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Grunion Search Status Report 2007.08

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2007年 8月
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【グラニオン号沈没地点からキスカ島を望む】
ブルースさんの写真投稿  (http://picasaweb.google.com/mbrewsterabele)
(活動サマリ)
8.27(月) アダックへ帰港。
8.26(日) あられ発見できず。 グラニオン号を再撮影。
8.25(土) 強風のため停滞。ROVの補修とキスカ島に上陸して探検を行う。
8.24(金) 一旦グラニオン号のポイントへ向かうが悪天のため探査を断念。戻って霰(あられ)を捜すが発見できず。
8.23(木) 悪天のためキスカ湾内で停滞。撮影映像を精査。
8.22(水) 夜 キスカ着。明日より悪天の予報のため、そのまま探査を実施。 PM11:48 グラニオン号を発見。
8.21(火) アダックにて海上試験。夕方キスカに向け出航。
8.20(月) アクィラ号 アダック着。チーム全員合流。
8.19(日) 乗船者達はアダック着。
8.17(金) 朝日新聞にグラニオン号探査記事掲載。
8.11(土) アクィラ号 シアトル出航。
 〜 (シアトル港で出発準備)
8.01(水) ROVがシアトル到着。
【 アクィラ号.操舵室付近 】
 手前左の黄色い物がROV(作業ロボット)

【 操舵室から後甲板を見る.】
 青い覆いがROV.扉の開いた白いコンテナが操縦室.

【 ROVのカメラとライト 】
【 ピートとROV 】
【 トシとROV.】
経過報告8月31日 その3 (Posted 2007.08.31 金曜)
ブルース
ジョン.ハート (John Hart)大佐が ”グラニオン乗組員の写真?”の出典を言ってきた。 これは米国潜水艦ガトー(Gato)で、グラニオンではないそうだ。
ブルース 午後 8:44 カテゴリ: 一般  top
経過報告8月31日 その2 (Posted 2007.08.31 金曜)
ブルース
 ジム.ルーカス(Jim Lucas)、ルイス.ドエル(Louis Doel)の親族、 が潜水艦の模型を売っているウエッブサイトで、GATO型潜水艦の特徴的な写真を見つけた。 真ん中にいる士官は私の父のようだ。その他グラニオン号でない証拠はないが、どなたか乗組員が分かりますか?
 写真を見るには’ Search 07 Photos’ をクリックして、“latest album”をダブルクリック、それから“slideshow”ボタンだ。
ブルース 午後 6:11 カテゴリ: 一般  top
経過報告8月31日 その1 (Posted 2007.08.31 金曜)
ブルース
 ジョンが遠征で撮った最初の写真セットを送ってきた。  見るには’ Search 07 Photos’ をクリックして、“latest album”をダブルクリック、それから“slideshow”ボタンだ。
ブルース 午前 8:14 カテゴリ: 一般  top
経過報告8月30日 (Posted 2007.08.30 木曜)
ブルース
 全員帰還した。  デイブ.ギャロウ(Dave Gallow)が一番最後に、午前3時30分、マンチェスター市(Manchester) ニューハンプシャー州(NH)に到着し、ウッズ.ホール(Woods Hole)、マサチューセッツ州(MA)に車で向かった。  デイブは私が早起きだって知っているから、午前5時に撮影機材を ニュートン市の私の家に置いていった。 おかげで、早朝からROVのビデオと写真を見ることができた。
 新しい写真は数日後にウェッブサイトでお見せする。
ブルース 午後 4:40 カテゴリ: 一般  top
アクィラ号上の探査チーム一同 (Posted 2007.08.29 水曜)
 アクィラ号はアダックに戻り、そこで探査チームは解散した。
ジョン.エイブル(John Abele), デイブ.ギャロ(Dave Gallo), ドノバン.ウェブスター(Donovan Webster) は マンチェスター市(Manchester) ニューハンプシャー州(NH)へ、 ROVで撮ったグラニオンのHD フィルムフィートを持って向かっている。
  リチャード.エイブル(Richard Abele), リチャード.グラハム(Richard Graham), ピート.ローニー(Pete Lowney)はアラスカのアンカレッジで下船した。 それぞれの地元へ戻っている。
 ジョンが東海岸に到着したらもっとたくさんの写真とビデオが見れます。
 どうぞ注目していてください。
ピート pete@ussgrunion.com 午前 1:44 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月28日 その4 (Posted 2007.08.29 水曜)
ブルース
 ジョンがちょうど電話してきた。高度45,000フィート(13,500m)で空気圧が急に落ちたそうだ。 もちろん操縦士のチャックが低高度に降りた。今はもう全員大丈夫だ。最後まで問題はいろいろおこる。だもので、到着は遅れる。
ブルース 午前 12:58 カテゴリ: 一般  top
グラニオン号調査のニュース記事 (Posted 2007.08.29 水曜)
  1. デボラ.ディコシア(Deborah Dicochea)の投稿:
    MSNBC 放送で MSN Video を見ました。興味がおありだろうと。
    見出しは: 息子達が父の沈没潜水艦を発見
    リンクはこちら: http://video.msn.com/v/us/msnbc.htm?g=debd081b-3242-43c2-9f6b-b3d3fc0b424a&f=00&fg [リンク切れのようです.]

  2. Group says it found WWII sub
    Akron Beacon Journal, オハイオ州(OH) - 2007年8月24日 18時間前

  3. Wreckage may be missing WW II sub; Akron sailor was among crew
    Akron Beacon Journal

  4. USS Grunion Submarine From World War II Finally Found?
    Post Chronicle - 2007年8月24日

  5. Sailor’s cousin learns of his disappearance on WWII sub USS Grunion
    DetNews.com, ミシガン州(MI) - 2007年8月24日

  6. USS Grunion Found After Being Lost In World War II
    TransWorldNews (press release), ジョージア州(GA) - 2007年8月24日

  7. Sunken WWII sub has Billings connection
    KPAX-TV, MT - 2007年8月26日

  8. A LONG SEARCH FINALLY ENDS: Family of Detroit sailor on sunken …
    Detroit Free Press, 合衆国(United States) - 2007年8月25日

  9. First underwater photos come back from what may be Newton …
    Boston Globe, 合衆国(United States) - 2007年8月24日

  10. Sons’ search for hero dad ends beneath Bering Sea
    Boston Herald, 合衆国(United States) - 2007年8月24日

  11. Mystery solved
    Ludington Daily News, ミシガン州(MI) - 6時間前

  12. Family of missing WWII sailor found
    Detroit Free Press, 合衆国(United States) - 2007年8月24日

  13. Sub found, but another mystery lingers
    DetNews.com, ミシガン州(MI) - 2007年8月23日

  14. World War II Submarine Found Off Aleutian Islands
    FOX News - 2007年8月23日

  15. Missing sub located
    Asheville Citizen-Times, ノースカロライナ州(NC) - 2007年8月23日

  16. Relative of Mich. man on sunken WWII submarine found
    MLive.com, ミシガン州(MI) - 2007年8月25日

  17. World War II submarine likely found 65 years after sinking in the …
    KVIA, テキサス州(TX) - 2007年8月23日

  18. History finds resting place
    Boston Globe, 合衆国(United States) - 2007年8月25日

  19. Montana man among crew members aboard submarine found Wednesday …
    Reiten Television KXMB Bismarck, ノースダコタ州(ND) - 2007年8月24日

  20. World War II submarine found 60 years after sinking
    Eyewitness News, ロードアイランド州(RI) - 2007年8月23日

  21. Hunt closes in on sunken World War II submarine
    Detroit Free Press, 合衆国(United States) - 2007年8月24日

  22. Vessel Found Likely Sunken Wwii Sub
    Guardian Unlimited, 英国(UK) - 2007年8月23日
  23. Michigan man among crew members aboard submarine found Wednesday
    MLive.com, ミシガン州(MI) - 2007年8月23日

