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アイディア・その他投稿

投稿者:ひつじさん

夫、高校生中学生の二人の息子と暮らすパート主婦です。ADDの診断済です。
今の生活の中で、ADDとうまく付き合うために実践している事、心掛けている事を、お医者様のアドバイスや本からの知識、経験などをもとにまとめてみました。

<忘れる>
これまでの人生でADDの症状で困った事はいろいろありますが、 今一番困る事は「忘れる」です。
夫や子供に頼まれた事、学校の行事、提出物など大事な事をころっと忘れます。
対処法として、電話の脇に大きなコルクボードを置いています。 大事な用事はとにかくなんでもメモ用紙に書き、そこにピンで留めます。 しっかりとピンで留めるのが、テープなどで貼るより剥がれ落ちなくてよいです。
スケジュール表や学校からのプリントなども貼っておきます。 そのメモは、毎朝必ず確認するようにします。これは、意識して習慣づけます。済んだものは捨てます。これも大事です。
また、その日のうちに済ませなければならない用事、買ってこなければならない物は、手の甲に書きます。
頭文字だけでも書いておくとよいです。次の日の事は消えてしまうのでダメです。
私は、メモ帳は持っていてもまず開きません。メモ用紙に書いて持って行ってもなくします。ですから、手が一番です。
<片付け・掃除>
私にとって一番効果的な事は、家に人を呼ぶ事です。
お客様が来るとなると、それまでぜんぜん気にならなかった所が、あそこも汚い、ここも散らかっていると突然見えてくるのです。そして自分でも信じられないくらいのパワーとスピードで掃除をします。土壇場の底力というものでしょうか。
基本的にはなるべく捨てるを心掛けています。今いろいろな捨て方の本が出ているので、参考にしています。
<睡眠>
質の良い睡眠は日中の集中力、活動力を高めます。夜はコーヒーを飲まない(夜中にトイレに起きるので)枕にこだわるなどして良い睡眠を得られるようにしています。
<リタリン>
ADDの症状で他に困る事として、気力がない、だるい、疲れやすい、行動が遅い などがあります。
リタリンは、私にとってはそれらの症状と付き合うための重要なアイテムです。
効き方としては、頭、目がスッキリし、意識がはっきりするという感覚があります。意欲的になりテキパキと動く事ができます。疲労感がなくなりエネルギーが沸いてくる感じがします。効いている時間は、私の場合は3時間ぐらいです。
毎日飲んでも問題はないそうですが、必要なときだけ飲んでもよいそうです。朝なかなか目が覚めなくて動けない時や、夕食の支度をする時に飲むのが効果的と感じています。
もし学生の頃やデスクワークをしていたOLの頃にリタリンがあったら、午後の睡魔に打ち勝つための必需品となっていた事でしょう。
リタリンにより日中しっかり活動する事は、より良い睡眠を得る事につながるそうです。
<ウォ−キング> 疲れない程度に歩くと、かなり頭がスッキリします。
<パソコン>
パソコンは言うまでもなくとても便利で楽しい道具です。つい夢中になってしまいます。
でもパソコンに向かう時間は決めておきましょう。主婦の場合(私だけでしょうか)家事が疎かになるおそれがあります。それでなくても片付けられない女なのですから・・・


