2007年08月08日
幕間2へ←
→第8話へ
適当RPG「3rd edition」に戻る
適当RPG【3rd edition】リプレイ
【第2部】 心優しき迷宮
第7話 VSスモッグビースト
カイマ しょげる
前回3人が転職したため、戦力が一時的にダウンしたサードパーティ。
現時点で心優しき迷宮の最後のボス、フェニックスに挑むには力が足りないと考え、クラシカルダンジョンに潜って力を蓄えることに。
そこでクレースのプレイヤーがGMに立候補した。
これは、初めてGMに挑戦した人物が、ダイス運に翻弄される物語である……。
◆あらすじ◆
イリス :
あの野伏のダイス目いつも1〜♪
ナギ :
そこのフレーズだけやけに有名に!?(笑)
イリス :
実プレイと一番関連があるからじゃないでしょうか。
ゼファー : ニイ、可哀想に(笑)
ナギ : 「思えばこのフレーズのせいで、カイマ殿は破局を迎えたんでありますなぁ…」(笑)
カイマ :
ちがわい!?
ナギ : 「…人は、泣きたい時は思いっきり泣いたほうがいいんでありますよ?」(肩ぽむ)
ナギ : 「先人の吟遊詩人
カイ・イェンタインもこう言っております。『悲しみこらえて微笑むよりも、涙かれるまで泣くほうがいい』…と」(笑)
カイマ : 「畜生、ちきしょおおおおお!!!(走り去る)」
ナギ : 「あ、あれ?」(笑)
イリス : 「泣きに行ったんじゃないかしら……。せっかく何か用意してたのに」
GM : なんかあっちこっちで幸せフラグ立ってる気がする、一人置いてけぼりのカイマの明日はどっちだ!?(笑)
カイマ : ぐはぁぁぁっ
イリス : 次にやる時に、あらすじに使いますね? それ(笑)
……私が、使ってみました(何)
今回の参加メンバー
ナギ 妖騎士/レベル4 HP43 MP14 TP5
|
アリス 戦士/レベル6 HP32 MP0 TP7 |
ニイ 野伏/レベル6 HP27 MP17 TP7
|
ゼファー 聖騎士/レベル1 HP21 MP30 TP2
|
カイマ 魔導師/レベル1 HP18 MP33 TP2 |
ポンペイ カイマの使い魔 |
◆出発前◆ はじめてのGM宣言
クレースのPL : みんながあんまり色々覚えないうちに、GMやってみたい…(笑)
ナギ : みんなで協力して、ゆっくりペースでいきましょう。
そんなわけで、今回はクレースのプレイヤーがGMに初挑戦です。
ゼファー : 今だと、ゼファー、ナギ、カイマ? ……って、この間カラスと戦った面子じゃん(笑)
カイマ : 先生、僧侶が居ません!(笑)
さて、どこに潜るか相談しているうちにアリスもやって来て、参加プレイヤーは4人になっています。しかしここで僧侶不在以外の問題が発生。
ナギ : あ。そういや
盗賊がいないのか!(笑)
カイマ : …いませんね!(笑)
ゼファーは転職して聖騎士に。そして野伏のニイは来ていません。
ゼファー : 七つ道具使っても2Dさ(笑)
ナギ :
罠を踏み潰す方向でがんばりますか?(笑)
カイマ : 強行突破だ!(笑)
ナギ : あ。じゃあクラシカル1階くらいにしませんか。スモッグビーストの宝物のどれかをいただく目的で。
ゼファー : 罠も怖いから一階で良いか。
どうせ勝手に下りるんだろうし(笑)
GM : 勝手に降りる…(笑)
カイマ : コンボ…(笑)
目的地は決まりました。初GM初セッション、発進です。
◆玄室A◆ はじめての罠
ナギ : 「という訳でナギ、準備完了であります!」
カイマ : 「レベルダウンした俺、
惨状!」
ナギ : 「誤字でないあたりが」(笑)
カイマ : 「ぐは、違う、参上だ、参上」
GM : では…ダンジョンダイスはナギ、ゼファー、カイマ、アリスの順になります(笑)
ナギ : 「小官からでありますか…緊張するでありますな」(笑)
ナギの振った目は4。通路がまっすぐ伸びています。
ナギ : 「なんかこう…
チクタクバンバンやってる気分であります」(爆)
ゼファー : (コロコロ)続いて、2だったので、ドア一個の玄室。(コロコロ)1でトラップ(笑)
ナギ :
ギャー(笑)
カイマ :
いきなりきたー!?
