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ノートパソコンの基礎知識

ノートパソコンのHDD交換方法に関して

 まず最初に言っておかねばならない事は、HDDを交換するとメーカー保障が無くなります。
私の場合はメーカー保証が切れていましたので、特に問題はありませんでした。
また、容量が小さいので増やしたいと言う目的での交換は難しい可能性がありますので注意してください。
容量を増やす時の問題点は別記します。
交換目的がHDDからの騒音やHDD自体の故障の時に下記を参考にしてみてください。

ノートパソコンのHDD交換の時にまず困るのは、HDDまで分解できないことです。
私のノートパソコンの場合は、メモリは裏側から簡単に追加・交換できる形になっているのですが、HDDは上側から交換する方式になっていた為、なかなかそこまでたどり着けませんでした。
その後IODATAのHDDを購入する事になりめでたく交換終了となったのですが、交換後にIODATAのHPに分解方法が書いてあるのを見てがっくりしました。

と言うことで、皆様は自分でトライしていまいちうまくいかないときはIODATAのサイトを参考にしてみてください。
ご自分での交換に自信の無い方は、ioPLAZAのハードディスク取付けサービスをご利用になるのも良いかと思います。
ioDATAでは、自分でのハードディスク交換もできるように、内蔵ハードディスク取り付け講座も公開しておりますので、参考にしてみてください。

 次に、HDDを交換する際にチェックする必要があるのは、元々そのノートパソコンが持っているHDDのメーカー・回転数・容量です。

  • メーカーが違うとHDDを認識しない可能性がある。
  • あまりに回転数が違うと、動作しないかもしれない。
  • BIOSの設定やその他の環境で、認識できる容量制限がある。

それと、基本的に2.5インチHDDを使用しますので、デスクトップ向けの3.5インチを買わないように気をつけてください。

認識できる容量の限界

 メーカーと回転数はなんとなく分かると思いますが、認識容量に関してはどのような壁があるのか簡単に書いておきます。

512MBの壁

CHSと言う方式の限界容量。

540MBの壁

E-IDEに対応していない為にある壁。

1GBの壁

512MBの壁を越えるためにCHS方式を改善した時に出来た限界容量。

2.1GBの壁

FAT16フォーマットの限界容量。

4.2GBの壁

WindowsNTのNTFSフォーマットの限界容量。

8.4GBの壁

INT13Hの上限による限界容量。

32GBの壁

旧AWARD BIOSの限界容量。

64GBの壁

Windows98SE以前のOSでの限界容量。

内容の理解等は詳しい方に任せておいて、私達が知っておかねばならないのはこの壁は初心者にはベルリンの壁並に厚いと言う事です。
まさか、もうベルリンの壁なんて知らない世代に交代しつつあるのではと危惧を持ちつつ説明を続けます。

 現在、皆様が使用しているノートパソコンのHDD容量を確認した時、仮に30GBの物であったとします。
そうすると心配になるのは32GBの壁です。
BIOSの壁やOSの壁はそれを変えてしまえば超えられるのですが、メーカー製のノートパソコンのマザーボードのBIOS書き換えは難しいでしょう。
BIOSをいじろうとして途中で電源が切れてしまったり、何かしらの不慮の事故で書き込みに失敗すると、2度と使えなくなります。
正確に言うとマザーボードを交換すれば良いわけですが、金額的に現実的ではありません。
その為、よほど何かない限り、メーカーはそのような目的でのBIOSの公開はしません。
その為NECなどの場合は、自社にてHDDを交換すると言う有料サービスを行っています。
それらは回避して自分で交換したい場合は、32GB以下の物に交換するしかありません。

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