2001年9月下旬の日常

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2001年9月21日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day21

 昨晩、思わず『ターミネーター2』を特別編ヴァージョンで見てしまう……うん、やっぱり面白い。最新のサラウンドとスピーカーが合っていないようでところどころ音がくぐもってしまうのがちと辛いが、画質もLDなどと較べるまでもなく向上しているのが解る。やや高めだが(それにしたって一般のLDと大差はないしビデオの半額程度だ)それだけの価値はあります、少なくとも作品が好きでまだ手を出していないなら買って損なし。
 で、今は『アンブレイカブル プレミアム・エディション』の特典ディスクの方を鑑賞中。駅の雑踏でデイヴィッドが佇み、人を捜すシーンと絵コンテをマルチアングル方式によって比較できるコーナーを鑑賞していて、初めて微妙な色使いに気付いたりする――デイヴィッドが注目した人物は全て、他の人々と較べてどぎつい色彩の服に身を包んでいる。そうした細やかな表現上の仕掛けは相変わらずなのだが、個人的にもっと驚いたのは、制作秘話に登場したサミュエル・L・ジャクソンが本編とは別人の印象だった点。元々そうだったのか或いは撮影後に必要があって調整したのか、作中ほっそりとしていた体格が見違えるほどがっちりとしている。……ところで、もしかして本当に続編作るのか?

 相変わらずモノクロ原稿にカラーが入ってるしー……。写真は人物のひとりの処理がおかしいしー。一旦合成されてしまったものをこちらで修正するのは正直不可能に近いのです。結局、後日写真そのものを手直しして再度入稿するのだそうな。ふう。

 本日のお買い物
1,ドン・ウィンズロウ『カリフォルニアの炎』(角川文庫)
2,CLAMP『ANGELIC LAYER(5)』(Kadokawa Comics A/以上、角川書店)
3,和田慎二『ピグマリオ(4)』(MFコミックス/メディアファクトリー)

 あら、2ってもう終わりなんだ。延々続けるのかと思ってたわ。反対に五冊くらいで終わると思い込んでいた3は全12巻くらいになるんだそうだ。約一年のお付き合い。

 あああ、くそう、やっぱり泣けてくるぞ。


2001年9月22日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day22

 ウン年振りに母校であるU高校の学園祭に出向く。現役時代は部活のスペースにずっと詰めていたため、ゆっくりと廻るのはこれが初めてだったりする。流石に現役を離れてウン年だと最初は幾分居心地が悪かったが、会場の空気自体は私の現役時代と殆ど変わりなく、段々口許が緩んでしまう。無論当時は茶髪でルーズソックスな他校の女子が彷徨いているということはなかったが。相変わらずフィーリングカップルなんぞやってるし物理研究部は妙な企画立ててるし、というかこんなところまでギコと侍魂が浸蝕していたのが些か驚きだったり。ジャズ研究部なんてのも存在していて正午から演奏を行うようだったが、荷物抱えてひとりぶらぶらしていると段々熱気に当てられてきたので退出。明日もう一度、手ぶらで訪問してゆっくりと見て回りましょうか。

 本日のお買い物
1,西澤保彦『夏の夜会』(カッパ・ノベルス/光文社)
 だけ。安彦麻理絵による装画が旧来のカッパ・ノベルズのイメージとも西澤作品のイメージとも隔たっていて、そこが妙にいい。……しかし、GIALLOで全話持ってるんだよな、これ……。

 ……えーと、『USOジャパン』、仕込みすぎ。冒頭の子供、あからさまに台詞喋ってるやん。企業の片棒担いでるだけやん。嘘発見器は兎も角、ペットの鳴き声から感情を把握する機械は面白い試みだと思うけど、そもそもこないだ一般のニュース番組で報道してただろうが。しかし、心霊写真は久々の大傑作。有り得ない手が写る、というパターンそのものは有り触れているが、角度がお見事。


2001年9月23日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day23

 ……今日休まなかったらいつ休むんだろう。毎日適当に怠けて適当に作業をする、というのを繰り返していると真面目に働く数倍気力を消耗しているように思うのだが、って似たようなことを以前も書いた気がするが。それにしても、原稿用紙にして100枚を超えそうなプロットってどう思うよ。

