私は平成9年から小松菜の周年無農薬無化学肥料栽培に妻の千鶴子と二人で取り組んできました。営業の仕事をしていた私は29歳で脱サラし、父親の後を継ぎました。父のノウハウを生かしながらも、自分なりの個性を出したかったので、有機栽培に取り組むことにしました。昨年8月に無事、認可を受けました。 自信を持って出荷しても、やはり一番気になるのは、消費者の声です。
市場の仲卸の人から情報を集めたり、店の売り場まで出かけお客さんの反応を見たりすることもあります。 「生で食べても美味しい」「評判がいいから注文を増やしたい」
などの声を聞くとうれしいし、達成感もあります。
最近、無登録農薬や残留農薬など農薬にかかわる様々な問題が取り上げられていますが、消費者に安全でおいしい小松菜を届けるために頑張りたいと思います。
父には残念ながら報告はできませんでしたが、有機栽培については 応援してくれていたので、きっと喜んでいると思います。
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