ここでは、CPUの説明に良く出てくる名称を説明します。
CPUのピン形状を表します。
マザーボードの購入は、このピン形状に合った物を選択する必要があります。
CPUの種類によっては、CPUの名前は似ていてもピン形状が違う場合があります。
また、メーカーによって、ピン形状は全く違います。
CPUを購入する場合には、十分に確認する必要がある項目です。
マザーボードの選択にも影響します。
処理や加工などの意味です。
AMDのサイトでは、CPUを製造する時の内部配線の最小幅を指して使われています。
この数値が小さい程、コスト・電力(発熱)の低減と動作の高速化が図れ、大きさも小さくすることができます。
現在は、90nmが主流になっています。
基本設計や設計思想などの意味です。
Intelのサイトでは、CPUを製造する際の内部配線の最小幅を指して使われています。
この数値が小さい程、コスト・電力(発熱)の低減と動作の高速化が図れ、大きさも小さくすることができます。
現在は、60〜90nmが主流になっています。
「CPUの処理能力の高さ=動作周波数」と言うのが一般的な考え方ですが、違うメーカーのCPUである場合や、同じ会社のCPUでも種類(シリーズやモデル)が異なると、単純にそう考える事はできません。
しかし、同じメーカーの同じ種類のCPU同士の比較であれば、周波数が高い程、高速での処理が可能になります。
CPUでデータの処理をする際に、一時的にデータを記録する為に使用します。
CPUが計算をする時の、走り書きをする為のメモ帳みたいな位置づけと考えていただければ良いのではないかと思います。
後にご説明するメモリやハードディスクに比べて、更に高速なデータのやり取りが可能です。
キャッシュには一次と二次、場合によっては三次まであり、一次は二次より、二次は三次より高速でアクセスできます。
CPUがチップセットとの間で、データ転送を行う周波数です。
周波数が高ければ高いほど、CPUはチップセットに多くのデータ転送をできます。
また、CPUの周波数が高くなるとFSB周波数も高くなる傾向があります。
AMDのシステムバス周波数は、CPUの仕様がIntelのCPUと異なる為、高くなっています。
現在までのパソコンは、一度に処理できる情報の量を8bitから16bit、そして現在主である32bitへと増やしてきました。
この大きさは一度に処理出来るデータ量で、この大きさが大きい程処理能力が大きいと言えます。
現在最新のシステムは64bitを採用した物で、これから普及を目指しているので、目にする機会が多くなると思います。
64bitシステムを利用する為には、64bitに対応したCPU・OS・ソフトや周辺機器が必要となります。
IntelとAMDでは指す意味が違いますので、注意が必要です。
Intelでは「ハイパースレッディング・テクノロジ」と言い、アプリケーションを複数同時に処理できる技術を指します。
AMDでは「ハイパートランスポート・テクノロジ」と言い、半導体間の通信速度(CPUとメモリなど)を高速化する技術です。
混同しないように、注意しましょう。
1つのプロセッサー(CPU)の中に、2個の物理コア(計算をする頭脳)を持つCPUです。
IntelではPentiumD、AMDではAthlon64 X2と、どちらのメーカーも製造しています。
以前はCPUを2個使う事を指す場合もありましたが、現在では2個のCPUコアを1個のCPUに内包する事を指します。
物理的に、1個のCPUで2個分の働きが出来る事になります。