●これは観音寺市近くでみつけたものなんですが、わかります?足の間にあるのが何か。→(1) ●なんだこりゃ。…散歩に連れてる犬の足ってことか? それにしては指が3つしかないし、位置も形も変だし、そもそも1つしかないってのが意味不明だな。 ●これには足型学界でも諸説ありましてね、いまだ統一見解がなされていないのが現状です。 ●学界ったって、いるのおまえだけだろ。 ●一番有力な説のひとつはいま君が言った犬の足説。もっと正確に言うと、「両前足で飼い主の股間にぶら下がりながら、後ろ片足で三つ指をつくのが好きな犬」専用足型ですね。 ●わけわからんぞ。 ●確かにこの解釈は無理があります。これに代わる説として最近提唱されているのが、これは宇宙船が着陸するためのランドマークではないかという…。 ●今度は「ムー」ネタか。 ●実は十数年以上前に、NASAの観測衛星が火星表面にこれと同じ模様を発見したものの、機密情報として事実が隠蔽されていたことを当時の職員が…。 ●わかったわかった、はい、つぎ。 ●先ほどの三つ指犬足型がですね、少し離れた善通寺市とその近隣にくると、こうなります。→(2) ●うーむ、犬というより、恐竜の足跡みたいになってきたな。 ●善通寺市では最近、放し飼いのブラキオサウルスに盆栽を食われる害が多発しているそうです。 そんな場合、水入りペットボトルを置いておけば、恐竜が恐がって近寄りません。 ●駄嘘は別としても、少しずつ形が変わっていくのが面白いな。 そして三本足型 ●恐竜足型は善通寺市から丸亀市まで続いていますが、高松市に近づくとこんな風になってきます。→(3) ●なるほど、遍路道沿いに観察してきたのか。 …むむ、もはやこれは犬でも恐竜でもないな。完全に丸くなって、どちらかというと三本足。 ●ばかばかしい、人間に足が三本もあるわけないでしょう! ●いきなりキレるなよ、今まで好き勝手言ってたくせに。じゃあこれはなんなんですか、所長。 ●ぼくはこれをですね、「巨根専用足型」と名づけました。つまり、大きすぎてだらりとのびたやつが、地面にペタリ…。 ●想像したくねえ! なぜか手型 ●極め付けが、これです。こんなのが道の交差点ごとに、いくつもあるんですよ。ほんとに。 ●チャイニーズシアターのつもりか。まさかここに手をついて安全確認しろってことじゃないだろうな。 常識的に考えれば、「ストップ!」ってことを強調したいんだろうけど。 ●でも、ただ「止まれ」って言いたければ、字で書けば済むことでしょう。実際そうした例の方が多いんですから。→(5) ●路上足型の世界でそれ言われたらおしまいだけど。じゃあ所長の考えは? ●つまり、チャイニーズシアターですよ。これは実際に押された記念の手型と足型に違いありません。 ●誰の? ●もちろん、ここで飛び込み自殺した人のですよ。 レポート6 >>
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