BLUE NOTE RECORDS



史上最強のジャズ・レーベル ブルーノート5000番台(52年〜55年)更に1500番台、4000番台と続くモダン・ジャズ黄金時代を代表するアルバム群の数々。アルフレッド・ライオンを創設者とし、ルディ・ヴァン・ゲルダーによるスタジオ録音、更にリード・マイルスによる目映いばかりのアルバム・ジャケット、これらによって目も眩む傑作群が次々と我々を魅了する


 

BLUENOTE 1500
BLUENOTE 4000


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4220 THE CAPE VERDEAN BLUES / HORACE SILVER
 これを某ジャズ喫茶でリクエストしたら、J.J.ジョンソンの方ですか?と聞かれたことが一度と、当店でかけるようになって今かかっているのは、J.J.ジョンソンの方?と尋ねられたことが一度あって、つまり良く知る筋ではこの盤のB面に人気があるらしいことを知った。A面冒頭のTHE CAPE VERDEN BLUESは、あまりに有名な楽曲でラジオ番組のテーマソングだったのか、それとも全く別の音源で耳にしたものかは定かじゃないが、ああ、これね・・・という奴である。テーマを離れてジョー・ヘンダーソンの豪放なテナー等が聞き物。
 重い調子の次曲はウエイン・ショーターのものでも聴いている錯覚を持つほど、黒々とした調子でこれもひと呻りする代物で、シルバーがねぇとと思うが、このメンバー構成にはそういう傾向をねらった選択があったのではと言う気が、通して聴くと思えてくる。とぐろを巻くようにうねるヘンダーソンに、ストイックなウデイ・ショーのトランペットをフロントに持って来て、ファンキー路線とは乖離した狙いを持たせようとしている。
 さてB面であるが、冒頭まさに怒濤。ジョンソンの思いきりの良い吹き振りはさすがに凄いがこちらの面を選ぶ理由は、彼一人の吹き振りによるところばかりではなさそうである。不協和音を敢えて強調し、勢いに加味された歪みを持って凄みを出さんとする意図としか言葉が浮かばないが、それが見事に成功している。更にショー、ヘンダーソンが馬力のあるソロを展開し、ロジャー・ハンフリーのドラミングもツボを得てフレキシブルである。
 ハードバップ、ファンキー、更にショーター等に近似するブラックなイメージという彼のBNに残した数多くのアルバムのなかでも出色の1枚といえるのではないだろうか。

WODDY SHAW-tp J.J.JOHNSON-tb*JOE HENDERSON-ts HORACE SIVER-p BOB CRANSHAW-b ROGER HUMPHRIES-ds
1965.10.1
SIDE 1
1.THE CAPE VERDEN BLUES 2.THE AFRCAN QUEEN 3.PRETTY EYES
SIDE 2
1.NUTVILLE 2.BONITA 3.MO' JOE
 

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