京都の鞍馬寺 光に向かって
天を覆う雲は厚くとも、太陽は常に大空に在る。「鞍馬寺 光に向かって」を検索すると、鞍馬寺ケーブルカーの入り口に書いてあった文章を読んで感動した方のブログがたくさんヒットします。
鞍馬寺での感動
鞍馬寺ケーブルカーの入り口に書いてあった文章を見て、涙が出ました。2006年の暮れのことです。それから、40代ぐらいの尼僧(尼さん)に道を尋ねたんですが、その時の、その人(お方)の対応のされかたに感動しました。何で感動したか言葉では説明できません。それで、私は何度もお辞儀をしました。2007年中に、鞍馬寺にもう一度、行くつもりです。
鞍馬寺 光に向かって
2007年5月4日、鞍馬山に奥さんと再び行ってきました。鞍馬寺ケーブルカーの入り口に書いてあった文章です。
光に向かって
天を覆う雲は厚くとも、
太陽は常に大空に在る。
風が来て雲を払えば、
黄金の光が燦然(さんぜん)と輝く。
人の心に吹きすさぶ八風を、
苦悩の雲を吹き払う風として、
真実を観る智慧の光を迎えよう。
智慧の光が輝くとき、宇宙生命に生かされている万象を観る。
あなたも私も、花も鳥も、みな共に生かされているこの世界。
万象が織りなすいのちの相(すがた)、
宇宙に懸かる金色のいのちの網羅、
遠い昔から受け継いで来たいのちの絆、
私もその中の一つのいのち、
たがいに手を繋ぎ響き合ういのち、
あなたも私も、樹も水も、みな共に厳然と生かされている。慈愛の温もりに抱かれ、智慧の光に照らされて、
豊かな活力に満たされて、
今ここに生かされていることの嬉しさと有り難さ、
この歓びと感謝の輪を広げよう。
あなたも私も、あの人もこの人も、たがいに光り合い照らし合う、
明るい未来を信じ希い(ねがい)ながら、
1日1日を宝石のように大切に生きよう。
信樂香仁『心華抄』抜粋
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。