長崎らーめん 西海製麺所  聖蹟桜ヶ丘店(その7)
 【旧】 長崎らーめん西海
 2020年3月1日に店名を変更。
 うしろに「製麺所」がつきました。

ながさきらーめん  さいかいせいめんじょ

東京都多摩市関戸2-41-1
(TEL) 042-400-6077

写真
(店名変更前)


写真
(店名変更後)



店頭に掲示された新メニュー「五島ラー油つけ麺」が良さげな感じ。シンプルですがじわりと味わいのあるネーミングです。定番の西海ラーメンのように。

しばらく行っていなかったのですが、その間にメニューが少し変わったようです。

「特製麺」と書いてあるのに、よく読まずに西海ラーメンと同じ細い麺を想像していました。注文してみたら、やや太めでつるつるもちもち、つけ麺らしい麺でした。

ほんの少し酸味があるあっさりめのスープ。大きめのチャーシューと青ネギ、アオサ、ゴマがバランスよく配置されています。ラー油がピリッとアクセントになっていて、グイグイ引き込まれます。

奇抜なレシピのつけ麺が増えていますが、そこからは距離を置き、むしろコンサバでつけ麺の原点に近いかもしれません。季節を問わずおいしいと思います。

(2015年7月)



2020年3月1日から店名が変わりました。

掲示によると、後ろに「製麺所」をつけたのは、自家製麺にこだわる姿勢を強調するねらいのようです。

名前が長くなった分、コアの「西海」は薄まり、印象のバランスが大きく変わったように思います。個人の素朴な感情ですが、麺以外のスープや具材がひそかに合理化されてしまわないかと少し心配になりました。

ラーメン店が製麺所を名乗るのは、ある時期なんとなくトレンドのようにもてはやされましたが、麺だけ強調する弊害も指摘されてその後は下火のようです。

最近の世の中の情勢を考えると、今は冒険に投資するタイミングではなく、改名よりも、変わらぬ味とメニューを頑固に守る姿勢を打ち出す方がよかったように思います。残念ですが、方向転換が難しかったのかもしれませんね。個人の感想です。

(2020年3月)



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