BLUE NOTE RECORDS



史上最強のジャズ・レーベル ブルーノート
5000番台(52年〜55年)
更に1500番台、4000番台と続くモダン・ジャズ黄金時代を代表す
るアルバム群の数々。アルフレッド・ライオンを創設者とし、ルディ・ヴァン・
ゲルダーによるスタジオ録音、更にリード・マイルスによる目映いばかりの
アルバム・ジャケット、これらによって目も眩む傑作群が次々と我々を魅了する


 

BLUENOTE 1500
BLUENOTE 4000



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BLUE NOTE RECORS OFFICAL SITE

LEE MORGAN / LEE MORGAN INDEED !

LEE MORGAN:tp
CLARENCE SHARPE:as
HORACE SILVER:p
WILBER WARE:b
PHILLY JOE JONES:ds
1956.11.4
BLUE NOTE 1538
1.ROCCUS 2.REGGE OF CHESTER 3.THE LADY
4.LITTLE T 5.GAZE STRIP 6.STAND BY


 早熟な若きトランペッターのサクセス・ストーリーの幕開け・・・ということが先に頭にあるとどうも期待ばかりが先にたっていけない。しかし、どうも彼の尊敬する先輩の尾っぽを引きずっている感じがあるが、当たり前と言えば当たり前のことだ。これも先入観か。先輩たちの影響を受け継いだトランペッターとしての資質は、これから独自なものに発展するのだろうが、18歳という通常の観念から考えると、破格とだけは言えるのではないだろうか。
 音の冴え、歌うような旋律の巧みさ・・・。

 冒頭に持ってきたホレス・シルバーの曲の選択は、いかにも俄に立ち現れた新人の出現が、歴々の大物と互角であらんとするちょっと背伸びしたものに感じてしまう。
 フィラデルフィア時代からの友人というC#ことクラレンス・シャープのことは良くわからないが、モーガンの気まぐれで抜擢されたのだそうだが、どのトラックでも雰囲気を良くつかんだ好演で音の冴えも良い。

 もし、2曲目が冒頭にあったとしたら、若い溌剌さを感じ拍手喝采となって彼のその後の地位があったろうか。もし、3曲目にとろけるようなバラードが入ってなかったら・・・。「もし」なんて過ぎた過去には問うても仕様のないことではあるが。

 モーガンのブルーノートデビュー作だからちょっと過剰にあれこれ考え過ぎて、何度も書いては消し、書いては消しを繰り返してしまった。その割には、的を得てない気がする。
 ただ、このレーベルの一断片であっても、モーガンが数多く出現することになるスタートとしてアルフレッド・ライオンの期待を裏切らなかったことだけは、確かなようだ。一発きりの新人で終わらなかったのが何よりの証拠だろう。でも、そう何度も聴くという盤にはなりそうもないというのが、正直なところではある。用心深く言うと、勿論、あくまで僕の今の私感だが。

1541 LEE MORGAN / LEE MORGAN VOL.2

LEE MORGAN:tp
KENNY RODGERS:as
HANK MOBLEY:ts
HORACE SILVER:p
PAUL CHAMBERS:b
CHERIE PERSHIP:ds
BENNY GOLSON,OWEN MARSHALL:arr
1956.12.2
BLUE NOTE 1541
1.WHISPER NOT 2.LATAIN HANGOVER 3.HIS SISTER 4.SLIGHTLY HEP 5.WHERE AM I 6.D'S FINK

 試しに同時期のウエスト・コーストのトランペッターであるチェット・ベイカーのものを聴くと、実に長閑で、ある意味切迫感がなく間が抜けて聞こえる。まして彼は中性的なヴォーカリストでもあったから、イメージ的に「優男」なのである。モーガンも結構モテたらしいが、楽器から発する音にはそんな間抜けなイメージはない。だからといってどっちが良いなどと言うモノではないが。
 さて、この盤、1541(イゴヨイ)である。ブルーノートデビュー作に比べ、音の冴えが違って聞こえるが、この盤「以後良い」と僕は思っている。作編曲がここらからゴルソンが入っていて、曲想やアレンジが独特なものになっていることもあろう。
 テーマではオープンでアドリブからミュートをつけたWHISPER NOTは、曲的にふっくらしたところがあるので、さっきの間抜けじゃないが、やや優しい感じではあるが概してその他には鋭さがある。KENNY RODGERSのアルトはそれに輪をかけて刺さるようである。このRODGERSの印象は新鮮だった。それに比べハンク・モブレーのテナーの抜けが悪く、モックリという感じなのが対照的。
 5曲目のWHERE AM Iのようなバラードになると顕著なのは、吹奏が彼の先輩であるクリフォード・ブラウンを模している感じがあって、ブラウン亡き後は彼の跡目と言われたのが頷ける。
 ハードバッパー躍如とした最後のD'S FINKなどは、いけてる。
 この盤の1週間前にモブレー名義で殆ど同じメンバーでやっているものが1540番としてある。違いは、全曲モブレー作だったというところにある。

BABY FACE WILETTE
FACE TO FACE
BLUE NOTE 4068
IKE QUEBEC
BLUE & SENTIMENTAL
BLUE NOTE 4098

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