ヘッドライト・テールライト

-33- (2007.5 - 2007.7 ) 


>> バックナンバーリスト へ戻る





 ('07/7/28) 
柏崎被災地のお風呂

週末毎に柏崎の実家にきておりますが、まだガスが復旧していないために、風呂やシャワーが使えないことが被災者には苦しいところ。隣の十日町市が温泉や共同浴場を被災者に無料で提供してくれています。私は家族をそこへ連れていくのですが、近くの柏崎港には自衛艦の「うらが」が救命ボートを湯船にしてお風呂のサービスを提供しています。感謝です。

うらが  


 ('07/7/25) 
白昼堂々

No.4'157 大阪市のSPRINGER SOFTAILさんは自宅マンションで白昼の被害でした。

リアフェンダーの塗装のために買い物をして、バイクを指定位置に停車。直ぐにリアフェンダーを
外そうと思い、ロック及びカバー等せずに(以前からこの状態で二〜三日ほおって置いても大丈夫
だったので)部屋にあがり着替えてブログ用にとデジカメをもち駐輪場に降りました。

その時はまだ止めた状況のまま有りました。写真を撮ろうとしたところ、デジカメのバッテリーが
無くなっているのに気づき、充電しに部屋に戻りました(午後1時ぐらい)

充電中にいつも見ている番組がはじまり「ああ〜早くしなきゃなー」と思いながら見ていました。
結局番組が終わるまで見てしまい(午後3時)充電もあるていど溜まっただろうとデジカメを持ち駐輪
場に降りてみると・・・みごとに無くなっていました。

気付いた事
 前日夜中2〜3時ぐらいに同じ駐輪場に止めてあるバイクの警報機がやたら鳴っていました。
 バイクのシートがちらりとめくれていました(風の影響かと、その時は思いました)
 買い物から帰る最中に信号待ちで、変な雰囲気の車(ワンボックス)が後ろに止まりました
 (必要以上に近づいていた来た気がします)

反省事項
 どんなに短時間でも離れるときはロックをするべきだったと思います。警察署も近くにあり、
 人通りも多く、警察もよく見回りに来るので安心していました。


 ('07/7/24) 
『原発がどんなものか知ってほしい』

昨日のコラムのリンク先に、「二○年間、原子力発電所の現場で働いていた」平井憲夫さんが遺した『原発がどんなものか知ってほしい』があります。気球温暖化が議論される中、化石燃料を使わない原発がクリーンなエネルギーと宣伝する向きもありますが、じつは原発こそ、安全か危険かの議論以上に、まず遠い将来にわたる環境問題であることを知らされます。長くなりますが一部引用して紹介します。

