●ぼくだって、そこまでワンパターンな解釈するつもりはありませんよ。 ●そりゃ悪かったな。でもこの足型、ウケ狙いならともかく、もう少し丁寧に描いてもよさそうなもんだ。 ●ね、そーですよね。ということで今回は「雑な足型」シリーズです。例えばこれ。→(2) ●一度描いたんだけど、いびつになっちゃったから慌てて書き直したんだろうな。 「やべ、消えない!」 って焦ってる人の様子が目に浮かぶ。 じゃあ次のはどうですか。→(3) ●完全にブレてるな。真上に重ね描きすりゃいいのに、どうしてわざとずらして描くんだろう。 ● この調子でずらしてったら、ここの交差点は数年後にまっ黄色になってるでしょうね。似たような状況になっているのがこちら。→(4) ●もはや一つのカタマリだな。ストップマークなのか路面の汚れなのか、わけがわかんない。 ●ストップマークはおもに交通安全協会の人たちや、学校のPTA、地域ボランティアの人たちが設置作業してるみたいなんですけど、描くなら描くで丁寧な仕事をしてもらいたいもんです。 ●シロウトだから仕方ないんじゃないの? ●ほんとだ。派手な市販品のシールなんかより、よっぽどまごころがこもってるね。 ●足型なんかにまごころ込めても、事故はなくなりませんけどね。 ●持ち上げといてドスンと落とすなあ。 ●ぼくが言いたいのは、ただでさえ役に立たないマークを公共の道路に描くんだから、描く人もそれなりの責任感を持ってほしいということなんですよ。そうした責任感のない人が描き殴ったストップマークは、暴走族の落書よりもたちが悪いですね。なにしろ描いてる本人は 「オレって、社会に役立ついいことしてるなあ」 って、自分に酔っ払ってるんですから。 ●なんだかお前、だんだん説教臭くなってきたな。 ●説教とは心外な。提言、さもなきゃせめて愚痴と言ってくださいよ。 レポート22 >>
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