 本日のお買い物
1,デイヴィッド・ピース『1977 リッパー』(ハヤカワ文庫HM/早川書房)
2,天藤 真『犯罪は二人で』(創元推理文庫/東京創元社)
 土屋隆夫氏のも出ていたのだがちと値が張るので先送り。取り敢えず、天藤真推理小説全集の完結を祝う……が、初期との装幀の違いをどう糊塗したらいいのかちと悩んでいたりする。
 先日ポイントが大量に貯まったので何かCDでも買おうと売場を彷徨う。キース・ジャレット・トリオの最新インプロヴィゼーションライブアルバムとかコンコードレーベルから発売された日本人ユニット(女性ヴォーカルとアコースティック・ギター)のアルバムとか、色々と気になるものはあるが決定打が見つからない。メセニー・グループが約三年前に行ったライブで構成されたDVDも欲しいのだが、ちと高いし在庫は結構あるようなので後回しでもいいだろう。で、諦めて帰ろうとした次の瞬間に、これを発見。
3,Niacin『Time Crunch』(Videoarts MusicPioneer LDC/CD)
 NIACINだNiacinだナイアシンだーっ!!! くそー、全く関知してなかった。Mr.BIGで知られる天才ベーシスト・ビリー・シーンのソロ・プロジェクトのひとつであり、ジョン・ノヴェロ(key, Hammond B3, Pf)、デニス・チェンバース(ds)とのトリオによる、超絶技巧とインプロヴィゼーションを駆使した分類不能の演奏を繰り広げるグループ。前作『Deep』まではその技巧が際立ちすぎていまいち纏まりを欠いていたが、今回はコンセプトにも纏まりがあり、楽曲の出来も秀逸、演奏の馬力も更に増している。そうそうトリオならこのくらいスリリングでなくては、と聴きながら頷き気力も充填されるような心地を味わえる。満足。


2001年9月24日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day24

 DVDプレイヤーとソフト欲しさに黒ラベルを買い続けるのは自分でもどうかと思う。今まで自宅で飲む習慣はなかったのに、消費するために一日一本ずつ飲んでるし。まだ剥がしたのは三枚。

 土曜日は学園祭見物を優先したので、本日毎週恒例の映画鑑賞に向かう。10時頃に銀座の映画街に着くよう調整して家を出たのだが、迂闊にも観たい映画は大半11時台からの上映。一番早い時刻から開始する『コレリ大尉のマンドリン』(ブエナビスタインターナショナル・配給)を選ぶ。感想はこちら。……面白かったんだが、あんまりコメントがない。劇場から出るとき、売店に置いてあるサウンドトラックCDに人が群がっていたのが印象的でした。自然だ。
 感想の方では言及していないが、コレリ大尉の登場で婚約者を失うことになる青年・マンドラスを演じるクリスチャン・ベールは、個人的にスピルバーグの最高傑作のひとつと信じる『太陽の帝国』で、租界を彷徨う少年役で主演した人物だそうな。ああ、成長したのね当たり前だけど。因みに『太陽の帝国』では伊武雅刀がいい味だしてました。


2001年9月25日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day25

 本日のお買い物
1,木崎ひろすけ『少女ネム [増補版]』(HIROSUKE KIZAKI MEMORIAL EDITION)
2,竹本 泉『よみきり▽もの(1)』(以上、BEAM COMIX/enterbrain)

 1は今年三月に夭逝した、木崎ひろすけ氏の長篇作品を版元であるenterbrainと角川書店それぞれに各々一冊に纏め、『MEMORIAL EDITION』の名目で一時期に連続刊行するもの。他に二作品あるが、そちらはいずれも角川書店発売で私は未確認。この『少女ネム』は連載中から雰囲気に惹かれていたのだけれど、単行本には手を出していなかったのである。あんなに早く筆を断つとは、また殆ど続刊もないまま作者が亡くなるとは思っていなかったから、オリジナルの方は購入していない。……まあ、本書にしてもちゃんと話は終わっていないのだが、それ故に捨てがたい切なさを感じさせる。
 2は、あとがきでの作者のコメントが全て。作者にとってもファンにとっても、こういうシリーズがコンスタントに刊行されてくれるのが一番嬉しかったりする。でも、やっぱりこの題名はどうかと思う。

