生命保険の予定利率と銀行の定期預金の利息

生命保険の予定利率は2%で銀行の利率は0.1%だから、生命保険は利率の良い定期預金だ。これは、ウソ。銀行と生命保険を比較してみると、その違いは。だまされないようにね。

生命保険の予定利率とは

生命保険の場合、まず。あなたの払った保険料の中から保険会社の社員の給料などの会社の運営費を引きます。次に、死亡した人に対する、保険の払い戻し金などを引きます。その残りの金額の2%が、銀行の利率にあたります。つまり、社員の給料を高く設定すると、(1億円−1億円)×2%=0円という事にもなり、利息なしになります。 生命保険の予定利率All Aboutにもっと詳しい説明があります。

銀行の利息

銀行の場合、預けた金額 全てに対して、0.1%の利息がつきます。生命保険の予定利率とは違いますね。

保険会社の体質

保険会社の人は、上記のような銀行の預金との違いを、あまり説明しないみたいです。また、10年間、入院しないと10万円もらえるから「お得だ」という宣伝をしている保険があります。入院しても、しなくても、お金をくれるなら、最初から保険料を安くすればいい話です。ほとんどの生命保険というのは20年満期の定期預金みたいなものです。この不透明な時代に長期の預金をしたがる人は少ないはずなのですが。

銀行の体質

銀行も、外資の影響下にある会社は、保険会社と同様に、お客への親身な説明をしないような傾向があります。

アリコ ジャパンという生命保険会社

アリコ ジャパンのホームページには、https://www.alico.co.jp/merumaga/fp/main/fp38.html。ファイナンシャル プランナーによる保険基礎講座というタイトルで次のような事が書いてあります。

予定利率とは、生命保険会社が、契約者に対して保証している、利回りのことで、一般的な保険では、契約時の利率が保険期間中ずっと適用されることになっています。保険期間10〜20年が予定利率6.25%、20年超で5.5%となっていて、会社が破綻さえしなければ、これから先も、ずっと適用されることになっているわけです。

この後、「予定利率引き下げ」の意味。予定利率が引き下げられたら。という話が続きますが、生命保険の予定利率の意味は、銀行の利率の意味とは違う。という説明はありません。 アリコ ジャパンという生命保険会社の体質が現れています。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。