聖蹟桜ヶ丘駅の東口改札のすぐ前にあります。
以前ここには、京王電鉄の子会社が経営するコンビニ(K-Shop)がありましたが、2021年7月末に閉店しました。ほぼ同じ頃に、駅構内にあった売店(A LoT)も廃止されています。
都心の大きな駅は別にして、郊外の駅の売店はコロナ前から壊滅的な状況でした。新聞を買う人が減ったとか、タバコが売れなくなったとか、細かい理由が取り沙汰されています。しかし目を向けるべきは、現役の勤労者の可処分所得がおそろしく減ってしまったことでしょう。
ホームの売店は殺風景な自販機コーナーとなり、K-Shopは改札前のスペースを大手コンビニに譲り渡しました。
さて、コンビニは、ドミナント出店と呼ばれる経営戦略がよく知られています。特定の地域に何店舗も集中的に配置することで、シェアを上げ、効率化を図るメリットがあるそうです。
そういわれてみると、同じ都内でも地域によってよく見かけるコンビニが全然違うことがあります。聖蹟桜ヶ丘駅のまわりはセブンが強く、徒歩数分以内に4店舗あります。店舗ごとに役割分担があるようで、顧客のニーズに合わせて品揃えが違っています。
(2024年6月)