 仕事はさくさくと片づけて、三時前ぐらいに他に何も来ないと確認してから、細かい用事を片づけつつ飯田橋界隈の某社へ。応接室でお仕事の話――実を結ぶのはかなり先の話だが、だいぶ現実味を帯びてきたのでやる気が出てくる。それにしても、応接室を出た担当氏が、誰が来ているのかと訊ねられて私の名前を出したら、一発で「異形の人か」と返ってきたというのが何とも、うじゃうじゃ。他の会社の話とか雑談も多々交えつつ六時頃まであれこれお話しし、六時半頃に何故か松本楽志さんと合流して、更に雑談をしたあと会社を出て食事へ。案の定楽志さんはこの界隈でもチェックを入れている蕎麦屋があるそうだが、バイクを某社の近辺に停めていることもあってあまり遠くないところにある飲み屋の雰囲気が濃い蕎麦屋(酒蕎屋、とか書いてあったか?)に入り、料理などを待ちつつ延々各種ミステリの話。勢いで入った割にはボリューム・味共になかなかのもの。注文聴きのおねーさん達がどうも他国出身と思しくややレスポンスが鈍く注文も料理もいちいち待たされたのと、そば湯が三人に対してはちと少なかったことを除けば充分及第点。機会があればまたお邪魔してもいいかな、という評価でした。
 九時頃に店を出、私のバイクが停めてある付近でお別れする。取り敢えず、当分仕事がさせて貰えそうな現状が確認できただけでも有り難かったりする。


2001年9月26日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day26

 あああ、連絡を取ろうにもこっちの作業がまだ六割足らずの完成度なのでどーも踏ん切りがつかない。あちらのプロットにも続いて着手したいのだが……
 ちなみに昨日訪問した飯田橋界隈には出版社が山のようにある、というか本好きには出版社と印刷所と倉庫しか存在していないようにすら見える(あと飲み屋)。訪問する際にきちんと所在をチェックしていなかったため暫しぐるぐると迷ったのだが、その間にも複数の出版社屋を目撃した。その時思ったのは
「わーい、この辺に住めば売り込み放題だー♪」
 何か間違っている気がしなくもない。

 本日のお買い物
1,乙 一『暗黒童話』(集英社)
2,加納朋子『ささら さや』(幻冬舎)
3,『こみっくパーティー (第一集)』(エニックス スーパーコミックス劇場/ENIX)
4,『こみっくパーティー アンソロジーコミック』(Twin HEART COMICS/宙出版)
5,神坂 一・トミイ大塚『スレイヤーズすぺしゃる(4)』(Kadokawa Comics Dragon Jr./角川書店)
6,CLAMP『ちょびっツ(3)』(ヤンマガKC/講談社)
7,六道神士『エクセル・サーガ(8)』
8,石田敦子『純粋! デート倶楽部(1)』(以上、ヤングキングコミックス/少年画報社)
9,吉富昭仁『EAT-MAN(14)』(電撃コミックス/メディアワークス)

 給料日の直後とは言うが……
 評判を信じて買い続けているだけのため未だに中身をよく知らない乙一氏だが、取り敢えず著者の言葉は傑作。就職してても似たようなこと思われてるかも知れないが私とかG志氏とか。2はカバーと粗筋で既にノックアウトされてます。人死にで感動させるのは嫌いだ、と常々言い続けているのだけれど、こーいう手に弱いのも事実であって。
 最近は趣味と化しつつある、パロディ作品集の購入だが……なんかね、眩暈がするほど下手なのが目に付くようになってきてね近頃。プロが依頼を受けて描いているらしいものが散見される3はまだしも、4は頭を抱えたくなるものもあった。効果だけで背景真っ白というのもあればそもそもキャラクターの描線に難があるものも多いし。この際話の出来には目を瞑るとしても……ってわけにはいかないか。今回の二冊は特に内容のない作品が多かった気がするぞ。あと、4は付録のポップがページを捲りにくくしていて邪魔。本はそのままの状態で保存するのが趣味なのに、予めかなりカットされているため迂闊に曲げると切れてしまいそうだし。
 以下省略、というか漫画がまた溜まってるんです。読めないんです。その割には何故かアンソロジーだけ読んでいたりするが。短い話ばかりだからなんだけど。
 ところで北川歩実の新刊が確認できません。bk1で買おうかなー。

 中岡俊哉氏逝去。所謂心霊研究の、地縛霊といった概念を生んだ人物と聞く。小学生ぐらいの頃は氏による心霊写真の本とかよく読んだのだが、長じてはこーいう人間になり粗が見えるようになってしまったため遠離っていたが、とまれひとつの価値観を世間に根付かせてしまった人物であることに変わりはなく、感慨を禁じ得ない。御冥福を祈る。

