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【ダンジョン日報2】 第32号 06年11月22日

『セーブ失敗!?』

ジン : クイックセーブの場所からやり直しですね。

 と思いきや。

GM : さて、戦闘中のセーブが失敗し、バグが発生しました。たとえば、クレスポのデータがトリガに置き換わっていたり、旧型パソからアクセスしていたため非常に処理速度の遅いマリアの姿が消えたり(笑)

 気がつけば、前回のセーブとは全然違うデータにすり変わっている謎現象が?!

 しかも戦闘始まってないよ。まだザトン戦の前だよ。

 あああ、弟がセーブデータ上書きしたーーー!!!?



今回のトピック  『最後の願い 〜ザトン終章〜(後)』


 その時、護符に触れたトリガは聞いたのだ。

「我が弟子を…止めてくれ…」
「あやつは、取り返しのつかぬ過ちに手を染めようと…我がもう一人の弟子の…力を借り…頼む…」


 声はそれで、途切れた。



 それは、邪悪と呼ばれた魔術師の切なる願い。






今回の参加メンバー


リコル
魔法剣士/レベル7

ジン
侍/レベル9


フレイム
戦士/レベル7

タック
魔導師/レベル7

トリガ
怪盗/レベル7

チャック
ファミリア/ウィスプ



◆プレイ前の風景◆ ざんねん! あなたの ぼうけんの しょは きえてしまった!
GM : さて、戦闘中のセーブが失敗し、バグが発生しました。たとえば、クレスポのデータがトリガに置き換わっていたり、旧型パソからアクセスしていたため非常に処理速度の遅いマリアの姿が消えたり(笑)

中の人(フレイム) : 「マリアはログアウトしちゃったかー」(ぁ
中の人2(フレイム) : 「単なる寝落ちじゃね?」


タック : しかも何故か今いるのは部屋の前なんだよね。おかしいな、さっきまで戦ってたはずなのに…?
ジン : クイックセーブの場所からやり直しですね。



◆ザトンの間◆ やりなおしを要求する
GM : ポイズンジャイアント戦で出た「悪の鎧」は、フレイムが装備してるんだっけ?
フレイム : ……してたっけ?
タック : 今なら装備しなおせる(笑)
フレイム : 装備しなおそう(笑)
ジン : あ、エクスカリバーに持ち替えます。あと、フレイムさん。ウサギソード、貸しますか?
フレイム : ボーパルソード? 1D+6で強打かー。貸してください。
ジン : 了解です。ウサミミソードをフレイムさんに貸与しました。

 さて、ちゃっかり体制を立て直し、改めてザトンの間の前に立つ一行である。


GM : では、部屋の前です。

「邪悪なる魔術師ザトンの事務所 営業時間 9:00〜17:00 パート・アルバイト大募集 時給300G 簡単な事務処理一般です。トゥルーワード及び《復活》を扱える方優遇します」
「詳細は人事担当のバンパイアロードまで TEL:00-118-118」



リコル : 「……なんで《復活》が必要なんだろ…」
フレイム : 「マスターニンジャとか使いまわしにしてるからじゃないかな」
トリガ : 「…リコルさんは優遇してもらえるみたいですね」
GM : じゃ、軽いジャブも終わったところで…準備はよろしいですか?
フレイム : 「……さて、戦いますか」
GM : では…扉が開け放たれ、現れたのは威厳溢れる老人、ザトンと、5体のドラゴンゾンビです。
邪悪なる魔術師ザトン@GM : 「もはや時がない……我が施した封も力を減じ、かの悪夢が解き放たれるまであとわずかだ。我が弟子が……破滅を回避すべく、さらに絶望的な道を歩もうとしておる」
トリガ : 「封印って。一体ここには何が封じられてるんですか!?」
邪悪なる魔術師ザトン@GM : 「汝ら、我を縛りし力を託すに値するや否や? 力を以って我が問いに答えるべし!」
ジン : 「……邪悪なる魔術師、ザトン」
ジン : 「セニアがここ通りませんでしたか!?」(切実)
フレイム : 「とりあえず互いに互いの言う事聞いてないのは確定と」
GM : ザトンはみんなの質問にさっぱり耳を傾けることなく…相変わらず何言ってるか分かんないまま戦闘に突入です(笑)
GM : 敵は邪悪なる魔術師ザトンドラゴンゾンビ×5。
タック : とにかく邪悪なんだ。邪悪なんだね。なら倒ーす!
リコル : 先生、マリアがいません。
フレイム : 居ないものはしょーがないっ! リコル、君が頼りだ!



