<ブラボー、クラシック音楽!−折々の感想#2>
「ブラボー、クラシック音楽!」3周年
[2007年10月の第34回例会:3周年
(The 3rd anniversary of our CLASSIC event)

−− 2007.10.19 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2008.06.06 改訂

 ■はじめに − 3周年を過ぎて
 「「ブラボー、クラシック音楽!」発足の経緯」に記した如く、クラシック音楽を楽しむ会【ブラボー、クラシック音楽!】04年10月1日(金)14時「前衛」に於いて産声を発しました。この「発足の経緯」は05年10月13日(木)の1周年を契機に書いたものですが、それから早くも2年が経過し07年10月3日(水)3周年の例会(於[ミロホール])を開催することが出来ました。これは偏に会員の皆さんの御蔭と感謝して居ります。
 そこで又、1周年〜3周年の間に有った事柄を纏めて置きましょう。

 ■05年10月〜07年10月 − 度重なる会場変更と皆さんのご協力
 大きな出来事は「発足の経緯」の続報に記した様に何と言っても06年7月31日の「前衛」の閉鎖です。この時は運営幹事の私と上野さんが懸命に新会場を探しましたが日数が掛かり、3ヶ月の休会を余儀無くされました。
 [ちょっと一言]方向指示(次) 会場の条件は[1].大阪市内で最低30人を収容可能、[2].アンプ/大型スピーカー/楽譜などを置かして貰える、[3].使用料が安い(1万[円/回]以内)、[4].ピアノが在る、[5].音響が良い、です([1]〜[4]は必要条件、[5]は十分条件)。はっきり言って我々に資金が有って[3]を度外視すれば、早い話がホテルを借りれば音響設備が整った豪華なホールや部屋は幾らでも確保出来ます。公共施設(=公民館など)では[2]が融通が利かず、私営では[3]が難しいのが実情です。

 こういう場合には一見(いちげん)の者では難しく、やはり会場経営者と懇意な人の仲介が必要で、それが世間というものでしょう。その様な橋渡しをして呉れる方々の協力を得て新会場を探すことが出来、その後は以下に記す様に会場は2回変更と成り現在は3番目の会場です。

     <当会の会場の変遷>
  第 1〜第22回 「前衛」      大阪市淀川区西中島 GP
    06年7月31日に閉鎖 → 3ヶ月の休会
  第23〜第32回 「愛花夢」のホール 大阪市北区末広町  GP
    07年8月31日でホール閉鎖
  第33回以降   「ミロホール」   大阪市西区南堀江  UP
    (「ミロホール」は喫茶「ミロ」のホール、
     GP:グランド・ピアノ、UP:アップライトピアノ)


 という具合に、こちらの都合では無く全く会場側の都合で私たちは「淀川区→北区→西区」と大阪市内を転々として来ました。オーディオ機器や楽譜などの常備物の引っ越しには会員の澤田さん、森さん、太田さんなどに手伝って貰いました。しかし2番目の会場「愛花夢」には大型スピーカーが備えて在ったのでそれを使わして戴いたので、「前衛」で使った大型スピーカーは閉鎖と共に失せました。ところが予期せぬ「愛花夢」の閉鎖(→その経緯は後述)で困ったのは大型スピーカーです。3番目の会場「ミロホール」にはスピーカーが無かったのですが、会員の太田さんが現在使って無い大型スピーカーを提供して自宅から運んで下さり助かりました。
 この様に多くの方々のご協力で紆余曲折を乗り越えて、3番目の会場「ミロホール」に於いて3周年の第34回例会(07年10月3日)を迎えるに至って居ます。そんな訳で3周年は私にとって一段と感慨深いものが有りました。

 ■ちょっと盛大な3周年 − ショパンの『ワルツ』をピアノ生演奏
 「石の上にも三年」という諺が在りますが何事も3年続けるというのは大変な事です。新規開店した店でも3年持つかどうかが分かれ目で大抵は3年以内に潰れて仕舞います。我々も何時迄続けられるか判らない状態でスタートしましたので、2度の会場変更を乗り越えてここ迄来れた感慨は一入(ひとしお)です。
 そこで3周年では”ちょっと気張って”ピアノの生演奏をして貰おうと企てました。何しろ外部から演奏者を招聘しての生演奏はこれが初めてですので、会計担当の上野さんにギャラの額を相談して出前演奏をして呉れるピアニスト −大阪近辺に在住の方− をインターネットで検索し小川恵子さんにお願いし快諾して戴きました。曲目は皆さんに親しみ易いショパンの『ワルツ』が良かろうと決め、メールで基本的な事項を遣り取りした後、事前に07年9月20日に私と上野さんが喫茶店で小川さんと初めてお会いしました。小川さんは気取らない人柄でお茶を飲み乍ら直ぐに話に打ち解け、こうして07年10月3日(水)に3周年のピアノ生演奏 −ショパン作曲『ワルツ』第1、7、6、4番− が実現しました。
 この日は<ロマン派#2:ロマン派の台頭>というテーマで前半はベルリオーズの『幻想交響曲』を全曲聴いた後での生演奏でした。ショパンもロマン派を代表する作曲家ですし『幻想』が大曲なので軽いワルツは丁度良い組み合わせです。この3周年の模様は
  「活動履歴」の07年10月3日(水)
をご覧下さい。
 3周年には他にも”気張った”事が有りました。「活動履歴」の写真でお判りかと思いますが、この日の為に会の名を書いた横断幕を作成しました。皆さんの顔や頭の背後で見えなく成りましたが、この横断幕の下に3周年と書いた小さな幕も付いて居ました。3周年の幕はこの時だけですが、会名の横断幕は今後も毎回使用して行きます。資源の有効活用です!
 [ちょっと一言]方向指示(次) この横断幕は「前衛」の会長の弟さんに5,000円で製作して戴きました。弟さんの商売は看板屋です。1回だけで5,000円は高い出費ですが5周年迄25回使えば200[円/回]です。