  24. WWII submarine search leads group to Asheville
    Asheville Citizen-Times, ノースカロライナ州(NC) - 2007年8月153日

  25. Family happy to hear news of Grunion sailor
    DetNews.com, ミシガン州(MI) - Aug 24, 2007
ピート 午前 12:22 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月28日 その3 (Posted 2007.08.28 火曜)
ユタカから
 おめでとうございます!
 私はジョンさんが8月の30日にアダックに帰ってくる予定で、もう数日探索は続くものと思っていました。 それで あれこれたくさんお願い事をしてしまい、すみませんでした。 貴重な探索時間を日本船に割いて下さってありがとうございました。
 今は遠征隊の皆さんが無事に帰られることを願っています。とりわけジョンさんは、船の生活は厳しいものだったろうと思います。賞賛すべき根性だと思います。(私は前に造船所にいたことがあって、まるでノアの箱舟の中の子鼠みたいでした。:-)
 今晩トシさんから電話をもらいました。探査は困難なものだったそうです。また、キスカ島の上でささやかな追悼の儀式を日本式にして、私のお願いした分も祈ってくれたそうです。 私は十分満足しています。
 日本船については全然残念だということはありません。きっと彼らは昔のサムライ達で、出てくるのをためらったのでしょう。 ヒデキ.トージョー総理大臣から、生き死にによらず敵に拘束されぬよう命令されていましたから。 ソナー(海底地形描画装置)はフルノ製で、日本のメーカーの製品です。だから彼ら(装置と霰)は外国人に会わないよう連絡したのかもしれません。
 私が思うに、グラニオン号は単調な斜面にいて、ソナーは簡単に見下ろせる。霰(あられ)の方は、 平たい海底にいて、高低差のある襞があって複雑な影を作りだす。それがふたつの船の違いでしょう。
 ソナー探査は、単調で実りのない仕事だと思います。 思い出しますが、バラード博士は探索は困難と辞退されたのですよね。 さらにさらに昨年の探査でのアート.ライトさんの熟練を賞賛します。
 今、2007年の夏は過ぎました。私には素晴らしい夏でした。ありがとうございました。
 皆様と御家族の御長命を祈念しております。 お元気で。
ブルース 午後 5:19 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月28日 その2 (Posted 2007.08.28 火曜)
ブルース
 グラニオンのビデオクリップを3つダウンロードできるようにしている。Quick Time があれば再生できる。
ひとつは Attack.mov 。 これはグラニオン号の鹿野丸攻撃についての説明。
2番目は SSV.mov which 。 今回の活動についての基本的なプレゼン。
3番目は NN.mov 。 夜のニュースでのグラニオンについての放送。

 ご覧なりたい向きは、http://999info.net/にアクセスして、一覧上からファイルを選び、右ボタンクリックでダウンロードを選ぶ。ダウンロードできたらそれをダブルクリックする。

ブルース 午後 3:51 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月28日 その1 (Posted 2007.08.28 火曜)
ブルース
 探査チームメンバはバーリントン市、バーモント州(VT)に今晩の真夜中に帰ってくる予定だ。 テープと機材も一緒だ。

 次に何があるか皆に聞かれる。
 兄弟で、ニュートン市自由図書館に於いて10月18日の7時から、今回の探査のプレゼンテーションを行うことを計画している。 図書館は、ニュートン市、マサチューセッツ州(Mass.)の中央区、ウォルナット(Walnut)街とホーマー(Homer)街の交差点角にある。
 プレゼンでは2回の探査の写真とビデオをお見せする予定だ。その後で討議の時間も取れると思う。
 席数についてちょっと怒っている。外来者用席はほんの少ししかないと決まっている。 講堂は200席あるが、活動の幹事役はたくさんのメディアから申し込みを受けている。  もし市外からおこしの方があれば、電話かEメールを下されば席を確保しておきます。
 詳細が決まったら後でお知らせします。

 昨晩、NBC放送の夜のニュースで、グラニオン号探査についてのいい放送があった。 今日遅くにホームページに上げようと思うので、後で見てもらえるだろう。

ブルース 午後 2:30 カテゴリ: 一般  top
【 ブリッジのリチャード.グラハムとジョン 】
【 リチャード.グラハム、タナー作の模型を賞味中 】
経過報告 8月27日 (Posted 2007.08.27 月曜)
ドノバン (Donovan)
 さあ、グラニオン号探査は終わり、成果の缶詰ができた。
 今アダックへ帰航中だ。昨日(8/26日曜)は長い長い身をすり減らす一日だった。  昨日の探査は、第二の捜索地点の日本駆逐艦霰(あられ)からはじめた。  そこでは、再度見つからなかった。  ゆっくり、手順どおり行ったけど、見つけられなかった。
(訳注:グラニオン号は比較的単調な急斜面上にあり、ソナーは見下ろすような見方になる。  霰はもっと陸に近い浅いところにいて、海底は水平に近く、地形上紛らわしいものが多かったのではないかと思う。  昨年の探査位置精度も正確ではなかったようだ)
   数時間、第二捜索地点の海底の探索をした。 朝も遅い時間となって、最後に”降参!(Uncle)”を宣言し、 次の地点へ移動しなければならなかった。昨日(日曜日)は、もう夕方にキスカを出発する計画だったから、 一日のタイムスケジュールは秒刻みだった。
  昼食時間のすぐ前、グラニオン号のサイトに戻ってきた。潜水艦はほとんど即座に見つかった。 1時間ほど、潜水艦の後背部にある建造所の銘盤を捜し、艦首を捜してあたりを3回捜した。 その後、艦の上を航過して、長時間のスキャンを行った。 そして、すぐ目標(それからマックス.ローバー)を グラニオンが滑り落ちた跡に変えた。 グラニオンは沈没後に、火山の斜面を滑り落ちている。
 滑った跡は7−900mは目だってたやすく追えた。 ソリ(toboggan)が滑り落ちたような跡だった。 滑り跡に沿ってさまざまな長さの鉄クズが落ちていた。 (多分グラニオン号の外皮で、斜面を滑り落ちるときに剥がれ落ちたのだろう。) けれど艦首自身は、破片も含め、見つからなかった。 最初の着底の痕跡位置も、タワシがけをするみたいにくまなく見た。 何個か、明らかに船から落ちた鉄の大型の塊りがあった。 けれどグラニオン号の最後の数分間に船にふりかかった出来事を確定的に示す証拠は見つからなかった。 工学の専門家に、連続して起こった出来事を確定できるか訊ねてみたい。

 探索は午後10時5分(アリューシャン時。東部時午前3時5分)コールドゲーム宣言にした。  真夜中までにマックスローバーと錘つきの遠隔操縦中継器を船上に戻し、 ソナー探査機を稼動位置から引揚げた。
 午前0時20分(アリューシャン時)、乗員一同は操舵室に集合し、 僅かな言葉に合わせポートワインの小さな一杯で乾杯をした。そして船をアダックへ向けた。
   【ピート、仕事中】
 この旅は、成功を収めたとはいえ、ほろ苦い瞬間もあった。 でもデイブ.ギャロが言った、”来ただけのことはあった、それ以上もそれ以下もなく.”。 そう、この結果こそ海が望んで我らにもたらしたものだと思う。
 それから、まったくありがたいことに、我々が帰路についたときになって風と波は吼えるようなものになった。 グラニオン沈没地点で作業をしていた時々ではまったく静かで平らかであったものがである。 昨夜の航海はゴツゴツ岩を行くようなものだった。アクィラ号は一晩中、縦横に揺れ通しだった。

 これからの数週間から数ヶ月は、グラニオン号の最後の数十分間に起こった出来事をジグソーパズルのピースのように合わせて行くつもりだ。それにより、70のそれぞれの家族と、続く合衆国をめぐる数知れぬ関係者を捕えていた、くびきのような謎が解き明かされるだろう。

ブルース 午後 7:35 カテゴリ: 一般  top
【 プロペラガードのついた壊れていない船体 】
【 プロペラガードのすぐ前部の潰れた船体.甲板はなくなっている. 】
【 主空気配管???(司令塔から機関室までの船体外側についている.) 】
【 潜望鏡.格納状態にある. 】
【 司令塔の潜望鏡の後ろについているアンテナ装備 】
【 司令塔のハッチ. 変形して下向きに
ほとんど90度傾いている. 】
【 開いたハッチ.留め金は外れている.司令塔の後部右舷にある.
司令塔の水抜き用の開口が見える. 】
【 前部魚雷発射管室ハッチとハッチ枠.デッキ板は消失している. 】
【 船首の取れた前部魚雷発射管室左舷部 後方を見る.
(船首は未発見) 】
Google Earthで見たキスカ島 (Posted 2007.08.27 月曜)
キスカ島がどんなところか見たいだろうと思って。GoogleEarth viewerは以下からダウンロードできる。
http://earth.google.com/index.html

