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【ダンジョン日報2’】 第5-2号 07年01月28日

『終わり行く世界』


 「背徳の魔女キルケの世界」と呼ばれる迷宮があった。
 今その迷宮は、役目を終えようとしている。
 それを知る者は誰もいない。
 その場に居合わせた者達を除いて。




今回のトピック  『先に行く者の願い』


ジン : 「あの、キルケさん……ヴァレスさんに何か伝えたいこと、ありますか?よろしければ伝言しますけれど」
キルケ : 「……死者は生き返らない。先立った者は、残された者の幸福のみを願うものだから……と」
ジン : 「それは、アーヴさんにも?」
キルケ : 「(微笑んで、頷く)」
マリア : 「私もあなたの幸福を願いますわ。それもまた、生きるものの義務ですから」






今回の参加メンバー

決死隊


テオ
騎士/レベル10

ジン
侍/レベル9


トリガ
怪盗/レベル8

ヒー・ヘイト・ミー
賢者/レベル7

タック
魔導師/レベル9

マリア
司教/レベル6

チャック
ファミリア/バニー
 
 
 
 

残留チーム


リコル
魔法剣士

セニア
忍者


ジーナ

イスト
魔法剣士

ジル
戦士

フレイム
戦士

ブレイズ
司教

???
???
 
 



◆玄室F◆ 仲間
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「そう……じゃあ、死ね!」
GM : と、キルケが叫んだ瞬間。
GM : 背後に黒いゲートが出現! 次々と蜘蛛の群れを飲み込んでいく!
ジン : 「…ゲート!」
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「ば……バカなッ!?」
タック : 「(縮こまってひょこっと顔を出す)え? な、何が?」
マリア : 「きっと我が父に祈りが届いたのですわ」
ヒー・ヘイト・ミー : 「かーっかっか! これぞ大賢者ヒー・ヘイト・ミーの秘儀アナザーゲイト!」
シーマ@GM : 「ひゃっほー。聞こえるー? みんなー?」
タック : 「シーマ、さん?」
テオ : 「シーマぁ!?」
マリア : 「まあシーマさん」
トリガ : 「シーマさん!」
ジン : 「……し、しーまさん(ゾク)」
ヒー・ヘイト・ミー : 「……って誰?」
シーマ@GM : 「ま、そこのカカシの戯言はさておいて。ゲートの制御にはTPが要るんでしょ? ありったけの仲間集めて、用意しといたわよ!」
メリッサ@GM : 「話は全部伺いました。ティアさんの発明品のお陰で、閉じられた迷宮の状況も大まかに把握できています」
タック : 「メリッサさん!」
テオ : 「ティアのをこんなときに使う勇気に敬意を表するよ(笑)」
ガラハド@GM : 「うはははは、俺もいるんだ。いるんだぞー。みんな忘れてくれるなよー」
クレスポ@GM : 「俺もいるッス! すごいッスよ俺たちは!」
トリガ : 「ありがとうございます。みなさん」
ティア@GM : 「ゲートにTP送るための転送装置つくったんですよー。ティアってば天才! ……まあ、転送のための触媒として協力してくれてるヴァレス様、今にもミイラ状態ですけどね!」(爆)
ヴァレス@GM : 「……し、しぬ……ティア……たすけ……」
ティア@GM : 「なんですって? 『俺に構わず敵を倒せ』? なんて泣かせる言葉でしょうお師匠様!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「ティア……恐ろしい子!」(爆笑)
タック : 「ヴァレスさん……。キルケさんのためだよ。がんばってー」
ジン : 「……うう、そんな犠牲を払ってまで…」
ティア@GM : 「心配いりません。ヴァレス様にもしものことがあっても、錬金術師の館はこのティアが立派に受け継いでみせますよ!」(きらーん)
マリア : 「さよなら、ヴァレスさん……」
テオ : 「いつまでも忘れない……」
シーマ@GM : 「……えーと。ま、そういう事だそうだから。後方支援の心配はいらないってことで。思いっきりやっちゃいなさーい!」(笑)


タック : 「僕らには、こんなにいっぱい仲間がいるんだ。気持ち悪い蜘蛛のオバケをたくさん飼って『仲間』って言ってるあんたとは違うんだ!」
ジン : 「……『仲間』って、いいですよね。人間って、捨てたものじゃないですよね」
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「くそ、くそ、くそ! 何が仲間だ! 殺す、殺してやる!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「……さて、戯言はもういいか。レディ?」
タック : 「僕とししょーが揃ったときの力、見せてやる!」

GM : では、戦闘開始です。敵は背徳の魔女キルケ(チャム・ホリン)、フェイトスピナーが11体!


