研究所別館


研究レポート4 手水鉢の美少女たち


和歌山県かつらぎ町 蟻通神社
和歌山県かつらぎ町 蟻通神社
ぼくが神社に行く楽しみの一つがこのお手水娘です。手水舎の軒下なんかによく出てますよ。

お手水娘ってそのネーミング、なんだか下品だ。

何を想像してるんですか。この場合「手水」は「てみず」と読むんです。

ああそうなの。驚いた。

この女の子、意外と多くの神社で見ることができるんですよ。神社庁の公式マスコットかも。この髪型といい、リボンといい、スカートのフリルといい、柄といい……。おじさんはもう、辛抱たまりません。
拡大写真
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閑静な神社の境内にこのキャラクターは、かなり違和感あるな。なんだか見てる方が恥ずかしくなるぞ。男の絵はムサいから敬遠するとしても、神社なら巫女さん姿が順当だろ。

あー、それもイイですねー。そそられるなあ。美人の巫女さんに手水の使い方、教えてもらいたいなあ。

所長、ヨダレヨダレ。

……。というわけで緋袴も捨てがたいですが、リボンのワンポイントがついたこのハイソックスには、誰にも勝ち目はないでしょう。

長崎県対馬 和多津美神社
長崎県対馬 和多津美神社
神社庁上層部の趣味なのかな。

バリエーションとしては、服の色が違う子もいます。姉妹……というより、クローンですかね。それも少々質が悪い。コピーを重ねたせいで遺伝子が劣化したんでしょう。

オタク臭の強い発言だな……。

宮崎県高千穂町 高千穂神社
宮崎県高千穂町 高千穂神社
そうですか?じゃあ、ロリコンものはこれくらいにして。もっと大人の雰囲気の「お手水奥様」も発見しました。

さっきの子のお母さんかな。これまたヘアスタイルといい、ファッションセンスといい、古風な感じだな。

個人的には結構嫌いじゃないですけどね。
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さっきの娘にしろこの人にしろ、スタイルは古風なのに看板そのものは新しいんですよ。古い伝統を忠実に守ってるんですね。こういうのを見てると、ほんと神社って異界だなあと、しみじみします。

意外とまっとうな結論に落ち着いて、ホッとしたよ。





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