◆第1ターン◆ 既知感
フレイム : さて戦ろうか。ターン開始時に……《神の衣》か?
リコル : 《神の衣》すると、このターン回復がない…。
フレイム : くぅう。死にそうなのは誰だ。私ですか(笑)
トリガ : このターンはドラゴンゾンビを減らさないと、ジリ貧ですね。
タック : 僕の《爆裂》は確定だね。でもまずターン最初だよー。
フレイム : じゃあ、私は自分に魔石使いますんで。
ジン : では魔石をトリガさんに使用します。死なないでくださいね!
GM : ターン開始時。フレイムは魔石使用。トリガも魔石により、抵抗判定ダイスが2個増えた。他には?
タック : 僕はチャックのウィスプでダメージ半減するから、がんばって耐える。
GM : 敵にかける魔法タイミング。ザトンは《爆裂究極》、ドラゴンゾンビたちは全員【腐食の息】!
フレイム : では、タックくん《爆裂》GO。
タック : うん、TP3点入れて《爆裂》いく! 目標はドラゴンゾンビ! 2体つぶせるといいな。
フレイム : 潰せないと困るのだが。
タック : (コロコロ)41で倍にして82点ダメージ。1体倒して2体目あとちょっと。《狙撃》でお願い!
フレイム : 惜しい。
トリガ : では、ダメージを負ったドラゴンゾンビに普通に《狙撃》です。
GM : 残り8点しかないから、まず潰せるでしょうが…
トリガ : (コロコロ)27点です。>《狙撃》
フレイム : よし潰した。

タック : 「うーん。前は2つ潰せたのに……うん? 前? おかしいなー、前なんてないはずなのに」
ジン : デジャヴですか(笑)
フレイム : 気にしたら負けだ。





◆第1ターン◆ ドラゴンゾンビの猛威
GM : では、ドラゴンゾンビはあと3体。
GM : で、敵の番。まず、ドラゴンゾンビ3体の【腐食の息】に抵抗してもらいましょう(笑)
GM : さらに、ザトンがBP5点をつぎ込んで《爆裂究極》! 「魔術師め、人間め、貴様らのせいで……滅びよ、すべて滅びよ!」
フレイム : ドラゴンゾンビの【腐食の息】×3とザトンの《爆裂究極》か(笑) BP5点か、来たねぇ。
GM : 【腐食の息】の分。抵抗の目標値22が3回。パーティ全員ね。我ながら鬼畜だ(苦笑)
GM : ちなみに、一度でも抵抗に失敗すると、その戦闘中、鎧の負傷軽減が0になります。
ジン : きついな…(笑) 全てにTP1ずつ入れます。(コロコロ)27、22、27で全て抵抗。
タック : よっし、がんばる。(コロコロ)くっそー。14、20、19全部抵抗失敗しちゃった。
リコル : (コロコロ)32、18、22。真ん中だけ抵抗ミス。
トリガ : (コロコロ)三回とも抵抗成功です。
フレイム : (コロコロ)全部抵抗。
GM : ダメージは2D6+15の魔法ダメージ。各自で、決めて下さい。
タック : 減点できるのは《魔法の盾》の2点…だけかな。

GM : ローブ着てる人は、負傷軽減でさらに引ける。
タック : あ、ローブ着てる人! みかわしのローブ着てるー。ほっ。
GM : え、みかわしなん? 虹色のローブじゃないの?
タック : (笑) うん。
GM : それは修正はいりません(笑)
タック : うあ、やっぱりそっか(笑)