ジン : 「貴方にも理由があるのかもしれない、けれど、私達も生きることを諦めたりしません」
ジン : 「参ります」



◆第1ターン◆ 戦闘開始

 そして。戦いは。その幕を開けた。


GM : では、戦闘開始です。敵は背徳の魔女キルケフェイトスピナー11体!
トリガ : 11体!
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「キルケの空間支配の力を以ってすれば……それに、まだこれだけの同胞がいる。一息に打ち倒せまい?」
ヒー・ヘイト・ミー : フェストピナーのグループ数は?
GM : 2グループですね。内訳は、6体と5体となっております。
トリガ : 《間一髪》使って、チャム・ホリンに私だけが白兵仕掛けますから、魔法でフェイトスピナーの方をよろしくお願いします。
マリア : とりあえず、《神の衣》使っていいですか?
トリガ : いえ、マリアさんもこのターンは攻撃呪文をお願いします。
ヒー・ヘイト・ミー : 芸がないが、《爆裂究極》+《トゥルーワード》しかないみたいだなあ。
タック : フェイトスピナーは11体もいるんだから。僕らの1ターン目の仕事は、『砲台』だよ(笑)
タック : TP5点+バニーの《爆裂究極》で、何体行けるかな…。
テオ : 砲台二人の様子を見てから《破邪の光》を。
ジン : 私も様子見で、《絶対零度》を準備です。
GM : そうか。この作戦を見越せば……11体という数は決して不当ではないな(笑)

 大胆な作戦である。
 トリガが《間一髪》を使い一人で白兵戦を仕掛ける。敵の魔法《絶対零度》《猛吹雪》はともに攻撃対象は「白兵戦参加者」。トリガただ一人。
 トリガが全ての攻撃魔法を《間一髪》でかわす中、 残ったメンバーは全員で魔法攻撃をしてフェイトスピナーを1匹でも多く叩く。
 トリガが生き残るために、白兵戦までにどこまでフェイトスピナーを減らせるかが勝負なのだ。
 残ったフェイトスピナーの攻撃はトリガ一人に牙を剥くことになるだろう。





◆第1ターン◆ 全魔力解放!
トリガ : ターン開始時に《間一髪》です。
タック : じゃあ、いいよね。撃ってもいいよね。《爆裂究極》を。
タック : 「天より来たりし究極の破壊の力よ!……みんな、やっつけちゃえー!」 もちろん対象はフェイトスピナー。《爆裂究極》! TP5点+ファミリア:バニーで『強打』。
タック : (コロコロ)達成値は47。倍にしたら94か。普通の大ダメージ。
GM : 2体消えた。残り9体。
タック : 「ししょー、お願い!」
ヒー・ヘイト・ミー : これだけうって2体しか消せんのか。レベル的にはこっちのほうが低いんだがなあ。では逝く《爆裂究極》+《トゥルーワード》+TP3!
タック : 大丈夫、ししょーには1の魔力がついている!
ヒー・ヘイト・ミー : (コロコロ)達成値34、倍で68。ダイス目がものの見事に2〜5だわ(笑)
GM : さらに2体潰れた。残り7体。
ヒー・ヘイト・ミー : 「くくく……魔力のこもったバラの花は、痛かろう」

トリガ : いつバラの花を投げたんですか!?(笑)
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「そんなセリフ言ってると、凍って砕け散るわよ?(笑)」


