2008年04月11日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第4部】 迷宮組曲


幕間2 VS???

  ジン 真の恐怖と遭遇する?




カイマ : 前回。12枚パッドの方へ向かう予定でありましたっけ?
GM : 増えてるなw
クレース : 2倍になってます。
ゼファー : 努力の成果……?w
クレース : 本来の意味の努力がされていない件について。
カイマ : アリス様を超えようという気合の現われだったりしてw
アリス : そんなので越えてもねえw

 すでに胸パッド扱いしかされていないマゼンダの運命やいかに?(笑)


今回の参加メンバー


ゼファー
聖騎士/レベル9
HP59 MP39 TP10

アリス
狂戦士/レベル8
HP59 MP0 TP9

ナギ
妖騎士/レベル9
HP48 MP43 TP10


クレース
空間術師/レベル6
HP45 MP52 TP7

ニイ
忍者/レベル8
HP43 MP32 TP9

カイマ
魔導師/レベル9
HP36 MP50 TP10






ポンペイ
カイマの使い魔
   

スクウィー
盗賊

ジン

???
 



◆Scene10◆ クレープのある風景

 前回のラスト、ジンの「クレースを襲った事のある賊」発言から導き出されたもう一人の人物の名。
 いつぞや、城塞中の高価な品物を盗み出し(ゼファーのバンダナとかもそーなのか?w)、最終的にアリス様のの前に屈した、(自称)怪盗マゼンダである。


GM : ちなみにマゼンダは牢屋にはいませんよ。
アリス : 逃げた?
スクウィー@GM : 「……いないんだ、ですぜ?」w
カイマ : うおー、どこ行きやがった!?
クレース : 「……ところで何でこいつがいるんだ」(いやそう)
スクウィー@GM : 「というか……ディドロと繋がってるって言っても、やった事ってこそ泥だし。いつまでも牢屋につないでるって訳にもね」

 コソ泥にコソ泥呼ばわりされている件。


カイマ : もう居所わかんないのかねぇ。
スクウィー@GM : 「今は監視つきで高級菓子の出店でアルバイトしてるぜ」w
アリス : 「……何故高級菓子?」
カイマ : (シオンが居そうだ)
ニイ : 「そう言えば確かに、貴方を拾った時にはもう牢にはいなかった……」
カイマ : 「場所がわかるなら早いじゃないか、行こうぜ」
GM : では、その問題の高級菓子の出店……要するに、クレープ屋だw

アリス : ……クレープって高級菓子?w
カイマ : …確かに、高ぁい!
GM : 現代と同じに考えないでいただきたい。甘いチョコレートですら高級品なんですよ?w
アリス : ああ、なるほど……とは言え、どうかなあ?w
ゼファー : 城塞は今、物資不足だしw
GM : (食糧そのものは自給するだけの生活圏が確保できてるからいいんだが、冒険者用の素材が主に不足してきてるんだw)



 そんな高級品らしい甘いチョコレートが飛び交ったエピソードはここらへんに。


クレース : 「そういえばゼファーを拾って来ればよかったな」
カイマ : 「ポンペイに手紙もたせてはしらせてる」
クレース : 「……ウサギも大変だな」

 ともあれ一行は、牢番のスクウィーにクレープ屋の場所を教えてもらい急行する。
 そこには、歳に似合わぬきゃぴきゃぴした声と愛想笑いで、売り子をしている元・怪盗がいた。


マゼンダ@GM : 「いらっしゃいませー♪ ただ今キャンペーン中につき、甘辛おしるこクレープがお買い求めやすくなっておりまーす♪」
カイマ : ……汁!?
クレース : 「今甘辛とか聞こえた」
ニイ : (慣れた様子で)「……小倉抹茶フレッシュマロンを1つ」
マゼンダ@GM : 「(ニイに)これはこれは。いつもご愛顧ありがとうございまーす♪……(アリス様を見て)って、げえっ関羽!?
アリス : 「誰が関羽ですか、誰が」
ニイ : (はむはむ)