探査の “Search 07 Photos”の方も見られたし。
ニューマン 午後 1:41 カテゴリ: 写真  top
経過報告 8月26日 その2 (Posted 2007.08.26 日曜)  (写真集)
ドノバン (Donovan)
 キスカ島からこんにちは。 昨日 (8/25)は一日キスカ湾内で過ごした。 天候によるのと、マックス.ローバーのハイデフ(HiDef)カメラが修理が必要になったからだ。 上下とパンをする機構がここ数日の酷使でがたついたらしい。
【 日本の特殊潜航艇 】
 日を無駄にしないために、アクィラ号の小舟を使って港(湾)を横切ってキスカ島の探検をしてみた。 日本軍の基地跡と丘の横の野営地の跡を見て回った。(幾本かの地下構造物の補強したトンネルに潜ってみた。) それから、小舟で潜航艇と水上機用のランプ(斜面)を見、 壊された潜航艇が地下構造物にあるところに行った。(それはコンクリ製の通路を岸から80フィートほど引き入れたところにあった。)
【 野島丸 船首船名 】
それから、錆びだらけだけどまだ形の残っている野島丸の船首部を見に行った。 まだ消磁用の太い銅線が船首の外側にボルト付けされている。
【 ジョンのキスカ飛行場標識 】
サーモン潟(Salmon Lagoon)の近くの大きな飛行場にも行き、 港のノースヘッド(North Head)の周りに配置された対空砲と砲台の砲床を見た。
【 散乱する銃弾 】
 今日は遺物を何点か拾った。: 制服のボタン、.5インチ径銃弾のカートリッジといったようなもの。 それから、浜辺で焚き火をして、船でもらったコーヒーを楽しんだ。 アクィラ号のガルシア家と乗組員は私らを素敵に歓待してくれる。 その守りのおかげで、風雨と波の続く日々の中で活動ができる。
【 航法席のジョン.グラハム 】
 ぐるぐる回って最後に、夜になってから船に帰った。 寒くて濡れ、風に吹かれ晒されてたところ、お手製のチキン.チリ(chicken chili)の一盛にありついた。 皆々、何もかも、我々の大事な科学技術に少し補修が必要だった一日を有意義に過ごした。

 今日は、おかげさまで天気予報は風も波も弱いと言っている。 我々は、ちょっと方向の違う駆逐艦 霰(あられ)の再探索と、それから グラニオン号に戻って、2日前に続く探査をするつもりだ。  船の全体像の航過撮影と、滑った跡での遺物の探索だ。 もしかしたら謎の答えがあるかもしれない、グラニオンの船首部と魚雷発射管室に何が起こったのか?

ブルース 午後 5:45 カテゴリ: 一般  top
【 キスカ湾のアクィラ号 】
【 キスカ島と桟橋.アクィラ号 】
【 銃痕の残る岩 】
【 墓地 】
【 J.E.エイブル ベーリング海の水遊びを楽しむ 】
【 ウェブスターとギャロとグラハム(下は水上機のランプ) 】
【 お神酒を捧げるトシ 】
【 日本人戦死者に祈るトシ 】
経過報告 8月26日 (Posted 2007.08.26 日曜)
ブルース, ニュートン(Newton)市 マサチューセッツ(MA)
 昨晩(土曜)、8時15分、電話線もインターネットの接続も切れてしまった。 これはこのプロジェクトの連絡の要だから大問題だった。 RCNに電話したが、対応は月曜になって時間はいつになるか分からないということだった。!!!!! 午前2時に起きて外へ出てみて懐中電灯でどこか線が切れてないか見てみた。どこか分からない。 RCNに再び電話して、半時間も呼び出しをかけたが返事なしだった。
それから寝るまで、なんとか日曜の朝に線を元に戻そうとRCNと連絡を取れないかやってみていた。
午前4時30分にRCNに電話するのに起きた。 万事働いていた!!!!!
ブルース 午前 10:14 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月25日 (Posted 2007.08.25 土曜)
【 キスカ富士 グラニオン号沈没地点から望む 】
ドノバン (Donovan):
 昨日(8/24)のニュースを書きます。:  キスカ湾で目覚めた。 その前夜は長い時間ビデオとスチル写真を精査していた。 夜の間に霧と雨風は少しあがったようだった。 水中探査をさらに進めるべく、日本の駆逐艦 霰(あられ)を捜すことにした。 この船は1942年、潜水艦グロウラー(Growler)号にキスカ湾のすぐ外側で撃沈された。
 錨を上げ、目標 霰として動き出した。海底地形の探査を始めたが、いい結果はあまりなかった。
 90分ほど目標海域で捜索パターンの航走をしているうち、風と波は少し和らいだように見えた。 それで、USSグラニオンの海域へ向かうことにした。 調査をもっと進めるのと、海底の船体を’頭上航過(fly-over)’して、全体像をビデオ撮影するためである。
 ついてないことに、キスカ島の島陰を出ると、強い風と波は元に戻り、 そのためマックス.ローバーを海に降ろすことはできそうになかった。 ROVのケーブルと滑車装置が飛び跳ねて切れて、 ROVと”かたまり”錘りが海底に残される恐れがあるからだ。 (ちなみに”かたまり”錘りは、古い蒸気機関車の車輪を使っている。)
 そのかわりとして、また駆逐艦 霰(あられ)の海域に戻り、捜索を続けた。 結果は得られず...つまり、グラニオン号を 27分の捜索ですぐに見つけられたのは まったく稀有のことだったということがよく分かった。
 夜も遅くなった頃、われわれはキスカ湾に無事戻った。 強く吹くくせに気まぐれな風を受けつつ錨を下ろした。

今日(8/25)は、起きると強い風と霧だった。 それでちょっとばかしアクィラ号の小舟を出して上陸し、探検してみるつもりだ。  見たところ、島全体をずっとよく探検しようと、大きな四輪車を1,2台 一緒に持って行くようだ。

ブルース 午後 8:07 カテゴリ: 一般  top
【 3次元のソナー探査地図.グラニオンが
スパイク状に現れている. 】
【 グラニオンのいる斜面の海底地形描画図 】

【 ブリッジのアンジー、リチャード、ギャロ 】

経過報告 8月25日 (Posted 2007.08.25 土曜)
家庭戦線の話:
 潜水艦の夫人達が、とうとう最後に残った乗組員バイロン.トラビス(Byron Traviss)の親戚をみつけたところだ。 ということは、グラニオンの乗組員70人の100パーセントの親戚がみつかった!!! これはすごいことができたものだ。

 やり方は感心するようなものだった。  トラビス(Traviss)はデトロイトの出身だというのは分かっていた。 メアリ.ベンツはフランク.ドネリイと一緒にデトロイト自由新聞(Detroit Free Press)に記事を載せた。 それは8月24日金曜に公刊された。それに加えてメアリはラジオ放送のインタビューに少し出た。 その結果、その日の内に、複数の親戚から連絡があった。

ブルース 午前 10:00 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月24日 その4 (Posted 2007.08.25 土曜)
ブルース
 デイブ.ギャロ(Dave Gallo)が 写真を数枚送ってきた。とても分かりやすい。
写真を見るには、”Search 07 Photos”をクリックし、“latest album”でダブルクリック、それから“sideshow”ボタンだ。

 ---
デイブ.ギャロ(Dave Gallo)
 いまちょうどグラニオンへの2回目の潜水をしようとしたところだ。 船体の調査を完了するのと、滑った跡に対しても作業を始めて、なくなっている船首部を見つけようとした。  でも、残念ながら天候には恵まれず、荒れていてROVを水に降ろすことはとてもできない状況だ。

 今は、もっと囲われて平穏な海面へ戻ろうとしているところで、そこで日本船(あられ)の探索作業をする。

【 船首部の模型(右のモザイク写真の位置を示す) 】
【 船首部の破口部分を後方に見たモザイク写真(前部魚雷発射管室) 】
【 左舷のプロペラとダイブ.プレーン(潜航舵) 】
【 測距儀だと思う。ガラスが少し残っている.セイル(船橋部)の近くにあった. 】
【 セイルから司令塔に降りるハッチ(昇降口)ハッチは上向きに曲がっている.司令塔は少し潰れているけれど、船体のほかの部分ほど壊れてはいない. 】

【 開いている右舷側のハッチ.セイル(船橋部)の後ろにある.メスルーム.ハッチとも言われる.このハッチは弾薬庫に続く.このハッチはロックされてなかった.どうして開いたままなのかは謎だ. 】
ブルース 午前 12:20 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月24日 その3 (Posted 2007.08.24 金曜)
 ドノバン(Donovan)
 おはようございます。嵐で揺れるキスカ島からです。 連絡が遅れましてごめんなさい。 悪天候と衛星通信が止まっていたのとで連絡を送るのが遅くなりました。 今はこちらは8月24日の午前8時です。 今わたしたちは、この36時間にあったびっくりするような出来事にまだ興奮さめやらぬところです。
 ---
    【 ROVの操縦室(仮設ハウス) 】
 8月22日 水曜日の夜、午後10時20分(アリューシャン時間; 午前3時30分 東部時間(EDT) )、 数時間ほど海底地形の位置確認をしてから、 オーシャニアリング(Oceaneering)社の 遠隔操縦装置(ROV)、マックス.ローバー(Max Rover)をウインチで舷側から降ろした。 続いて錘(おもり)をつけた“かたまり(clump)”と呼んでいる制御装置を降ろし、 ベーリング海の海底へ向かわせた。その場所は、我々の海図上で、 目標”USS グラニオン(Grunion)”と書いたGPSで示された位置の近くだった。
 午後11時21分、マックス.ローバー(ROV)はついに1000mの深さの海底に到達し、 そしてほとんどすぐに、 ROVのパイロットで操縦のベテランのジョー.キャバ(Joe Caba)が、 アクィラ号の操舵室に無線で報告してきた。 − キャバは後甲板に置いてあるオーシャニアリング社チームの操縦室で作業している。 ”45度方向に目標を発見、距離80メーター...。 いま、60メーター、でっかい目標だ。”

