【KGS】カナダ滞在記 Canada Diary

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元チーム長野・土屋由加子さんのカナダ滞在記

Canada Diary of Yukako Tsuchiya, a Curler of the former Team Nagano
元チーム長野のカーリング選手で国際的な活躍をしている土屋由加子さん (KGS受講生) が2011年4月、カナダのワーキングホリデーに旅立ちました。こちらはカナダから送られてきた土屋さんの写真付き滞在記です。

4月21日、9時間のフライトののち、無事にバンクーバー国際空港へ到着。が、エドモントン行の乗り継ぎ便まで時間がないのに、入国審査には長い列。結局間に合わず、次の便に変更してもらいました。入国直後からドキドキ・・・。補足：バンクーバー国際空港にはワーホリや就労者のための入国審査場が、観光客とは別に設けられていて並ぶ列は短いですが、ワーホリビザなどの入国の方が審査に時間がかかります。乗り継ぎ便は時間の余裕をもって予約されることをお勧めします。	エドモントン到着直前の飛行機からの様子です。4月の下旬、日本ではゴールデンウィーク直前の時期に、こんなに雪があるとは・・・。冬を乗り切れるか、今から心配になってしまいました(^_^;)
エドモントンに到着した翌日22日から、ホストマザーの家族とイースターの週末を過ごすため、カルガリーへ出発。ディナーを用意してくれたグランマ（ホストマザーのお母様です）。ターキーやサラダなど、沢山作っていただきました。	イースターと言ってもウサギやカラフルな卵はなかったのですが、久しぶりに集まった家族が食事や会話を楽しむ、ゆったりした週末でした。食後、ｉＰａｄで映画が見れることに驚きのグランマとエレーン(ホストマザーのお姉さん)
3日間一緒に遊んだ、アシュトンとは大の仲良しになりました。ホストマザーのお孫さんで、5歳です。私の“ユカコ”という名前はこちらの方々には発音しにくく、よく間違われるんですが、アシュトンだけは一度も間違えずに“ユカコ”って呼んでくれます。	ホストファミリーを紹介します。ホストマザーと、その息子さんです。とても親切で親しみやすい家族です。ホストマザーも働いているので忙しいにもかかわらず、いつも気にかけてくれて優しいママです。
家にはワンちゃんもいます。人懐っこくてさみしがり屋のパンダ君です。実は猫派の私ですが、帰宅すると毎日すごい勢いで歓迎してくれるので、今ではパンダも大好きになりました。カナダの家庭は、ほとんどの方がペットを飼っていらっしゃいます。	ホストマザーの職場にお邪魔しました。ホストマザーは地元のラジオ局で働いています。ひろい社内には沢山のデスクや食事ができる広いスペース、ビリヤード台まであるんですよ！ラジオブースにも入らせてもらいました(笑)
ラジオ局のお仕事で、キャンピングカーのセールの会場へ連れて行ってもらいました。会場から直接、イベントの告知を流しています。来場者には抽選会やホットドックのサービスなどもありました。	大きなキャンピングカーがずらり・・・。日本の道じゃ狭くて走れないんじゃないかと思います。けん引するタイプや、観光バスサイズのものまであって圧倒されました。しかも中にはベッド、テレビ、バスルーム、キッチンとすべてそろってます。
カナダに来てすぐに誕生日を迎えました。ホストマザーとその甥っ子さんが同じ5月生まれで誕生日が近いので、一緒にお祝いしました。大きいケーキ(^O^)みんなで美味しくいただきました。	やっぱり間違われるんです、名前。そして日本じゃなかなか見ない生クリームの色ですよね！？
4月にアメリカで行われた世界シニアカーリング選手権。見事、男子の世界シニアチャンピオンになった、マークジョンソンの自宅へ招待してもらいました。2008年に軽井沢で行われた強化合宿に指導に来て以降、チーム長野のカナダ合宿などでも何度かお世話になりました。	世界一の金メダル。食事の後、カナダ国内のシニア予選のビデオを見せてもらいましたが、シニアとは思えない精度の高さで、ビックリしました。カナダはやっぱりカーリング層が厚いですね