タック : 「2人で4体かぁ。厳しいね」
タック : 「でも、今回は魔法使いは僕らだけじゃない」
マリア : 「私達もいますのよ」
マリア : 《絶対零度》でいいんですのね? TPは3点ほどでいいですか?
トリガ : 4点使ってください(笑)
マリア : 了解。4点使って《絶対零度》(コロコロ)39。
ヒー・ヘイト・ミー : 倍になるから78か。
マリア : 思ったより低かったですわ。
トリガ : 合計で240。ちょうど6体撃破してます。
GM : 残り5体か。
トリガ : というわけで。残り5体ですから、テオさんとジンさんで合計200出してください(何)
GM : 無茶言うな(笑)
テオ : トリガ、誰に言ってるんだ(笑)
タック : こうやって見てると、敵も無茶だし、作戦も無茶だ。高レベルってすごい。
テオ : TP5入れて《破邪の光》撃つよ。(コロコロ)一個も回らねー…33。
GM : うーん、33ダメージ。
トリガ : ジンさん。全力射撃です(笑)
ジン : TP5入れて、《絶対零度》を。(コロコロ)42発。倍にして84発です!
タック : やった!
GM : ぶはう。さらに2体沈没か。惜しいね。あと3点で3体倒せたが(笑)
タック : うわ。すごく惜しい。

ジン : しょうがないです。チャム・ホリンのせいですね…。
タック : これも!?(爆)
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「しるか(笑)」





◆第1ターン◆ トリガ舞う
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「これだけ数を揃えても、ここまで……憎い。憎いぞ。やはり魔法使いは憎い……!」
タック : 魔法使い限定になったー?!
GM : 人間が基本的に嫌いだけど、それ以上に魔法使いに何度も辛酸舐めさせられてるからね、彼女は。
GM : 残り3体のフェイトスピナーが《猛吹雪》、キルケが《絶対零度》を飛ばすが……そのすべてを《間一髪》でかわしきるトリガ!
トリガ : 「くっ!ギリギリで避ければ、なんとか……。」
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「小癪な真似を……そのような体術が使えるとは」
タック : 「トリガさん、完全に人間の動きを超えてる…」
GM : では白兵です。フェイトスピナー×3で、こちらはMR120(笑)
トリガ : 《不意打ち》とTP4点で白兵参加すれば、8D+9……。これだけあれば【中庸の加護】に消されないと思うんですが……

GM : いっそ、0にされちゃってもいいさ(笑) とか思えば?(笑)
タック : 逆に考えるんだ?!


キルケ=チャム・ホリン@GM : 「アテが外れたな? 貴様一人でこの攻撃はしのげまい!」
トリガ : 「いえ、なんとかしてみせます!」
マリア : いつでも《プロテクション》の準備はできてますわよ。
トリガ : 《不意打ち》+TP4点で白兵いってきます。(コロコロ)
ジン : これはっ…
トリガ : 最悪です……。5以上が一個もありません。29でしたので、0に変更されます(泣)
タック : ……届かない!
GM : ダメージは120の物理ダメージ。
テオ : 《プロテクション》された実ダメージを俺が《カバーリング》すれば。
トリガ : 虹色のローブで4点減ると116点ですよ?
GM : 《魔法の盾》でさらに2減る。
トリガ : 114のダメージを《プロテクション》で半分にすれば、57点!

 そして、テオのHPは――――58点!!


タック : おー! 奇跡が。
ジン : テオさんが、かっこいい!
マリア : では、《プロテクション》。「我が盾、我が救いの角。私を暴虐から救う私の救いの主!」

 そしてテオがトリガを《カバーリング》。 《カバーリング》した者の防御力も適用されることがすっかり抜けていたため、 再計算の結果、テオはなおHP13点を残して立っていた。


タック : 騎士様と司教様が一緒にいるとすごいコンボに!
GM : 但しテオ。このダメージを受けて【麻痺】する(笑)
トリガ : 「テ、テオさん!すいません。私を庇って……」
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「おのれ……味な真似を!」
テオ : 「コンビネーション。『仲間』って奴さ」
GM : さて、では1ターン目終了となりますが……?