 ちょw なんか微笑ましいんですけど!(笑)


クレース : ←なんとなく片手で腕輪を隠して目をあわそうとしない。
ジン : 「あ、じゃあ私は白玉……」
カイマ : (げし)
マゼンダ@GM : 「(ジンに)ありがとうございまーす♪……(カイマに)商売の邪魔するなら帰ってよね。しっしっ」
カイマ : 「……てか、食いにきたんじゃないだろう」
ニイ : 「もちろん。わかってる、カイマ」きりっと向き直る。手には食べかけの小倉抹茶(何)
カイマ : 「……とりあえず、口元を拭こうな。ニイ」

クレース : ニイがおいしいw
アリス : ニイは最近萌えキャラ化が激しい(何)


アリス : 「とりあえず、話を聞きましょう」
マゼンダ@GM : 「話ぃ?(うさんくさそうに)」

 マゼンダはしばらく営業スマイルを浮かべて接客を続けた後、タイムカード(!?)と思しきモノを取り出して休憩時間を取った。
 どうやらアリス達の申し出には応じる気らしい。だがその足取りは重く、ひどく疲弊しているようだ。


カイマ : 随分疲れてるな。
マゼンダ@GM : 「……問答無用で強制労働やらされてんのよ。伝説の怪盗と呼ばれたこのマゼンダ様が! まったく、落ちぶれたったらありゃしない」
アリス : 「自業自得でしょう?」
ニイ : 「……こちらの腕も、悪くない」>クレープ作り

 それはひょっとしてフォローで言っているのか!?(AA略)


マゼンダ@GM : 「あの頃に戻りたいわー。二人の下僕をかしづかせて、世界を股にかけてブイブイいわせていたあの輝かしい栄光の日々に!」
クレース : ……お仕置きされまくる日々にかw

 どうやらマゼンダのモデルは、本気で●イムボカンシリーズの●ロンジョ様のようだ。


アリス : 「……栄光?」(ちろ、と胸元を見て薄く笑う・何)
マゼンダ@GM : 「でかけりゃいいってもんじゃないのよっていうか!」



◆Scene11◆ もう一人の存在
カイマ : 「大体、お前はなぜ城塞にやってきたんだ?」
マゼンダ@GM : 「なぜもどーも……すんごいお宝があるって噂聞いたから興味本位で入ってきただけよ。まさか、一度入ったら出られないなんて思わなかったし」
マゼンダ@GM : 「レベルまで1に戻されたのよ! TPなんて2よ!」w
ニイ : 「ダイス運も小さ……」 はた、と遠い目。
アリス : 「まあ、悪には悪の報い、と言うことで……それよりも」
カイマ : 「で、ディドロとはどうやって関わった?」
マゼンダ@GM : 「ディドロ? あーあいつ……もともと、あいつの仲介と取引を持ちかけてきたのは……」
マゼンダ@GM : 「シーアンよ。あんの小娘!」

 カイマ : なにいい!
 クレース : シーアンだったのかー!ww
 GM : リプレイをよーく見ると、吟遊詩人について言及しているのはシーアンだったりするのだw
 ニイ : なんと(笑)
 カイマ : 伏線だー!
 クレース : 張られてなかったものを後で使うという高等技術が(笑)


ニイ : 「詳しく聞かせて」
マゼンダ@GM : 「あいつが調子よく、色んなモノを盗ませてくれるからさぁ。魔力のこもった宝石から何から。まあ、ガラクタみたいものも結構あったけど」
カイマ : 「つまり、お前はシーアンの言うがままに仕事をしてきたと」
マゼンダ@GM : 「仕事が失敗した途端、手のひら返したように被害者面しやがって! なんでそそのかされたあたしが強制労働で、シーアンの奴は罰金刑だけで済んじゃうのよ! 理不尽よ不公平よ!」
クレース : 「態度的にどうみても主犯格だから」
ジン : 「うう、隠れ蓑にされて利用された挙句裏切られたんですねぇ、お可哀相に」
ニイ : 「魔力のこもった宝石……。シーアンは……何かを探しているような様子を見せたことは、ない?」
アリス : 「つまり騙されて利用価値がなくなったら捨てられた、と……」
カイマ : 「急いでシーアンの居場所探らせた方がよくないか…? これ」
アリス : 「城砦から逃げようはないはず……だけど」