まず、原発で働く人の多くは専門知識と豊かな経験のある技術者ではないという事実について

 原発は1年くらい運転すると、必ず止めて検査をすることになっていて、定期検査、定検といっています。原子炉には70気圧とか、150気圧とかいうものすごい圧力がかけられていて、配管の中には水が、水といっても300℃もある熱湯ですが、水や水蒸気がすごい勢いで通っていますから、配管の厚さが半分くらいに薄くなってしまう所もあるのです。そういう配管とかバルブとかを、定検でどうしても取り替えなくてはならないのですが、この作業に必ず被曝が伴うわけです。
 原発は一回動かすと、中は放射能、放射線でいっぱいになりますから、その中で人間が放射線を浴びながら働いているのです。そういう現場へ行くのには、自分の服を全部脱いで、防護服に着替えて入ります。防護服というと、放射能から体を守る服のように聞こえますが、そうではないんですよ。放射線の量を計るアラームメーターは防護服の中のチョッキに付けているんですから。つまり、防護服は放射能を外に持ち出さないための単なる作業着です。作業している人を放射能から守るものではないのです。だから、作業が終わって外に出る時には、パンツー枚になって、被曝していないかどうか検査をするんです。体の表面に放射能がついている、いわゆる外部被曝ですと、シャワーで洗うと大体流せますから、放射能がゼロになるまで徹底的に洗ってから、やっと出られます。 (中略)
 そういう仕事をする人が95%以上まるっきりの素人です。お百姓や漁師の人が自分の仕事が暇な冬場などにやります。言葉は悪いのですが、いわゆる出稼ぎの人です。そういう経験のない人が、怖さを全く知らないで作業をするわけです。 (中略)
 冬に定検工事をすることが多いのですが、定検が終わると、海に放射能を含んだ水が何十トンも流れてしまうのです。はっきり言って、今、日本列島で取れる魚で、安心して食べられる魚はほとんどありません。日本の海が放射能で汚染されてしまっているのです。
原発の運転に伴う核のゴミについて。
 それから、原発を運転すると必ず出る核のゴミ、毎日、出ています。低レベル放射性廃棄物、名前は低レベルですが、中にはこのドラム缶の側に五時間もいたら、致死量の被曝をするようなものもあります。そんなものが全国の原発で約八〇万本以上溜まっています。
 日本が原発を始めてから一九六九年までは、どこの原発でも核のゴミはドラム缶に詰めて、近くの海に捨てていました。その頃はそれが当たり前だったのです。私が茨城県の東海原発にいた時、業者はドラム缶をトラックで運んでから、船に乗せて、千葉の沖に捨てに行っていました。
 しかし、私が原発はちょっとおかしいぞと思ったのは、このことからでした。海に捨てたドラム缶は一年も経つと腐ってしまうのに、中の放射性のゴミはどうなるのだろうか、魚はどうなるのだろうかと思ったのがはじめでした。
 現在は原発のゴミは、青森の六ケ所村へ持って行っています。全部で三百万本のドラム缶をこれから三百年間管理すると言っていますが、一体、三百年ももつドラム缶があるのか、廃棄物業者が三百年間も続くのかどうか。どうなりますか。
著者の平井さんは「プラント、大きな化学製造工場などの配管」の専門家。
二○代の終わりごろに、日本に原発を造るというのでスカウトされて、原発に行きました。一作業員だったら、何十年いても分かりませんが、現場監督として長く働きましたから、原発の中のことはほとんど知っています。
この著作について。
私はその内部被曝を百回以上もして、癌になってしまいました。癌の宣告を受けたとき、本当に死ぬのが怖くて怖くてどうしようかと考えました。でも、私の母が何時も言っていたのですが、「死ぬより大きいことはないよ」と。じゃ死ぬ前になにかやろうと。原発のことで、私が知っていることをすべて明るみに出そうと思ったのです。
この『原発がどんなものか知ってほしい』は、それまでの講演活動を集約するかたちで1996年にまとめらたものと見受けます。平井さんはその翌年の1997年に亡くなられました。是非とも全文のご一読を。

 ('07/7/23) 
原発はいらない

週末やっと柏崎の実家に帰ることができました。やはり、テレビで最初報道されていた以上に被害が大きいことが分かりました。さらに、小出しにされてきた刈羽原発の被災の実態と、それをひた隠ししてきた東京電力の体質が明らかになってきています。とくに、22日の朝刊に掲載された1号機と2号機の間の160cmもの陥没段差の写真には唖然としました。

5年前に原発の損傷隠ぺい問題を取り上げたときと、同じ戦慄が走ります。


 ('07/7/16) 
柏崎の地震

今度は実家の柏崎で大地震。実家のほうは被害も小さく、家族も無事でした。ご心配いただいた友人の皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

じつは、今朝の地震発生時は、20年使ったブラウン管テレビがいよいよ映らなくなったため、買い替えた液晶テレビが届いたところで、その接続と設定の真最中。東京も揺れたことさえ気づかないでいました。で、最初に目に飛び込んできたのが、現地からの実況映像でした。

テレビで見るかぎりあまり被害が大きくないようですが、電話で実家と話したら、損壊にまでは至らなかったものの、被害を受けた家屋が多いとのこと。なにせ震度6強ですから、これからまだまだ被害の実態があらたに判明することと思います。それにしてもニュースを聞いたとき、刈羽原発は大丈夫か、とまず気掛かりでした。


 ('07/7/15) 
バエズとディランとモーターサイクル

昨日土曜の深夜11時半から、NHK BS2『黄金の洋楽ライブ』で「ニューポート・フォーク・フェスティバル」を放映しておりました。1967年に公開されたドキュメンタリー。1963〜1965年の記録映像を編集した作品で、現在DVDになっています。白黒フィルムですが、当時の雰囲気とアーティストと観客のエネルギーが、「色あせず」に伝わってきます。まあ、それは私が、60年代の同じ空気を呼吸していたせいもあるでしょうが。

そのころ、フォークソングはベトナム反戦と市民権運動(Civil rights movement)の波として日本に伝わってきました。その象徴的なシンガーがジョーン・バエズ。ギター一本で歌う歌が、いや、人の声というものが、これほど力のあるものかと、歌についての見方を一変させられたものでした。