ジン : 「《死毒の刃》を、と言わなきゃいけない気がするんですよ!(汗)」
タック : ジンさん、何かの電波が、電波が。
マリア : それは我が父の声ですわ。
GM : やな父だなおい(笑)


トリガ : 《死毒の刃》、なんか不安なのでTP2点使います(笑)
トリガ : (コロコロ)ほっ。26でスピナー一体撃破です。



◆第2ターン◆ 願う
GM : では、スピナーは残り2体となって2ターン目!
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「……だが、見たか、我が加護! これもキルケの空間支配の置き土産よ……貴様らのいかなる刃もあたしを傷つける事はできん!」
トリガ : 「すいませんテオさん。ちょと体をブラインドにさせてください!」
テオ : 「…ブラインドってオイ」(……え? 《闇討ち》?)
トリガ : ターン開始時に《願いの精霊》を使います。
タック : ええっ!? ここで?!
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「我が意志が強まり、キルケの力は我が支配下にあるのだ……なに!?」
トリガ : 精霊に願うのは『キルケさんとチャム・ホリンの分離』です。
GM : ……って(汗)
トリガ : 融合の解除。になるんでしょうか。
キルケ=チャム・ホリン@GM : 「な……な……ッ!?」
ジン : 「可能性は……っ」
GM : 《願いの精霊》の効果は聞き届けられ……チャムの身体が奇妙なゆがみを発する!
タック : 「キルケさん……っ!!」
キルケ@GM : 「……まさか、このような方法があろうとは」
チャム・ホリン@GM : 「離れるなぁ! 我に力を……!」
テオ : 「効いた…!?」
トリガ : 「この願いの精霊さんも、いままで私たちの旅を助けてくれた、大切な仲間ですもの。力を貸してくれたんですよ。」
GM : 精霊の力がキルケを引き剥がした。チャム・ホリンのBPが10点失われる!
トリガ : やった!
テオ : 「トリガ! 助かった!」
GM : 残った2体のフェイトスピナーが消し飛んだ。
トリガ : そしてレベルも一つ消し飛びました(笑)
ジン : 「キルケさん、大丈夫ですか?」
キルケ@GM : 「わたしの心配より、自分たちの心配をしてくださいね」(微笑んで)
ジン : 「……空間は!?」
キルケ@GM : 「……チャムの結界は、不完全になったとはいえ、まだ効果はあります。しかし……わたしの力がなくなれば、【中庸】の力であれば彼女に届くはず!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「くくくく……見たか我が下僕の力を! これが人間の可能性の力よ!」
テオ : 残したパーティからの思念を受け取ったので蹴っておく。
ヒー・ヘイト・ミー : 狽ーぺぺっ!?
タック : 「そんな冗談言ってる場合じゃないよ師匠」 さすがの弟子もあきれてる。
GM : そんな訳で、他にターン開始時の魔法使う人は?
テオ : …えーと、ないな。
GM : んでは、敵にかける魔法タイミング。
テオ : タックとヒーでなるべくHP減らしてもらえたら。マリアは《絶対零度》に備えててくれ!
タック : 「一発必中。槍よ……!! 貫いちゃえーー!!」 TP4点で《戦姫の槍》。

GM : みんな、いつになくシリアスだねい(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 「ふ……このヒー・ヘイト・ミー、おちゃらけたことなど一度もないっ!」
チャム・ホリン@GM : 「戯言を!」(きぱ)
ヒー・ヘイト・ミー : 「なにをいう。このヒー・ヘイト・ミー、常に真実の精霊に誓って本気200%だとも!」
トリガ : 余計に性質が悪いですね(笑)





◆第2ターン◆ チャムのあがき

 トリガの《願いの精霊》によって、もはや勝利は揺るがない。
 守護するフェイトスピナーのないチャム・ホリンのMRは0にBPを入れられるだけ。
 タックが、ヒーが、魔法ダメージを当てて行く。


ヒー・ヘイト・ミー : 「このヒー・ヘイト・ミー、容赦せん!」
チャム・ホリン@GM : 「こちらも容赦はせぬぞ……!」 BP6点つぎ込んで《絶対零度》!
GM : (コロコロ)【神々の力】の効果で、達成値78の、156の氷属性魔法ダメージ!(笑)
テオ : ぶっ! なんだその6の数!
タック : GMの出目が炸裂してる…。
GM : 4人で割り振るので、1人あたま39ダメージね(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : さすがオール強打。容赦ないぜ。

 この攻撃は、《カバーリング》でHPが減っていたテオがTPによる復活をした以外は、しのぐことができた。


テオ : 「…これでもう後がない」
テオ : 自分に《快癒》。マリア、《全治療》で。
マリア : はい。《全治療》を宣言します。22です。
GM : びみょん(笑)
テオ : 平均的に回復より、誰かにたくさん回したほうがいいよな。
トリガ : いま、もっとも危ないのはジンさんです(笑)
タック : とりあえず今回はジンさんに全部? それとも、はらたいらさんに?
マリア : つい後者といってしまいそうになりましたわ。
GM : はらたいらのHPが22点回復(笑)
ジン : 意味無い! 意味無い!
トリガ : 残念ながら、お亡くなりになってるので無効です。
GM : * こうかがない ただのしかばねのようだ *