 ここでようやく、ポンペイに先導されゼファーがクレープ屋で合流した。


クレース : 「なら、どこかに身を潜めている?」
カイマ : 「以前の件から考えるに、あれからディドロと接触している可能性が高いと思うんだ」
ニイ : 「シーアンの動向は……私も掴んでない」
マゼンダ@GM : 「さぁ……高い魔力ってのは宝石に宿りやすいから、ってのを聞いたくらいで」
カイマ : 宝石強盗(マゼンダ)で存在を探り出して、チャンプ(エターナルチャンプサムライ)で狙いを定めてきたってスジじゃないか?
クレース : 「宝石というよりも、込められた『魔力』がめあてだったんだろうか」

 ニイ : 「……駄目ね。本当に使い捨てにされただけみたい」(ぐさりと)
 マゼンダ@GM : 「人を使用済みのカサ袋みたく言うなー!?」(泣)
 クレース : 「傘じゃなくて傘袋ってところが……語るに落ちてるな」w


アリス : 「どちらにせよ、こうなれば本人に聞かなければわからないでしょうね。ニイ、シーアンの足取りを探ることは出来る?」
ニイ : 「ええ。城塞内をくまなく探させる。けれど、カイマの言うとおりなら、もう城塞内にはいないのかも……」
カイマ : 「自分が疑われて居ないと思ってるなら、まだ近くに身を潜めている可能性もある。それこそ、被害者面して近づくこともできるからな」
クレース : 「確かに。向こうが気づく前に探してみるか」



◆Scene12◆ 怪しい指輪
マゼンダ@GM : 「と、そーだ」
GM : マゼンダは懐からガサゴソと、小さな指輪を取り出す。
カイマ : 「それは?」>指輪
マゼンダ@GM : 「もしあたしの所に、あんたらが来たら……この指輪で場所知らせてくれって、シーアンの奴言ってたわね」
カイマ : つまり、その指輪で場所を知らせることができるわけだ。
ゼファー : このあいだみたいに空間が遮断されなきゃ良いけどな。
ニイ : 「……なにその罠臭い展開は」(ぼそ)
アリス : むしろ、その可能性の方が高い気が。
カイマ : どこかに連れ込まれる可能性もあるわけか。
マゼンダ@GM : 「そう? 見た感じ、魔力はほとんどないわよ? あんたらが言うよーな、そんな大それた力があるなら、もっと強い力を感じる筈だし」
アリス : 「爆破トラップって、そう難しいことはないでしょう? それも、言葉をかければ爆発するとか言うのは……」
カイマ : どうする? 一芝居うってもらうか?
クレース : 指輪をよく見てみる。純魔石ではない?
GM : そうだねえ。マゼンダの言うとおり、これは仲間とはぐれた時の通信手段程度の力しか持っていない、見た目と同じくらいしょぼい魔力しかないね。
クレース : 「これ自体は、危険ではなさそう……だが」
カイマ : 指輪自体には魔力がなく。だとしたら、どばっと敵がこっちくるとか。
アリス : 何でそんなのを渡しているのか、理解に苦しむのは私だけ?
ゼファー : 居場所が分かったら、そこに強襲かけるとかw
マゼンダ@GM : 「あんたらの様子だと、シーアンに会いたいんでしょ。だったらこいつで呼び出せば好都合じゃないの」
ゼファー : 「それもそうだな」>マゼンダ

