糖尿病とは血管の破壊

糖尿病とは血糖値が高い状態をさす病名である。血液中の糖濃度が高い事で、尿中の糖濃度も高くなり、これによって糖尿病と診断されるが、尿中の糖濃度が高い事自体は、健康に関係ない。血糖値(血液中の糖濃度)が高い事が問題である。

血液中の糖濃度が高いとどうなるか

  1. 腎臓での糖の回収が間に合わず、尿中に糖がでる。これ自体は、健康に関係ない。
  2. 血液中の糖濃度が高い状態が続くと、体中の微小血管が徐々に破壊されていく。これが健康に問題を起こす。

微小血管の破壊は何を引き起こすか

  1. 糖尿病性網膜症。網膜の欠陥が切れ、失明に至る。失明の第一原因は事故ではない。高血糖による血管の破壊である。
  2. 手足の末端の壊死。最悪の場合、壊死の部分を切断しないといけない。足の切断の第一原因も事故ではなく、糖尿病である。
  3. 心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症、脳梗塞。

糖尿病の予防

大量の糖を短時間に取るのが一番いけない。デンプンは消化されてブドウ糖になる。キクイモに含まれるイヌリンやコンニャクに含まれるコンニャクマンナンは、糖にならないので、食事療法として、キクイモやコンニャクを合わせて食べるのも一つの方法である。

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