 不謹慎なネタにしてしまってすみませんはらたいらさん。ご冥福をお祈りいたします。

 あー、一応ジンのHPが回復したことを付記しておこう。





◆第2ターン◆ 【中庸の加護】
GM : んじゃ、白兵戦でよろし?
ジン : いや、自分に《精神高揚》しますよ!
トリガ : ジンさん、《超高揚》はどうでしょう?(笑)

 この時点で味方を強化できる魔法が使えるのはジンしか残っていなかった。一旦《超高揚》で全体の攻撃力を上げ、次のターンに個人向けの攻撃力強化魔法を上書きしてさらに強化しようという作戦である。


ジン : すいません。では久々の《超高揚》参りましょう。
チャム・ホリン@GM : 「今日は、なんというか……色々珍しい戦術が見れるわねー(笑)」
ヒー・ヘイト・ミー : 「まあ、目に焼き付けておけ。これが最期の機会だ」
GM : 敵はキルケ(チャム・ホリン)のみ。MR0で、BPも使いません(笑)
タック : はくへー。はくへー。がんばれはくへー。
ヒー・ヘイト・ミー : 「うむ、いけ我が使い魔よ。あやつの喉を掻っ切って来い」「みゅー」
マリア : 「まあ、子猫をそんな風につかうなんてかわいそうですわ」
タック : 「ち、チコたん!危ないよう」
タック : 【チャックは うしろで ブルっている】
GM : じゃ、白兵ね。チャムは【中庸の加護】を発動!
マリア : いやな加護ですわ。

【中庸の加護】 戦闘判定ダイスの達成値が40未満、あるいは80以上のメンバーは、達成値を0に変更される



ジン : TP2点入れていきます。(コロコロ)68発!抜けましたっ
テオ : じゃあ…残りTP全部使って白兵を…(コロコロ)61! もう通らないかもしれない!
トリガ : 《不意打ち》だけ。 《超高揚》の効果が“閃きの短剣”で倍になって、6D+9で白兵参加です。 (コロコロ)えーい。っと43です。
マリア : では、私はTP3点使いますわ。(コロコロ)あら、低い。24ですわ。
ヒーのにゃんこ : 「みゅー」


GM : にゅ……マリア以外全員抜けてるな(笑)
トリガ : 合計172です(笑)
GM : ぐはう。残りHPが一気に削られた(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 「ふは。さすが我が使い魔の特殊能力【じゃれつく】よ。見事に相手の闘気を削り取ったわ」
マリア : さすがヒーさん、私の闘気も削られてしまいましたわ。チャムさんを傷つけるなんて出来ませんわ(何)
トリガ : なんてすばらしい博愛主義(笑)



◆第3ターン◆ 最後の白兵戦
GM : HP、残りは59。3ターン目です。
ジン : あと一押し!
トリガ : 今回は《目くらまし》準備です。
チャム・ホリン@GM : 「ああっ……いや……いたぁ……ひどい、どいつも、こいつも……」
ジン : 「……なぜ、そこまで…」
GM : チャムは、再び《絶対零度》を撃とうとするが……
トリガ : 「させません!」さっきの《絶対零度》の残りの氷を蹴り上げて、阻止です(笑) ←《目くらまし》
チャム・ホリン@GM : 「……! う……ううぅぅぅううううぅぅぅ! よってたかって、みんなが。あたしを……いじめるの……」(泣き腫らしつつ)
テオ : 「うっ……」
タック : 「そ、そんな。い、今さら泣いたって……」
テオ : 「なんかさ、こっちが悪者みたいだ……」
トリガ : 「あなたが他人を憎み続ける限り、誰もあなたにやさしくしてなんかくれませんよ?」
ジン : 「……なぜ、そうまでして人を憎むのですか」
チャム・ホリン@GM : 「……お前らは、仲間を奪われても気にせず生きてけるのかぁ!? 復讐したいと思うことが、そんなに奇妙なことかぁ!? うううぅぅ……!」
ジン : 「復讐…ですか、貴方は人に奪われたのですね」

