検査内容のご紹介

当クリニックでは血糖とグリコヘモグロビン(HbA1c)や検尿、尿沈渣、貧血、超音波の検査結果を当日迅速に出して糖尿病や腎疾患の診断及び治療に役立てています。


グリコヘモグロビン(HbA1c)

恒常的に高血糖状態が続くと、赤血球の中にあるヘモグロビン(蛋白)がブドウ糖と除々に結びつきHbA1cに変化します (触媒を必要としない反応でメイラード反応といいます)。比較的緩除な反応で糖濃度に依存しているため、高血糖(糖尿病)の時にこのHbA1cが血中にどれくらい(何%)あるかを調べる検査です。 HbA1cは直前の食事に影響されず、過去1〜2ヶ月間の血糖値の平均を表すので、血糖コントロールの長期的な経過をみるのに重要な指標になります。
正常値:4.3〜5.5%


検尿

尿の性質や成分を調べて身体の代謝の異常をみます。
(蛋白、糖、潜血等)


尿沈渣

顕微鏡で尿中の細胞成分(赤血球、白血球、上皮細胞)を調べて腎臓、尿路、膀胱の健康状態をみます。
また、腎疾患の診断・治療に重要な役割をもっています。


貧血検査

血球算定を行い、腎疾患の貧血治療の指標になります。
(赤血球数、白血球数、ヘモグロビン量、血小板等)


腹部超音波(エコー)検査

人には聞き取れない高周波の音(超音波)を体に向けて発信し、その反射をキャッチしてエコー機のモニター画面に画像化するものです。 肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓を観察して病変の有無をみます。


動脈硬化の指標となる頚動脈エコー検査、脈派検査(ABI、PWV)も行っており、当日に検査結果がわかります。 これらの検査を行うことにより動脈硬化の診断・治療に役立てています。


頚動脈超音波(エコー)検査

プローベ(探触子)と呼ばれる装置をのどの横にある左右の頚動脈にあてて血管内部の状態を調べる超音波検査です。 頚動脈の壁の厚みを計測したり、プラーク(コレステロールの塊)や狭窄の有無を見ます。 壁の厚みを調べることによって動脈硬化の進行状態がわかります。


脈派検査(AIB、PWV)

両碗、両足首に血圧計を巻いて同時に測定します。測定時間は5分程度で終わります。 この検査により血管の狭窄の度合いや血管の硬さの度合いがわかります。


頚動脈エコー検査は実際に目で見て評価し、脈派検査では簡便で短時間に動脈硬化の評価 が可能となるため、是非一度これらの検査を受けられることをお勧め致します。


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