ジン : うひい、24。20。24。半減して12、10、12。《魔法の盾》引いて、合計28ダメージきました。あづづづづ。
トリガ : 5、8、7で合計20点ダメージです。
フレイム : 合計29ダメージ。残りHP9。
リコル : 22、21、22の、抵抗で11、21、11で、盾で9、19、9ダメージ。37きたー! 死んだー!
リコル : 1回TP使って復活しても次のザトンの《爆裂》で落ちる!
タック : ダメージ。26、22、22。2点ずつ引いて24、20、20。ウィスプの半減で12、10、10。合計32ダメージ来た…。
タック : ……で、僕のHPは31だから、死んでる。自分へのダメージで大きな目を振りすぎ。6とか5とかばっかだったもん(爆)
GM : げ。もしかして死者2名確定?(汗)
ジン : うーわー!?

 実はタックは損をしている。
 タックができるダメージ減点は《魔法の盾》の−2点とファミリア:ウィスプのダメージ半減。
 ここでは《魔法の盾》で2点減点してからダメージを半分にしているが、ダメージ半分を適用してから《魔法の盾》の−2点減点を使えば、各ダメージごとにもう1点の減点が受けられている。29ダメージで済んでいるのだ。
 この1点の計算違いが、後々までパーティを苦しめることになる。





◆第1ターン◆ 全滅ルート一直線

 まだ、ドラゴンゾンビの【腐食の息】が終わったところである。ここからザトンの《爆裂究極》が来るのだ。


フレイム : うーん。ひょっとして終わってない?
フレイム : ……とりあえず、TP使って復活してください(笑)
タック : TP復活…だけど残りHPは9点。
フレイム : で、この《爆裂究極》食らって死んだら俺がTP使って回復して、次のターン生きてたら転移の指輪使って帰ります。
リコル : 後で回収しにきてね…
GM : さて、どうなるやら…9D6+20だけど…(コロコロ)ありゃ? ひ、低いな。達成値が49しかねえ(笑)
GM : ダメージは、5人で頭割りして10、10、10、10、9点の火属性魔法ダメージ。しょぼ(笑)
タック : 生きては…いられる。ふー。なんとか、なる…かも?
フレイム : ……ありゃ、抵抗失敗しても生きてるね。
GM : あ、ちょっと待って。《爆裂究極》だから…ダメージが2倍だ(笑)
タック : うわ(爆)
フレイム : だよなー。
タック : そうだよね、そうだよねー(笑)
GM : 20、20、20、19、19か。

リコル : えーっと、落ちた。確実に。死亡確認。
タック : ぴったり0かー。僕、死んじゃったー。





◆第1ターン◆ 運命の白兵戦
ジン : 生き残ってる人は!?
トリガ : はーい。
フレイム : 食らった、死んだ、TP使って復活。
ジン : …次の白兵、耐えられますか?
フレイム : ……ザトン+ドラゾンビ×3でMRいくつだよ。
GM : 70+135で、205だね、最低でも(笑)
フレイム : ……全滅じゃね?
トリガ : 《願いの精霊》使いますか…。
ジン : 使えるの次のターンですよ(苦笑)
フレイム : だね。
タック(ばったり) : あ! じゃあここで生き残れば!!
リコル(戦闘不能) : ……生き残れるの!?
GM : ま、とにかくこのターンの白兵戦ですね。
トリガ : ここを何とか耐えないといけませんね。
GM : ザトン、ドラゴンゾンビ×3が襲ってきます。

 生き残った者も、残りHPはあとわずか。フレイムが10、トリガとジンが9点しか残っていない。勝ち目の薄い白兵戦からの生還に、全ては委ねられた。


フレイム : 次に逃げるつもりでTP全部突っ込みます。全部っつっても4点だがナー。
トリガ : 私もTP4点と、《不意打ち》で白兵参加です。
ジン : 分かりました。TP5点。
タック(ばったり) : まずは生き残ってー、みんなー。