番組ではそのバエズの、ステージで歌うシーンが少し流れました。考えたら、私はレコードや写真でバエズを知っていたものの、映像ではほとんど見たことがなかったことに気づきました。さらに、ステージで、ボブ・ディランを「時代が求めたヒーロー」として紹介するシーンもありました。当時は、レコードジャケットの解説で、アーティストのことをいくらか知るのみでしたが、あらためてWikipediaを捜すと、意外なことを知らされます。

当サイトのテーマに関係することだけでも拾ってみると、たとえば「Joan Baez」の項には、アップルコンピュータのスティーブ・ジョブズと親しかったときがあり、アップルの社員でも限られた者しか立ち入ることができなかったマッキントッシュ開発チームのラボにしょっちゅう出入りしていたとのこと。今でこそパソコンと言いPCと言い、普通の電気製品でしかありませんが、そもそもパーソナルコンピューターの誕生が、60年代のカウンターカルチャーの流れと結びついていたことの、ひとつのエピソードではあります。

そのWikipedia の記事によると、バエズの妹Mimi Baez の夫で、作家シンガーソングライターのRichard Farina はMimiの21歳の誕生日にバイク事故で死亡。警察によると、30マイル制限のところを「90マイル出していたとしか思えない」ほどの即死事故だったとのこと。

ボブ・ディランも1966年にバイク事故を起こして、しばらく治療と静養のために活動を停止しています。当時は「重傷を負い、すべてのスケジュールをキャンセルして隠遁。死亡説や再起不能説まで流布する」ほどだったといいます。このときの負傷の程度と、続く隠遁生活の理由については、明らかにされていませんが、首の骨を損傷したのは確か、とあります。

なお、乗っていたバイクはTriumph 500で、ブレーキがロック、投げ出されて地面にたたきつけられたとあります。アメリカというと、ついハーレーでのんびり流すライダーが多いという先入観がありますが、実はそうでもないようです。バイクにも、フォークソングやパーソナルコンピュータと同様、カウンターカルチャーの系譜の遺伝子が宿っていたものでしょうか。


 ('07/7/11) 
『ScooterDays』の盗難対策特集

現在発売中の『スクーターデイズ』(『タンデムスタイル』8月増刊号)が盗難特集を組んでおり、その中で当サイトを詳しく紹介いただいています。

書店の雑誌コーナーを見ると、スクーター専門誌がずいぶんと増えていることに気づかされます。それだけスクーター、とくに大型スクーターのライダーが多いということでしょう。以前「ATバイク」で触れたように、現在自動二輪の販売台数の半分以上はスクーターです。そしてスクーターが実用性よりも趣味性を強めてきたことが、専門誌隆盛の背景にあるのでしょう。

インタビュー時は、そんなスクーター保有台数急増の割には、スクーターの盗難が目立って増えているようには見えない、と正直なことを言ってしまいましたが、油断しても大丈夫という意味では、もちろんありませんので、『スクーターデイズ』の記事からお越しの方はお含みおき下さい。

なお、大型スクーターの被害状況については、このページ上の照合窓に、MAJESTY、FORZAなどのモデル名を入れてご覧ください。


 ('07/7/8) 
マンションの駐輪場が狙われる

このところ、集合住宅の駐輪場を狙う手口が増えています。それも、チェーンや地球ロックなどを切断して持ち去るものです。No.4'148 厚木市のHARLEY DAVIDSON FXDさんは以下のように被害状況を添えてくださいました。

7/8(日)の午後2時〜5時の間、自宅マンションの駐車場(1F部分が駐車場になっている)
にて被害に遭いました。いつもは自分の車の後ろに置いてあるのですが、車で外出中
だったため、車は置いてありませんでした。
ロックの状態は、後輪にセプトゥーのチェーンロックを自作のセメント重石(約20kg)に固定、
フロントタイヤにU字ロック、ディスクロック、車体フレームとセメント重石2つ目と
ワイヤーロックで固定してありました。また、自作の警報機にて、バイクを動かしたら
警報が鳴るような仕掛けをしてありました。
後輪のチェーンを切られており、セメント重石両方と車体カバーとチェーンの破片が
1つだけ残っていました。
ちなみに、同日に厚木市内でもう1台ハーレーが盗難されたと検分に来た警察官から
聞きました。


