BLUE NOTE RECORDS



史上最強のジャズ・レーベル ブルーノート5000番台(52年〜55年)更に1500番台、4000番台と続くモダン・ジャズ黄金時代を代表するアルバム群の数々。アルフレッド・ライオンを創設者とし、ルディ・ヴァン・ゲルダーによるスタジオ録音、更にリード・マイルスによる目映いばかりのアルバム・ジャケット、これらによって目も眩む傑作群が次々と我々を魅了する


 

BLUENOTE 1500
BLUENOTE 4000


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1523 INTRODUCING KENNY BURRELL
 BNを代表するギタリストでこのバレルとグラント・グリーンのどっちを好んで聴くかと問われれば、僕はグリーンに手を挙げる。技量もセンスもまるで違うこの二人だが、グリーンを下町のギター小僧に喩えれば、バレルは山の手のお坊ちゃんギター少年という感じ。生まれも育ちも恵まれ何不自由ない温室育ちの上質アスパラガス(何でアスパラガスなのかは不明だが、なんとなく)という印象が抜けない。
 そこんとこいくとグリーンは溝の粥をすすって育ったという垢抜けなさ。
 こうも言える。バレルのブルージーに対して、グリーンのソウルフル。
 両者に共通するものが、ひとつだけある。それはオルガニストとの共演の多さ。
 バレルはジミー・スミスのサイドマンであることが圧倒的に多く、グリーンの場合は、逆にスミス以外の様々オルガニストを配し、あるいはサイドマンであった。
 スミスはなんだかだ言っても、BNのトップスター、ドル箱である。そのサイドマンであったことは、両者に共通する点においてもバレルの栄えぬきぶりを印象づけるものとなっているのかもしれない。
 さて、このアルバムがバレルのBN初リーダーアルバムであるが、なんと言ってもキャンデイッドの存在は大きい。
 天才派のバレルの技量を躍動的に支えているキャンディッドの叩き出すリズムの圧倒的存在感。
 グリーンのアルバムにもTHE LATIN BITというラテン調のものには欠かせないパーカショニストを加えたものもあるが稀である。
 これらの差異を比較して、好き嫌いを言ってもあまり意味がないにも拘らず、グリーンに軍配を挙げるのはどうしてか。
 やっぱりジャズは泥臭くて不良っぽくて垢抜けなくて・・・というマイナスイメージがプラスに働く音楽だから、ではなかろうか。
 

KENNY BURRELL-g TOMMY FLANAGAN-p PAUL CHAMBERS-b KENNY CLARKE-ds CANDID-cong
May 29 1956
1.THIS TIME THE DREAM'S ON ME 2.FUGUE 'N BLUES 3.TAKEELA 4.WEAVER OF DREAMS 5.DELILAH 6.RHYTHMORAMA 7.BLUES FOR SKEETER
KENNY CLARK-CANDID
・RHYTHMORAMA

 

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