 そして白兵戦のダイスが……振られた! 敵の総MR205を目指して。


トリガ : 8D+8で【強打】。(コロコロ)【強打】になってるのに、一回しか回りませんでした。53でストップです(泣)
ジン : (コロコロ)えーと、私も58(笑)
GM : これは…全滅くさいな(汗)
フレイム : さて、俺は8D+13で【強打】だ。(コロコロ)5回クリティカルして79発
GM : 190対205。敵の15アップ。参加者3人に5の物理ダメージ。鎧ではじくだろうが(笑)
リコル(戦闘不能) : ブレス抵抗してない人はよろいが(げふ)

 でも、生き残った。



リコル(戦闘不能) : すごい、生きてるー。
タック(ばったり) : ギリ生き残り!?





◆第2ターン◆ にげる ⇒ さいごまで たたかう

 かろうじて1ターン全滅の危機は脱した。しかしこのまま次のターンを生き残ることは難しいと思われた。



フレイム : そういや俺さっき、《渾身》使うのわすれてた(何)
GM : もったいナス(笑) 使ってればドラゴンゾンビ倒せたような(笑)



 計算したら、2点足らずで無理っぽい(苦笑)


フレイム : では仲間の死体を抱えて「指輪よ!」
GM : 次のターンの頭で、速攻でそれですね?
トリガ : むう、帰るんですか。
フレイム : ……こっからどーできるってんだ。
トリガ : 《願いの精霊》で「死者を生き返らせる」を選択して、《壊呪》×3でドラゴンゾンビを撃破です。
フレイム : 《願いの精霊》は味方の魔法タイミングだろう? しのげるか? 《爆裂究極》+【腐食の息】。
ジン : いえ、ターン開始時に使えるようになりました。
フレイム : ……それ強くない?
GM : その分、レベルドレインのペナルティがきつくなったよ(笑)
ジン : そうなんです(笑)
フレイム : じゃ、それで。
GM : では第2ターンの開始時。
ジン : 「……願いの精霊よ。仲間を助けてください」

GM : メンバー全員のHP全快、状態異常もすべて回復!





◆第2ターン◆ 起死回生
リコル : 「……ギルドスキル《蘇生》っ!!」
タック : 「……あれ? 僕、今やられて…はっ! まだ戦闘続いてるんだ!」
ジン : 「……皆さん、動けますか?」
GM : 《復活》みたいに【眠り】状態ってことはなく、即座に動けます。ターン開始時に使う魔法は無理ですが。
フレイム : というわけで、《壊呪》GO。
GM : む、それがあったか。
タック : うん。《壊呪》するー。
リコル : 《壊呪》…回復いらないね?
フレイム : 要らないね。爆裂は頭割りだから、今のHPならなんとかなる。
トリガ : 目標値15ですから、どんどんいってください。
タック : (コロコロ)僕、達成値42。TP入れてないのに先の《爆裂》並だ(笑)
リコル : (コロコロ)達成値21、こっちも成功。
トリガ : 私も《壊呪》を使いますね。(コロコロ)こちらも達成値21で成功です。
フレイム : ドラゾン壊れたね。
GM : では、立て続けに放ったディスペルマジックの波動により、ドラゴンゾンビが次々と四散し、砂になって崩れ去る!
ジン : 成仏してください。
邪悪なる魔術師ザトン@GM : 「ほう…やりおるわ!」
GM : ザトンは再びBP5点組んでの《爆裂究極》!(コロコロ)くー。達成値52のダメージは104!
フレイム : HP=防壁(笑)
GM : 21、21、21、21、20の火属性魔法ダメージ。くそー。

 HP全快のパーティには脅威ではない。


GM : では、他何もなければ、白兵戦。敵はザトンのみ。ザトンはBP5点をつぎ込もう。ムダっぽいが(笑)(コロコロ)ぶはう。83しかねえ(笑)
トリガ : こちらはジンさん、フレイムさん、リコルさんですね。

