■ニッパー
| まずはこれが無いと始まらない。プラモデルのパーツを切り取るのに使用する、ハサミ型の工具。できれば精密作業用の薄刃のものが良い。
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■デザインナイフ
| 替刃式のペン型ナイフ。パーツの整形などに使用する。
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■カッター
| 刃先を対象物に押し当てながら引き、切り込みを入れて切断する。また場合によっては刃を押しつけて切ったり、刃を立てて平行移動することでカンナのように削る用途に使うことができる。
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■Pカッター
| Pカッターは、プラ板やアクリル板といった樹脂製の板を切断するための道具。切るといっても通常のカッターのように押しつけて切り目を入れるのではなく
ミゾを彫って折り曲げることで切断する。カッターなどでは切り離せない厚い板材を切るのに良い。ミゾを彫る機能を活かして「スジ彫り」用の工具として使われることが多い。
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■ノコギリ
| カッターなどでは刃が通らない硬い金属や、厚みのある素材を切り分けるのに活躍する。切り口は平らだが、刃で削れる分「削りシロ」が発生し、切り分けた物の長さはそれ以前よりも短くなる。
部品の切断などで切り分けた両方を使う場合は、「削りシロ」ができるだけ少ない方が良い。模型用で使うには薄刃のノコが良い。
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■ペンチ
| ペンチは、細かな金属部品を掴んだり、曲げたり、切ったりする多用途な道具。
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■ヤスリ
| 小型ヤスリ、精密ヤスリは目が細かく、パーティングライン消しや、ちょっとした面取りなどの部分的な加工に向いている。
それに対して、大型ヤスリは硬い素材の切削や、パテやプラ板積層からの削り出しなどの大量の切削作業に向いている。それぞれの特徴を理解して、自分の行う作業、材料にあったものを選び、使いこなそう。
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■サンドペーパー
| サンドペーパーは、適当な大きさに切ったり、曲げたり、貼ったりと場面に応じて様々な形で使えるのが特徴。
台紙には紙や布などが使われ、それぞれ「紙ヤスリ」「布ヤスリ」と呼ばれる。「240番」「600番」といった数字は大きいほど目が細かくなり、小さいほど目が粗くなる。
さらに水をつけて使う「耐水ペーパー」と呼ばれるものもある。
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■ピンバイス
| 正確な穴開け加工を行うなら、ピンバイスとドリル刃を用意しよう。
ピンバイスは「ピン」のように細かいものをチャックでくわえる道具で、通常はドリル刃を固定し、手作業で穴開けをするために使う。
チャックは3mm径以下に対応している。ドリル刃は、金属用を使うといいだろう。
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■ピンセット
| ピンセットは、指先では扱いにくい小さな部品を取り扱うのに使う。狭い場所での作業や、デカールなどを貼るときにも活躍する。
形状や用途によって大きく4種類に分けられる。先端までが真っ直ぐな「ストレート」型。先の曲がった「つる首」型。
デカールやシールなど薄いものを取り扱うために、先端の幅が広くなった「デカール用」。そして、通常は先端が閉じていてピンセットを握ると先端が開く「逆作動」型。
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■彫刻刃
| 彫刻刀は、主に木材を対象に細かな凹凸を彫り込むための道具。模型工作では、ポリパテやエポキシパテ、レジンを対象とした削り出し作業や、
プラ表面へのスジ彫りや凹みなどの細かなモールド付け、また部品裏の整形などにも使う。
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■定規・ノギス
| 定規やガイドといった計測器具は、模型を作る上で意図した形を正確に再現するために欠かせない道具。
部品を一から自作する場合はもちろん、既存の部品を加工する場合にも目安となる位置や角度、肉厚を計ったりするし、
また表面にスジ彫りやモールドを追加する場合にもガイドが必要になる。
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