 口ではマゼンダの言葉に同意しつつも、一行は警戒感を拭えない。
 いくら感じられる魔力が弱いとはいえ、罠ではないという保証はない状況であるから、無理もなかった。


カイマ : ……たとえば、マゼンダに「イリスが一人できた」とか、嘘はいてもらうとか。
カイマ : それでクレースが狙われてるかどうか確かめられないかな。
ニイ : 私達が来ることを予想していたのか、たくさんの布石のうちの一つなのか、それはわからないけれど。
ニイ : 「シーアンの狙いが私達に……いえ、やはりクレースにある、ということ、でしょ」
クレース : 「イリスの名前は出したくないな……」(←せっかくステルスなので隠したい)
カイマ : 名前を出さずとも、クレースの持ち主だってわかれば……
クレース : あっちも、「イリス」では誰か特定できないと思う。

 シーアンがディドロと通じているのは間違いない。
 だから情報を引き出すために連絡を取り、指輪を使うのは望むところだが、それによってこちらの居所を相手に知られる事は不利益を被るのではないか?
 何とかシーアン側の真意を推測しようとマゼンダにも話を聞くが、当のマゼンダ自身も、何故こんな指輪を渡されたのか困惑している様子。捕まって以後、ディドロの手先も接触らしい接触はしてきていないという。


クレース : リアルタイムで呼び出すようなアイテムではないと思う。これで見かけた場所や居場所を知らせて、その後探りに来るためのものだろうから。
カイマ : 連絡用ってことは会話はできるんだろうか。
クレース : 一方通行だったら目も当てられない(苦笑)
GM : 会話することはできないよーですね。
ニイ : こないだ読んだSW猫の手にそんなアイテムが(笑)
クレース : 一方通行か……難しいな。
カイマ : 変な場所教えても怪しまれそうだ。
クレース : 「例えば……浅い階層、ファの迷宮のアヒルあたりがいい。そこに潜っていったと教えて、こちらはアヒルの部屋で待っていたりしたらどうだろう?」w
カイマ : 「なる。アヒルなら多少は融通がきくな」
クレース : 「迷宮なら不自然ではないだろうし」
ニイ : 城塞の中で使うのは避けたいと思ってたから、特に問題ない……かな。
ニイ : アヒルはいい迷惑でしょうけれど(笑)
アリス : 引っかかるのは引っかかるけれど、反対する理由はないですね。
ゼファー : 俺も別に良いぜ。

 という具合に、心優しき迷宮4層のアヒルの部屋で指輪を使用する方向に話はまとまった。


クレース : 「メッセージは、誰が伝えてもかまわないのか?」>マゼンダ
マゼンダ@GM : 「そこまで高級品じゃないからねぇ」
クレース : 「なら問題なし」
マゼンダ@GM : 「つーか。コマンドワードじゃないし。指輪の横の穴に針を4回刺すだけよ」w
カイマ : 単純なのか複雑なのか!
ニイ : 「……中からデスノートの切れ端が出てきそうな仕掛けね」
クレース : 「……成功したら、『計 画 通 り』と笑ってやる」(笑)



◆Scene13◆ アヒル温泉でご対面

 何度目の訪問か、心優しき迷宮4層、スパークのアヒルの部屋。
 「ファの瞳」があるため、雑魚や罠をすっ飛ばして直に到着することができた。


GM : ジンも連れてくんだね。なお、ジンはエキストラ扱いなので戦闘が起きても参加しない。
ジン : 「体の方が本調子じゃないもので……たぶん足手まといです」
ニイ : ジンさんには、アヒルの湯船につかっててもらえば(何)
カイマ : 俺が蹴りたくなるから却下w

 それはなんかおかしいから。


スパークのアヒル@GM : 「花はァ〜桜〜君は〜鬱だし〜♪」(湯に浸かっている)
GM : アヒルは相変わらずですw
クレース : ここだけ平和だ。
カイマ : おじゃーっす。
スパークのアヒル@GM : 「今日はどんなご用件ですグァ? ファはいつ戻ってくるかもさっぱり分かりませんガァー!」
カイマ : ……どうする? 正直に言うか?
クレース : 「言うしかなかろう」
クレース : 「どこから話すかが問題では、ある(笑)」