GM : (と、チャム的には時間稼ぎのつもりでこんなセリフ言ってるので、とっとと攻撃した方がいいよw)
【残】イスト : 「一気に数が増えてきたぞ。ジーナ変われ!」(笑)
【残】ジーナ : 「くっ。こっちからも……!」(何)
【残】セニア : 「だぁぁぁ、あいつら、なにやってんのよ!」


タック : 「……ごめん。昔のことはわからないよ。ごめん。でも、でも。関係ない人を巻き込んでまで、復讐なんて」
タック : テオさんに《魔力付与》と宣言。
マリア : 《聖なる刃》をテオさんにかけます。
ジン : 自分に《精神高揚》。かけなおします。TP2点入れて、参ります。
トリガ : 頑張ってください。私はこっちで服に入った氷を取ってますから(笑)
GM : チャム・ホリンは……しょうがない。これで終わりなら、白兵にBP6点入れよう。【神々の力】もあるし、意外と高い目が出るかもしれん(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : あまり高い目が出すぎても困るのだが。
GM : (テオが生まれてはじめてダイス目が爆発! そして達成値は軽く80を越え……!(爆))
テオ : ない、それはない。
GM : すげえ……なんかテオにそう言われると、はかない夢も消え去る……(笑)
テオ : (コロコロ)ほら47だし(笑)
トリガ : 40越えればOKです(笑)
テオ : ちなみに《聖なる刃》の意味はなかったです。
ジン : 無かったのですか。
テオ : なかったんですorz
ジン : (コロコロ)64発。これで…!
ヒーのにゃんこ : 「みゅー」
GM : 111対24で……倒した!
ヒー・ヘイト・ミー : 「ふ、さすが我が使い魔。見事に神々の力を封印して見せた」

 いえ、チコたんはただ鳴いてただけです(何)





◆11層◆ 相容れぬ……
テオ : 倒した!
ジン : これで終わりです。喉元に刃を突きつけますよ。
テオ : ジン、念のため護符を!
ジン : はい、護符を取り出します。
チャム・ホリン@GM : (狂おしいまでの絶叫を上げ――)「……ダメ、かぁ……またしても、あたしの、負け……くやしい……」
タック : 「チャム……さん。こうするしか、なかったんだ。だって……ごめん」
ジン : 「なぜ、復讐など…」
チャム・ホリン@GM : 「お前たちを滅ぼさなければ、あたしが滅ぼされるから……それだけよ」
ジン : 「……それは違います。その繰り返しでは、不毛なだけです」
マリア : 「自らの心を救うためには、他人を救う愛がなくては救われませんわ」
チャム・ホリン@GM : 「なら聞くけど……あたし達の眷属は、お前たち人間を喰らうのよ? あんたらはさ。家畜のブタが食われる運命にあっても、愛だの何だの言ってられると思う?」
ヒー・ヘイト・ミー : 「ふ、愚問。このヒー・ヘイト・ミー。世界の全てを愛しているとも!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「アラクニー・ソラーラの***に賭けて! 世界はこんなにも美しい……っ!!」
テオ : 「……捕食者とははじめから相容れない…か」
チャム・ホリン@GM : 「くだらない、押し付けの偽善はたくさんよ。あたしとお前たちは違いすぎる。話し合いの道なんて、最初から……ないのよ……」
ジン : 「生存のための争いならばそうなのかもしれない。……ただ、私怨を重ねた復讐は無意味です」
マリア : 「ええ、私はそれでも愛を信じますわ」
ヒー・ヘイト・ミー : 「それでも……世界はこんなにも美しい。愛しつつ食らい、食らいつつ愛す。食らい、食らわれながら、それでもこんな世界を……愛している……っ! それが――世界!!」
チャム・ホリン@GM : 「なに、言ってるの……わけが、わかんない……」

 はい。私にもさっぱりわかりません。ヒーの言うことを真面目に聞こうとするからです(笑)