 ('07/7/4) 
バイク便を悪用

前々回、バイク便に従事する若者のことを取り上げましたが、Yahoo!ニュースに『<振り込め詐欺>バイク便悪用が急増』の記事があります。なんでも、「バイク便を向かわせるから、箱に入れて包装したお金を渡して」という電話を入れる手口とのこと。

犯罪に利用された業者とライダーもたまったものではありません。きっと証人として事情聴取などされるでしょうし、まるで自分が犯罪の手伝いをしたみたいに、不要な責任感にとらわれるバイク便ライダーもいるでしょう。

でも、こうしたバイク便詐欺は昨年から被害が出ているとのこと。私は全然耳にしていませんでした。バイクとバイク便のイメージを落とさないためにも、もっと早い段階で事実を報道して注意を呼びかけるべきではないかと思います。


 ('07/6/23) 
タイの協力者に感謝

バンコクなどに駐在されている日本の方や、あるいは外国籍のバイク愛好者から、よくタイで販売されているバイクの情報をいただきます。それと同時に、なにか手伝えることがあれば協力したいという申し出も添えられています。とてもありがたいことです。協力者の安全などを考慮して、ここですべてを紹介しているわけではありませんが、ささやかなことでもご協力いただいている方々すべてに、この場であらためてお礼申し上げます。以下はやはりタイに駐在されている外国籍の方からのメッセージ。  

Hello, I too am aware of the stolen Japenese motorcycles in Thailand. It has been common knowledge 
that pretty well all bikes 250cc or over are in fact stolen in Japan, the frame numbers in most 
cases are changed.  I have in fact witnessed this.  They all come in in parts and are assembled and 
sold.  I have also noticed that the key and key housing had been renewed, another sign of something 
suspicous. If I can assist you more please let me know.

(訳:私もタイに日本で盗まれたバイクが来ているのを知っています。250cc以上のバイクなどほとんどは
日本で盗難されたものであることは常識です。たいてい車体番号は改ざんされていますし、私自身それを
目撃しています。パーツとして輸入して、それを組み上げて売っているんです。キーとキーシリンダーを
交換してあるのもよく目にしますが、これなども不審なことです。なにか私に協力できることがあれば、
知らせてください)


 ('07/6/20) 
「やりたいこと志向」の裏側

本の紹介。その昔、よく読まれたバイク小説はプレスライダーだかバイク便ライダーの話だったと記憶します。レーサーを除けば、プレスライダーは別の意味でのプロライダーでした。都心が勤務地の私は、もちろんよくバイク便を目にします。どんなバイクに乗っているのかしら、無理な走り方をしていないかしら、さらに、きっとバイクが好きなんだろうな、と想像したりしています。

もちろん、たんに仕事としてバイク便に従事している方も多いでしょうが、同時に、バイクが好きで、ある程度趣味を仕事にしているライダーも少なくはないでしょう。そんなバイク便ライダーに1年間、大学を休学して従事したルポルタージュが『搾取される若者たち - バイク便ライダーは見た!』(阿部真大著 集英社新書 2006年)です。

バイク便ライダーの実態、というよりも、若者にとっての大きな社会問題、いや、文明問題と言うべき断面が見えます。それは「ひきこもり」と「働きすぎ(ワーカホリック)」は表裏の問題であることを指摘しています。

仕事を始める前に自分のやりたいことを見つける。そのような「やりたいこと志向」が、なかなか仕事を始められない若者(ニートやひきこもり)を生みだしている。(中略)しかし、「やりたいこと」が仕事になった後のことが議論されることはほとんどない。「やりたいこと」を仕事にした若者たちは本当に幸せなのだろうか。(16ページ)
趣味のため、楽しみのためのバイクなら、敢えてネガティブなことには目を背けるのが普通で、それはバイク盗難も同じです。でもコインには表も裏もあることを、いつかはだれも気づくときがあるでしょう。

 ('07/6/17) 
ロックが切断される

No.4'134 つくば市 YZF-R1さんと、No.4'135 川崎市 GSX-R1000さんは、どちらもワイヤロックとカバーで保管していた集合住宅から盗み出されています。ワイヤロックも切断されやすいタイプが狙われます。以下のサイトに、ワイヤロック各種とその切断例があります。

  http://ws2.dk-style.jp/~otani/soko/omake/lock/


 ('07/6/11) 
トヨタ東京本社前で

No.4'129 BMW R1150R ROCKSTERさんは外国籍の方ですが、同じ日に他にもBMWの被害があったことから、被害情報を詳しくいただきました。

Thanks for all the effort you are doing. I noted that another BMW was stolen
the same day as mine.