最後に今住んでいるエドモントンを紹介します。カナダ、アルバータ州の州都であるエドモントンは市の中心にノースサスカチュワン川が流れる、人口約75万人の都市です。湿気がなく乾燥している点と冬の寒さ以外は、地元軽井沢に似た気候だと思います。	カナダに来るたびにいつも思うのですが、カナダは空がとっても広いです。山に囲まれた長野で育ったので、余計そう感じるのかもしれませんね。今は芝生の緑と青空のコントラストがとってもきれいな季節です。
長い冬が終わり、やっと木々が芽吹き始めたのは5月の中旬でした。外を歩いていると、リスや野兎によく出会います。中央にいるのわかりますか？ちょっと小さすぎたかな・・・？	7月のはじめに友達とジャスパー国立公園へ、1泊旅行に行きました。あいにくのお天気でしたが、大自然の中のドライブ、きれいな湖や雄大なロッキー山脈を満喫できました！
道沿いに何気なくある湖に、ふと立ち寄れるのもツアーではなくレンタカーで来た旅の楽しみですね。静かな湖でしたが、透き通った水の中には小さな魚が沢山泳いでました。	ジャスパー市内から車で約20分、観光スポットの一つ、アサバスカ滝へ。水量が多く、落差も約30ｍあるので、かなりの迫力！ドドド・・・という轟音が滝から離れた場所でも、しっかり聞こえます。
ジャスパー市内からすぐ近く、ウィスラーマウンテンにはTramwayというロープウェイがあります。標高2277m地点までロープウェイで上がることができます。	ロープウェイの展望台からはジャスパーの町や、雄大な山々や湖が一望できます。私が行ったのは7月1日ですが、展望台付近には雪がまだまだ残っていました。しかも雪舞ってたんです！！
国立公園内をドライブ中、道端に停車している人たちを見つけたら、是非車を停めてみてください。野生動物との出会いがあるはず！2日間でこの大きな角を持ったElk(鹿の仲間）の他、Black BearやMountain Goat（イワシロヤギ）にも遭遇しました。	旅行2日目、7月1日はCanada Dayという、カナダの建国記念日。ジャスパー市内でもパレードが行われました。エドモントンでも夜は盛大な花火が上がり、国中でお祝いムード。日本の建国記念日とはちょっと違いますね。
今回の旅行のメインイベント、ラフティングに挑戦！アサバスカ川を下る初級コースに参加しました。あまり急流のコースではなかったけれど、ガイドの方から周辺の説明を聞いたりしながら、とっても楽しい経験でした。	こちらの建物、私が通った語学学校が入っているビルです。アルバータ大学の付属の語学学校に行ったのですが、大学のキャンパス内ではなく、ダウンタウンの中心にあります。クラスは初期レベルから、大学進学の為のレベルまで細かくレベル分けされています。
授業の様子です。この学校では1タームが約2ヶ月(7週間)で区切られていて、私は5～6月と7～8月の2ターム授業をとりました。少し上のレベルになると大学進学の為の内容になってくるので、エッセイ(小論文）を書いたり、プレゼンをしたりと、内容の濃い授業でした。	こちらは2学期目にお世話になった先生です。ESLでの英語教師歴が長く、教え方もすごく上手なうえ、ユーモアもあってとても為になる授業でした。ただ、毎日出される宿題の量はもの凄いです・・・。
この日は学期最後のテストの日。1階ロビーでコーヒーブレイク。なんとかテストはパスできましたが、本当、難しかった(+_+) ちなみにこのロビーにはレストランとカフェも併設されてます。	学期最後にクラス全員で記念撮影。2学期目は生徒が22人と、かなり多かったです。生徒の出身国も韓国、中国、サウジアラビア、フランス、メキシコ、コロンビア、タイ、台湾、ベトナム、日本と様々。沢山の出会いがあって楽しい4ヵ月でした。