 一行はアヒルにかいつまんで説明する。ここである人物と待ち合わせいる事。その人物と戦闘になりそうな事。それらを告げると、アヒルはいそいそと着替えて避難のため逃げていったのだった(笑)


カイマ : じゃ、やりますか。
ニイ : では、指輪を……かちかちかちかち。

 クレース : 今更だけど指輪持ってるマゼンダがここに来るっておかしいかもしれない、微妙にw
 ニイ : マゼンダが言い含められている話のとおりだと、受け手には「マゼンダがここで、私達が来たことを呼び出している」というシチュになる(笑)
 クレース : ダンジョン入り口でやればよかったか。
 ニイ : 正直、ニイとしてはそれも含めて向こうにもある程度行動は読まれてると思っているから関係ないと思ってる。


GM : ……待つこと30分。
ジン : 「お茶がはいりましたー」
GM : 部屋に向かってくる足音が、かすかに聞こえてくる。
ニイ : 辺鄙な場所すぎたかな(笑)>待ち時間
クレース : かなり早い方と思うw
GM : このままだと扉が開くけど?
カイマ : 不意打ちだw
カイマ : ニイが闇討ちするとかならいいんじゃね?
ニイ : それは、間違えると殺しすぎる(何)
クレース : 魔法使いが一人動くなら待機していようw
GM : では……殺気だってスタンバっていると。扉が開く。向こうは1人だ。
カイマ : で、ダレよ?
GM : で、いるのは確かにシーアンだが……
ニイ : だが?
GM : 最初に会った時と印象がだいぶ違う。
GM : 有り体に言うと、何年も歳を取っている。最初に見た時は普通の青い服を着た少女だったが……
GM : で。何よりも奇異なのは、彼女を見た瞬間……ジンがガタガタと震え出す。
カイマ : 師匠!?
ジン : 「シ、シ、シ、シ、シ……」

 クレース : あの理由なのかな?


ジン : 「シーマさん!?」(ずざざざざざざ)
カイマ : は?

 クレース : やっぱりだーーーwwww


カイマ : 「ダレーー!?」
クレース : 「シーアンは偽名だったか…」
ニイ : 「…………??」
シーマ@GM : 「……って、あー。なんでジンとかここにいるのかしらね」
ジン : 「そ、それはこっちのセリフですよっ!?」
ゼファー : 「知り合いなのか?」
カイマ : 「師匠の、知り合い?」
ニイ : 「ジンさんがこんなに怯えている。ということはやはり……敵?」(何)
ジン : 「敵じゃないです。限りなくコワイけど敵とかじゃないです。むしろ敵に回さないで下さいお願いしますコワイし」(土下座)
アリス : ……(ひどい怯えようだなこの人)

 なんと、現れたのはファースト・パーティの女怪盗シーマ(青バージョン)だった!


ニイ : シーアンがディドロとつるんでると見込んでただけに、ぽかーんとするしかない私。
カイマ : 「……シーマって、テオ語録で読んだ覚えが」
ゼファー : 「あー、『弓狩りのシーマ』だろ。でも、なんでそんな伝説の人間がお前の師匠と知り合いなんだよ?」
シーマ@GM : 「(心底うんざりした顔で)……テオ語録ぅ? あのエンタメ重視のお笑い読本、こんなトコでまで流行ってんの? うあやってらんねー」
ニイ : 今、シーマさんがゼファーがダメージ受けそうな宣言した(笑)
ゼファー : 「ちょっと待てよ。テオ語録はお笑い読本なんかじゃねえぞ!?」
ニイ : 読んでないから、語録というものに対する疑問がふつふつと(笑)