◆11層◆ 友達
キルケ@GM : 「……」
キルケ@GM : 「……チャム。あなたは、寂しかっただけよね?」
キルケ@GM : 「15年前、アーヴを誘ったのも、さらにその昔、私の父親を誘ったのも……仲間が欲しかったんでしょう? 意志のない、操り人形のような眷属ではなく」
タック : 「ずっと、ひとりぼっち、だったんだ…」
テオ : 「仲間が欲しくて…しかし周囲には、仲間として受け入れる以上に憎い人間しかいなかった」
チャム・ホリン@GM : 「お前らに……何が分かる……それだけ、大勢の、仲間に囲まれて……さぞ、楽しいだろうね……」
トリガ : 「仲良しなだけが仲間じゃありません。楽しいことも多いですが、苦しい事だってたくさんあります。」
トリガ : 「セニアさんとジンさんはしょっちゅう殴りあい、もといジンさんが一方的に殴られて、テオさんはリコルさんにパン買いに行かされてます。」
テオ : 「トリガ、言うなそれをおおーーー!!!」
キルケ@GM : 「……そうなんだ」(ボソ)
テオ : 「キルケも哀れむなーーー!!!」
マリア : 「種族と種族の間に大きな違いはありません。どこへ行っても出会うのは神の兄弟ですから。異なった外見、異なった教育や異なった地位ではあっても、みなおなじです」
ヒー・ヘイト・ミー : 「目を開いてみるがいい。風を愛せ。炎を愛しめ。水を愛で、大地を慈しむがいい。仲間など要らぬ。この世界に、愛すべきものは満ち満ちているのだ! はーっはっはあ!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「……つーか俺様同族性の仲間いないしナー(ぼそ)」(【属性:ヒーホー】)
タック : 「僕が、いるじゃん。師匠。全然違うけど、僕は師匠の弟子のつもりだよ?」
トリガ : 「相手の良いところも嫌なところも全部受け止めたら、きっと仲良しになれると思います」
ジン : 「貴方には理解者は居なかったのですか…?」
ジン : 「少なくとも、キルケさんは。チャムさんを『仲間』だと感じているのでは…」
キルケ@GM : 「……そうかもしれない。チャム。貴方はわたしを憎んでいたと思うけれど……わたしは、結構楽しかったのよ? 貴方の力のお陰で、この空間を作り上げることもできた……貴方が……わたしにとって、3番目の、友達だったから」
チャム・ホリン@GM : 「……トモ、ダチ……? 何を言ってる。偽善を言うな。お前の父親を、醜いオーガに変えたのは……あたしだぞ。ザトンやあんたの命を奪うことになったのも、あたしのせいなんだぞ……!」
キルケ@GM : 「貴方も、自分の仲間の命を奪われた……すべてを許すまでにはいかなくても……おあいこ、って事に、できませんか?」
テオ : 「チャム、ずっと一緒にいて、それが偽善かどうかもわかんないのか?」
チャム・ホリン@GM : 「わからない……何もかもわからない……うう……ううぅぅぅ……教えてよ。アーヴ。アーヴ……あたし、怖いよ……『あいつら』のせいで、アーヴにはもう、誰の声も届かない……!」
テオ : 「アーヴ……アブドゥールか!」
タック : 「あい……つら?」
キルケ@GM : 「……どういう、事?」
チャム・ホリン@GM : 「契約したんだ……天使と悪魔が、手を結んだ……この地に降臨するために」
テオ : 「あの強欲何か……やったな」
ジン : 「それは、闇の力と神々の力。という意味ですか?」
チャム・ホリン@GM : 「……うん」
テオ : 「止める間もなかったな…」
チャム・ホリン@GM : 「アーヴは利用するつもりでやっていたんだと思う。でも、あの悪魔王は……アーヴの願いにつけ込んで……それを利用した」
テオ : 「願いって…確か」
トリガ : 「キルケさんを復活させること……」
チャム・ホリン@GM : 「あたしに話せるの……ここまで……あたし、もう……疲れたよ……」
キルケ@GM : 「!……チャム! チャム……!」
チャム・ホリン@GM : 「……なんでだろ……キルケ…… アンタの事……あたし、嫌いだったのにさ……友達って言われたら……なんか……すごく……うれしか……」(消滅)
テオ : 「消え、た」
マリア : 祈りを捧げます。
タック : 「…こうするしか、なかったと思ってた。でも本当にこうするしか、なかったのかな…」
マリア : 「私は、親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、親切と無関係に奇跡を行うことより、好きですよ」
ジン : ……護符を、かざしてみます。せめて異空間に捕らわれず、安らかに逝けますように。
GM : チャムの魂がいずこに導かれたかは……神のみぞ知るところ。そして……閉ざされた空間は、元に戻りました。
トリガ : 「さようなら……。」