 反応し忘れ。好きにしてくださいもう。っていうか、……むじゃむじゃむじゃ

※この元ネタが解る人、果たして何人いるんだろう……


2001年9月27日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day27

 辛抱たまらんので明日の日中にでも連絡取ろう。まだ六割程度の完成度なのだが(全体像が見えないので進展してない振りをしてますちゃんと書いてます本当よ本当なんだってばだっていい加減プロットから抜け出して本文書きたいんだよおぉぉぉぉぉ)、その程度罰は当たるまい。電話してみて、そのすぐあとでお会いする危険も漠然と感じないではないが。

 本日のお買い物
1,藤野もやむ『ナイトメア☆チルドレン(4)』(GANGAN WING COMICS/ENIX)
2,木原浩勝・市ヶ谷ハジメ・岡島正晃『都市の穴』(双葉社)

 あと、芦辺拓作品のコミカライズを掲載した『サスペリアミステリー』11月号。1は相変わらず雰囲気はいいのだが、作者自身の気持ちの上でも内容が整理し切れていないのかどうも散漫な印象が強まり、そのままクライマックスに進んでいるような。私は好きだが、どんどん薦めにくくなっているような。
 2は、『新耳袋』シリーズ著者の片割れである木原氏が、先のライブでも宣伝していた、『新耳袋』では制約上採り上げていない都市伝説を中心に執筆した著書。ピアスの穴から白い糸にレンジ猫、ベッドの下の斧男に「男は黙ってXXXXビーX」、などなどよく知られた都市伝説を網羅し、否定できるものは否定して玉虫色のものはそのまま残すという一種やり逃げみたいな作りだが、語りすぎず舌足らずにならずの『新耳袋』でもお馴染みの筆致が読み物としての完成度を高めている。猛スピードで読んでます。

 やっぱり作業が好調だと書くことがありません。こうちょう、と入力して最初に「光鳥」と変換される現実に首を傾げるぐらい。(c)倉阪鬼一郎


2001年9月28日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day28

 ずっと営業してました。

 で終わらせるのもあんまりなのでざっと詳細、しかしあまりにも人に会いすぎて記憶が混濁してます。
 午前中は普通にお仕事。午後になって先日から暗躍中の企画について状況をお伺いする。内容が特殊なのでちょっと停滞気味だったご様子だが、電話を切って殆ど間もなく再度連絡を戴き、そこから急激に話が進展する。お陰様で週明けにも飯田橋再訪が決定。
 しかし、そう言った今日の夕方にも何故か飯田橋に出没する私であった。某ホテルにて開催された創元三賞の授賞パーティーに潜り込むため。色々なご縁からご招待いただき、取り敢えずお邪魔するだけのつもりが柴田よしきさん芦辺拓さんらに引き連れられて挨拶回り+営業活動をすることになったり。取り敢えず、くだん特集でお世話になりながらも一度もお会いできなかった東雅夫編集長に、『本格推理』シリーズのみならず『異形コレクション』でも縁があったのに今日まで電話でしかお話しすることのなかったM氏と漸くお会いできたので一安心。他にも以前お会いしておきながらお顔と名前が一致せず申し訳ありませんとか(しかしハンドルと名札の名前が違うんだもんなー)、今回は予算の関係で買ってませんでしたすみませんとか、今回ばっかりは応募しようにも間に合いませんでしたごめんなさいとか……あれ、謝ってばっかりだったのか? 兎に角、あまりに色々ありすぎて記憶としても収拾がついていない気がするのであとの出来事は割愛。以前からのふつーのお知り合いが何人かいたため時々和めたので助かりました。日中からこんな調子なので、二次会は十一時前に抜け出させていただいた。楽しかったしいい経験ではあったのだが……疲れました、ひたすらに。

 本日のお買い物、貰い物込み。
1,城平 京・水野英多『スパイラル〜推理の絆〜 もうパズルなんて解かない』(少年ガンガンコミックCDコレクション/ENIX)
2,『マジキュー・プレミアム SUMMER.2001』(MAGICAL CUTE/enterbrain)
3,CLAMP『ちょびっツ(3)[初回限定版]』(ヤンマガKC/講談社)
4,石田穣二・訳注『新版 枕草子 上巻』(角川ソフィア文庫/角川書店)
5,北川歩実『真実の絆』(幻冬舎)
6,『創元推理21 2001年冬号』
7,門前典之『建築屍材』(以上、東京創元社)