◆Scene14◆ ボロボロ語られる真相
シーマ@GM : 「まーとにかく。よーやく会えたわねー。いつになったらこっちに気がつくのかなぁと思ってたのに」
アリス : 「何でもいいですけれど……目的自体は変わっていないわけですから」
アリス : (すちゃ、と斧を構えつつ)
カイマ : 「待てアリス様。どうも、あからさまな敵ってわけじゃなさそうだ」
アリス : 「あからさまな敵であろうがなかろうが、目的は一緒。話を聞きませんとね」
カイマ : じゃあナニ『斧すちゃ』って!(笑)
アリス : 「戦闘行為も辞さない、と言う構えですが。それに、相手は敵ではないかも知れませんが、味方ではないのですし」
ニイ : もちろん私も警戒は解いてません。

 かつては一度戦った間柄であるわけで、ジンの知り合いだからといって容易に警戒を解ける訳ではなかったようだ。


ジン@GM : 「って、待って下さい。なんでシーマさんがドロボーの真似事を?」
シーマ@GM : 「怪盗だからよ!」
ジン@GM : 「あ、納得」

 カイマ : その職業はもう無いよう……w
 ニイ : 怪盗のままここに入れる貴女は何者、という方向性(笑)


クレース : 「いかん。聞き出すことを、忘れてしまいそうだ」
ゼファー : 「テオ語録のすごさは、後でとっくりと教えてやるとして、とりあえず教えて欲しいことがある」
シーマ@GM : 「……まーそれは冗談だけど。今のあたしは怪盗じゃないわ。怪盗って職業ないみたいだし」
シーマ@GM : 「こっちに来た当初は、レベルと一緒に年齢まで若返ったからさぁ。ラッキーとか一瞬思っちゃったけど……レベル取り戻したら歳まで取り戻しちゃって! サギよ詐欺!」
ニイ : でも、こんな人物のことまで載ってるなんて、もしかしてこの迷宮を突破する鍵は語録にあるんじゃないかとか、馬鹿なこと考えてる。

 ゼファーの愛読書、哀れなり。


ジン@GM : 「いえ冷静に考えれば、こそ泥した目的答えてくれてませんし」
カイマ : 「どういうことなんだシーマさんとやら」
シーマ@GM : 「謎だったのよ。ディドロに偶然接触できたのはいいとして、外に出たいなら強い魔力を宿した品をこっちに差し出せとか、どーにも要領得ない事言い出すから。マゼンダって頭の軽そうなコソドロ捕まえて片っ端から盗ませてみたのね」

 クレース : 猫をかぶっていたらしいシーアン。
 シーマ@GM : 「あの当時のあたしはあのくらいおしとやかだったわよ?」(しれっと)
 ジン@GM : 「……(汗)」


ニイ : 「それで……ディドロの狙いは読めたの?」
シーマ@GM : 「そしたら。あの吟遊詩人の奴、みょーに目を輝かせて盗んだ品全部見せろ、さっさと、今すぐに! とか言い出したから……てきとーにゴマかして、本当にやばそうな強い魔力を秘めた品物はちょろまかしてやったのよ」
カイマ : 随分御執心なもので。
シーマ@GM : 「もっとも、向こうはそのせいで思い至っちゃったみたいで……再び刺客を差し向けてたわね。ちらっとだけ見たけど、妙な侍に狙われてたでしょ、あなた(クレースを指し)」
クレース : 「……見ていたのか」
シーマ@GM : 「そんでもって……足にバネつけたマッドサイエンティストの調査で、あのカカシ野郎ヒーすけがこっちとあっちを自由に行き来してるって判明したじゃない」
クレース : 「知 り 合 い か」
カイマ : 「……まさか師匠も」
ジン : 「あぁ、ヒーさんですかぁw」