【残】ケトルックルー@ジーナ : 「閉鎖空間が、消滅しました」
【残】ジーナ : 「……やったのね、タック」
【残】セニア : 「よし、じゃあ迎えにいこう」
【残】ジーナ : 「こっちも何とか一人の脱落者もなく済んだ、わね」
【残】シーマ@GM : 「はっはっはー。あたしに感謝しなさいよー。感謝ー(笑)」
【残】フー(@ヒー) : 「さあ……《彼》を迎えに行きましょう」


GM : ダレだよ!?(爆)
タック : って誰!?
トリガ : ゾナハ病の治し方を知ってる人?(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : ふ。万が一サード・パーティーが結成される場合に予定されている新キャラ フー・ディーだ(笑)
GM : フーディーニじゃないのか(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : ちなみに意味は「誰!?」だったりする(笑)



◆11層◆ 先に行く者の願い
キルケ@GM : 「わたしは今しばらくは、この空間を維持し続けたいと思います」
キルケ@GM : 「アーヴ、天使、悪魔……何が起ころうとしているのか、分からないけれど……今のわたしにできることは、これくらい、だから……」
ジン : 「それを確かめるのは、今を生きる我々の仕事。なのですね」
テオ : 「キルケ……わかった。俺らはあの強欲な馬鹿ものを引っ張り出してくる(笑)」
タック : 僕、キルケさんに近づいて、黙って、残ってたTPポーション使うよ。
キルケ@GM : 「……?」
タック : 「多分、チャムさんと分離して、かなり消耗してると思うから。ヤカンさんは、人間の未知の力をわずかながら取り戻させる、って言ってたから、きっと、効くと思う」
キルケ@GM : 「……(微笑んで)ありがとう。優しいのね……アーヴやヴァレス以外の人に、優しくされたこと……なかったから」
タック : 「(うつむいて、赤くなる)」
ヒー・ヘイト・ミー : 「さて、話は終わったかみなの衆? 終わったら地上までテレポートすっから範囲内に固まれー」
ジン : 「あの、キルケさん……ヴァレスさんに何か伝えたいこと、ありますか?よろしければ伝言しますけれど」
キルケ@GM : 「……死者は生き返らない。先立った者は、残された者の降伏のみを願うものだから……と」

GM : 幸福だ!(爆死)
テオ : えらい間違いを!(笑)
ジン : だ、大丈夫! リプレイではなんとかなりますよっ
タック : きくたけリプレイの場合「リプレイではなんとかなりますっ」って台詞がそのまま収録されます(何)


キルケ@GM : 「……死者は生き返らない。先立った者は、残された者の幸福のみを願うものだから……と」
ジン : 「それは、アーヴさんにも?」
キルケ@GM : 「(微笑んで、頷く)」
マリア : 「私もあなたの幸福を願いますわ。それもまた、生きるものの義務ですから」
ヒー・ヘイト・ミー : 「さあ、ぐずぐずするな。帰るぞみなの衆。切り替えろよ? いいか、切り替えろ。これで終わるんじゃない。これからまた始まるんだ。
 次がある。次の次がある。次の危険に対処するために。次の次の試練を乗り越えるために。目の前のことに囚われることを止めるんだ。自分が生き残るために!」
GM : ヒーがなんか無理矢理いいセリフを!(爆)
トリガ : 「ヒーさんの回路が変な接続を起こして、正常起動してます」(笑)

              *    *    *


ジン : 「…ヴァレスさんに伝言を承ったけれど。はたして彼は生きているだろうか」
シーマ@GM : 「ヴァレス……? へんじがない。ただのマミーのようだ」
ジン : 「おうあー!?」
ティア@GM : 「よっしゃー! 今日からあたしの天下ー!」
メリッサ@GM : 「生き返らせなさいよ」(裏手つっこみ)
ジン : 「し、ししゃはよみがえらない。さきだったものは……(遠い目)」




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