(笑)
テオ : 「すっごいアレだぞ、情けないぞ」(笑)
ジーナ : 「じゃあ、さっきのチェインメイルおみやげにね」(苦笑) 向こうの戦士、チェインメイルしてたっけ。
GM : 戦士はハードレザーでしたね。
セニア : あ、そうだ。向こうの戦士にチェインあげる→ハードレザーをセニアがもらう→胸当て売る!でどうだ!

 ハードレザーの負傷軽減は胸当てと同じだが、胸当ての方が売値が段違いなのだ。違いは、精霊使いが装備できるかどうかといったところ。
 そして……


僧侶@GM : 「どうした!? ちょっと見ない間にズタボロじゃないか!?」(爆)
テオ : 「…なんていうか、ウサギより怖いものの片鱗を見た気がするぜ…」(ありのままには話すもんか(笑))
ジーナ : あくまでもズタボロの戦利品としてチェインメイル渡す(笑)

 そして差額分として200Gを手に入れ、そのうえ、HP回復までしてもらったのだった。




◆玄室E◆ たとえばこんなエンディング
GM : 僧侶パーティとの用事済んだら、東側の一番南の部屋までもう来たことにしますよ?(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : その部屋には何もないといってるようなものだな(笑)
セニア : じゃあ、扉を調べますよ。
テオ : 今度は罠発見頼む、本当、マジで。
ジーナ : …やっぱり、離れておいた方がいいかしら(汗)
セニア : 《七つ道具》使うよー。(コロコロ)16です。
セニア : 16いったから大丈夫だとは思うけど…(チラ)
ヒー・ヘイト・ミー : ま、大丈夫だな。
GM : 罠は見つからんとです。ヒロシです…鍵がかかってるとです……で、やっぱし奥には何か気配がするとです…
セニア : (コロコロ)鍵開け達成値9。
GM : ありゃ、目標値10だわ(笑)
ジーナ : 鍵は開かなかった。我々は探索を諦め、ダンジョンを後にした。【完】


◆玄室E◆ 何をおっしゃるウサギさん
セニア : もっか開けなおしていい?>GM
GM : ・TPを1点消費することで、その判定をやり直せる(1判定につき1回のみ)。
ヒー・ヘイト・ミー : 「へいっ! 胸もないが学習能力もないファッキン盗賊だぜっ! へいへいっ!」
セニア : ヒーちゃん殴り倒しつつ、もっかいとらい。
ヒー・ヘイト・ミー : 「げふ(笑)」
セニア : 《七つ道具》アリ。(コロコロ)12で開いた。
GM : 中には、ガラの悪い野盗みたいなのが3人いる。ニヤニヤしながら見ているね。
ジーナ : 「何の、ガラの悪さはこちらも負けない。行きなさいヒー」(笑)
テオ : 「……地味に哀しくなってきたよ俺!? いまいち低レベルな拮抗具合に」
ヒー・ヘイト・ミー : 「へいっ! この偉大なるヒー・ヘイト・ミー様とこんなファッキンファッキンクズを一緒にするとは許しがたき侮辱、癒しがたき屈辱だぜっ! この怒りをラビット野郎どもにぶつけてやるぜ! へいいぃぃっ!」


