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CPUの基礎知識

CPUに関する基礎知識

 CPUとは「Central Processing Unit」を略した物で、中央演算装置のことです。
また、マイクロプロセッサと呼ばれることもあります。
パソコン内の各装置の制御やプログラムを動かす為のデータの計算・加工を行う、言うなればパソコンの中枢部品です。
パソコンの性能を評価する上で注目を浴びる事が多い部品ですので、皆さんも名前は聞いたことがあるのではないかと思います。
この中には、トランジスタ・コンデンサ・抵抗などの部品が組み込まれており、それらの組み合わせで様々な計算ができるようになっています。
CPUの基礎知識では、CPUがどのような働きをするのか、またCPUの性能を比較する時に用いられる用語はどのような内容なのか、そしてCPUにはどのような種類があるのかについてご説明しようと思います。
 さてこのCPUですが、CPUだけでは使用することが出来ません。
まず必要なのがマザーボード(下図)で、この部品はCPUと他の部品をつなぎ合わせ、制御する役割を持っています。

CPUの内部処理

ソケットの形状は、CPUを製造しているメーカーごとであったり、同じメーカーでもシリーズによっていくつかの種類があります。
マザーボードは、このソケットの形状が同じ製品を購入しなければなりません。
ソケットの形状とCPUのモデル名に関しては、「種類 -Intel-」と「種類 -AMD-」にて説明しておりますので、後ほどご覧ください。
それ以外にも、このマザーボードを介して接続される、メモリ・ハードディスク・ディスプレイ・キーボード・マウスや、これらを制御するOS・各種プログラムソフト、更にこれらに電気を供給する為に電源も必要になります。
これらの部品のつながりに関しては、先の「PC基礎知識・部品同士のつながり」にて一部説明してありますので、ご参照ください。
また、それぞれの部品の説明に関しては、各々の項目で行いたいと思います。
では、このCPUという部品はどのような会社から販売されているのか、ご紹介します。
CPUを販売する会社
 CPUを販売する会社はいくつかありますが、私達が目にする事が多いのは以下の2社です。
どのような違いがあるのか、簡単に比較して見ましょう。

Intel

 CPUの販売で大きなシェアを占めており、メーカー製パソコンにも採用される事が多く、パソコンパーツを販売している殆どのお店で取り扱っています。
Intel製CPUの魅力は、幅広い用途に適したシリーズをそろえている事、そして多くの販売店で取り扱われている事から入手しやすく、取り扱いがしやすい点にあります。
また、CPUに対応したチップセットや、それを使用したマザーボードの開発・販売も行っている為、新しく発売されたCPUに対応したマザーボードが、早い時期に自社から登場する傾向があります。
詳しい種類に関しては、「種類 -Intel-」にてご説明します。

AMD

 Intelに次いでシェアを占めており、メーカー製パソコンにも採用されています。
AMD製CPUの魅力は、Intel製のCPUに比べ安価である点と、性能の割に最大放熱量が低い点にあります。
価格が安いからといって品質が悪いわけではないので、Intel製CPUと同じように安心して使用することが出来
ます。
Intelに比べ低い動作周波数でも、AMDのCPUが採用する情報処理の手法によりIntelに負けない性能を発揮する為、自作をするユーザーには根強い人気があります。
CPUに対応したチップセットの開発・製造は行っていますが、マザーボードの製造は行っていない為、新しいCPUへ対応したマザーボードの登場には多少時間がかかる印象を受けます。
詳しい種類に関しては、「種類 -AMD-」にてご説明します。

これらは先にも述べましたが簡単な両社の比較であり、実際には様々な違いがあります。
両社のCPUの違いに関しては、「IntelとAMDの違い」でもご説明しておりますので、よろしければご参照ください。
購入する時の判断基準は様々だとは思いますが、特に初心者の方で自分の住んでいる地域のお店等で部品を購入しようと考えている場合は、そのお店での商品の取り扱い状況や、お店の人の話を参考にして購入するのも良いでしょう。
次のページでは、CPUがどのような作業を行っているのか、周りの部品との関係をご説明します。
分らない言葉に関しては「使われる名称」にて説明しておりますので、ご参照ください。

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