大学生のフリーター率 大学生の退学率
高校生の退学率
大学生の1割弱が卒業までに退学した後、3割前後の大学生がフリーター等になり会社へは就職していません。個別の大学の退学率は「大学の実力」08年7月20日21日の読売新聞を図書館等で調べてみてください。
首都圏の大学の退学率は大学退学率 大学の実力より抜粋で見る事ができます。(読売新聞)
大学生の退学率
大学の入学者数と4年後の卒業者数を比較すると、大学生の1割弱が途中で退学している事がわかります。
入学者 | 4年後の卒業者 | 退学率 | 進学者 | 就職者 | フリーター | フリーター率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
平成8年 | 57.9 | 53.9 万人 | 7% | 5.8 | 30.1 | 18.0 万人 | 33% |
平成9年 | 58.7 | 54.6 万人 | 7% | 5.9 | 31.2 | 17.4 万人 | 32% |
平成10年 | 59.1 | 54.8 万人 | 7% | 6.0 | 31.1 | 17.7 万人 | 32% |
平成11年 | 59.0 | 54.5 万人 | 8% | 6.2 | 30.0 | 18.3 万人 | 34% |
平成12年 | 60.0 | 54.9 万人 | 8% | 6.5 | 30.6 | 17.8 万人 | 32% |
平成13年 | 60.4 | 55.1 万人 | 9% | 6.6 | 32.9 | 15.6 万人 | 28% |
平成14年 | 60.9 | 55.8 万人 | 8% | 6.7 | 35.6 | 13.5 万人 | 24% |
深刻化する退学者問題 理工系の高い退学率
在学者に対する退学者の割合は、加重平均で2.9%(単純平均で3.3%)に上っており、3年前の調査と変わっておらず、好転の兆しを見せていない。
日本私立大学協会より(別ウィンドウ)学部系統別では、退学率が最も高いのは理工系(3.5%)、続いて社会科学系(3.1%)、芸術系(2.9%)、人文科学系(2.7%)の順となっている。また逆に、退学率の低い学部は医学(0.6%)、歯学(0.9%)、教育学と薬学(1.0%)となっている。 このことから資格に直結した学部の退学率は低いが、これらはいずれも国家資格である。つまり、資格そのものにステータスがあり、学生の目的意識が強いことが特徴である。
年間3%の退学率だから、卒業までの4年間で10%ぐらいが退学することになる。
大学生のフリーター率
大学生の1割弱が途中で退学した後、大学院への進学者、就職者を除いた3割前後の大学生がフリーターなどになっている事がわかります。
大学は進学すれば良い?
目的意識を持って大学に入学しないと、途中で退学したり、フリーターやニートになってしまいます。 フリーターと大卒の生涯賃金の差は2億円へ
高校生の退学率
高校生の入学者数と3年後の卒業者数を比較すると、高校生の退学率は5%ぐらいです。20人に1人が途中で退学しています。
中途退学した人は、その後どうしているのでしょう。
一部の人は「高等学校 卒業程度 認定試験」(昔の大検)を受けて、大学・短大・専門学校へ進学します。
入学者 | 3年後の卒業者 | 3年間の退学者 | 退学率 | |
---|---|---|---|---|
平成13年 | 134.6万人 | 128.1万人 | 6.5万人 | 4.8% |
平成14年 | 130.3万人 | 123.5万人 | 6.8万人 | 5.2% |
平成15年 | 126.8万人 | 120.3万人 | 6.5万人 | 5.1% |
平成16年 | 124.3万人 | 117.2万人 | 7.1万人 | 5.7% |
文部省が、全日制と定時制の卒業者数を分けて発表していないので、多少、不正確です。
高等学校 卒業程度 認定試験(大検)
「高等学校 卒業程度 認定試験」に合格すると、高校の卒業資格は取得できませんが、
大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。
平成18年度の秋の試験では、1万2千人が受験して、合格者は4千5百人でした。
詳しくは
高等学校 卒業程度 認定試験へ
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。