ハイウェイマン@GM : 「おーおー。またノコノコと馬鹿な冒険者どもがやってきたぜ」
ハイウェイマン@GM : 「ここで金目のもの置いてってもらえば、命だけは助けてやるぜ?」
ジーナ : 「はぁ〜。もういいから、シメましょ」(ちゃき)
テオ : 「最初から交渉する気はないけど、交渉しても絶対こうなってるからな」
ハイウェイマン@GM : 「けっ。気の荒いお嬢ちゃんだぜ…殺れ!」
GM : ハイウェイマン×3、ボーパルバニー×1との戦闘でっす。
セニア : バニーちゃん!?
ヒー・ヘイト・ミー : これ、2グルーブと見なしていいの?>GM
GM : はい。<2グループ ハイウェイマンは肉弾戦参加ですが、ボーパルバニーは《一対一》を使用!
ジーナ : 「ううう、うさぎ!?」(きらーん)
テオ : このままだとジーナが《一対一》になりそーです。
ヒー・ヘイト・ミー : つーか質問しようと思ってたんだけどその能力何?
テオ : 《一対一》 敵1体を選び、個別戦闘を仕掛ける事ができる。
GM : 早い魔法扱いで、肉弾戦とは別で戦闘が発生するのです。選ばれたキャラは、肉弾戦に参加していても強制的に外されます。
ヒー・ヘイト・ミー : でもPC優先だからこっちの魔法が先になるよね?
GM : はい。>なのでそれを期待しています>ヒー
ヒー・ヘイト・ミー : ではそーゆーことで《光の矢》。TP1つき。
ヒー・ヘイト・ミー : 目標はボーパルバニー……さらに1TPで判定しなおして18ダメージ。
ヒー・ヘイト・ミー : TP使い切ったぜへいっ!(泣)
GM : うぐ、死んだ(爆)
セニア : お疲れ様。
ジーナ : 「ああー、うさぎがー、うさぎがー!!かわいかったのにー」(しくしく)
ハイウェイマン@GM : 「馬鹿な! なんでこの可愛いウサギちゃんが一番危険だと見抜かれたんだ!?」(何)
ヒー・ヘイト・ミー : 「へいっ! この大魔術師ヒー・ヘイト・ミー様にかかればなんでもまるっとお見通しだぜっ! へいっ!」

 こうして、ハイウェイマンとの戦いは、一瞬で決着がついたのだった。
 宝物判定で幸運を呼ぶかどうかわからないウサギの足などを手に入れつつ。



ジーナ : 「関係ないけど『お嬢ちゃん』と呼ばれたのが微妙にうれしい年齢秘密」(何)
セニア : 「墓穴掘ってますよ、ジーナさん」




◆玄室F◆ 試練場の財宝?
ヒー・ヘイト・ミー : 「しかし宝物を前にしてファッキン盗賊どもが手も出さずにたむろしてたってのはなんでだ? 番人でもいるのか?」
セニア : 「どーなんだろ」
ハイウェイマン@GM : 「畜生…けっ、こうなれば奥にある『お宝』は…お前らに、くれて、やるよ…」(ニヤニヤしつつ死亡)
テオ : 「奥になんかあるらしいけど…すげーイヤな予感」
GM : 奥の扉は重そうな鉄扉ですが、見たカンジからして安物っぽいカンヌキです。鍵はハイウェイマンが持ってます。
ジーナ : セニアにウサギの足持たせてGOね(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : これが「ファイティング・ファンタジー」だとまずまちがいなく金貨に擬装した「番人」とよばれるモンスターが配置されているのだが(笑)


セニア : とりあえず、《七つ道具》使って調べてみる。(コロコロ)25で。
GM : うわ…それはもう、分かる。罠らしき罠はないっつーか、必要ない。
テオ : なんだなんだー(汗)
ジーナ : 必要…ない?
GM : 奥に生物の気配はないけど…なんか微かにチャリチャリと音がしてる。
セニア : 「な、何の音かナ?」
テオ : 生き物じゃないけど音??
ヒー・ヘイト・ミー : ……『這い回る金貨?』?
GM : ご名答。もうバラしてしまおう。今回のボス、クリーピング・コイン様の登場だー(笑)
セニア : 「宝じゃないよ!?」
ヒー・ヘイト・ミー : うわマハリトもってないのにっ!?
テオ : 効かないブレスとかブレスとかの!? あー眠らない!
GM : チャリンチャリンチャリンチャリン…いきなり鉄扉が開いて…奥の宝箱はだらしなく鍵が外れてる。
ジーナ : ふ。知識がないから皆が何に怖がってるのかわからないわ(笑)
テオ : とにかく数がね! ジーナ! 元のゲームの場合だけど!
ヒー・ヘイト・ミー : ちまちまブレスを吐く金貨型ゴーレム。HP1。ただしたくさん。その上仲間を呼ぶ。
GM : その中から、普通の金貨の10倍くらいはありそうなでっかい金貨が無数に飛び出してきた!
ジーナ : 数!? 無数!?
GM : 戦闘開始。敵はクリーピングコイン×18です。
セニア : いっぱいキター!?
ヒー・ヘイト・ミー : 18って(笑)


