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【ダンジョン日報2】 第31号 06年11月11日

『タイムアップ?』

 ファーストパーティが挑み、そして打ち砕いたはずの存在。

 ――――邪悪なる魔術師ザトン。

 今、セカンドパーティが最後の戦いの刻を迎えていた。
 だが、セカンドパーティ最大の敵は、ザトンではなく、時間だった。
 それも、キャラクター達には関係のない、背後の人達の。
 行動の表には現われない。しかし時間は刻一刻と迫っている。
 そんな緊張感があるものと思って読むと、ザトンまでの長い道のりに、焦りすら覚えるかもしれない。

と思ったが、読み返してみたらそれほどでもなかった。


今回のトピック  『巻け巻けラストバトル 〜ザトン終章〜 (前)』

 セカンドパーティも、ついにこの時にたどり着いた。
 そう。ラスボス、ザトン戦である。
 だが、この日は参加者の都合で、終了時間が決まっている。
 さあ、時間がないぞ。一直線にザトンまで……!
 ところが。

 バンパイア×5!
 レッサーデーモン×9!
 ポイズンジャイアント×6!


ザトン : 「もはや時がない。っていうかそっちも時がない。あーもー以下省略とりあえず全力で向かってくるのだゴリゴリと」

 巻け巻け進めラストバトル。
 こんなラスボス戦有りですかー?!






今回の参加メンバー


リコル
魔法剣士/レベル7

ジン
侍/レベル9


フレイム
戦士/レベル7

タック
魔導師/レベル7

マリア
司教/レベル6

クレスポ
怪盗/レベル6

チャック
ファミリア/ウィスプ
   



◆プレイ前の風景◆ ラストダンジョン
GM : さて。今日はメンバが揃えばザトンを倒しに行こうか、という話でしたが……。
GM : 盗賊がいにゃい(爆)
リコル : ああっそういえば!(笑)
GM : 仕方ないので、アルセーヌ・クレスポにご足労願いましょう(笑)
ジン : アルゼンチンの英雄!?
クレスポ@GM : 「ふっふっふ、やはり俺がいないと、ラストが締まらないッスね!」 ちなみにあれ以来、冒険してないのでまだ6レベルです(笑)
リコル : そういえば…ザトンの時は最後の宝物判定が超重要。
クレスポ@GM : 「……あ、俺が振らないといけないッスね」
ジン : ……うー。そこをNPCに任せるのはさすがに良心が。
GM : ファーストの頃は時間なかったんで、いきなりザトンと戦うことになってたけど、今回はきっちりフツーにダンジョンをこなしてもらいまっせ(笑)
ジン : 「ついに、ラスボスなのですね…」

ジン : そういえば、今回は後衛がチャックさんですよ!
チャック(タック) : 「オイラ呼んだでチュ?」
ジン : チュって言った、チュって!!(///)
タック : 3000円払ってチャックにウィスプを入れたよ。これで僕のダメージは半分ー。後衛の耐える力は上がったよー。
GM : 円になってら(笑)
ジン : 税込みなのか…





◆玄室C◆ バンパイアハンター

 しばらく通路が続いた後、マリアの振ったダイスが玄室を出した。


タック : あ、部屋に出た。
GM : モンスター出現。バンパイアが5体。
リコル : バンパイアの【吸精】を防ぐ退魔の虹水晶1つ持ってる。あとは、ジン、タックが1個ずつ?
ジン : 私は3つ持ってますよ。
タック : 爆裂爆裂(わきわき)
リコル : 【麻痺】が通る危険性は少ないね。私も《爆裂究極》しかないかなー
マリア : 私も《破邪の光》をしましょうか?
タック : よし、じゃあ僕がまず《爆裂究極》を飛ばす。後がいっぱいいるからTPは入れないよ。(コロコロ)
ジン : 《光の鎧》…。あ出遅れた
タック : 達成値27を倍にして、54ダメージ!!
GM : 2体潰れた(笑)
リコル : 《光の鎧》いらなさそー(笑)