エドモントンの夏は様々なイベントが盛り沢山！そのうちの一つ、Heritage Festivalは世界各国の文化や料理を紹介する、大きなお祭りです。日本を紹介するブースの前では、和太鼓の演奏が行われていました。	休日、友達とFort Edmonton Parkという、歴史を学べるアミューズメントパークへ。広大な敷地に、先住民の生活から現代に至るまで、時代を追って生活様式の変化を学ぶことができます。
ここでは実際に火打ち石で火をおこす作業が、実演されてました。ガスも電気も使わず、火打ち石と紙を使って、あっという間に火をつけていました。その他、古い街並みも再現されていて、一日楽しめる施設です。	9月ESLの授業も終わり、ダウンタウンでワンルームのアパートを借り、一人暮らしを始めました。ホストファミリーと離れるのは淋しかったですが、アルバイト先に近いのでとても便利。隣のアパートに住んでるらしい猫と仲良くなりました(笑)
現在は日本食レストランに勤務中です。サーバーとして働いている時は着物を着ています！ESLでクラスメイトだった友人がご飯を食べに来てくれました。	こちらはLegislature Building。アルバータ州議事堂です。エドモントンは北米の州都の中で一番北にある州都なんですよ！11月くらいからはクリスマスイルミネーションもとても綺麗です。
カナダでも秋からカーリングシーズンが始まりました！こちらはアルバータ大学の施設で、ナショナルトレーニングセンターにも指定されている、セビルセンターです。水曜の夜にはトップレベルのチームが集まるリーグ戦が、シーズンを通して行われ、ラッキーなことに女子チームに参加させてもらい、毎週試合をすることができました！	このセビルセンターには、バンクーバーオリンピックの金メダリストも所属しています。オリンピックや世界選手権など、主要大会の輝かしい成績がリンク内に沢山飾ってあり、カーリングの長い歴史を感じます。
こちらはダウンタウンの近くにあるアベニールカーリングクラブです。チーム長野の合宿でも、練習場として何度も利用させていただきました。壁の絵がとても素敵です。	アベニールでも、ミックスチームのリーグ戦に参加させてもらいました。男2女2の4人で行うミックスは世界選手権はありませんが、カナダ国内、またはヨーロッパ選手権も行われているです！
エドモントンの中心を流れるノースサスカチュワン川。11月の下旬に行ってみると、なんとほぼ全体が凍っていました！北海道で見た流氷みたい(笑)	こちらはエドモントンの南北を結ぶ地下鉄です。日本とは違い、駅に改札口が無いので、初めは戸惑いました！もちろん、切符は買わないといけませんが。
12月になると街は一気にクリスマス一色☆彡 Candy Cane Laneという、住宅街にあるイルミネーションがとても綺麗な通りに、前のホストファミリーと一緒に行きました！	Candy Cane Laneではそれぞれの御宅で、様々なイルミネーションが飾られています！こちらの御宅は中でもカラフルで可愛らしい飾りでした☆
クリスマスには以前ホームステイしていた家にパーティーに招待していただきました。クリスマスディナーにプレゼント交換、家族や友人と過ごす大切な時間です。一人暮らしを始めてからも、何度かお邪魔させてもらっています。	リビングにはこんな大きなクリスマスツリー！とってもゴージャスでした！！この他にもバスルームやキッチンも全てクリスマスカラーになっていてビックリ(ﾟ∀ﾟ)
リバーバレーの遊歩道を散歩中、掌にヒマワリの種などのナッツをのせて待っていると、小鳥が餌を食べにきます！軽井沢にいても野生の鳥が手にとまるなんて事がないので、とても感動しました！	餌が貰えると気づいたのか、リスも私たちの周りをウロウロ・・・。でもリスはシャイなので、さすがに手からは食べてくれませんでした（＾‐＾；
お正月もすぎ、1月中旬ごろは寒波でかなり寒くなりました。最低が－30℃になった日も。カーリングの試合が終わって外に出ると、凍えるほど寒い！駅の温度計は－22℃ですが、体感温度はもっと寒かったです！！	寒さが厳しいエドモントンですが、澄んだ空の青さはとても綺麗です！ひろ～い空を見上げる時が、カナダでとっても好きな時間の一つです。