投稿者:fujiさん

私個人の考えですが、やはり薬抜きではADDの克服は不可能と思われます。それと同時にADDの正確な知識が必要です。
ADDにはいくつかのタイプがあることを知り それに見合った、薬物療法と食餌療法も必要かと思います。
私は過集中型ADDと診断されたため低たんぱく高炭水化物の食事を3食きちん食べ、間に甘いものを食べ、リタリンとSSRIを服用し、効果もでてきています。
そして、思ったことをすぐに言葉にしてしまい自分と相手の心を傷つけやすいADDは、コミュニケーションの基礎を一定期間学んでおく機会を作るべきです。
コミュニケーションとは例えば以下のような技術があります。
護心術・・・人間関係において傷つけないように相手と自分の心を守る技術。
レトリック・・・相手を気持ちよくさせて自分の考えを理解させる技術。
参考HP
http://www.hirokokuu.ac.jp/japanese/gakubu/ningen_kankyo/gengo/
    lchp/teachers/masuda/VC01/25OCT01b.htm
この技術は完全でなくとも基礎部分を心がけることでもいいです。
例えば、相手と異なる意見を伝えるとき、ADDは自分のひらめきを聞いてほしいので熱くなりがちですが、言葉にする前に、冷静に自分問い掛け自分は何が言いたいのかはっきりさせる。
なにより伝える相手側の気持ちを思いやる。 どういう言葉にすれば自分の本当の気持ちが相手に伝わるか、ほんの少し考えるだけでずいぶん違ってきます。
これは一つの護心術です。
他人にはない湧き出るひらめきは私も感じます。
それを生かす道を探すことはADDが社会に生き残るための武器であり、あきらめてはいけません。
弱点を補い、ひらめきを生かし、自分ができることに自信をもつ道を開拓していくことが大切だと思います。


投稿者:小町さん

日頃、気をつけている日常的なアイディアです。
1.とにかく忘れがちな振り込み
振り込み用紙そのものや、振込先などを書いたメモなどを、絶対に外出時に取り出す財布に貼り付けます。人に見られるとかっこ悪いですが、そうすると取り出すたびに気がつきます。そこがコンビニだったりすると、かなりラッキーです。
2.カバンの内側の色と財布の色は変える
これだけでも、カバンから財布を取り出すときにものすごく探さなくていいです。 とにかく派手で大きめの財布がおすすめです。
3.財布に音のする物をつける
私の財布には、ウォレットチェーンがついています。これは、本来なら財布をパンツの後ろのポケットに入れて、ベルト通 しの部分に引っかけるための物ですが(若い男の子がよくやってるアレ)、これがカバンの中にあると、じゃらじゃらしてすぐに解るし、チェーンが手に引っかかればそれは財布です(笑)。