タック : 変だな、こんなに灼熱の爆裂が起きてるのに、部屋が寒いや。(って僕の部屋がね(苦笑))
ジン : 私もなんだか風邪気味で(笑)(中の人が)
リコル : (こっちも室温15度か…)


マリア : では、《破邪の光》を。(コロコロ)あら、低いですわね。18ですわ。倍にして36。
GM : さらに1体潰れた。あ、もう2体しかいない(笑)
マリア : アンデッドを聖職者の前に出すとは、無謀ですわね。
リコル : もう…攻撃魔法いいんじゃ(笑)
クレスポ@GM : 「じゃ、俺も《狙撃》しとくッスかね」

 残り1体になったバンパイアに、ジンとリコル、クレスポが白兵戦を仕掛けた。
 リコルがエレメントフォースを発動し、29を出した。
 バンパイアは倒れた。

 そしてその頃、ジンは白兵ダイスで100を振っていた。



ジン : すいません。無駄に高くてすいません。





◆玄室C◆ ケーキの甘い罠

 そしてここでフレイムが合流。6人パーティになった。


ジン : 「フレイムさん、お久しぶりです」
タック : 「今ザトンに向かってるとこだよー」
フレイム : 「久々に兄にシューターに蹴り込まれました」
フレイム : で、ここで特製のチョコケーキ食べるか否か迷っています。

【ティアの特製チョコケーキ】(非売品)
 セッション開始前に使用(=食べる)し、消費するHPを決める。消費したHPと同じパーセンテージ分、あなたがセッション終了時に得る経験点が増える(例:30HP消費で30%アップ。端数切り捨て)。使い捨て。

 info:「シビれる味」っつーか「天国の美味」っつーか


フレイム : 死にそう、という気がして食べられないんですが(ぁ
GM : いや、減らした後回復すればいいよ(笑)
リコル : うん、そう。今日は回復が二人もいるから遠慮しないで冥土を垣間見てくるといいよ!
フレイム : では37点消費して食べる(何)
タック : あーあ、垣間見に行っちゃった。
ジン : メイドさんによろしくです。
マリア : 我が父よ、フレイムさんに加護を与えたまえ……。
GM : では、世にも恐ろしくマズイケーキを食べたフレイムは、セッション終了時に得られる経験点が37%アップします(笑)

ジン : 「あれって、もらってからどれぐらいたってますっけ…」
タック : 「……ずいぶん」
リコル : 「大丈夫、そういう物体だよ」
フレイム : (真っ青な唇と顔色で)「気にしたら負けです」





◆玄室D◆ 逆境ナイン

 さて、次の玄室である。フレイムが加わって6人になったパーティ。6人になるとモンスターの出現数が格段に増えるのだ。


GM : レッサーデーモン9体出た(笑)

フレイム : がふ。
ジン : 多っ!?
リコル : ヤバイ!(笑)


ジン : MR合計にひゃくななじゅう。
タック : 当然全員《火球爆発》させてくる、よねぇ。
マリア : 《神の衣》をとなえておくべきでしょうか?
リコル : それは絶対必要だよね。
フレイム : 《灰燼化》効くっけか。
タック : 目標値がMRの30。僕のダイスは標準で2D+10。《灰燼化》はクリティカルしない。
GM : 無理ぽ(笑)

 結局、マリアは《神の衣》ではなく《静寂》でレッサーデーモンの魔法を封じ、タックが《爆裂究極》で数を減らすという作戦となった。止めきれなかった《火球爆発》のダメージは甘んじて受けて回復の予定である。