    【 最初のソナーコンタクト 】
 それから: 待つ一方だった。  続く20分間、海の上はごく普通に静かだったけど、水面下は海上と潮流が違っていて、 ジョーとアクィラ号の船長のケール.ガルシア(ale Garcia)は、 それと格闘した。 潮流のせいで、マックス.ローバーは砂利混じりの砂泥地の海底で1000mの長さのケーブルをつけて 不規則に振れ回っていた。
 それから、ジョーとケール船長が二人で何度か長い時間、 このまぎらわしい潮の動きを、3,000フィートと少しの長さのケーブルを介して制御するやりかたを相談した。
 午後11時48分、映像がマックス.ローバーのビデオモニターの光の中にすっと入ってきた。 その画面は操舵室と後甲板の制御室の両方に中継している。 それは茶色がかった、古ぼけた鉄の塊だった。 一見して潜水艦の左舷だった。ちょうど中央部に近づいていたのだった。時に午後11時48分。 司令塔付近を見て分かった、 明らかに我々は潜水艦 −多分USS グラニオン号 を、きっかり27分の探索時間で発見したのだ。
 マックス.ローバーで観察を続け、船の後方に向かった。 船は見る限り壊れて、潰れて、溶接の継ぎ目のところどころが裂けていた。 外殻と内側の耐圧殻の間にある、配管類やパイプの類がたくさん露出していた。 (一部は裂けているのが見えた。) 間違いなく潜水艦だ。

 それからさらに船尾の方に行くと、  この探査で一番肯定的な証拠が見えた。 プロペラガード。 まだそこにあった。  ご存知のように、これは船尾の上の方にあって、パイプを簡単に溶接して横に張り出しているものだ。 これで港にいる間(潜水艦には稀な期間だが)、舫(もやい)綱がプロペラに絡まるのを防ぐ。 他のGATO型潜水艦は1943年以降改良されて、 このプロペラガードを出港後取り外すようになっていたが、その時にはグラニオン号は既に喪失と記録されていた。  船尾に来たところで、航法士のリチャード.グラハム(Richard Graham)が言った。 ”これはプロペラガードだ! これは分かる。”

 マックス.ローバーは海面と深海との間の潮流による張力で引きずられて離れていった。 目標を再発見するのに2時間かかった。

 日が変わって8月23日、午前1時59分(アリューシャン時間; 午前6時59分 東部時間 (EDT) )  再び今度は船尾から潜水艦に近づいた。 ジョー.キャバは一旦マックス.ローバーを船のすぐ後ろで海底に着地させ、 状況をはっきりさせてから、次の航過撮影を始めた。  やってみると、左のプロペラが目に入ってきた。  続く数分間、左舷を再び通り過ぎた。  水抜き孔が見え、プロペラガードが見えた。 (グラニオン号のプロペラガードは独特の形をしていて、モニターに写ったものはそれに一致していた。)  それから船体が内破した部分にやってきた。海洋生物とカニと魚のスター.フィッシュがたくさんいる。
 ほどなく、船の外部消音器(external mufflers)が見え、司令塔が見えた。  それから驚き中の驚き、船首部は無くなっていた。船首部のエスケープハッチのところの溶接線からぽきっと折れてどこかへ行っている。  もう、午前2時45分(アリューシャン時; 午前7時45分 東部時 (EDT) )になっていた。 潜水艦の船首部の最も端のところでの水深は1,006mだった。

 潜水艦にとどまり続け、捜査をまた船尾方向に向けた。 司令塔/セイルの閉囲部のすぐ後ろで、開いている(そして固定されてない)ハッチをみつけた。 それからまだ形のしっかりしている甲板砲。 (測距、測的装置が分かる)
 午前3時55分になって、探索終わりを宣言した。 HDビデオ(プラス3台の別の角度のビデオカメラの映像も)とデジタル静止画像が、全調査にわたって撮れた。  皆んな疲れた。

 目を見張ったことには、ROVを手繰り寄せ始めたら、風が吹き出した。 マックス.ローバーと”クランプ”を無事に船に引き上げたら、風は激しくなった。 海神ネプチューンが言ってるみたいだった。 ”オーケー、お前達が来た用事は済んだみたいだから、私の方の仕事に戻るぞ。”

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 きのう(8月23日の昼間)は強風が吹いたので、キスカ湾内でひざを抱えてしゃがみこんでいた。  写真を他のGATO型潜水艦の図表と見比べ、前夜見たものが正確には何だったか思いつこうとしたり、 グラニオンに何が起こったのかという長年の疑問を科学捜査的に考えようとした。 ;そして、100%確実な答えは、とらえどころもなく分からないということになった。 これはもう専門家に任せるしかないだろう。

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 今日(8月24日)も起きると強風だった。風速30ノット(秒速15m)から突風は40ノットくらいある。 でも、またあえて作業に戻ろうとしている。 (まだまだケール船長が言うように、”この辺のいい空気というのが分かるほどには、強くない。”) 海が荒れているので、 今はグラニオン地点と呼んでいる場所へは一日行けそうもない(奇跡的な天候回復のない限り)。 それで、マックス.ローバーを使って日本の駆逐艦 霰(あられ)の探査をしようと計画している。 この船は1942年に、錨泊中のところ米潜グローラー号に撃沈された。 海底に二つに折れて横たわっているそうだ。場所はキスカ湾の風から保護された海面のすぐ外側だ。
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 また新しいニュースができたら連絡します。

ブルース 午後 8:46 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月24日 その2 (Posted 2007.08.24 金曜)
 今ちょうどグラニオンの写真の最初の8枚が来た。もっと続いて来ている。

 写真を見るには画面左の“Links”の項にある”Photos Search 07”をクリックする。出た画面で、最新のアルバムを選んでダブルクリックして、次にスライドショー(SLIDESHOW)ボタンをクリックする。

【 船尾端とプロペラガード
(後部魚雷発射管口は全て閉) 】

【 プロペラガード 】
【 舵と潜航舵(水平舵) 】
【 舵は曲がっている 】
【 上構(別の潜水艦) 】
【 上構が壊れている様子 】
【 船体が褶曲している様子 】
【 潜望鏡(periscope)とハッチ(Hatch)の位置 】
【 潜望鏡(一杯に下がった状態で、筒から鏡頭が出ている) 】
【 昇降口(ハッチ)開いている.誰かが開けた? 爆発で開いた? 】
【 昇降口(ハッチ)閉じている 】
【 錆びていいないきれいな装備品.空気配管のハンドコック.
  赤い小えびがたくさんいる. 】
【 ROVのカメラとライト 】
ブルース 午前 11:47 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月24日 その1 (Posted 2007.08.24 金曜)
【 キスカ湾 】
ジョンから:
 現在、キスカ湾内に錨泊している。 平均風速は45ノットだ。 突風は73。しかも霧..????。
 こちらでは、皆で写真と記録類を、これは何だろうと見ている。  材料として数え切れないくらいの量があるだろう。大半はとても興味深いものだ。  私が送った写真は着いているだろうか?
 デビッド.ギャロ(David Gallo)が、もっと詳しく見れるよう、フォトショップ(Photoshop)を使って画像を加工している。  それでとても助かっている。
 こちらは今日、皆で島が探検できたらと希望している。でも風がまったくの問題だ。明日はもっと荒れて嵐になるようだ。私らは昨晩作業のできる海が穏やかな時間がとれて幸運だった。
 何が起こったのか見るのに、船首の25フィート(8m)の部分を見つけられたらと思っている。できそうにないだろうけれど、やってみる。  また、リース(花輪)の儀式をしたいと思っている。でも天候に邪魔されそうだ。
 私宛のEメールはひとつも受け取れないでいるけれど、ケール船長が彼宛ての分を私に廻してくれている。

ブルース:  東部時間(EST)午前3時現在、写真はまだ来ていない。 インターネットで送ろうとしているのだが、明らかに何か問題がある。  ジョンが衛星電話で言うには、港には別の船がいるそうだ。また、 かなり荒れた海の中で穏やかな場所があってそこに行こうとしているとも言っている。 そこでは霧が晴れているようだとのことだ。