GM : トラップ。スタナーの罠。
ナギ : 一番見込みがありそうなのは……。《七つ道具》のあるゼファーか、レベルの高いアリス様(笑)
アリス : ここはやはりゼファーに任せましょう(笑)
カイマ : がんばれ騎士。お前が頼りだ、騎士。
GM : 1レベルだから、ゼファーが引っかかっても、いいよね?(笑)
ゼファー : 「ちょっと鎧で動きにくいけど、なんとかやってみる」(笑)
ゼファーの罠解除の出目は11。なんとか罠の解除には成功しました。
◆玄室B◆ はじめてのトラップ&モンスター
次の部屋にはウィッチが4体待ち構えていました。しかも爆弾のトラップつきです。
カイマ : 「此処に刻みし最後の朱、黄昏に染まりし汝が躯。永劫の炎を眼に刻め!――爆裂究極っ!」(コロコロ)ダメージ30、1匹残した(笑)
ナギ : では小官、《疾風の刃》…「風の乙女よ、我が剣となりて力を振るいたまえ!」(コロコロ)達成値12であります。ウィッチは全滅。
ゼファー : トラップ解除。(コロコロ)12で解除成功。
一瞬で終わりました。
◆玄室C◆ はじめての奇襲
普通にモンスターの登場です、と思ったら奇襲でした。ガスクラウド5体が奇襲を仕掛けてきます。このままだと5発の《魔弾》の餌食に。
ガスクラウド ZL2 MR9 【魔法に弱い】《魔弾》
カイマ : 「騎士、出番だ、騎士」
ゼファー : 「ふっ。どうやら、お前にも俺の偉大さが分かってきたようだな」(笑)
カイマ : 「ニイが居ないからだー! ……ぐす」
ゼファー : 「行っくぜー!」と《囮の達人》。中央突破でかく乱(笑)
カイマ : 機敏な騎士(笑)
ゼファーの《囮の達人》は出目に恵まれ、4体のウィッチを引きつけます。その結果、奇襲で飛んでくる《魔弾》はたった1発に減らされました。
GM : じゃ、こっちの《魔弾》はナギに飛ぶ。抵抗高い人にいってしまった(笑)
ナギ : はっはっは、来るがいいであります!(笑)
GM : (コロコロ)よりによってダイスが1……orz
結局ウィッチの奇襲の成果は、ナギに2点のダメージを通しただけでした。
そして、ここから通常戦闘。ですが。
カイマ : 「煌け。月下零下に佇む氷精達よ!――猛吹雪っ」
一撃で、終わりました。やっぱ、1層じゃね〜。
◆玄室D◆ はじめてのスモッグビースト
ナギ : 「なんかこう…盗賊いないと儲からないでありますなぁ…」
あっさりと、残るはボスの部屋だけです。
ナギ : 「この奥には…
伝説の大ボスが待っているというウワサであります」
ナギ : 「なんでも、その恐ろしさのあまり、先人もしばらくの間手を出せなかったというでありますから…」
ゼファー : 「なら、俺たちがバーンと倒しちゃえば良いだけじゃん」(笑)
そしてこのタイミングで途中参加してきた人物が――
カイマ : ニイがー!