GM : レッサーデーモンズは無道にも全員が【闇の力】による《火球爆発》の構え。
タック : やっぱりー。そりゃそうだよねー。
ジン : そのための【闇の力】ですしね…
クレスポ@GM : 「先立つ不幸をお許し下さいッス…」
タック : じゃあ、マリアさんは向こうのはしっこから《静寂》やってー。僕はこっちの端から《爆裂》を(笑)
マリア : 《静寂》を宣言しますわ。2回回って、33発ですわ。
GM : 2体黙らせた。
タック : 《爆裂》いくよー。(コロコロ)34でー、ダメージ68発〜!
GM : 2体死亡。火球を撃てるのはあと5体。生きてるのはあと7体。
リコル : 回復は抜きで、爆裂するよ?(コロコロ)振るわないーーー!20で、倍にして40。
GM : 1体潰した。
クレスポ@GM : 「アットピンホール使ったほうがいいかな?」(笑)
リコル : そだね、《狙撃》の方がいいね。
クレスポ@GM : そッスねー。じゃ、「そげきの島からやってきたー」(笑)(コロコロ)18ダメージ与えて撃破ッス!
フレイム : これで3/5か。火球は3まで減った。MRは150。
GM : では、レッサーデーモン3体が《火球爆発》を使用! 白兵戦参加者が目標です。

フレイム : 白兵参加者手を挙げてー。ノ
リコル : ノ
ジン : ノ
クレスポ@GM : ノ


ジン : いらっしゃいませ!
GM : 一撃目、30。二撃目、31。三撃目、23。まあ、4人で分散するから、ダメージは8−8−7−7、8−8−8−7、6−6−6−5点になるよ(笑)

 結果、大したことのないダメージ計算の後、白兵へ。


GM : 敵はレッサー×5。
フレイム : 武器は前回よーやく手に入れた、カシナートブレード。4D6+16。「ふ。ドリルを食らいなさい(何)」
GM : クレスポは…《不意打ち》してみよう(笑)

 皆健闘したが、敵のMR150には敵わず、140止まりとなった。


タック : おしいっ!
GM : そですね。ではターン終了…
クレスポ@GM : 「《死毒の刃》ァァァァ!!」
フレイム : (笑)
ジン : えらい(笑)
タック : クレスポカッコイイ!
クレスポ@GM : ただ、2D6+6って微妙なんスよ(笑)(コロコロ)う…あと1点足りねえ(汗)
ジン : くれすぽかっこわるい…
フレイム : うむ。まぁ次頑張りましょう。

 続く第2ターン目。


フレイム : 魔法使いが消し飛ばして終わりでしょうが。
GM : ぶっちゃけ、あと3体潰せば楽勝でしょ(笑)
タック : じゃあ、ひとまず僕爆裂いっちゃっていいね。いっくよー。(コロコロ)30の、倍にして60!ぴったりー。
フレイム : 2体飛んだ。
リコル : こっちも爆裂、1体ぐらいはー(コロコロ)ダメだった、達成値13の、ダメージ26。
フレイム : 「まぁ、気負わないで下さい。    魔法剣士ですし」(ぼそ)(ぉぃ
ジン : 「今、裏フレイムが!」
フレイム : ……(にこやかーに)「なんですか? 私今何か言いましたっけ??ジンさん」
リコル : …イストの言葉を思い出して立ち直ろう…。

 そんなことがありつつも、想定通り、危なげなく勝利したのであった。





◆玄室F◆ かべのなかにいる

 ダンジョンのラスボス、ザトンを目指す以上、無駄な消耗は避けたいところである。トラップ&モンスターやモンスター×モンスターはできる限り避けたいところだ。



 と。


タック : で、ダイスは1。イベントは5 _| ̄|○

フレイム : ……
リコル : うっ…
ジン : はう


GM : トラップ&モンスターか(笑)
タック : 厄介なのを…
フレイム : 1−6コンボでないだけマシなのか……でもないな。トラップ凶悪だし(笑)
GM : テレポーターの罠に、ポイズンジャイアントが6体。
フレイム : テレポーター!
ジン : よりによってええ
GM : とりあえず、《七つ道具》ッス!! あ。明かり修正忘れてたw
ジン : おーい(笑)
マリア : 皆さん、疲れてますのね…

 それでもテレポーターのトラップは、達成値19で解除されたのだった。





◆玄室F◆ 毒消し

 さて、残る6体の毒巨人をどうやって消耗少なく片付けるかが焦点である。


クレスポ@GM : 《灰燼化》をTP入れて撃つ、でいいんじゃないスか?(笑)
フレイム : うん。それが一番、面倒が無い。TP以外は。
タック : 使うTPは僕の分だけですむし。うまくいけば。確実を考えて3点入れるよ。(コロコロ)どーんと28で消しました。
ジン : おつかれさまでした(笑)