投稿者:ぷちとまとさん
<生活の工夫について>
バッグの中の整理が難しいので、段階的に整理できる方法を考えました。
まず、大、中、小のバッグを用意します。
大はトートバッグで、「これがあれば出かけられる」と思える、必要な物を入れます。
それを中のバッグに、もっと物を絞り込んで、「これは置いていっても今日は間に合うな」という具合にはぶける物をはぶきます。
小のバッグはウエストポーチなのですが、「これはどうしても必要」と思われる必要最低限まで、物を絞り込むのです。家の鍵、車のキー、財布、カード、印鑑、携帯電話、メモ帳、保険証、傷ぐすり、ばんそうこう、免許証、JAFの会員証、ハンカチ(バンダナですが)、ポケットティッシュです。そして、このウエストポーチこそ、手提げバッグを置き忘れてしまう失敗をふせぐ、優れものなのです。
私にとって、貴重品を手提げバッグに入れて歩いてる人は「すごい記憶力の持ち主」です。
きっと、大事な物を置き忘れない人たちなのでしょう。うらやましがってばかりいないで、自分の特性とうまくつきあって生きていかなければと思います。
頭で処理してかたずけるのは、どうも苦手なので、手を動かしながら身近なかたずけをやってみました。でも、どうしても集中力が持続できないで、バッグの荷物が最小限になった時点で、かたずけに飽きてしまい、さっさと車に乗って買い物に出かけてしまいました。
<車の運転>
運転は気分転換にいいので、ストレスがたまりすぎないうちにこまめにリフレッシュするようにしています。 それから、細かい事が得意な友達や、道案内の上手な友達にいてもらうと安心です。私のできないこと、苦手な事をフォローしてもらえるので助かります。
車の運転は好きなのですが、あまり行かない所の道は忘れっぽいんです。だから、一度行ったところは、地図にえんぴつで印をつけています。その道に戻ればわかるようにとの工夫です。
<メモ>
行動メモを執拗なくらい書き記しておきます。これからやらなければならない事を逐一書いておきます。それさえ見れば次に何をやるかがわかります。書かないと、本当にヒンシュクをかうくらい忘れてしまうので、大切な友達を失わないために、ひたすら書き記します。
携帯電話を置き忘れた時も、友達に電話をかける用事があったので、置き忘れたことに気がついたんです。そんな用事がなかったらきっと置き忘れたことに気づかなかったでしょう。
<私のやってしまっていることについて>
借りた本に領収書をはさんで返してしまって、(しかも2度もやってしまって、同じ人に教えてもらったりしている。)みんなに不思議がられたりしています。
遠足の集合場所を思いっきりまちがえて担任の先生に携帯で呼び出されて、現地まで子供と一緒に走っていった事もあります。 こんなエピソードにはことかきません。こんなことばっかやっています。
<提案>
「こんなこと、やってしまった」「こんなこと、忘れてしまった」アンビリーバブルなエピソード集なんて、いかがでしょう。その反面、「こんなことだったら出来る!こんなことは得意!」のコーナーなんていかがでしょう。
「ぷちとまとの今だから笑える失敗談」
ぷちとまとは、家事にあまり集中できません。次々とやりたい事を思いついてしまい、なかなか一つの事に集中するのが難しいのです。
先日、苦手な家事を楽しくやろうと思い、ビールを飲みながら洗濯を始めました。上機嫌で始めたのはよかったのですが、出来上がった洗濯物の中から、なんと、「腕時計」を発見! 3万もする腕時計を、洗濯機で洗ってしまったのです。
当然、壊れてしまい全く使い物にならず、泣く泣く買いなおすはめになってしまいました。
「今度は防水機能付を」と思い、「洗濯機で洗っても壊れない時計を下さい。」と店員さんに尋ねたのですが、「いくらなんでも、それは無理です。」との答えでした。
あきれられているのはわかってはいたのですが、聞くだけ聞いてみようと思ったのです。
Gショックの防水付は、プールでも使えるようです。スポーツ・クラブでしてる人、見ましたから。エアロビの時もプールの時も使えるというのは、便利でいいですね。
プールの最中に腕時計したまま、というのは、まるで時計を見せびらかしてるようで、買えない私はちょっと悔しかったですが。
「Gショック」という響きだけで、欲しくなる私です。 カタログを見ても、店頭で見ても、その言葉に魅惑されっぱなしのぷちとまとでした。

投稿者:ロクスケさん

精神力
SOAAのメインBBSに心の持ちようでどのような障害も克服できるというような書き込みがあった。ごらんになった方も多いかと思われる。

非常な困難を精神力で障害を克服した偉人は大勢いる。
ヘレン・ケラー女子、S.W.ホーキンス博士、中村久子女史などなど。本当に彼らの偉大さには頭が下がる。が、普通の人間は彼らほど強くない。

誰だって障害や逆境を克服したいと精神力を奮い立たせているのだろうが、全ての人が同じような結果を出せるわけではない。だから、上記の人達は偉人なのだ。

もちろん、精神力は大切だと思うし、自分自身の向上心がなければ、おそらくあとは諦めていじけるしかない。誰も普通は精神力を奮い立たせている。が、その精神力の限界は、人によって大きく違う。これは訓練によってどうこうなる物ではない。私が毎日走る練習をすれば、あるいは100メートルを13、4秒で走れるようになるかも知れないが、いくらがんばっても10秒以下では走れないだろう。それは、通常の人間の限界が自ずからあるからで、その精神力の限界が非常に大きい人達だけが普通の人の成しえない業績を上げられる、と考えている。 もちろん、試してみる価値はあるだろうし、もしかしたら自分で考えているより精神力は強いかも知れないが、そのために何を犠牲にしなければならないかを考えれば、血を吐いてもやれ、やれないのはおまえがだらしがないからだ、とは言えない。それでなくとも散々言われているのだから。

