BLUE NOTE RECORDS



史上最強のジャズ・レーベル ブルーノート
5000番台(52年〜55年)
更に1500番台、4000番台と続くモダン・ジャズ黄金時代を代表す
るアルバム群の数々。アルフレッド・ライオンを創設者とし、ルディ・ヴァン・
ゲルダーによるスタジオ録音、更にリード・マイルスによる目映いばかりの
アルバム・ジャケット、これらによって目も眩む傑作群が次々と我々を魅了する


 

BLUENOTE 1500
BLUENOTE 4000



本サイトのTOPページ

BLUE NOTE RECORS OFFICAL SITE

1589 FURTHER EXPLORATIONS/ HORACE SILVER
ART FARMER-tp CLIFF JORDAN-ts HORACE SILVER-p TEDDY KOTICK-b LOUIS HAYES-ds
1958.1.13
SIDE1
1.THE OUTLAW 2.MELANCHOLY MOOD 3.PYRAMID
SIDE2
4.MOON RAYS 5.SAFARI 6.ILL WIND
研究不熱心な為、これがそれまでのH.シルバー・クインテットの流れと「異種」であるというのがいまいちわからないが、そうなのだそうだ。
 確かに変則的なアレンジを施し、所謂進軍ラッパ的ハードバップとは一線画していると言う気はする。はち切れるソロの連続・・・ではなく、より音の密度の濃いモダンなというところか。
 A.ファーマー、C.ジョーダンのフロント・ラインというは、これが唯一という点では貴重な記録だろう。
1581 A NIGHT THE VILLAGE VANGUARD 
/ SONNY ROLLINS
SONNY ROLLINS-ts DONALD BAILEY-b PETE LAROCA-ds
WILBUR WARE-b ELVIN JONES-ds
1957.11.3
1.OLD DEVIL MOON 2.SOFTLY AS INA MORNING SUNRISE 3.STRIVER'S ROW 4.SONNYMOON FOR TWO 5.A NIGHT IN TUNISIA 6.I CA'T GET STARTED
ヴィレッジ・ヴァンガードで初めてライブを録音したという記念すべき記録でもある。午後の部と夜の部というのも異例。全16曲演奏された中からこのアルバムでは6曲が選ばれた。午後1曲他5曲は夜の部で、ベースW.ウエアとドラムE.ジョーンズだった。後にこれは完全版として発表されることになった。
その完全版の方からオリジナルの曲順に聴いてみている。
 まずは、音から感じるのは三人の集中力だ。それぞれの楽器に武者振りついているような迫力。観客はあってないような凄みを感じる。
 1500番台を通してこんな破天荒な演奏があっただろうか。A.ライオンにしてこれは、賭けのようなものではなかったではないだろうか。流石に完全版で演奏順に聴くのをと、セレクトされたものを順にきくのとでは違う。「完全」なものとしてアルバム化するライオンの苦肉を感じる。
 全くロリンズとは色んな意味で噸でもない奴である。
1516JUTTA HIPP / AT THE HICORY HOUSE vol.2

JUTTA HIPP:p PETER IND:b ED THIGPEN:ds
April.5.1956
BLUE NOTE 1516
1.GONE WITH THE WIND 2..AFTER HOURS 3.THE SQUIRREL 4.WE'LL BE TOGETHER AGAIN 5.HORACIO 6.I MARRIED AN AHGEL
7.MOONLIGHT IN VERMONT 8STAR EYES
9.IF I HAD YOU 10.MY HEART STOOD STILL


 つきなみだが、こんな言葉を思い出す。
「立てば石楠花、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」なんてね。
 どうも和歌とか俳句というのは縁が薄くてこの程度のことしか思い浮かばない。
 ユタ・ヒップというドイツ人の女性ピアニストを形容するとそんな風情で、どこか恥ずかしげでいながら、実は凛としている。
ヒッコリー・ハウスというステーキハウスにドイツからやってきた女流ピアニスト。彼女の演奏を聴く聴衆は、どんな反応だったか。聞こえてくるパラパラの拍手やグラスのぶつかる音などをよそに彼女およびサポートする、ピーター・インド、エド・シグペン等は毅然として演奏を続ける。勿論のことながら、アルフレッド・ライオンやルディ・ヴァン・ゲルダーその他のブルーノートアルバムを作る為の面々は息を凝らして聴いていたに違いない。
 凛としたヒップのピアノにつき合うインドは、自主制作盤もつくるほどのちょっとした変わり者だったらしい。それだけ、自分の音にはこだわりを持っていたようだ。この盤でも9曲目に彼のソロがフィーチャーされている。歌心を感じさせるが、彼の優れた面は、それだけではない気がする。張りのあるベース・ランニングは見事である。加えてシグペンのブラシュ・ワークの切れの良さも心地よい。ピアノ・トリオとしての覇気、敏捷性、強靱さは現代ピアノ・トリオも手本とすべき要素を兼ね備えていると思う。
 1枚に納めても良いところを、何がなんでも2枚にして彼女のこのときのライブを世に出したかったライオンの心意気も嬉しい。

P.チェンバースとのデュオから始まるLOVER MANは印象に残る。今回の1500シリーズで24bit盤となって強調された(のだろう、多分)ベース音の締まりも良い。

HOME

2001-2004 (C)Cafe JAMALi, All right reserved.

www.geocities.co.jp/Foodpia-Celery/2624/kyoto_cafe.html http://homepage3.nifty.com/cafemania/02owner/omnicafe.html