I would like to mention about how my bike was stolen.

It was parked on a bicycle path, in front of my workplace. Time was probably
from noon until 20.00. It was a lot of people nearby. Many people (15-30)
was on strike or demonstration outside Toyota head-office. They where just
15meters away from the bike !!!!
I had locked the front steering, and also had a chain-lock attached to front
wheel.

トヨタ東京本社の前で座り込みとデモがあったというので、なにかと思ったら、5日は東京大気汚染訴訟の原告団がトヨタ本社前で座り込みをした日でした。その現場から、15メートルも離れていない職場の前の路上に停めていたR1150Rを盗まれました。正午から夜8時の間で、キーロックと、前輪にはチェーンロックをしていました。

 ('07/6/10) 
ETCアンケート調査の集計

「楽しいバイクライフのために」に『二輪ETC装着状況から見えるもの - アンケート集計』を掲載しました。回答いただいた方々にあらためてお礼申し上げます。


 ('07/6/9) 
再び秋葉原に窃盗団常駐の気配

No.4'128 CB400 SUPER BOL D'ORさんは大学生で、ETC車載器を搭載した新車の群馬ナンバーでした。

はじめまして、Googleの検索で知りました。
バイトをして念願のバイクを買いました。
群馬から東京秋葉原へ買い物に行き、盗難に遭いました。
正直、途方に暮れています。
何とぞよろしくお願いします。


 ('07/6/7) 
やはり組織的窃盗団か

No.4'127 BMW R1150GSさんは「真昼間に、会社の駐輪場にて盗難」の被害にあっています。さらに「ちなみに、同日、同地域内にて何台か被害が出ているとのことでした」との情報を添えていただいています。まさかこんなところで、とキーロックのみは危険です。大げさに見えようとも、チェーンロックなど盗難対策を講じましょう。


 ('07/5/31) 
防犯カメラが捉えた盗難の一部始終

No.4'125 MAJESTY Cさんが盗難される瞬間を捉えた防犯カメラ映像がYouTubeにアップされています。「ほかの人に注意喚起する意味も含め、公開してください」とのご希望により、ここに紹介します。

http://www.youtube.com/watch?v=hho95_ACqmQ


 ('07/5/28) 
秋葉原などで路上駐輪を狙う手口が再び

昨日アップしたNo.4'120 BMW K1200RSさんは秋葉原で、デジカメのメモリーを買いに、ロックをパニアケースに入れていたものの、「すぐに戻るからとロックをしなかった」わずか30分ほどの間に被害にあっています。ライダーがバイクを離れたことを確認しての犯行と思われます。しばらく路上駐輪を狙う手口は鳴りを潜めていましたが、窃盗団が壊滅していない以上、昔の手口も捨てられたわけではありません。

なお、K1200RSさんは、個人の失敗談としてではなく、ライダーコミュニティの教訓とすべく、被害状況をお知らせいただきました。最後に以下の一言が添えられていました。

サイト運営お疲れです。わたしの教訓を少しでも
ネットで伝えてみんなのバイクが盗難に合わないように
伝えていただけると幸いです。ありがとうございました。


 ('07/5/27) 
二輪車ETC問題 その22『装着状況アンケートのお願い』

2005年10月29日に、二輪ETCについてアンケートを実施して、貴重な回答をいただきました。その集計はこちらに公表しております。そこに代表された意見は「価格が15000円以下なら検討」が7割、「四輪用のようなコンパクトな車載器」が欲しい、というふたつに集約されております。

それから一年後、ようやく二輪ETCが本格スタートとなりました。車載器の価格は3万円と高価でしたが、マイレージ還元などでどうにか15000円ほどになっていること、車載器もモニター器からは一変して四輪並みにコンパクトになっていること、などから、当サイトで実施したアンケートの結果に沿うかたちで二輪ETCが実現したと考えています。

そこで、この連載を終わるに当たって、二輪車ETCの装着状況を確認したく思います。

恐れ入りますが、以下の項目につき、前回のように数字で回答いただき、メールでお送りいただけないでしょうか。標題に「二輪ETCアンケート」と記入いただき、あとは数字のみで結構です。たとえば、「11,22,31,34」で構いません。個人情報は不要ですが、ご意見やコメントなども書き添えていただくと嬉しいです。メールアドレスは  info-cbx@rabbit.so-net.ne.jp