GM : 今頃キタ(笑)
ニイ : 「……なんとか、来れた」
カイマ : 「今日はこないと思ったぞー、ニイー(笑)」
ゼファー : うお! 突然元気になる男カイマ(笑)
ニイ : 「……みんな。こんなところにいたの」
ゼファー : 「お、ニイ。なんか久しぶりな気がするな」(笑)
カイマ : 「ふ、心配は要らない。ニイが来たからには宝物判定もばっちりだぜ(笑)」
ニイ : 「何でこんな低い層に……?」
ナギ : 「この先にいる
伝説の大ボスが、貴重な宝を持っているのであります!」
ニイ : 「……そう」
カイマ :
レベルダウンしたからだ(笑)
ニイ : 「……弱くなった?」
カイマ : 「……よわくなった」
カイマ : ……よわくなった、なった、なった…(ずずずずz
ナギ : (涙のどんぐり?(笑))
ゼファー : 「何落ち込んでんだ?」
ナギ : 「カイマ殿…これから強くなればいいのでありますよ」(肩ぽむ)
カイマ :
「うーがー! おちこんでられるかー!」
ナギ :
* カイマは ドアを けやぶった *
カイマ : 「大ボスだろうが中ボスだろうが出てきやがれ!」
GM :
* スモッグビーストは かざりつけの まっさいちゅうだった *
GM : 冒険者歓迎とかいう立て札を立ててる最中でした(笑)
カイマ : 「………しょぼす?」
ナギ : 「…なんでありますかこの
貧相な煙は?」
ゼファー : 「歓迎してくれるみたいだぞ」
スモッグビースト@GM : 「はいはい邪魔邪魔、今冒険者に来てもらうための準備を…」
ゼファー : 「すげー、煙が喋ってる!」
スモッグビースト@GM : 「……」(気づいたらしい)
カイマ : 「や、やあ」
スモッグビースト@GM : 「……」(全員の装備を確認しているらしい)
ナギ : 「あー。そこの煙殿。伝説の大ボスに会いに来たんでありますが、ご存知ありませんでありますか?」
スモッグビースト@GM : 「……」(なんか納得したらしい)
スモッグビースト@GM :
「あ、ありがとう、ありがとおおおおうっ!!!? こんな早々と冒険者がやってくるとは!」
カイマ : 「おいナギ、これが大ボスか? どう見ても末ボスだろ?」
ナギ : 「小官の認識ではそのへんの雑魚敵なのでありますが…」
ニイ : 「伝説の……」
ニイ :
「……どんな?」
こんな。(→
ファーストパーティ版) (→
セカンドパーティ版)
◆玄室D◆ はじめてのボスバトル
ニイ : 「……浅い層だから、おかしいと思ってた」
スモッグビースト@GM : 「前はいつまで待ってもやってこない上に、来たと思ったらやたら強そうな装備を持っててなあ…(遠い目)」
ナギ : 「…ひどい話であります」(笑)
スモッグビースト@GM : 「わかってくれるか……(切なげ)」
カイマ : 「…よかったなぁ」
GM : なんか茶ぁすすり始めたけど。スモッグビースト(笑)
ナギ :
煙が茶を飲めるのか!?(笑)
GM :
飲めるらしい(笑)
カイマ : 煙が
緑色に(笑)
カイマ : 「……じゃあ、なんだ。やるか」
GM : では、
スモッグビーストと、クリーピングコインが5…じゃない。【軍団】が入って10体相手です。
ゼファー : 「うえ、煙の中からポロポロとでかいコインが」(笑)
ナギ : 「にやり。これで儲かるでありますよ」(笑)
ゼファー : 「……ところでアリス姉ちゃん、あれって武器が効くのかな?」
GM : 【幽体】持ち。アリスのフラストレーションは解消されそうにありません。
ナギ : 「さて、どうするでありましょう? ダメージ魔法が有効…」(ちらーりとアリス様を見る)(何)
ナギ : 「いいいいえいえべべべべ別に、アリス様が役立たずだとかそんな事はひひひ一言も言ってないのでありありありありますよ?」(何)
アリス : 「べつにいいですけど」 ぶんぶん斧を振っておく。背景っぽく(笑)
スモッグビースト BL5 BP5 MR30 HP50
【魔法に弱い】 魔法生物。BPの使用制限がない。魔法ダメージは達成値の2倍のダメージを受ける。
【幽体】 実体がない。パーティ全員の白兵戦の達成値を半減する。
【親衛隊】 常にクリーピングコインを(パーティの人数)体連れている。
クリーピングコイン ZL1 MR5 【魔法に弱い】【軍団】
戦闘開始です。最初から魔法の連発です。
カイマ : 「よし、やってやる……これが終わったら、
終わったら…」(ブツブツ)
カイマ : TP1点入れて 《火球爆発》。(コロコロ)
達成値16だから、
ダメージ32だな。
GM : コインが6体沈んでしまった(笑)
ナギ : では小官、エルブンフォースを宣言して、《疾風の刃》と言っておくであります。TP1点入れるであります。(コロコロ)で、
達成値19の
ダメージ38(笑)
GM : 高いよ!(笑)
カイマ : コイン全滅じゃね?(笑)
GM : 全滅。【軍団】関係なかった気がする。
ニイ : 今回も《狙撃》できなくなった。野伏の《狙撃》ダイスを使う機会って実は少ない(笑)
カイマ : 魔法撃ったらどうだ?