フレイム : んー……TPは1点消費、で《渾身》使用。5D+26の【強打】(コロコロ)いまいち。58発
リコル : ここで決めるならTP全部つぎ込むよ。(コロコロ)7個振っていっこもクリティカルしないー!…35
ジン : 普通に参ります。(コロコロ)33発(汗)
GM : しょぼ(笑)


フレイム : まだ削り切らないな。
GM : 126対83で、ザトンに43ダメージを与えた。
邪悪なる魔術師ザトン@GM : 「くくくく…嬉しいぞ。よもやここまで、ラスボスに相応しい戦いができようとは!」(何)
フレイム : 一度は死ぬかと思ったな(笑)
ジン : というか、一度死にましたよ(笑)

 ええ。はい。リコルとタックがそれはもう。





◆第3ターン◆ 決着
GM : 次のターン。
フレイム : 任せた。適当にやっとくれ。
リコル : せっかくここまでシリアスだったのに…!(笑)
フレイム : まぁ、適当でシリアスといってもな。なんだ。限界があるだろう?(ぁ
邪悪なる魔術師ザトン@GM : 「その通り。万物は流転する。ひとつの理を永久に保つこと、あたわじ!」


トリガ : タック君とリコルさんで攻撃魔法を!
タック : 《戦姫の槍》をザトンに撃つ! がんばれ戦うお姫さま!(コロコロ)55ダメージで、倍にして110ダメージ出たよー。
リコル : ここで私がトリガに《加速》して《目くらまし》してもらわないともしものとき危ないかも。
トリガ : 終わってますよ?(笑)
リコル : んー、心配要らなかったね。
フレイム : ……死んだか?
タック : ここ一番ですごいクリティカル!
ジン : うわあ、天才ですよタック君(笑)
フレイム : うんうん。でもそれ最初に欲しかったかもな(笑)
タック : うあ。ごめん(がっくり)
トリガ : 良いじゃないですか。終わりよければ、すべて良しです(笑)
GM : (コロコロ)ぶ。抵抗は…75で抵抗しちゃった(笑)
タック : うな!
GM : しかもザトンには【魔法障壁】があるさらに半減してダメージは28点だけ(笑)
リコル : まだ終わってない、やば。
トリガ : 晴れた爆炎の向こうから、ドーンと登場ですね。
ジン : 接戦です、ラスボスみたいですよ!
邪悪なる魔術師ザトン@GM : 「ああ、なんか今日はもう死んでもいい!」(何爆)
フレイム : ならそのまま死んでろよ!(マジツッコミ


フレイム : リコルがトリガに《加速》? ってもう間に合わないか?
リコル : 《加速》はもうかけられない!
GM : ザトンは実は、もう残りBPが6点しかない(笑) が《爆裂究極》!
トリガ : させません!威嚇射撃で《目くらまし》です。
GM : では、ザトンの魔法は打ち消された!
タック : 「く、くる……!  (コロコロ)……あれ? こない…? あ、トリガさん!」
リコル : そして《全治療》! 20点きた! ジンと私で10ずつ回復。
フレイム : よし、バリア復活(ネタ古


GM : では、白兵戦。
邪悪なる魔術師ザトン@GM : 「まだだ、まだ終わらぬぞ…」
GM : ザトンはBP6点のうち5点を白兵につぎ込む。(コロコロ)ギャー。81しかナス(笑)
ジン : せ、《精神高揚》! ここは凌がなければなりません、TP2点で。
フレイム : できれば、ここで削れるだけ削って次の魔法で仕留めたい。 もっと言えばこの白兵で(笑) というワケでTP2点消費! ついでにまた《渾身》。