結論として言えるのは、精神力で何でも解決できると信じ、人に押しつけるのは非常に危険だと言うことだ。仮に自分が出来ても、人に出来るとは思わないこと。また、人に出来て自分に出来ないからと言って、自己嫌悪に落ち込まないこと。自分が、昨日より今日、少しでも良くなったと思えればそれで良しとするべし。


投稿者 怜緒さん:

整理・整頓
私の場合、整理・整頓が上手くありませんので、その事に関しては、いつも課題です。 今回は、私が結婚前までしていた身のまわりの整理の仕方と、結婚して気づいた事ついて説明させて下さい。

先ず、整理の仕方です。 私は『自分のまわりで、一番規則正しく整理整頓されている所はどこ か』と言う事を考えました。

「家の中はぐちゃぐちゃなのに、きちんとしていられた場所・・・あっ! そうだ!学校だっ!思い出した。小学生の時、私美化係りだっんだ。き ちんとしているって、褒められた事あったし・・・。」 と言う訳で、『部屋を限りなく学校状態にする』と言う想像で生活した のです。( )内は小学校時の場所等の名前です。心の中でネーミングする のも、楽しく出来る私の特徴です。

(1)文具や切手など、細かいものを置く場所(落し物コーナー)
(2)本好きなので、本の場所(学級文庫)。
(3)台所(調理室)・トイレ(勿論、学校のトイレ)
(4)お風呂(これだけは銭湯と言う事にしました)
(5)規則のストレスを発散する為に、『散らかしてもいい場所』を設ける 等々等々。
このような感じで、学校をそうていした所、当時『模範生』だった私が 現れ、しっかり出来るようになっていました。

また、私は『公共のものや他人のものは大事にするが、自分のものは ボロボロにしてしまう』と言う特徴があるので、このやり方は上手く行 きました。十五年位続きました。

次に結婚して気づいた事です。 結婚してすぐ妊娠して切迫早産し、自宅療養になり、家事を主人にまか せてから、とんでもない生活になりました。 私の性格(当時は性格だと思っていました)の事を説明して、物の位置や 場所を変えないでと頼むと。 「学校じゃあるまいし、そんなので生活できるか!馬鹿!俺は小学生か?」 と言われました。そして、いつも入れる場所がその時によって変わった り、勝手に整理したくせに、しまった場所を忘れられて何処に何がある か分からなくなったりと言う事になってしまいました。

それがきっかけで私は、『片付けられない女』が始まり、毎日罵られ、 トラウマをかき混ぜられ、鬱っぽくなりました。ADDも全開!大暴走で す。

私は、ADDは『対症療法』のやりかたいかんで、上手くいく、いかないが 決まると思っていました。でも、それは結婚して分かったのですが、今 までの私のやり方に、無意識に家族も協力してくれていたのだと分かり ました。自分で上手くしていても、その考えに家族が共感したり、あま り干渉しすぎなかったりする環境でない場合。ADDは暴走するのだと分か りました。

主人は「女のくせにだらしない」とか「お前の整理整頓は奇抜で分から ない」とか「人が覚えられる事を覚えられない馬鹿のくせに、誰も出来 ない事ができるからって、天狗になってるだろう」とか。まぁ、おなじ みの、定番の、子供の頃言われた懐かしい台詞を沢山言われました。 やはりキャラクターを認めて貰えない場合は、医学的に説得 しなければならないな。と感じました。

現在は、私自身通院しているし、先生からも主人はご注意を受けている ので、何とか少しずつ改善していますが、やはり、主人には抵抗があっ て決まりの守れていない部分から、散らかって行きます。 子供も上の子(小一)はADHDです。やはり、学校ではきちんとしている子 です。早く、結婚前の生活に戻したいと思っています。

以上です。言葉足らずで説明が不足している部分もあると思いますが、 分からない点等ありましたら、ご質問下さい。宜しくお願い致します。


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