ブルース 午前 6:58 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月23日 その3 (Posted 2007.08.23 木曜)
【プロペラガード(別の潜水艦)】
たった今ジョンから:
 我々は今晩 潜水艦をみつけた。 まだ天候がよいのと、嵐が差し迫っているので、やってみることにしたのだ。 でも、今また見失ってしまった。せっかく位置を記録したのに。 でもグラニオンの型のプロペラガードを示す写真を含む記録類は撮れた。 それは目だって内破した、よじれたパイプだ。こうなった原因を知るのは、難しいか不可能かだろう。 滑った跡もはっきり見えた。再発見できることを望んでいる。 驚くべき話だ。もう大分遅い...。
ブルース 午前 11:01 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月23日 その2 (Posted 2007.08.23 木曜)
ドノバン (Donovan): (リーダーズ.ダイジェスト(Reader’s Digest) に書いている。)
 そちらでは万事順調とのことと望みます。それから通信連絡が遅くなりましてごめんなさい。 きのう一日アダック港のすぐ外で、海底地形探査機やロボットの慣熟練習をしていました。 それに続いて、衛星通信の接続を邪魔している山並みから離れてEメールを送ってます。 今やこちらは大洋上を走ってます。だから通信はずっと早く、また簡単になると思います。

 ちなみにロボットは、驚くようなものです。  オーシャニアリング(Oceaneering)社の若い衆がそいつを海面に入れると、 アクィラ号の横を広々と、まるっきし明るい黄色に塗った子犬か小象かってみたいに、スイスイプカプカ泳ぐのです。 それから、プロペラを垂直の向きに回転させ、すごく滑らかな海面に泡を立てながら見えなくなりました。 だいたい40分間くらい、300フィート(90m)くらいの水深の海底を探索し終えました。−ひらめ(halibut)やピンク色の鉢植えのアネモネ(anemones)みたいな生物(これはケール船長の観察),、それから渋々顔といった風の大タラバがに(king crab) がいました。 遠隔測定と通信ができるのをささっと確認して、全部を船上に引上げ、航行中安全なように格納しました。

 我々は昨日(8/21)の夕方にアダックを出航し、一晩中走りました。ということは、キスカ島にはだいたい今日(8/22)の22時(東部時 EDT)に着くだろうということです。  向こうに着いたら、 まずすぐに一帯の地形探査をします。というのは明日(8/23)の天気予報は、南西からの35ノットの強風となっているからです。目的海面はキスカ島本体の少しは影になっているとはいえ、機会は逃すべきではないし、天候の変化に対して、少しでもできる調査を進展させておきたい。また、進展があったらもっと報告します。  ケール船長とその家族それからアクィラ号の乗組員皆は、きびきびとしたよい仕事のできる体制を作っています。  それからまた、家庭に歓迎されてるような雰囲気も感じています。  乗船したときにもらった個人向けのギフト袋がそうです。  食事もまたワンダフルだ。 例えば昨晩は、サラダと詰め物をしたテンダーロイン肉で、マッシュ.スイートポテトが添えられてました。ヒュー!

 デイブ.ギャロ(Dave Gallo)と私で探査の進展につれもっと書いていきます。 でもどうか、数日はこちらの出来事を全然お知らせできないことを了解願います。 重ねて、連絡の開始が遅れたことをお詫びします。

ブルース 午前 9:53 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月23日 その1 (Posted 2007.08.23 木曜)
キンシのアクィラ号ログ:
8月20日:
 今日は本当面白い日だった。 早起きして働いて船をきれいにし、新しい人たちが乗船する用意をした。 居住区を上から下、内から外までごしごし磨き上げた。 ほとんど丸一日かかったけど、 どうしてかって言うとアラスカ湾を横切ってやってきた航海が、うーん、何といったものか、でこぼこつむじ曲がりで、 荒れてて長かったから。  アダックには午後8時過ぎに着いた。皆はカメラを手に本船がとうとう到着するのをヤキモキして見ていた。 私らは10日間もまっすぐにやってきたから、皆が皆、岸壁につくのが本当にうれしかた。
 ここの街の感じは漁村というものだ。90年代の終わりくらいまでは軍が街中使ってたけど、いまはもうすっかり放棄されている。 軍の建物があって、ステキなレンタカーというのは横腹に’公用のみ’ってステンシル書きしてある錆だらけのトラックなの。アダック.リモ(Limo) ってニックネームで呼んでる。  でもここの皆んなはとてもいい人らで親切だし、アダックは私が見たアラスカの中でも一番きれいなところだと思う。 シドニー(Sydney)の近くで、アルカディア(Arcadia、理想郷)と呼ばれてた小さな街を思い出すわ。 アダックのまわりは急斜面で緑のじゅうたんのような山に囲まれていて、 空気は夏の生き物達からの甘くて新鮮な香りがする。
 普段、夕食は6時からだ。とっても楽しみだったけど、ラム肉カレーと米が出てちょっと。 街に着いて3時間たってから、新着の人たちがまだ御飯を食べてないのを知って、 2回目の夕食をつくった。メイプル.ピカン(pecan).サーモンとライス、それからグリーン.ピース。 乗船者は全員集まって30分で2回目の夕食を食べてしまった。この御飯もまたよかった。
 夕食の後、皆さんが部屋に落ち着くお手伝いをした。ベッドメーキングをして、予備の毛布、タオル、それからギフトバッグをその上に置いた。でも、新着の4人の部屋の、灯りをチェックするのを忘れてた。 デヴィッド(David)さんが、彼のとことドノバン(Donovan)さんとこが電球がないのに気がついた。新しい電球を操舵室から取ってきてつけた。
【 キンシとタナー 】
【 キンシ、ごしごし掃除中 】
【 タナー、13才、配線工事中 】

8月21日:   デッキから戻ってきたところ。  今日の一日はまずATVセットを積み込むのを手伝うことから始まったわ。  これをきちんと設定するのはいらいらする仕事だった、だって私はこれをどうしたらいいかよく知らなかったのだもの。 最後に、タナーとお父さんに助けを頼んだ、いつもはしたくない事なんだけど。でもやり終えたらよくできてるみたいだった。
 乗り組みの人らは測深のポール(筒状の極)を右舷に取り付けて、それから舫(もやい)綱を解いた。 私は船首の係船ロープを担当したのよ。 このロープはいくつかの理由で私のお気に入りなの。: まず、これを縛ったら休憩時間になる。 それから、最初に岸につけるロープだから皆んなが見ている。サルみたいな投げ腕を持ってたら、岸壁に第一投をするところを注目されること請け合い。

 今、船は港の外にいて、海上試験をしている。 海上試験というのは、何でもかんでもちゃんと動くかテストして、万事を片付けて、さあ行こうってするものよ。

それから後で-
 海上試験はすごかった。塊の重りとROVを左舷のレールに沿ってJ型フレームと本船の前部クレーンを使って降ろした。 タナーと私は、ROV操作コンテナで皆が必要なテストをしているのを見ていた。 私がいなくなってからタナーはROVを数分操縦した。
 晩御飯はヒレ肉のミグノンとマッシュドスイートポテト。 デザートはサクランボとトリュフを乗せたチョコレート。 そして今は大抵の人は操舵室に集まってコンピュータを使って、それぞれの会社と通信をしてる。 それぞれの分野のトップクラスの人たちの中にいて、その働いているのを見るのはとても好きよ。

ブルース 午前 5:35 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月22日 その4 (Posted 2007.08.22 水曜)
PKZ176-230200-
西部アリューシャン キスカ島からアッツ島
午前 11:20 (ADT) 2007.08.22 水曜
…強風警報 本日と木曜日 …

.今日…西の風 10 KT 午後にはアッツ島近くで南の風 20 KT. 波の高さ 5 FT. 切れぎれの霧.
.今夜…南の風 20 KT 夜半に 35 KT まで増加. 波の高さ 10FT. 霧のところあり. 雨.
.木曜…南の風 40 KT 午後には南西の風 30 KT. 波の高さ 14 FT. 霧のところあり. 雨.
.木曜夜…南西の風 35 KT. 波の高さ 16 FT.
.金曜…西の風 30 KT. 波の高さ 14 FT.
.土曜…北西の風 20 KT. 波の高さ 10 FT.
.日曜…南の風
ブルース 午後 10:55 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月22日 その3 (Posted 2007.08.22 水曜)
 今 ジョンと衛星電話で話をした。 今度は線を船のアンテナに架けたのでよく聞こえた。
 インターネット接続はつながってない。多分複数台のコンピュータがつないだからかもしれない。 皆が問題に取り組んでいる。
 それから南西の強風が2日ほど吹くと予報されている。これは重大な問題だ。
ブルース 午後 8:53 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月22日 その2 (Posted 2007.08.22 水曜)
ケール船長:
 先の日々連絡以来Eメールがダウンしている。 またすぐにいい材料を送る。 終日ROVのテストをした。チェックは全部良好で終わった。 それから'Max Sea'(海底描画ソフト)のプログラムのチェックをしてOKだった。 19:00頃キスカ島へ出発する。キスカには8月22日の17:00(ish)に着くだろう。
 計画では夜中に海域の位置決めをして、明るくなったらすぐにROVを降ろせるように準備する。 また、すぐ連絡する。