 すみません、頭っから笑ってしまいました1。配役自体がツボだったが流石城平氏、シナリオもきっちりツボ突いてます。お約束のメタ発言もあるし。……しかし、尺に収まらなくなったのって絶対遊びすぎたからだと思うんだが……。
 2……一応、買ったけど……うーん。取り敢えず、業界関係者しか見ていないという認識自体が大いに甘い、とだけ言っておこう。いや、そういう認識であるなら尚更に、と言うべきか。
 3から5はbk1での購入。資料に趣味に道楽ってとこ。6と7は、実は今日のパーティー訪問の主目的だったかも知れない。招待状を戴けることになったとき、私は「助かります」と応えたのである。まじで。

 ……気付けば午前三時前。1を聴き終えました。面白かった。……でもやっぱり遊びすぎ。それと、音声ドラマで封入チラシを応用したパズルを採用するのはちと反則ではないかなと個人的には思う。が、人からディスクのみ借りて聴くのではなく、ちゃんとCDを購入した身にはサービスと捉えられなくもないのだけど。ところで私は堀江由衣がひよのだと思い込んでましたが、川澄綾子だったのですね。いや、イメージは違えてないのだけど。堀江由衣は竹内理緒役でした。「はう〜」にノックアウト<……おい。


2001年9月29日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day29

 昨日の補遺。
・普段使わない名刺が一時間足らずで尽きる。お陰で初対面の方はお顔をちゃんと記憶できた気がしません。次の時解らなくても御容赦下さい。そしてこれに懲りて、使う理由がなくても名刺は多めに携帯しておくように決める。同じように名刺が尽きてしまった知り合いと、互いに昔交換したものを返そうか、などと言ってみたり。やらなかったけど。
・ところで一体何人いたんだろうあの会場。
・二次会の会場に向かう道中、芦辺さんとあれこれお話ししていたら数十メートルも行き過ぎてしまう。
・二次会ではずっと霞流一さんにビールを注いで貰っていたよーな気がします。いいのか。
 あとは色々と差し障りがありそうなので内緒。

 昨日の疲れが抜けず、途中で寝入ってしまう危険も感じたので、週末恒例の映画鑑賞は取り止め。午前三時すぎに寝て七時半には起こされたんだもんなー。お昼近くに食べるものと本とCDとを買いに出かけ、それ以外はちんたらのんびりと過ごす。日も沈んでから漸く体力回復の兆しが見えてきたので活動再開。取り敢えずこの日記を書いております。
 でもって本日のお買い物
1,橘いずみ『bellybutton』(Polystar/CD)
2,倉阪鬼一郎『百物語異聞』(ふしぎ文学館/出版芸術社)
3,梅村 崇『小説 スターオーシャン ブルースフィア』(GAME NOVELS/ENIX)
4,土屋隆夫『土屋隆夫推理小説集成5 不安な産声/華やかな喪服』(創元推理文庫/東京創元社)
5,浅田次郎『民子』(角川書店)

 1は4年振りのオリジナルアルバム。その間も熱心にライブ活動を行っており、次第に作風が変わったのかも知れない。どうも全体にこなれ、往時の荒々しい情熱がすっかり抜け落ちてしまった感があり物足りない。相変わらず歌唱力と表現力は素晴らしいのだけど、楽曲の出来も全般にいまいちで、この新しいプロデューサーは果たして橘いずみの芸風に合っているのかどうか、と疑問に思った。前作までは、尾崎豊・村下孝蔵を担当していた須藤晃氏がプロデュース(編曲・演奏もこの人が噛んでいた)していたのだが。
 2、3、4は漸く買えましたの三点。2はどこに行っても入荷していない、していても一冊しかなくお金を用意すると無くなっているという悪循環が続いていたのでした。4は、文庫にしては高めの価格に逡巡していた結果。そのうち買うんだ結局は。3は、理由もなく今まで発見できなかったもの。
 5は暫く前までとあるキャットフードのCMのために浅田次郎が書き下ろした掌編を、CM映像から拝借した写真と共に絵本仕立てにした書籍。附録として、CM用として同時に書き下ろした他の二作も収録してある。取り敢えず猫好きは読め。泣くから。

