英語のオノマトペzigzagと日本語の畳語コンコンの違い
英語には畳語がほとんどなく、英語のオノマトペは畳語にならない。zigzagのように母音を微妙に変える。
一方、日本語には畳語が多く、日本語のオノマトペは畳語になり、コンコンのように2語を正確に繰り返す。
オノマトペとは、ticktackのような擬音語と、さらさらのような擬態語がある。擬はまねるという意味。擬音語は音を、まねた言葉。擬態語は、ようすを、まねた言葉。
英語のオノマトペは完全な畳語にならない
- アプラウトのオノマトペの例。
- zigzag(ジグザグ)。iがaに変わっているので、zigzagは完全な畳語ではない。
- pitter-patter(パラパラ)アメの音。iがaに変わっている。
- dingdong (ディンドン)西洋の鐘の音。iがoに変わっている。
- ticktack(チックタック)時計の音、心臓の鼓動。iがaに変わっている。
- アプラウトではないオノマトペの例。
bowwow (バウワウ)犬の鳴き声。
アプラウト(母音交替)
上記のリストの4つの例のように、英語のオノマトペには母音を変えるものが多い(アプラウト)。よって、英語のオノマトペは完全な畳語には、ならない。これをwikipediaでは、「アプラウト的畳語」と呼んでいる。
日本語のオノマトペは完全な畳語になる
日本語の場合、擬音語、擬態語が二つ繰り返して、畳語になる事がある。
- 擬音語の畳語:カンカン キンキン コンコン。(音まねた言葉)
- 擬態語の畳語:するする たらたら しんしん。(ようすまねた言葉)(雪がしんしんと降る。しんしんという音はしない。)
数えたわけではないが、完全な畳語になる日本語のオノマトペは、100以上はありそうだ。
連濁
黒々(くろぐろ)神々(かみがみ)のように2番目の語の第一音が濁る事ができる時は濁音となる。連濁と言う。畳語神々ロミロミ
しかし、日本語のオノマトペは、2番目の語の第一音は濁らないみたい。つまり、完全な畳語になる。
日本から遠く離れた太平洋諸島の畳語
日本語は畳語が多い。なぜでしょう。ハワイには「ロミロミ」という言葉がありますし、イースター島の神の名は「マケマケ」です。ムー大陸があったと言われる太平洋諸島には、なぜか畳語があります。
ムー大陸と畳語イースター島の神はマケマケにつづく。
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