キンシがアクィラ号の生活の写真を送ってきてくれている。 画面左の、題名Linksのところの “Photos Search 07″をクリックし、 アルバムを選んでダブルクリックしてから、 “sideshow” ボタンで見られる。

ブルース 午後 4:06 カテゴリ: 一般  top
トシさんから (Posted 2007.08.22 水曜 06:49)
拝啓 ユタカさん、アサクラさん
 とても立派な記事をありがとうございます。 皆とても印象づけられました。
 私たちはROVの海上テストをアダックの近くでして、 今キスカ島に向かっているところです。 あさってには、最初のROVの潜航をすると思います。 全て順調です。

 ああ、いいニュースがあります。 急に私はこのプロジェクトのROVチームの監督(ボス)になりました。わはは ^_^)。

 今この船では、皆がROVの性能を見て興奮しています。 画像の精度はとてもいいです。 なにもかも、今のところびっくりするくらい うまくいっています。定めかなあ...。

 私は日本人の兵士達の魂を日本につれて帰ろうと願っています。 大戦中に起こったことを思うとき、涙が止まりません。

また書きます。

トシ

経過報告 8月22日 その1 (Posted 2007.08.22 水曜)
ケール船長:
 今日の報告がここまで遅れてすまん。 どうもEメールシステムが軽く故障してしまった。 ストラトス(Stratos)と私は5時間もあれこれやってみていた。 私は最後には外へ出て歩いてみて、ああ内部のパスワードの設定状態を見るべきだと思いついた。 で、その直感を試してみてこの通り。 よかった、簡単な話だった。 このシステムは何もかもの要(かなめ)の大事なもんだ。
 ジョン、連絡が取れて話がつけられてよかった。 私らは今豆スープみたいな濃い霧の中にいる。 現在時( ETA )はだいたい 1830-1845 (ADT)だ。 ご到着と試合計画の確定を待ち望んでいる。  私らはアダック到着と同時に時間通り食事してもいいか? または一緒に食べながら計画を立てる?
 アダックを出発する前に、いくつかやっておかないといけないと思っていることがある。 現在のところそんなに重要なことではないが。
1.主建屋の暖房モーター。やってみて、仕事をするのにどう改良したがいいか何がしか配置してみる。 頼みの綱は小型のポータブル暖房機で、どの部屋にも必要だ。
2.エンジンと装備品の世話(修理)。通常に手順をみっちりして、道々完了できるだろう。
 トシが言っていることには、西に向かう前に街の近くでポール(竿;さお)を降ろしてROVの試験をしたいそうだ。 チェックしてみて全てよければポールを揚げてきちんと片付けてから出発する。

2007年8月20日 08:00 位置 52 26 N - 174 08 W. 平均速力(SOA) 10.5 残航程(DTW) 95 nm (アダックへ). 風向(Wx) W 15 波高 (W) 3′.

ブルース 午前 11:50 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月21日 (Posted 2007.08.21 火曜)
 ジョンからかなり接続状態の悪い衛星電話があった。 彼からの連絡によると皆はまだアダックにいるが、 今日の午前9時にキスカ島に向け出発するそうだ。キスカ島まではだいたい24時間である。 天気は良いようなので、多分明日は浅海面でのテストができるだろう。

 ニューマン.ライナー(Newman Lanier)、ウェッブの管理人、によると、 朝日新聞の記事が出るまでは、このウェッブは1日あたり200ヒットくらいの訪問者数だった。 それが今は1日あたり1200ヒットになった。

 私は、日本で鹿野丸や駆潜艇25号、駆潜艇27号の乗組員の家族を知っている人が誰かいて、私達に連絡してくれることを願っている。 どうぞ件名(subject)に、日本の船の名前と、後ろに“Grunion”とつけてください。そうしたら広告メールでないことが分かりますから。 メールアドレスは mbabele @999info.net です。

ブルース 午後 8:15 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月20日 その3 (Posted 2007.08.20 月曜)
 ケール船長から連絡があった。 アクィラ号はアダックに今夕6:00に到着予定とのこと。
 また天候は、キスカ島沖では続く数日よいと期待されるとのこと。
ブルース 午後 11:38 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月20日 その2 (Posted 2007.08.20 月曜)
 ピートから短信が来た。全員アダックに着いた。 ひとつないのはジョ−.キャバ(Joe Caba)の荷物だけだ。

 雲が低かったら遅延するところ、これで計画の主要ステップが進展した。

ブルース 午後 7:53 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月20日 その1 (Posted 2007.08.20 月曜)
ブルース: ジョンから昨日東部時間4:40くらいに電話があった。 全員[ピートら別働隊]アンカレジに時間通り到着しているという。 アダックの[気象]状況は不安定である。 昨夜彼らがアダックに行こうとしたかは分らない。到着以来連絡はない。 昨年我々が宿泊したロッジはインターネットのアクセスができないので、 彼らはアダックに着いていて、インターネットアクセスが見つかるまで、連絡がとれないのかもしれない。 私らはアダックでのこの困難はよく知っている、私らの場合は1日半かかった。

パブロフ火山 : アラスカ火山観測所(AVO)から 8月19日: AVOの現地チームは昨日パブロフ火山の活発な噴火活動を観測した。その後雲に隠れた。 火山活動は10,000 フィートを越える規模のものではない。 海面のレベルにとどまっている。


 ケール家の若い衆、タナーとキンシに、このちょっとばかし変わったプロジェクトに参加して、カニ漁船の生活をどう見ているのか聞いている。
  【アンジとケール船長、キンシとタナー】
8月14日  私たちは9.2ノットでアラスカ湾を横切っている。 まわりは深い霧だ。昨日からこうである。 波は穏やかで、3−6フィートくらい。 霧の中、前の方には 貨物船のグローバル.トライアンフ(Global Triumph)号が日本の千葉に向かっている。 後ろには北のバルデッツ(Valdez)港に向かう全長900フィートばかしのポーラー.エンデバー(Polar Endeavor)号がいる。 霧が深いので、デッキの端っこさえ見えない!

8月18日  はいはい私は、普通の家より高いくらいのうねりにすっかりやられてしまっている。  まだ気分が悪くはなってないけれど、できるだけ寝台の中にいてこのうねりに文句を言っている。 波がもし規則正しかったら慣れることができて、事をもっとうまくできるのだけど。 ぜんぜんそうじゃなく、まったくむちゃくちゃ。憎らしい。つむじ曲がりの波は1日ならいいけど、 もう1週間だ。いまや陸に向かう気持ちが分かった、ありがとう。 とはいえ、霧に囲まれるのよりはいい。
 昨晩星が見えた!!!イエイ!!! 今日は低い雲と風だ。操舵室のドアは開いている。 アリューシャンの空気が入ってきて、指が冷たい。

8月19日
 今晩はアダックに着く前の私の最後のワッチ(見張り当番)だ。 皆それぞれができる限りよく働いて街に着く用意をしてる。 お母さんと私は特別室(広間)をごしごしこするよう言われているが、きっと今晩 波に揺られてできちゃうわ。 ちょうど今は”乗船歓迎!アクィラ号”の小さなプレゼント袋を作っているところ。とてもいいものよ。
 トシさんはオーシャニアリング(Oceaneering)社から来たクルーで、弟のタナーがROVのことで手伝いをしている。 夕食までに、ROVのスラスタ(推進装置)の覆いに耐水圧オイルを充填している。どんなになっちゃうか見るのが心配。

− キンシ −

【 乗船歓迎ギフト袋 】
【 皆んなに便利な小物たち 】
【 アリューシャンを行く 】
【 アリューシャンを行く 】
ブルース 午後 1:00 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月19日 その2 (Posted 2007.08.19 日曜)
ケール船長: 08:00 2007年8月19日. 位置 53 04 N - 167 32 W.
平均速力(SOA) 9.2 残航程(DTW) 305 nm (アダックまで). 風向(Wx) W 35 波高(W) 12-15′.
風はとうとう02:00頃から40ノットを越える突風が吹くようになった。 ずっと天候は船首からの強い西風で、船の速度が少しおちた。 それでも8.2ノットから9.5ノットは出ている。 時に船のアップダウンはジープで急坂の岡を行くみたいになっている。
ブルース 午後 6:30 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月19日 その1 (Posted 2007.08.19 日曜)
ブルース: 飛行機はバーリントン(Burlington)を 東部時間午前8:30に出発した。 アンカレッジには現地時間で12:30に着く。そこで残りのメンバを搭乗させる。 それから2時間の飛行でアダックだ。どうか雲が高度1200フィート以上でパブロフ火山が噴火しませんように。

ケール船長が何枚か追加の写真を送ってきた。 このページの左のLINKS部の’Search 07 Photos’をクリックし、 それからアルバムを選んで、’slideshow’ボタンで見ることができる。

