ラ行で始まる和語、大和言葉はない

ら行で始まる和語は、英語起源の言葉以外ないのですが、で終わる言葉は多い。

大和言葉は、ら行で始まらない

ら行で始まる日本語の言葉を知っている限りあげてみよう。(「乱立」は中国語)
「りす」「りく」「りんご」「れんこん」「ろ」(ろをこぐ)「らっきょう」「ろくろ」…全部日本語(大和言葉)のようですが。実は全部、中国読み。

  • りす」栗鼠。
    こんなの絶対に日本語だと思うでしょうが。中国読みで、栗(リツ)鼠(ソ)。
    栗鼠(リツソ)がなまって、リス。栗をかじる鼠ネズミ
  • りく」陸。
    漢和辞典で調べれば、リクは音読み、つまり、中国読みです。
    訓読みはオカ(大和言葉)。
  • りんご」は林檎と書きます。音読みです。
  • れんこん」蓮根。
    日本語(大和言葉)で読めば「はすね」。「れんこん」は中国読み(音読み)。
  • 」櫓。
    中国人で魯迅(ろじん)という人がいた。櫓(ろ)は中国読み。
  • らっきょう」辣韮。
    日本語(大和言葉)で読めば「辣い韮。からいニラ」。辣(ら)はラー油のラ。
  • ろくろ」轆轤。
    鹿鳴館(ろくめいかん)だから、鹿(しか)の中国読みはロク。轆(ロク)は中国読み。
  • 六(ロク)も中国読み(の変形)。
    ついでに。日本語はら行で始まらないので、江戸時代にはロシヤのことをオロシヤ(オロシャ)と言っていた。

栗鼠(リツソ)の読み方の補足説明

香川県高松市には栗林町(リツりん町)という地名があります。栗林公園で有名です。栗はリツと読みます。

殺鼠剤(さっソざい)とは、ネズミを駆除する為の薬剤です。鼠はソと読みます。

ラ行で始まらないのは日本語だけではなかった

ラ行で始まらないのは「モンゴル語、満州語、朝鮮語」などのアルタイ語族に共通の特徴だそうだ。詳しく知りたい人は『ラ行 モンゴル語 満州語』をグーグルで検索してみてください。『言葉の世界・伝言板』というHPがHITします。日本語について、興味がある人は絶対、見た方がいいですよ。

「ら」で終わる言葉

ら行で始まる日本語は、ほとんどないのですが、で終わる言葉は多い。思いつくのは、2文字か3文字で、4文字の大和言葉は、思いつかない。「ら」で終わる日本語の例としては、「ちから」「たから」「くら」「むら」「はら」「てら」などがある。

  • 「ラー」
    古代エジプトで信仰されていた太陽神の名を「ラー」という。
  • 「ちから」
    神の力。スターウォーズではforceという。
  • 「たから」
    宝は神に供えるものです。
  • 「くら」
    宝は蔵にしまっておくものです。
  • 「むら」
    富の蓄積がおき、蔵ができるためには、人が定住し、村ができないといけない。
  • 「はら」
    村は平坦な原にできやすい。
  • 「てら」
    神を祭る所が寺。今は、寺は仏様を祭る所ですが。仏教が輸入された時、仏様を祭る所を寺ジ(中国読み)と呼ばなかったということは、それ以前から、てらという言葉があったということでしょう。

「ら」で終わる日本語(追加)

「ら」で終わる日本語の例、「そら」「から」「まくら」。

  • 「そら」
    神様は普通、地の底ではなく、空の上にいます。
  • 「から」空

    旧約聖書の『伝道の書』1章2節には、「空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。」と書かれています。

    『般若心境』には「色不異空 。空不異色。色即是空。空即是色」と書かれています。「色」は物質のことです。物質は空に異ならず、空は物質に異ならない。物質は空であり、空は物質です。この物質と空を合わせたものが、大宇宙の神なのではないかと思います。

  • 「まくら」

    ヤフー辞書では5番目の意味として「 物事のたね。」と書いてあります。世界各地の神話は神様が「たねをまいて」この世を作ったという事になってます。

    「枕詞」
    「しき嶋の大和ごころを人とはば」の「しき嶋」が「大和ごころ」にかかる、枕詞です。「しき嶋」→「大和ごころ」。「枕詞」は根元にあります。

インチキくさいと思うかもしれませんが、殆ど本当のことです。自分で、いろいろ調べてみてください。Wikipediaで「日本語」を調べてください。

ムー帝国の帝王、ラ・ムー

ムー帝国は、太陽神の化身であるラ・ムーを君主とした帝国だそうだ。
ムー帝国の帝王、ラ・ムーについてはムー大陸のラ・ムー

音読み(漢語)と訓読み(大和言葉)の違い

そのぐらい、高校生なら知っていると思っていますが。「山」は「さん」(音読み)と「やま」(訓読み)の2通りの読みがあります。

音読み(漢語)

「さん」と言えば、高校生にとって、真っ先に思い浮かべるのは「酸」でしょう。小学生ならば「三」かもしれません。網戸の「さん」を思い出す人もいるかもしれません。

「さん」の意味は人によって違い、一つに決まりません。「山」という漢字が中国から輸入された時、中国の発音をまねて、日本人も「山」を「さん」と読むようになりました。しかし、「三」という漢字が中国から輸入された時、中国の発音をまねて、日本人も「三」を「さん」と読むようになりました。それで、「さん」の意味は一つになりませんでした。

訓読み(大和言葉)

「やま」と言えば、「山」以外に思い浮かばないでしょう。訓読みは意味がわかります。「やま」という言葉は漢字が輸入されるはるか昔、縄文時代からあったのではないでしょうか。そういう言葉を「大和言葉」と言います。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。