『Pia・キャロットへようこそ3』のキャラクターグラフィックを雑誌で確認する。……なんか、魅力に乏しい。そもそもこんな立ちキャラのみ、しかもドットの粗いCGで見せられてもなー。

 日中、両親は知人のところへ遊びに行っていたのだが、出先でとあるレストランに入ったところ、なかなか非常識な応対をされたらしい。
 この知人既に80近くで、元から食が細い。それでも食べる気はあるので私達と食事に出ると一応注文はするのだが残す場合が多い。そういうときは、持って帰ってもあまり差し障りのないものは包んで貰うのだが、今日入った店では「テイクアウトの商品がない」という理由から注文品の持ち帰りを拒否したんだそうな。そもそも店で残り物をどうするか、を考えれば持ち帰らせてくれてもいいようなものだと思うのだけど。更に情けないのは、それで店長(と言っても大手食品会社の系列店である所為か、20代半ばぐらいの若造だったそうだ)に苦情を言ったところ、謝るだけで代案を何も提示しなかったこと。包ませることもその一品分(因みにものはフライドポテト――普通何処の店でもテイクアウト対象として用意しているだろーに)の料金を引くことも、まして意見として上に持って行くことも口にせず、ただ謝るだけだったそうな。
 だいたいこのチェーン店、お茶漬けの素で知られている会社の名前をそのまま掲げている子会社にも関わらず、つい最近までメニューにお茶漬けを加えていなかった(これだって、関係ない店でもお茶漬けぐらい普通にあるだろうに)というよく解らないサービスを実施していたところでもある。大元の方は好きだが、この系列レストランの経営方針には疑問を覚えずにいられない。マニュアル通りにしか動けない職員を量産するのは、まあ色々な事情から許容するにしても、そのマニュアルに落ち度が多いのでは話にならないだろうに。取り敢えず、両親は二度と行くつもりはない模様。


2001年9月30日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010921~.htm#Day30

 作業に明け暮れる……つもりだったが、まだ一昨日の、というよりはこの慌ただしいひと月に溜まった疲労がいまいち抜けきらないので、そこそこにしてちんたらと過ごす。昼食はバイクで行き付けの蕎麦屋へ、あとは部屋で主に溜まった漫画を消化した。『少女ネム』は主要キャラ二人の造型がそのまま木崎ひろすけ氏の空気を反映している気がする(実はこの作品、原作はカリブ・マーレイ氏)とか『純粋! デート倶楽部(1)』は題名の危なさに反して――もないか、兎に角漫画家としての石田敦子氏のスタイルが非常によく見えるシリーズものになってますなーとか(設定に無理があるがまあ目を瞑ってもいい種類)、ところで本当に『ナイトメア☆チルドレン(4)』ってあと一巻、残り三・四話で終わるのかとか(お家騒動で中途半端になっていないことだけを祈る……)、色々感じることはありましたが。ところであれが富士見書房で再スタートするとは思わなかった。別の会社だと思い込んでいたのだけど。

 で、あと一晩では作業が終わらないし、眠気で集中力を欠いた状態でお話しするのはちと避けたいので、概要と構想をざっと文章に纏めるか全て口頭で説明してしまうことにする。私自身、こんなに延々とプロット書く羽目になるとは――というより、もう執筆の下準備そのものに近い状態になってるのがいけないんだが。人に見せる構想だけならもっと簡単でいいはずなのよね。

 今から次の連休が楽しみです、っても休んでいる暇がないようだ。企画の進み具合によっては10月中にも本格的な作業に突入する可能性があるし、それがなくてももしかしたら二本ぐらい短篇書かなきゃいけないかも知れないし。はあ。一番いけないのはそういう状況を、ギリギリまで愉しんでしまう自分にあるのかも知れないが。……取り敢えず、早く心置きなく執筆の方に集中できる状況作りたいっす。

 お答え。私も非常に気になってましたが、短篇賞受賞の氷上恭子さんは完璧に同姓同名の別人でした。直接お話しする機会は得られませんでしたが、可愛らしい方ではありました<私がそう書くと余計な誤解を生じる気がしなくもない。


「若おやじの日々」への感想はこちらからお寄せ下さい。深川が空を飛びます(飛ばねえって)
もう大変ですほんま。

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