【 アビ−、まさに騎兵という風に、ポークロインを調理中.
荒れ模様の海のためしぶきで石炭の火が消えそうだ. 】
【 アホウ鳥のつきそい. 】

最近の数百マイルほどアホウドリがずっとついて来ている.
これは黒足アホウドリ.
ほかにレイサン(Laysan)アホウドリや短尾アホウドリを見た.
【 カモメが飛び立とうとして助走するのにジタバタしているおかしな眺め.. 】
【 行きかう船(日本船 グローバル.トライアンフ(Global Triumph)号). 】
ブルース 午後 2:27 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月18日 その2 (Posted 2007.08.18 土曜)
ケール船長: アクィラ号からこんにちは。 我々は今シュミガン島(Shumigan Isands)(アラスカ半島)の南にいる。 続く8時間でウニマク水道( Unimak Pass )(その南側にいる)を横切る。 これはアリューシャン列島の鎖の二番目の水道だ。一番目はフォールス水道(False Pass) この辺のどの水道もそうだが、通り抜けると海面は北太平洋のものからベーリング海のものに変わる。 時々、時ならぬ海になったり強い潮流がある。

08:00 2007.08.18 位置 54 05 N - 162 27 W.
平均速力SOA 9.8 DTW 523 nm (to Adak). Wx SW 25 seas mixed, 6-8′SW,
ウニマク水道は強い潮流あり。主に左舷から。

天気予報は、ケール船長の行くてでは警報がある。 このためスモールクラフト(Small Craft)で日曜の朝まで停滞する。
後ほど、もう少し。

最新の写真はここにある。
http://picasaweb.google.com/mbrewsterabele アルバムを選んでダブルクリックして、次にスライドショー(SLIDESHOW)ボタンをクリックする。

【 荒天 】
【 行きかう船(日本船) 】
ブルース 午後 6:56 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月18日 (Posted 2007.08.18 土曜)
ブルース: ちょうどユタカ(Yutaka)から短信が来た。この活動の大事さが現れていると思う。

エイブルさん、こんにちは。
 朝日新聞のコピー写真を添付しました。  私の名前が大きな活字で載ってます、わあ。
 アサクラ(ASAKURA)は、英語版では省略されていますが、次のエピソードを記事に書きました。 実にこれらは、深く日本人、とりわけ若い人や女性の心に響いたと私は思います。 このような話は日本にたくさんありましたが、今やアメリカでも状況は同じだったと分かったのです。 アサクラには恋人か女性の同僚がいるのではと思います。
 たいていの日本の現代の若い男性は、 自分の恋人がずっと独身でいて思い出の品を半世紀以上も持っていてくれるとは信じないのでは。
http://www.999info.net/Jim.pdf の15ページから
1. ネリー.ワッデル夫人、イリノイ州セントルイス(St Louis)からの手紙
“息子が帰ってくるのではないかと毎晩遅くまで起きています。"

2. メアリ.M.チャネル、マサチューセッツ州リベール(Revere)からの手紙
“私はアメリカ女性らしく勇敢で強くなんてなれません。”

グラニオン.ブログから キティ.フレイシュマン(Kitty Fleischman)の投稿
3. イブリン.スイッツアー(Evelyn Switzer)の話
“らしくもなくイブリンは、このケン(Ken)が最後の日々をすごした地を訪ねる機会の話にのって来ました。”
“イブリンは、幸せなときにケンがオランダで買ってきてくれた小さな箱に入ったかわいい木靴をベーリング海に投じました。”

 アサクラはプロらしい、いい仕事をしました。
 ここ数年、私がたった一人の日本人代表でしたが、今はトシが参加し、それからアサクラが来ました。 そして今や本件は百万人からの日本人の関知するところとなっています。 私はとてもほっとしてます。
 絶対に海底の乗組員達が強く呼んでいるのだと思います。  この探査はきっと大成功します。
 日本の忘れられた船や死んだ水兵さんたちのことに興味を持ってくださってありがとうございます。

 敬具 ユタカ.イワサキ(Yutaka Iwasaki)  2007年8月18日

ケール船長から:トシに朝日新聞の記事を見せてから
 記事を送ってくれてありがとう。 トシが喜んでいるのが分かる。記事を見て’おお私の守護神はスゴイ’と言った。
 続く数日の風がパブロフ火山の灰をアダックから遠ざけると思う。 それにはるか向こうの航路の話だ。

ブルース: アクィラ号からいくつか新写真が来た。

【 キンシとトシ.トランプ勝負中 】
【 タナーが何か組み立てているところ 】
【 日没か夜明け 】
【 日没か夜明け 】
ブルース 午前 7:31 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月17日 その2 (Posted 2007.08.17 金曜)
 以下は乗組員のレドフォード(Ledford)の遺族を見つけた話の記事ふたつのURL。すごく印象的だ。
このリンクはもうありません
 http://citizen-times.com/apps/pbcs.dll/article?AID=200770815109
 http://www.citizen-times.com/apps/pbcs.dll/article?AID=200770816182

ケール船長から 1信: 08:00 2007年8月17日.  位置 北緯 54°56 - 西経 155°54 . 平均速力(SOA) 10.1ノット
 残航程(DTW) 736 浬 (アダックまで).
 風向 Wx 南西 SE 20 海象 波 6-8フィート′南南西(SSE), 真横、やや船尾より.
 うねりは不快になるのにちょうどいいくらいだ。  それから律儀に、ちゃんと縛ってないものを教えてくれている!

ケール船長から 2信:  パブロフ火山の情報ありがとう。  我々は北側の方を通って漁をしながらそれを見る楽しみがあるね。  そう言うと何かしら大揺れがありそうだ。

 思いついたのだが、きっと飛行機の操縦士は既に気がついているだろうけど、 コールドベイ(Cold Bay)をIFRの規則を満たすのに使ったらどうかということだ。 ジョンがアダックに行くのに [余分な燃料があるよう]飛行機を軽くしたかったら、 私はアラスカの飛行(燃料)事情を知ってるから、コールドベイに日曜日に居ることにしよう。

IFR:instrument flight rules. 計器飛行規則

ブルース: パブロフ火山についてもっと詳しくは以下.
http://alaskareport.com/news/z46554_pavlov_volcano.htm

ブルース 午後 6:04 カテゴリ: 探査 最新  top
経過報告 8月17日 その1 (Posted 2007.08.17 金曜)
パブロフ(Pavlov) 火山の問題: 雲の覆いが高度1200フィート(360m)以上でないと、 アダックには着陸できない。引き返すとなるとコールド.ベイ(Cold Bay)で、アダックの東 約500マイル(800km)だ。 そこで給油と宿泊(Cold Bay ロッジ)はできる。 問題は、パブロフ(Pavlopv)火山の噴火で、コールド.ベイの南東37マイル(60km)にあるこの火山が 随時噴火していて、 火山灰がほとんど堆積物と言えるくらい積もることだ。 その次に引き返せるところはアンカレッジだが、そこまで帰れるようにしておこうとすると、 アダック上空で雲が上がる間旋回する分の燃料がない。

 朝日新聞 (日本で一番大きな新聞) の記事が昨日 日本で出た。  ジュディス.ホランド(Judith Howland)が英訳を送ってくれた。  

ブルース 午前 10:47 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月16日 (Posted 2007.08.17 金曜)
 何人もの人から写真を見れないと聞いている。  写真を見るのはホーページの右にある“USS Grunion Links”窓の 一番下に行く。 そこで、“Search 07 Photos”のリンクをクリックすると、 別窓が開いてアルバムが見える。見たいアルバム上でダブルクリックしてから、 スライドショー(SLIDESHOW)ボタンをクリックする。
[ブログページ左のメニューの‘Links’のところにも“Photos Search 07“のリンクがある。 - ニューマンより]

 今日遅く「潜水艦の夫人達」はとうとうムーア.ジュリス.レドフォード(Moore Julis Ledford)の親戚を見つけた。 メアリ.ベンツ( Mary Bentz )がアッシュビル市民新聞(Asheville Citizen-Times)に記事を書いた。 それが一面に載ったら、すぐにレドフォードの姪(めい)から連絡があった。 これで70人中、69人が分かった。残るのはただ一人、トラビス(Traviss)だ。

 ユタカ(Yutaka)が、グラニオンについての記事がアサヒ.シンブン(Asahi Shimbun) 、日本で一番大きな新聞、に出たと 言ってきた。もし見たかったら以下にある。

朝日新聞, 2007年 8月 16日

 アクィラ号の航行コースには変更があった。もとはダッチハーバに短い時間寄る予定だったが、 アダックに直接行くことにした。これで12時間の節約になる。

ブルース 午前 12:19 カテゴリ: 探査 最新  top
経過報告 8月15日 (Posted 2007.08.15 水曜)
ケール船長から: 09:30 2007.08.15 位置 55 09 N - 142 57 W. 平均速力(SOA) 9.6
 残航程(DTW) 805 浬. 風向 Wx W15, 海象 波 3 ft out of the W.