◆玄室G◆ 急がばザトン

 ここまで強敵の連続で、意外と時間の経過が激しい状態である。今日のプレイ予定の限界時間が迫っている。だが、あとはラスボス、ザトンを残すのみ。そこでGMが時間短縮のための提案をした。



GM : えーと、皆さん宝物判定でTP入れる予定がないなら、すっ飛ばしてラスボス戦いきません?(笑)
フレイム : そーですね。



 というわけで、いきなり途中省略技が発動。ザトン戦に突入することになった。


GM : では、例の営業時間が書かれた扉の前まで来た(笑)
タック : こっちの営業時間が切れそうなんだけど(笑)
GM : バン、扉が開かれて…現れたのは邪悪なる魔術師ザトンドラゴンゾンビ×6!
タック : 向こうから来たしー。
ジン : 「…遅くにこんばんはです」
ザトン@GM : 「もはや時がない。っていうかそっちも時がない。あーもー以下省略とりあえず全力で向かってくるのだゴリゴリと」(何)
GM : セリフが短くなっても何言ってるか分からないザトンであった(笑)
タック : 「あのー、こんばんはー。ママに倒されたって聞いたけど、元気そう……だね、あ、うう。うん。ゴリゴリいくよー」



◆玄室G◆ クイックセーブ

 そりゃもう問答無用で戦闘開始である。


GM : 敵の行動は、ザトンが《爆裂究極》、ドラゴンゾンビ6体が【腐食の息】を使用。
タック : うわああ。
マリア : では、さっそく衣いきますか? それとも《破邪の光》いきますか?
リコル : 衣!こっちが唱えるよ。マリアは…回復、かな。ブレス怖いからね。
フレイム : ですね。マリアは回復待機。タック・リコルで爆裂を。
リコル : 衣かけたから爆裂無理!
クレスポ@GM : クレスポはアットピンホールつき狙撃の予定。
フレイム : 一旦まとめる。リコル衣。マリア回復待機。タック爆裂。クレスポ狙撃。
フレイム : で、ジンと私は誰に魔石を、という問題が。
GM : クレスポと…マリアでいいのでは? 万一を考えて。


GM : ターン開始。リコルが《神の衣》を使用。そして魔石が飛ぶ。
フレイム : マリアとクレスポに魔石。
マリア : 魔石の効果を受けましたわ。
タック : はーい、じゃあそこで僕の爆裂。TP3点入れた。(コロコロ)達成値は59!倍にして118!!
GM : ぶはう。ゾンビ2体逝った(笑)
ジン : すご(笑)
タック : それでも2体かぁ。
フレイム : 削れた所へ狙撃GO
クレスポ@GM : アットピンホールつき狙撃!(コロコロ)28当たってたんで3体目も吹っ飛んだッス!
フレイム : うんうん。よーしよし。これで問題は腐敗の息3だけ(笑)

 だがこの時点で、時間はかなり遅くなっていた。スタート時に設定した限界時間を経過している。


GM : どうしよ。今日はここで切っておくという手も…次いつ集まれるか分からんけど(笑)
フレイム : ……切ろうか。無理を強いても仕方ない。
マリア : 仕方ありませんわね。
タック : うん。限界時間じゃしょうがないよー。
ザトン@GM : 「では、戦闘中にセーブ機能が働くぞ」(笑)
ジン : クイックセーブを…
フレイム : 「便利な世の中になりました」(ぁ
マリア : ぼうけんのしょにきろくしますか?
タック : セーブ機能ついてたんだ!でも次は敵の攻撃からというすごいタイミングで!
GM : ふっかつのじゅもんは「ああもうほんとしごとだるいったらありゃしねえ」
タック : そして次に再開されるときにはメンバーが一部入れ替わってたり?(何)
タック : 後ろで魔法を撃ってるはずのタックがいつのまにかヒー師匠に!?(何)
フレイム : 嫌過ぎる……



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