高校生 最後の冬
バイト先で知り合った彼女と
公園で楽しくおしゃべりしてました
話の途中で彼女が「あっ」って声を上げたので
?と思い視線の先を振り返ると
「うぉおおおおおおおお!」
の声とともに
明らかにラリッたおっさんが
刀を振り上げ突進してきます
彼女の悲鳴とおっさんの怒号がまじりあって
俺もパニックに陥る寸前です
立ち上がっておっさんに立ち向かうとか
そんな時間は無かったです
ただ 彼女の体をかばうように身構えて
「殺られる!」と目を閉じました
????
ん? アレ?
おっさんは叫びながら
俺たち二人の横を駆け抜けて行きました
おっさんの振り上げた刀に見えたモノが
ネギだったことに気がついたのは
死を覚悟してから30秒後の「・・・・ネギ?」という
彼女の一言でした。
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