リコル : (コロコロ)んー、22だ。あとよろしく。
ジン : (コロコロ)76発です。「やらせるものかっ!」
フレイム : (コロコロ)67発。


タック : 「次のターンのために呪文用意しなくちゃ。ええと、《雷撃》、らーいーげーきー」(あたふた)
リコル : おわった……?
GM : 155対81。ザトンに74ダメージ…倒した!
邪悪なる魔術師ザトン@GM : 「よくぞ…我を倒した…この戦いこそ…汝らの…力である。誇るべし…誇るべし…」(消失)
フレイム : 「……っしゃ!」
ジン : 「『まだ終わらぬぞ』という台詞が出た時点で、終わってるんですよ……」
タック : 「……あ!」
タック : 「やったああぁぁぁぁ!!」
トリガ : 「っっっっやったぁぁ〜」
リコル : 「勝った、勝てた…精霊のおかげだけど…」
タック : 「僕、一度はもう駄目かと思ったよう」
フレイム : 「私もだ」
リコル : 「一度ならずとも絶対ダメだと思ったよ」
タック : 「でも、勝ったんだ、あのザトンを倒したんだよね! うわー、なんだかとんでもなくすごいことをやっちゃったみたいだ、僕たち」



◆ザトンの間◆ 最後の宝物判定

 ついに来た。ファーストパーティがしくじったという最後の宝物判定である。ザトンの持つ宝物、『古の護符』の目標値は、20。


フレイム : ファーストが達成できなかったモノ、一つクリア(笑)
フレイム : 「ふ……これで一歩、兄に先んじることが……ふ、ふふふふふふふふふふふふふふふ」(暗)
トリガ : 皮算用は危険ですよ(笑)
フレイム : お前が言うな!お前が!(笑)
トリガ : 何言ってるんですか、私だから言うんですよ(笑)
ジン : セニアも、ここで事故に…(ほろり)

 ファーストセッションその26「いきなりザトン」を参照していただきたい。それはもう見事なセニアの宝物判定結果を。


トリガ : うぅ〜。緊張しますね。
トリガ : では、TP2点使ってザトンのを振ってきます。(コロコロ)わー、ピッタリ20でしたよ〜(笑)
フレイム : うおあぶなっ。でもよくやった。
リコル : せーーーーーーーーふ。
GM : 古の護符(50000G)をゲッツ!
タック : せっかくザトン倒したのに、こんな古いお守りいっこだけかー。はぁー(がっくり) ←護符の価値をまるでわかってない

トリガ : ちなみに、ドラゾンの宝物は、3Dの方が達成値が高く31でした(笑)
フレイム : 相変わらずどーゆー出目してんだ(笑)
タック : なんてオチを(笑)





◆ザトンの間◆ 最後の願い

 そして全員の宝物判定が終了し。


GM : 護符に最初に触れた人は誰かな?
リコル : え、トリガじゃないの?
タック : トリガさんでしょ?(笑)
ジン : トリガさんですよね?
トリガ : 私ですねえ。
フレイム : これがトリガを見た最後でした(ぁ
GM : トリガが護符に触れると…声が聞こえる。


「我が弟子を…止めてくれ…」
「あやつは、取り返しのつかぬ過ちに手を染めようと…我がもう一人の弟子の…力を借り…頼む…」




トリガ : 「弟子? 誰のことなんですか?」
GM : 声はそれで、途切れた。
トリガ : ザトンの声だったんですか?
GM : そうだね、ザトンの声だった。
ジン : 「トリガさん…?」
トリガ : 「今、護符に触れたら、先ほどのザトンの声がして、もう一人の弟子の力を借りて、過ちを犯そうとしている弟子を止めてほしいって…」
フレイム : 「ザトンの弟子ですか。また邪悪そうですねぇ」
ジン : 「残留思念、のようなものでしょうか?」
トリガ : 「怨念って感じじゃなかったです。なにか、こう、本当に心配しているような…」
ジン : 「そういえば。戦っている時のザトンも、邪悪というよりは……なんというか」
タック : 「ジンさん、どうしちゃったの? ザトンは悪い魔術師だったんだから、やっつけられて当然じゃん」(頭の中によぎったジンさんと同じ感覚を振り払うように)
ジン : 「封印という言葉も気にかかりますし…」