◆玄室F◆ コインVSダイス
テオ : TP使おうTP。
ヒー・ヘイト・ミー : ない(爆笑)
GM : 原作どおりHPは1ですよ?(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 原作どおりブレスのダメージも0ですか?(笑)
GM : そんなんだとスリルないじゃないすか(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : つーか1ダメージでも18きたら死ねますがなにか?(笑)
GM : 敵ですが、18体のうち14体が肉弾戦に参加。うち3体はブレス。うち1体は仲間を呼びます。
テオ : 「うああーやっぱりぃぃぃぃ」(神坂一っぽく)
セニア : 呼ばないでぇ。
ジーナ : 仲間呼んだら何匹来るんだろう(怖)
ヒー・ヘイト・ミー : その前に魔法。《魔力付与》をジーナに。

【古代語魔法】
2レベル  《魔力付与》 戦闘中、味方1体の戦闘判定ダイスを1個追加する。


GM : ジーナはダイスが1個増える。
ジーナ : 戦闘判定ダイスが4D+5になったわ。>ヒー
GM : では、こちらの早い魔法扱いのブレス。肉弾戦参加者は全員1×3ダメージ受けて下さい。防具無効。

 そして危機感とともにダイスを転がす肉弾戦である。


GM : 残りのメンバーは肉弾戦参加でいいです?
ヒー・ヘイト・ミー : 目が悪かったら「フェイク」使って判定振りなおすこと>セニア
GM : MPが足りない…(爆)
ヒー・ヘイト・ミー : うわ最悪!?
セニア : 《七つ道具》使いすぎた(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : つーか先にMPポーション使っとけば
テオ : 貧乏性だからそんなの思いつきませんでしたよ!?>ポーション
セニア : 21でーす。
テオ : こっちTP使う。ってことで殴りに行くよ。
テオ : (コロコロ)24出たー。6はなかったけど。
ジーナ : 36ね。まあこんなものかしら。
テオ : 二回回ってるよ!? ←2回連続6の振り足しクリティカルを出したという意味。
GM : ぶ、81対42ってことは…そちらの39アップ…全滅(爆死)
セニア : おつかれ〜
ヒー・ヘイト・ミー : 瞬殺かい(笑)


◆玄室F◆ 締めの財宝
ジーナ : てことは、18匹分ドロップ品判定!?(きらーん)

 さあ。ラスボスを倒したのだから手に入る財宝にも期待が高まろうというもの。


ヒー・ヘイト・ミー : で、18体分宝物表振るの?(笑)
GM : 仲間呼んだので19体です(笑)
テオ : …ああ、来てたのか…仲間…
ジーナ : 来てたのね…仲間…(笑)


GM : それぞれ5・5・5・4回振ってください(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : じゃ私が4回で。(コロコロ)7・5・4・7(笑)
GM : 現金22G(笑)>ヒーさん
テオ : 7,5,7,13
GM : 現金21Gと金塊の欠片(30G)>テオさん
ヒー・ヘイト・ミー : 13だして30gってしょぼいな(笑)
テオ : …本職ガンバレ(笑)
セニア : 12、17、14、15、9
GM : 砂金(20G)、巨大な金貨(100G)、金塊の欠片(30G)×2、現金10G>セニア
ジーナ : ドロップ品。ここでTP使おう。1点ずつ2匹分。(笑)(コロコロ)
テオ : また二回回ってますよ!?
ジーナ : 5,5,6,19,22(笑)
GM : 現金3Gと巨大な金貨(100G)×2(笑)>ジーナ
GM : 戦士の方が稼いでますね(笑)
セニア : (部屋の隅で膝を抱えている)
GM : でも合計で436Gしかないや。しょぼいボスだなぁ(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 自分で作っておいて(笑)。でもクリーピングコイン以外の宝物があるはずでは?
GM : いえ? こんな怖い部屋に他の宝持ち込めませんよ(爆)
GM : という訳で、ボスを倒したのでセッション終了です。お疲れ様でした(笑)

 こうして、今回の冒険は締めくくられたのだった。そしてその後、冒険の舞台はランダムダンジョンへと移っていくのである。


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