 続く2日の天気はよさそうだ。船での新しい写真をいくつかおいた。 今の船上風景と昔の記念写真とだ。

ジョン: アクィラ号はダッチ.ハーバでの最終の補給のために航行中だ。 それからアダックに行く。多分火曜21日に着く。 われわれ兄弟は、まだ計画中だが、東海岸を日曜(19日)の朝に出発し、 アンカレッジに昼過ぎに着くつもりだ。それからアダックへ飛行し、 日曜の午後中頃に着く。 日曜日には霧で着陸できないかもしれない。その時はコールドベイに引き返して翌日行き直す。 アダックで1日、友人で漁師のメイヨー(Mayor)とヤテイル(Kjetil)に会って一緒に計画と探索を考える。

 天気予報では、気温は華氏50度代の中頃くらいで雨がちだとのことだ。 きっと雨具は必須で、セーターかフリースがいるだろう。霧は飛行にはよくないが、霧があるということは 天候が穏やかということで、探索には望ましいことだ。

 ヤテイル(Kjetil)は昨日アダックに帰り、 海は鏡のようだと言っている。期待しよう!

 また、私はこのプロジェクトの完了に立ち会えるよう計画していて、 アダックには31日に帰ってくる予定だ。でもそうできるかは、海が穏やかで目標をまったくすぐに発見できるかにかかっている。

【 アンジが後部クレーンに安全荷重を記入中 】
【 アビーが食事時間に上甲板で計画中 】
【 舵輪の前の乗組員アンジ.
後ろはシアトルの海岸線 】

【 キンシ
(船首の舫い綱を取り回し) 】
【 キンシが自宅学習中、というか自船学習中 】
【 シアトル港の閘門を出発 】
【 アクィラ号の前の姿.カニかごの投入準備完了 】
【 先のカニ漁のシーズンの乗組員写真.
ピートとグロムイコと私は一緒に漁をした. 】
ブルース 午後 8:27 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月14日 (Posted 2007.08.14 火曜)
ケール船長より:
 8月14日 05:30  位置 北緯54°32 - 西経134°54 . 平均速力(SOA) 10.2ノット 残航程(DTW) 1,083浬
 風向(Wx) NW 20°、 海象 波高 3-5 ft 風向 北西(NW)
”我々はダッチハーバーに向け外洋上にある。 速力は現在のところ順調に10.2ノット出ている。 続く数日の天気予報によると、天候は航海には適当なようだ。 もちろんプロジェクト上でまだしなければいけないことはまだ多々あって、忙しくしている。 万事順調に行くことを願っている。母なる自然に任されたことだ。”
【グロムイコとイアンが何やらデッキ板を交換中】
【トシとアビーが日本食の準備中】
【キンシ、タナー、アビー、トシ、イアン、グロムイコ、アンジ、ケール船長】
【もうひとつクルー一同のショット】

ブルース: その他参考: ドノバン.ウエブスター(Donovan Webster)がリーダース.ダイジェスト(Reader’s Digest)社の契約記者として、 探索の記事を書くためアクィラ号に乗船する。

ブルース 午後 4:25 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月12日 (Posted 2007.08.12 日曜)
 アクィラ号は8月11日土曜午前6時、岸壁を離れアダックへ向かった。 天候が安定してればアダックには20日月曜の朝に着く。 ケール船長は既に少し写真を送ってきていて、航海中続ける予定だ。
【 ビニールを被ってROV調整中のトシ 】
【 J型クレーンとROVとウインチ 】
ブルース 午前 10:59 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月11日 (Posted 2007.08.11 土曜)
 ホームページで’ベスト.ライフ’(Best Life)誌が 9月号でグラニオン号探査のことを記事にすると書いたが、意外にも そうではなかった。 本当にはいつ記事になるか、また分かったらお知らせする。

 通例だとアクィラ号はアダック港に向かうことになるが、 ケール(Kale)船長(オーナー)からは特に何も聞いていないので、これは確定したことではない。  アクィラ号が無事出航したらケール船長は、 カニ漁船の船の上の生活がどのようなものか、 写真を送ってくることになっている。

【 昨年の船上写真 】
ブルース 午後 7:53 カテゴリ: 一般  top
経過報告 8月9日 (Posted 2007.08.09 木曜)
 昨日の時点で出発準備は完了した。 港内でROVのテストをしてみて、カメラ装置に僅かな水漏れを発見した。 幸いカメラに損傷は全くなく、小さな家一軒分くらいの費用がかかるところだった。 水漏れは修理して、今日2回目の試験をする。 結果が良ければ出航する。 現実の世の中はこのようなものだ。

参考まで:3万6千ポンド(16トン)の重さのROV装備を運んだトラックは、クリフ.デビス(Clif Davis)の所有だが、 ミルウォーキーの例の高速道路橋が崩落する2日前にそこを通過したそうだ。

 昨夜ロンダ(Rhonda)は、グラニオン号のコックだったジョン E ウイルソン(John E Wilson)の甥(おい)をみつけた。 これでわれわれの知っているグラニオン号乗組員の家族は70人中の68になった。 あとわずか二人、ムーア.J.レドフォード(Moore J Ledford)と バイロン.T.トラヴィス(Byron A Traviss)だ。

写真:ホームページの枠の右下に 'SEARCH 07'の写真へのリンクがある。 クリックすると表示窓が開く。アルバムをクリックしてから'SIDESHOW'ボタンをクリックしたら写真を見られる。 分かりにくいのでこの手順は大事だ。 うまく動かないようなら教えてほしい。

ブルース 午後 5:52 カテゴリ: 一般  top
探査 出発準備 写真 (Posted 2007.08.07 火曜)
 新着写真が少し来た。
【 埠頭でのROVの調整作業 】
【 ケーブルのチェック 】
【 カメラアイ 接写用と後ろは望遠用、ロボット腕 】
ピート 午後 6:00 pm カテゴリ: 写真  top
経過報告8月2日 (Posted 2007.08.02 木曜)
 どうもシアトルでの出発準備は、早くて8月7日火曜まで、 遅くて10日金曜になりそうだ。
アラスカのアダックまでの航程は10日から12日で天候次第だ。そこからキスカは1日である。 悪天候だったら探索活動はできないが、 ついていれば再探索活動を8月18日から21日にはじめれる。
ブルース(エイブル) 午後 7:42 カテゴリ: 一般  top
アクィラ号の準備状況 ( Posted 2007.08.02 木曜)
 トラックと運転手とROVが無事、問題なく、昨日シアトルに着いた。
 アクィラ号は前の調査契約の後片付け中。  クリスとオーシャニアリング社(Oeaneering)のチーム員は 効率よく彼らの装備の荷解きをして、 ROVやウインチや操作用の仮設室の組み立てをはじめている。  以下は最新の準備状況写真。
【 44Ftコンテナのアンローディング 】
【 ROV 】

【 撮影チーム乗船 】

【 ボス & トシ 】

【 ROV用ウインチとケーブル 】

【 ROV用クレーン 】

【 装備要領 】

【 シアトル港夕景 】
(トシさんから)
 ROVは、メインのケーブルも新換え、ソナーも新型買ってもらったし、新型のHDカメラも絶好調だし、 ロボットの方は文句のつけようがないぐらい元気です。  基本的には、150WのHIDランプを4個持ってます。きれいに撮影するとなると10m以内まで近づく必要があります。HDカメラを広角にした場合、画角は大体70度あります。 また、全体の撮影だと、色合いさえ無視すれば、30mぐらいまでは我慢できるかと。 ただし、海底のマリンスノーや混濁物の状態によります。 陸域から近いですが、1000mの深度と火山島であることを考えると、そんなににごっていないと思ってます。 ですから、海中はクリアな状態で調査ができると確信してます。マリンスノーなんかも潮の満ち引きに関係してます。 もしにごっていたとしても、時間帯を見計らって調査すれば、クリアな映像が可能かと。
 海水中が混濁物があったとしても、写真撮影やビデオ撮影で、後処理になると思いますが、 全体像を押さえることは可能と考えてます。  まずは全体的な映像をとって、それから詳細な映像を押さえる。 そして、これまでいただいた資料と照らし合わせて船を特定したいと思ってます。
 最近のソーナーの性能はすごいです。広範囲でソーナー引っ張って特異点がそれしかないとなると、グラニオンの可能性は限りなく大きいです。 特異点の場所がはっきりしていることと、陸に近いことから、天候さえ良ければ、すぐに沈船見れると思います。 いろいろな情報から推測すると、そんなに船が朽ちていないのではないかと思っています。 きっとみんなが来るのを待っていてくれていると確信しています。
【 ROVマニピュレータ(ロボット腕) 】
つづく
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