 やはり生演奏は格別でした。唯残念なのは「ミロホール」は状態の良くないアップライトピアノだったことです。音響的には2番目の会場の「愛花夢」のホールが最高で、実は私は3周年は「愛花夢」で迎えられるものと思い込んで居て「愛花夢」でのピアノ生演奏を想定して居たのです。しかしオーナーが代わりホールを借りる事が出来なく成って「ミロホール」に移った訳ですが、休会せずに新会場が見付かった事に感謝すべきかも知れません。3周年は「ミロホール」に於ける2回目の例会でした。
 音楽の後の会食には小川恵子さんも参加され大いに話が弾み、皆さんも満足そうで会の趣旨に掲げた「豊かな時」 −これは当会の第1のコンセプトです− を過ごせたと少し自負して居ます。07年3月の森保友美鹿さんによるクラリネットの生演奏(於「愛花夢」)も良いものでした。この様な訳で、現在の「ミロホール」は生演奏には最高のコンディションでは無いですが、私は2[回/年]位はピアノに限らずクラシック音楽の生演奏を取り入れて行きたいと考えて居ます。
 当会では通常のクラシック音楽鑑賞後に、会員に依る寛いだ雰囲気のミニコンサート −元榮君(大学で音楽専攻)や森岡さん(シャンソンを歌う)ら− も時々開催して居ます。

 ■結び − 3周年の今はロマン派からドビュッシーへ
 07年の9月の例会(=「ミロホール」での最初の会)からロマン派をテーマの中心に据えて進めて居ます、やはりクラシック音楽は古典派ロマン派の音楽が中心だと言えるからです。古典派に関しては06年が所謂モーツァルト・イヤー −モーツァルト生誕250年− で、モーツァルトをほぼ1年間掛けて特集しましたので、07年9月〜08年前半はロマン派を皆さんと一緒に確り聴き込んで行こうと考えて居ます。特に初心者の方が”それと無く”聞いて居るクラシック音楽は殆どロマン派のもので、それだけロマン派の作曲家と楽曲の数は多いのです。
 そういう意味でロマン派の特徴、特に数多い作曲家を包み込んでいる「様式的特徴」(※1)を把握して戴ける様に心懸けて進めたいと考えて居る所です。そう言うと、勢い”教科書的”に成り勝ちですが、そこを”教科書的”で無い解説が出来る様に工夫して行きます。古典派とロマン派の基礎が有れば、つまりクラシック音楽の中心の「様式的特徴」を理解して居れば、それ以前のバロック音楽や以後のモダニズムの音楽を聴くにしても楽しみの深さが自ずと違って来る、と私は自分自身の経験から信じて居ます。
 そしてロマン派特集の最後にはモダニズム音楽の先駆けを為したドビュッシーに何とか繋げたい、そしてその頃に再び生演奏を組み込みたい、と考えて居ます。

 >>>■その後
  ●08年にドビュッシー『ベルガマスク組曲』全曲生演奏が実現
 3周年直後に記した本文の最後に、ロマン派特集の最後に何とかドビュッシーに繋げ出来たら生演奏を組みたいと記しましたが、遂に08年6月4日(水)の例会でドビュッシーの『ベルガマスク組曲』全曲の生演奏が実現しました。ピアニストは今回と同じ小川恵子さんです。その時の感想は別途
  「ベルガマスク組曲」全曲生演奏(Live performance of 'Suite Bergamasque')
に記しましたので参照して下さい。
    {この章は08年6月6日に追加}

−− 完 −−

【脚注】
※1:様式とは、[1].pattern, form。様(さま)。形。特に、一定の形式。一定の型。「生活―」「書類の―が変わる」。
 [2].style, mode。芸術作品・建築物などの形式的特徴を総合したもの。特定の時代・流派・作家などの表現上の特性を示すもの。「バロック―」。

    (以上、出典は主に広辞苑です)

●関連リンク
補完ページ(Complementary):ロマン派特集の最後に
ドビュッシー生演奏を実現▼
「ベルガマスク組曲」全曲生演奏(Live performance of 'Suite Bergamasque')
1周年の感想▼
「ブラボー、クラシック音楽!」発足の経緯
(Details of our CLASSIC event start-up)

第1回例会会場の「前衛」▼
在りし日の前衛倶楽部(Zen'ei Club of the past)
モダニズム音楽について▼
「モダニズムの音楽」概論(Introduction to the 'Modernism Music')
ドビュッシーについて▼
ドビュッシー「ベルガマスク組曲」(Suite Bergamasque, Debussy)
3周年の活動記録▼
ブラボー、クラシック音楽!−活動履歴(Log of 'Bravo, CLASSIC MUSIC !')
ピアニスト小川恵子さんのサイト▼
外部サイトへ一発リンク!(External links '1-PATSU !')


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