 ニイ : あああ、人間関係が一気に!(笑)
 クレース : 「……疲れる人間関係だな」
 クレース : 「周りが」


シーマ@GM : 「しかも、大量の物資を運搬してティアの猫かぶりに渡してたっていうし。そうなると考えられるのはひとつじゃない?」
シーマ@GM : 「肉体を持たない物質を介せば、城塞と外の世界を行き来できるってこと」
シーマ@GM : 「強い意志を持つ物体なら、ね」
カイマ : 「……そうか、それで合点がいった」
クレース : 「なんとなくアレを物体と呼んでいたが……まさかそれが鍵になっているとは」
ニイ : 「……え。それって」
カイマ : 「つまり、クレースとメシストは、主から離れれば脱出できるということじゃないか」
カイマ : 「だから狙われてたんだ!」
ニイ : 「うん。そういうことに」
クレース : 「動けないから意味はないと思うんだが……」

 アリス : ……その段で行くと、この斧も行き来出来る、と(何)<金剛の戦斧
 クレース : 斧の人は危うく牛肩ロースを刻むところでした。



 そーいやそんなのにも人格宿ってたね。ジャッカルの精でウィリスって感じだけど(笑)


シーマ@GM : 「そーでもないみたいよ」
クレース : 「……?」
シーマ@GM : 「あんた達、もう随分と長いこと一緒にいるみたいじゃない」
クレース : 「達とは……イリス?」
シーマ@GM : 「意思ある物体が、触れている……あるいは知っている生物なら、短い距離なら移動できる」
シーマ@GM : 「『転移の指輪』とか。そういう原理らしいのよ。もっともアレは簡易的な魔法アイテムだから、自分たちのよく知っている場所にしか飛べないけどね」
クレース : 「持ち主だけではなく、ここにいる全員で『達』か」
カイマ : ……例えば、クレース単体を送り込んで。俺達全員を転移させるとか?
シーマ@GM : 「理論的には可能、ね。それも」
シーマ@GM : 「ただ、それでまた同じ場所に戻ってこれるかは保証できないわ」
ニイ : 「ここを脱出できる鍵を、私達は知らないうちに、もう持っていたのね」
クレース : 「戻れない可能性か。ヒーのようにはいかないのか?」
シーマ@GM : 「ヒーが外と中を行き来できてるのは……ファとかいう妖精の存在が大きく関わってるらしいわねー。よく知っている生物……という条件には当てはまってるみたいだし」

 突破口。これから語られる内容は、まさにその言葉が相応しい。
 口火を切ったのはカイマだった。


カイマ : ……その原理。応用できないか?
カイマ : 「脱出には危険だとしても……例えば、ディドロの結界を通過することは可能ではないか?」
カイマ : 「師匠が聞いたそうだ。この城塞のある世界を覆っている……一度入れば二度と出ることのできない結界。それによって彼だけの、特別な部屋を作ることができるようになった、と」
ジン@GM : 「……はい」
クレース : 「奴が逃げ込むための部屋らしいな」
カイマ : 「いざとなったら、奴はそこに逃げ込んで、俺達をうすら笑う気でいやがる……しかし」
カイマ : 「今話してることが実現できれば、奴を倒せる」
カイマ : (……はずっ)

 せっかくかっこよかったのに、そこで自信なさげに落とすなよ!(笑)
 やはり、キャラ紹介冒頭のセリフがアレなのは伊達ではないカイマであった。


GM : ……と、正しい推理ができたところで、長かった終盤情報収集編もあらかたメインイベントが終了でやんすw
カイマ : あ、当たってた!?
ニイ : カイマがいいとこもってった(笑)
クレース : 追いつけなかったぐらいw
ゼファー : まさかシーアン=シーマだったとは……w
カイマ : 予想GAIでした<シーマ
ニイ : びっくりしました。
クレース : びっくりしたのなんの……w ジン連れてきてよかった。
アリス : こういう頭脳的なところはカイマの独擅場、とw
カイマ : 役に立ったw

 かくして、邪悪なる吟遊詩人ディドロの用意した2つ目の罠も、打破する方法を発見したサード・パーティ。
 次回はついに、バイゼン達を全滅させた難敵に挑む!






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