■エアブラシ
| エアブラシは、吹き付け塗装をするための道具。先端のノズルからガスや空気を強く吹き出すことで、
カップやボトルに入れた塗料を吸出し、霧状にして塗装面へと吹き付ける。
塗料の種類や色を自由に選んで吹き付けることができるのは大きな利点だ。
缶スプレーとは違って自由度が非常に高く、エアの圧力や吹き付ける塗料の量、
吹き付ける幅などをさまざまに調整しながら塗装することができるのも大きな特徴。
それにより、ムラのない均一な塗装や光沢仕上げ、ボカシを活かした塗装、
グラデーション、細吹きによる描き込みなど、様々な表現が可能となる。エアブラシは、大きく2種類に分けることができる。
一つは、エアの吹き出し口と塗料のノズルが別の方向から出ているタイプ。 構造がシンプルなため、低価格なのが特徴。
もう一つは、「本格的エアブラシ」で、エアの吹き出し口が塗料のノズルと同軸に配置されているもの。
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■コンプレッサー
| エアブラシ塗装に絶対に必要なのが「エア缶」や「コンプレッサー」といったエアの供給源。
エア缶は手軽でエアブラシを少しだけ使うときにはいいのだが、長い目で見れば割高になってくる。
長期的なコストや、塗装中のエアの安定性からいって、コンプレッサーを使った方が良いのは間違いない。
ただ、コンプレッサーやそれに付属する用品を一度に揃えようとすると、金額的な負担が大きくなってしまうのでよく検討してから購入した方がいいだろう。
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■塗装ブース
| 塗装ブースは、室内で塗装するときの換気と、塗料が周りに飛び散らないようにするためのもの。さらに、マスクやゴーグルなどを着用すればより清潔だ。
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■筆
| 筆は、塗装をはじめ、塗る作業には欠かせない工具。模型の筆塗りに使われるのは、主に「平筆」と「面相筆」。
用途によっては「丸筆」や「ボカシ筆」などが使われることもある。さらに筆のサイズの大小も、必要に応じて揃えておくとよいだろう。
筆の穂先には、天然毛(動物の体毛)と樹脂毛(ナイロンなど)の2種類がある。天然毛は穂先が白か茶色、樹脂毛はオレンジ色。
天然毛は価格によって品質にかなりの差があるため、できれば高価なものを選んだ方がよい。
その点、樹脂毛は値段もそこそこで品質も安定しているので、こだわりがなければ樹脂毛を使うのが無難だろう。
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