ニイ : 魔法、魔法…《大地震》とか…。TP1点で。
ニイ : (コロコロ)
達成値18、倍にして
36。
GM : 抵抗に、…BP2点入れます。(コロコロ)たかっ!?(笑) 25で抵抗。
GM : スモッグビーストには18ダメージ来た。
ニイ : 「私の魔法じゃ、こんなもの…ね」
ナギ : むー。1ターンでは落とせない可能性もあるでありますな。
ニイ : 1ターンで倒せなくても、敵には何もない……悲しいほど、何もない……
スモッグビースト@GM : 「爆裂一発で片付けられるよりマシだっ!?(一同大爆笑)」
カイマ : 撃っとくか? 騎士。
ゼファー : いや、白兵する。アリス姉ちゃんに《魔力付与》「わがてがすべしちからのいぶきをなんじへ――」
ナギ : 「なぜ、セリフが棒読みなのでありましょう…」
アリス : 「では……白兵を」(くすり)TPを3点ばかり。9D+12ですか(笑)
カイマ : 「アリス様の封印が解かれる時が来た!」
そして白兵戦へ――
GM : スモッグビーストは、もうBP全部入れてしまえ。ありがとう魔法生物。(コロコロ)ま…回らない…こちらは
42でした。
アリス : (コロコロ)低いですね……
46
ゼファー : (コロコロ)こっちは
21
ナギ : (コロコロ)あ、ひく。17でありますが、エルブンフォースだから半減して
9(笑)
ゼファー : こっちの合計が
76だから……。
一見パーティ側が上回っているように見えます。が、スモッグビーストには【幽体】が。白兵の達成値は半分にされてしまいます。
GM : 【幽体】が効いて合計38。
ナギ : あ、敵のが高い(笑)
GM : スモッグビーストが4点上回った(笑)
アリス : くう……
ナギ : まあ、3人に分散すればダメージなしでありますな(笑)
GM : では、次のターン…何をどうやっても落ちますorz
――落ちました。
スモッグビースト@GM : 「ああ、よかったなあ、1ターンもって……」(本気でしみじみ)
ニイ : 「……よかったね」
◆帰還後◆ はじめての……?
こうして今日の旅路は、何ら苦戦をすることなく終わりました。
カイマ : 「ニイ、あ、あのさ……」
カイマ : 「明日って、暇?」
カイマ : 「…あ、いや、暇じゃなかったらいいんだけど。その、暇だったら……」
ナギ : 「まあ奥様。デートのお誘いでございますわよ」(笑)
カイマ : 「な!……い、いや、すまん。忘れてくれ(汗」
ニイ : 「………?」(考え事していて、聞き逃したらしい)《舌先三寸》で売ったアイテム置いて、去る。
カイマ : 「……………はぁ(遠い目)」
カイマ : カイマもとぼとぼと帰っていった。
GM :
引きとめろ!?
そして次の探索の日、カイマは姿を現しませんでした……。
幕間2へ←
→第8話へ
適当RPG「3rd edition」に戻る