◆帰還◆ 魔法使いの弟子
GM : 帰還すると…例によって、屈強そうな親衛隊を従えた、チビのトッチャンボーヤなこの街の領主がいるよ(笑)
トレ坊@GM : 「ついに、ついにやりよったな! 護符が、手に入ったんやな!?」
フレイム : 「これはこれは領主様。ええ、こちらに」(棒読み)
トレ坊@GM : 「すっばらしい! 前のへなちょこパーティとは大違いやー! あんたら、いい〜仕事やりなはったなぁ!」
タック : 「ママのことへなちょこゆうなー」(ぷんぷん)
ジン : 「…へなちょこ、…セニアが、へなちょこ?」
リコル : 「テオたちを出し抜いたっていうのは嬉しいけどなんかカチンとくるなあもう」
トレ坊@GM : 「ささ、そのアミュレットをよこしや。望みの褒美をとらせたるでぇ!」
フレイム : 「報酬が先でしょう」
GM : トレ坊は、報酬の50000Gを持ってる。《舌先三寸》使うなら10万まで跳ね上げられるが(笑)
トレ坊@GM : 「ほほっ、ほほっ、ほほ〜う。これが、これが! わいの親父が世界征服するために使った力が宿っているという、無限の生命力を引き出せる至宝か! すっばらしぃぃぃぃ」
タック : 「ちょっと今すごく悪い言葉を聞いたような気がするよ…?」
???@GM : 「…お待ちください、領主様(ロード)」
GM : と、無邪気にはしゃぐトレ坊を遮ったのは…エルフの錬金術師、ヴァレスだ。
リコル : あれ、ヴァレスだ。
ヴァレス@GM : 「トレ坊。今しばらく。その護符…本物か否か、判別がつきかねます」
トレ坊@GM : 「な、なんやて?」
ヴァレス@GM : 「お忘れですか? 15年前の失敗を。魔師団に長年研究させ続けた例の護符もまた…ニセモノだったではありませぬか」
ヴァレス@GM : 「そこで。護符を我輩が鑑定すべく、一時預かりましょう。本物と判別がついた時点で、王に献上いたしましょう。今、冒険者の皆様に渡す報酬は、我輩が全額負担いたしましょう」
フレイム : (すりかえる気だこいつ)「ここで渡して、後から『ニセモノだった』と言われては私たちも立つ瀬がありませんしね」
トレ坊@GM : 「くっ…ぬぅ。まあ、あんさんがそこまで言いはるんなら…」
ヴァレス@GM : 「冒険者諸君は…我輩と一緒に館まで来られたし」
フレイム : (すり替えと、証拠隠滅? つーかこいつか、ザトンの弟子)
ジン : 「……その護符って、一体何なんでしょう」
ジン : 「…行ったら、教えてもらえるのですか?」
ヴァレス@GM : 「さて…君たちには色々と話さなければならないことが多い」
ヴァレス@GM : 「心配するな。あのトッチャンボーヤに護符を渡す気などない。そんな事は今は問題ではないのだからな」
トリガ : 「もう一人の弟子さん。のことですか?」
ジン : 「その護符は、一体……」
GM : 意味ありげに微笑むヴァレス。この後、彼が語った事実…そして君たちの取る選択は、その後の運命を大きく揺るがすことに…。

GM : と、ここで申し訳ないですが、引き(笑)
フレイム : うむ(笑)
ジン : 引いた(笑)
トリガ : 「そ、そんな…」(笑)
タック : うわ、週刊連載の引きだー。



 なお、その後の経験値計算のシーンにて。


トリガ : 《舌先三寸》を古の護符に使うと、ヴァレスさんの負担分が一気に増えますね(笑)
リコル : そうか、そうだね(笑)
GM : まあ、ヴァレスはそのへんに関しては顔色ひとつ変えないから遠慮なくどうぞ(笑)
タック : ヴァレスさんにふっかけるんだ(笑)
トリガ : じゃ、じゃあ厚意に感謝しつつ、ふっかけます(笑)

 という微笑ましいシーンがあったことも付記して。
 物語は【神々の力】の章へと……。





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