*** 二輪ETCアンケート ***

1.二輪ETC車載器を装着されていますか?
   11 装着している
   12 装着予定だがまだ装着していない
   13 装着する予定なし

2.上記質問の続き
  すでに装着されている方に
   21 モニター車載器を使っている
   22 本格スタートしてから装着した (-> 質問3へ)
  装着予定だがまだの方に
   23 ショップに申し込んでいるが、まだ入荷がない
   24 とくに急いでいないので、いずれ装着
   25 価格が下がる、またはキャンペーン割引がもっと大きくなるのを待っている 
  装着の予定なしの方にその理由は?
   26 価格が高いから
   27 予定したバイクに装着できない、または専用ケースが必要と言われた
   28 その他(具体的に;                )

3.上記質問で「22 本格スタートしてから装着した」方へ、
  どの割引が適用になりましたか? (複数可)
   31 ETCマイレージサービス二輪車特例登録 600ポイント、      
   32 3月31日までの購入支援キャンペーン 1200ポイント
   33 3月31日までの先着1万名特典     800ポイント
   34 4月1日からの購入支援キャンペーン  2000ポイント
   35 らくらく導入キャンペーンのリース割引 15,750円
   36 どの割引も受けない


 ('07/5/20) 
二輪車ETCは普及しているか?

今日20日付けで、ETC車載器セットアップにたいしてマイレージポイント2,000ポイントがついていました。申請したのは3月末でしたが、従来の1,200ではなくて、新規の2,000ポイントサービスが適用になったようです。16,000円分の通行料バックとなります。私の場合は申し込んでから装着まで4ヶ月待ちでしたが、今はどうなんでしょう? ORSEのHPを見ても、二輪のETCセットアップ台数の公表数値は見当たりません。

一部のチェーン店では在庫があるのに、ショップによってはまだ入荷がないというのが2ヶ月前の状況でした。ツーリングにいい季節になって、高速を利用する機会もあるでしょうが、いまだショップの入荷待ちという方はいらっしゃるでしょうか?


 ('07/5/17) 
『別冊モーターサイクリスト』の盗難対策特集

6月号の『別冊 MOTORCYCLIST』が「盗難最前線を生き抜くために!」という特集を組んでいます。その中で当サイトの盗難バイクリストを集計分析して活用いただいています。そもそも、このデータベースはこのように利用していただくために公開しているものですので、すこしでも役に立っているなら嬉しく思います。

思い起こせば、このサイトを開設した当初、盗まれたバイクはその一部が海外に密輸されてはいるものの、多くはそのうち乗り捨てられるものと想像しておりました。ところが、データベースの件数が増えてくると、ある傾向がはっきりと読み取れるようになりました。それは、とくに大型バイクの発見率が極端に低いこと、その盗み方がプロを思わせる手口であること、です。ところが、警察は「組織的犯罪」とは認めようとせずに、せいぜい「窃盗グループ」との呼び方にとどまり、自転車泥棒や万引きと同じ扱いを続けておりました。

そこで、早い時期から当サイトでは、「組織的窃盗団」とか「国際窃盗組織」という呼称を意識的に使うようにしておりました。今でこそ実際に「国際的組織犯罪」であったことが事実をもっても明らかになっていますが、9年前は、このようなデータベースによる統計がなかったので、被害はそれぞれの個人の不運・不幸にとどまり、ライダーコミュニティの問題であるとの意識はありませんでした。

そんな中でも、バイク雑誌は、盗難に対して適時特集を組み、警鐘を鳴らしてくれておりました。もちろん『別冊 MOTORCYCLIST』もそんな雑誌のひとつです。


 ('07/5/8) 
「単車」の語源

なんでバイクのことを「単車」とも言うのか、ずっと疑問に思っていましたが、なんと「側車付きオートバイ」に対して「単車」だったそうです。なあるほど。

日本語でサイドカーの事を「側車」オートバイのことを「単車」と呼び、この「単車」と呼称する風習は現在も生き残っているが、それは黎明期にはサイドカーは今よりももっと一般的であり、「サイドカーがついていないオートバイ」のことを区別して単車と呼んだことの名残である。(Wikipedia 「サイドカー」
サイドカーって、かつてはほとんどが軍用、現在ではマニアの乗り物とばかり思っていたのですが、実用車として活躍した時期があったんですね。しかしながら、側車が一般的でなくなった以上、単車も廃語とすべきではないかとは思います。でも、疑問がひとつ解明されて、すっきり気分。



| HOME > バックナンバーリスト |